教祖様になっちまったぜ   作:アルピ交通事務局

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蘇った天才!

 

「鬼道がうちのクラスに転校してきて驚いた」

 

「そりゃそうだろう。中学サッカーなんだから」

 

 あの帝国学園から鬼道が電撃移籍した翌日のこと、鬼道が染岡のクラスに転校してきた。

 プロ傘下のジュニアユースチームじゃなくて中学サッカーチームで移籍したのだから学校ごと移籍しなければならない。要するに転校生になるということだ。よくもまぁ、親父さんが許してくれたな。雷門中、物凄い進学校じゃない。帝国学園は中学的な意味合いでは日本一の学校でそこで主席になってる奴が転校って……。

 

「ここが部室か……」

 

「帝国学園とは違うからそこは頼む」

 

「構わんさ」

 

 将来的には豪勢なモニターがついたミーティングルームで日本一を目指しているが俺の代ではそれは不可能だろう。

 俺はサッカーを盛り上げないといけない……そこから生まれる負の遺産を天馬に背負わせてる。クロノストーンはともかく1期は円堂守のおかげでもあり円堂守のせいでもある。

 授業が終わったので鬼道達2年生と合流して部室に向かう……色々と整備されている帝国学園とは異なりオンボロの部室、帝国学園最新鋭の設備と比較したら色々とお粗末だろうがそこは勘弁してくれ。

 

「さて……取り敢えずミーティングをはじめるぞ」

 

「キャプテン、ミーティングもなにも次の対戦相手決まってないじゃないですか?」

 

「いやいや、1年生諸君には割と大事な話だ……そして俺達2年生の夏に関わる事でもある」

 

 次の対戦相手はどうせ木戸川清修で決まるとかそういう危ない発言をせずにミーティングを行う。

 鬼道が入ったから今後どうするとかそういうのではなく、主に俺達にとって大事な事が待ち構えている。

 

「1年生に大事な話ってなんでヤンスか?」

 

「ほら、もうすぐ球技大会があるだろ?そこでサッカーが選ばれたんだ」

 

「お、やったッス!」

 

「いや、部活動に所属してる奴等はその競技に出れねえからな?」

 

 栗松と壁山が何事なのかと聞いてくるので今度の球技大会について教える。

 サッカーが選ばれたのはサッカー部として喜ばしいこと!と言いたいがサッカー部はサッカーを選択することが出来ない。

 それを聞けばなんだよとショックを受けているのだが話はまだ終わっていない。

 

「1年生だけのチームで球技大会のサッカーで勝ったチームと戦ってもらう……勝てば夏休みの宿題免除だ!!」

 

「マジスか!?」

 

「そ、そんな夢のような特典がついてくるでヤンスか!?」

 

「こりゃあ頑張らないと!」

 

「あの、キャプテン……1年生は僕と壁山と少林と栗松だけなんですけど」

 

 夏休みの宿題免除の話を出せば目を輝かせる一同。

 そんな事を聞かされればやる気が出るだろうと思っている中で五郎が1年生が4人しか居ないことを指摘する。

 

「ああ……だから2年生から助っ人を1人俺以外で選べる」

 

「えーっ!キャプテンはダメなんでヤンスか!?」

 

「あのね、冷静になって考えてみなさい。サッカー部でもなんでもない子が円堂くんからゴールを奪えると思うの?円堂くんが鉄壁すぎて1点も取れなくてPK戦にもつれ込むなんてみっともないじゃない!」

 

「…………GKは五郎くんが出来るし、他の人なら2年生から誰でも選べるわ」

 

 俺が出禁になっていることを聞けばショックを受ける栗松。

 夏未が俺が出ればまともにゴールを破ることが出来る奴が居ないから絶対にダメだと言ってきて、冬花は何かを考えた後に五郎がGKを出来る云々を言ってきて他の2年生なら誰でも選べるのだと言えば他の2年生の面々を見ている。

 

「まぁ、僕がゴッドハンドを使えるからGKは僕がしますね」

 

「じゃあ、お前等で話し合って助っ人を1人選べよ……分かっていると思うが負けたら覚悟しておけ。小言を呟き続けるぞ」

 

 GKに関しては自分に任せてくれと言ってくるので任せることにしジャージに着替える。

 

「円堂……意外と考えてるんだな」

 

「……ああ、やっぱり気付くか?と言うか意外は失礼だな」

 

「いや、何時かはその日が来るがお前にはまだ来年がある。それを踏まえてお前はまだまだ後継者探しはしなくてもいいのだと思っていてな」

 

「守くんはこう見えて色々と気にしてるよ……1年の子は1年間自力でどうにかしないといけない時期がある。守くんはそこを考えてるの」

 

 鬼道は俺が色々と考えてるんだなと意外そうにしていた。

 そんなに俺って考えてない感じのキャラに見えるのかよと少しだけショックを受けながらも冬花が意外と考えてるという。

 今回の球技大会、実は他の部活のエース達vsサッカー部になりかけていた。しかし鬼道の電撃移籍と言う反則に近い出来事があり、流石にそれは専門職じゃない奴等は勝てねえだろうと学校側が判断を下した。俺としてはそれは仕方がない事だと認める部分があるが、俺が居なくなった後のことを考えたりしている。この世界線は設定はいいのに内容はゴミに定評のあるアレス時空じゃない。つまりは3年生に進級する前に世界一を取る機会が訪れる。その後のイナズマイレブンについては、円堂守が抜けてからイナズマイレブンGOに繋がるまでの空白の10年間、フィフスセクターがサッカーを管理する前のほんの僅かな間に本物のサッカーが出来る。

 虎丸は分からないが栗松達の最後の年は本物のサッカーが出来る筈だ。しかしその反面雷門中の黄金期が過ぎた、黄金世代が居なくなる。どうせならば栗松達にはV3チャンプになってもらいたい……エイリア学園的に無敗神話は無理だろうが。だから理事長に直談判で1年生と俺以外の助っ人1名でのチームで試合をやらせてくれ、ついでだから夏休みの宿題の免除を要求した。

 

「まぁ、ぶっちゃけ夏休みの宿題の免除は彼奴等に掛かってるからな……夏休みの宿題免除はデカい」

 

「円堂、それが本音だというわけではないだろうな?」

 

「いやいや……2割ぐらいは」

 

「おい……」

 

 夏休みの宿題ホントに厄介なんだよ……去年やってないだけあってかホントに辛いんだよ。

 鬼道に呆れられながらも取り敢えずは軽いランニングを、本日は木野がおにぎりを用意してくれる……夏未?……アレは不味かった。アレを笑顔で食べれる円堂守は恐ろしい。

 

「五郎、どうせならマジン・ザ・ハンドだ!!マジン・ザ・ハンドならサッカー部以外には敗れるやつはいねえ!真ドラゴンクラッシュ」

 

 色々と考えた結果、染岡が助っ人に選ばれた。

 五郎にゴッドハンドを自由自在に使えるのならばマジン・ザ・ハンドも目指せよと結構な無茶を言ってくるが染岡のドラゴンクラッシュは今では普通のゴッドハンドならば余裕で破れる。マジン・ザ・ハンドを覚えればどうにかなるだろう。

 ここで豪炎寺とか鬼道とかを選ばずに染岡を選んだのはキャプテンとして嬉しい限りだ。

 

「いくぞ!」

 

 それはそうとして新しい連携技の特訓をしている。

 鬼道が指笛を鳴らせば地面からひょっこりとペンギンが顔を出して鬼道はボールをシュート、前を走っていた風丸と豪炎寺は鬼道がシュートしたボールを更にシュートする……のだが、なんか変な方向に飛んでいった。

 

「おいおい、せめてこっちに飛ばしてくれよ」

 

 雷門中の面々で皇帝ペンギン2号を会得しようとしていた。

 ゲームではなんか佐久間が覚えているがこの世界線では鬼道が最初にボールを蹴る鬼道主体の技だ。

 風丸はアレスやグリフォンで撃っていたし豪炎寺もなんだかんだで連携に加わってたし皇帝ペンギン2号は充分な必殺技になる。

 しかし豪炎寺の足の力と風丸の足の力が上手い具合にバランスが取れていない。炎の風見鶏で上手くツインシュートが出来ているのに何故に出来ないのかと疑問を抱く。

 冬花がボールを回収しに行こうとするのだが……ボールがこっちに向かって飛んできた……

 

「今のシュート、物凄いパワーが秘められてるな……」

 

「一之瀬!?……お前、一之瀬なのか!?」

 

「土門、知り合いか?」

 

 物凄い強いシュートだったぞと颯爽と現れたのは爽やかなイケメン……爽やかだ。

 それを見た土門は物凄く驚いた顔をしておりなのでここにいるのか、どうしてと疑問を抱いているみたいだが一之瀬はそれを気にする事なく……シュート体制に入った。

 

「スパイラルショット!」

 

「よっと……お〜いい感じだな」

 

「なっ!?」

 

 おそらくは雑魚技であろうスパイラルショットで俺からゴールを奪おうだなんて100年早い。

 スパイラルショットを必殺技もなにも使わずに軽々と受け止めれば俺は一之瀬に向かってボールを投げ返す。すると一之瀬はハーフラインに向かっていった。

 

「あいつ、ロングシュートで円堂からゴールを奪うつもりなのか?」

 

「いや……お前等、コレは実戦だと思え!」

 

 ハーフラインまで下がったことを疑問を持つ風丸。

 必殺のシュートを受け止められたのにロングシュートでゴールを奪えるわけがない、鬼道は何をするのかを察した。

 直ぐに意識を切り替えろと言えば一之瀬は突っ込んできて豪炎寺を、半田を、影野を、マックスを、目金を抜いていき鬼道と激突する。右に左にフェイクを入れたりして揺さぶりを入れたりするのだが互いに巧妙で中々に動かないと思ったが一之瀬はヒールリフトで鬼道の意表を突いて突破した。

 

「させるか!!」

 

「っ……コイツは驚いた……………まさかゴールに辿り着く事が出来ないなんて……」

 

 最後は土門と風丸だが、土門は一之瀬が元気に動いているところを見て心を動かされている。

 そのせいで判断が鈍っているが風丸はそんな事は構うものかと一之瀬からボールを奪えば一之瀬は物凄く驚いていた。

 自分だったらゴールにシュートを叩き込むことが出来る、そう思っていた……実際問題、鬼道を抜いた時点で決まっていた……原作通りならばだ。風丸は原作通りじゃなく更にパワーアップしている……やっぱさっきの皇帝ペンギン2号は風丸の足の力が強すぎたのが原因だろうな。

 

「風丸さんがフォローしてくれたとはいえ鬼道さんを抜くだなんて」

 

「何者なんですか?」

 

 実力のある2年生達が次々と抜かれていった事で驚く五郎と少林。

 

「一之瀬……よかった……ホントに蘇ったんだな!」

 

「ああ!」

 

「一之瀬……まさか、あの一之瀬なのか?」

 

「鬼道、知ってるのか?」

 

「アメリカで活躍している天才日本サッカープレイヤー、フィールドの魔術師の異名を持っており将来はアメリカ代表も確実だと言われている男が一之瀬だった……しかし……中学に上がってからはピタリと噂を聞かなくなったが」

 

 一之瀬がホントに蘇ったんだなと土門は喜ぶ。

 そんな中で一之瀬の名前を聞いたことがあると鬼道が呟けば豪炎寺は聞くので鬼道は知ってる限りの情報を話す。

 

「お〜い、皆、おにぎり出来たっきゃあ!?」

 

「おーおー……アメリカンだな」

 

「久しぶりだな……秋!」

 

「一之瀬くん?……嘘……なんで?一之瀬くんは」

 

「土門、秋、すまないな……実はあの事故で二度とサッカーが出来ないとまで診断されていたんだ。でも死ぬ気でリハビリをしてなんとかサッカーをする事が出来るまでに身体を戻せたんだ!」

 

 一向に話がわからん奴は分からないので土門に説明を求める。

 一之瀬は将来有望な選手だったが事故で怪我して死んだ……と思われていた。しかし事故で生きてたけども二度とサッカーが出来ないとまで診断されていた。サッカーを愛しサッカーで出来た友人達にサッカーが出来なくなった自分は前に出る資格は無いと謎の理論を翳しては死ぬ気でリハビリをした。

 

「じゃあ、またサッカーが出来るんだね……」

 

「ああ、その為に日本に来たんだ……土門と秋と一緒の学校でまたサッカーをしたい……面白い奴が他にも何人も居るみたいだしな」

 

 木野がまた一緒にサッカーが出来ることを喜んだ。

 面白い奴が居ると2年生の面々を見つめてくれるがそれを見た2年生の面々は面白いと笑みを浮かべる。

 

「そうだ、土門!トライペガサスをやろう!」

 

「トライペガサスを……でも、西垣が」

 

「円堂、トライペガサスに協力してくれないか?」

 

「ん、ああいいぞ」

 

 雷門中に転校する気だ……ポンポンと雷門中受け入れていいのか?と疑問は残る。

 トライペガサスに協力してくれないのかと一之瀬は言ってくるのでトライペガサスに挑戦して見事トライペガサスに成功したが感覚的に言えばダークフェニックスの方が威力が上だしGKの俺が前に出るのもどうかと思う。

 しかしまぁ、そんなこんなで雷門中に新しい仲間が、MFの一之瀬が加わった。

 

「ファースト、ロック……」

 

 そんなこんなで球技大会が始まった。

 今年はドッヂボールを選択した……と言うか強制的にドッヂボールにさせられた。円堂ならボールキャッチはお手の物だから無敵だろ?みたいな感じで……そして豪炎寺にボールを持ってもらい構える

 

「おい、待て円堂……ドッヂボールだぞ?」

 

「ああ、ドッヂボールだ」

 

 鬼道のクラスとなんだかんだで決勝戦にまで勝ち進んだ。

 今年こそハーゲンダッツを手に入れるのだと燃えながらも右手で握り拳を作る。

 

「俺のこの手が真っ赤に燃える!勝利を掴めと轟き叫ぶ!石破天驚拳!!」

 

「なんだその技はぁあああああああああ!!」

 

 ゴッドフィンガーだと鬼道を倒せないと思うので石破天驚拳でドッヂボールで鬼道を打ち負かし、今年はハーゲンダッツを手に入れた。




円堂守の思い描く時空最強イレブン

6の力

裏の裏のそのまた裏をかき続け相手をゴールに辿り着かせないミステリーディフェンダー

ジェームズ・モリアーティ

ディフェンス技 悪魔の方程式 林属性

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  • 10話ぐらい溜め込んで毎日1話ずつ出す
  • 一気に纏めてから一気に出せ
  • 週一ぐらい
  • 自分のペースでいいぞ
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