教祖様になっちまったぜ   作:アルピ交通事務局

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宇宙人がやって来た!

 

 いや〜…………ハハハ…………天馬マジで覚えとけよ。

 雷門中vsクロノストームの戦いの結果、引き分けに終わったが失った者が多かった。

 

「世界って広い」

 

「上には上がいるのか」

 

「ホントに大変な1日だったね」

 

「優勝してからの裏ボスに挑んだ感じがするでヤンス」

 

 マックス、半田、少林、栗松がボロボロだった。

 ドクターストップがかかるレベルで割とボロボロの状況でのクロノストーム戦+ミキシトランスに何名か耐えることが出来なかった。

 ワンダバが言うには俺達がオーラに耐える器じゃない、神話の英雄や歴史上の偉人の力はそれほどまでに凄まじかった。

 

「あ、キャプテンどうだったでヤンスか?」

 

「いや〜……見ての通りだ」

 

 天馬の最強イレブン波動を受け止めることに成功したが見事なまでに利き腕が折れた。

 イエス・キリストのオーラに耐えうる器でもなかったので体の節々が痛みを訴えかけており、更には右腕にギプスをつけている。

 

「右腕はパッキリと折れた、左腕にはヒビが入ってる……トミー・ジョン手術的な事はしなくてもいいとは言われたけど休めって言われた」

 

 右腕にギプスを巻いてよくある腕の骨が折れてるぞ状態になっている。

 栗松が検査結果がどうなったかと聞いてくるがトミー・ジョン手術的な事はしなくてもいい、ちゃんとカルシウム取って安静にすれば問題は無い腕の怪我だ。それを聞いた栗松達は良かったとホッとするが……こっちは心臓に悪い。

 クロノストームとの激闘後に雷門中に戻れば雷門中の生徒達は大喜び、しかし俺達は割とボロボロだった。主に天馬のせいでボロボロ……あいつ、ホントに覚えておけよと言いたいが未来の俺はコレを承知の上だろう。

 

「お前等と同じ病室になるとはな」

 

 そんなこんなで入院することが決まった……腕以外にも筋肉の節々が痛む。イエス・キリストのオーラは半端じゃねえ。

 病室には……佐久間と源田が居た。間もなく退院する事が出来るというぐらいには順調に回復している佐久間と源田と同室になった。

 

「優勝はめでたい事だが……失ったものが大きいな」

 

「あ〜……うん……」

 

 俺の腕が折れたのがアフロディのゴッドブレイクだと思っている源田。

 未来人とサッカーして腕の骨がポックリと逝ったと言えないので言葉を濁す。実際問題アフロディのゴッドブレイクを受け止めれたの奇跡に近い。ゴッドハンドを究極進化させたらあそこまで威力が出るとは思わなかった。

 

「まぁ……お前達の敵討ちとは言わないが……」

 

「……」

 

「……」

 

「どうしたお前等?」

 

「……鬼道の事が気になってな……」

 

 深刻そうな顔をしている源田と佐久間。佐久間がなにを気にしてるか、それは鬼道について気にしていた。

 鬼道は世宇子中を打倒するために雷門中に移籍した。そして雷門中は世宇子中を倒した。だから鬼道は雷門中に居る理由は無くなった。帝国学園に即座に戻るのかと思えばまだ残っている……まぁ、常識的観点からコロコロと中学変えたらダメだからな。

 

「鬼道は……俺達よりも雷門中に居た方が良いんじゃないのか……そう思えたんだ」

 

「ん〜……あいつが居てくれたら真ん中が盤石で色々と嬉しいけど、鬼道が戻りたいと言うならば戻ることに関してはなにも言わないぞ?」

 

「……妹の音無と同じ学校に通えて帝国とは違う風貌な雷門中の生活も悪くないとな……」

 

「……自分達じゃ鬼道を満足させることが出来なかった事を不安に思ってるのか?」

 

 帝国学園に居た頃よりも生き生きしていると源田と佐久間は感じている。

 自分達じゃ鬼道を満足させることが出来なかった……闇堕ちしそうな雰囲気を醸し出しておりその事について聞けば2人は悔しそうにする。

 

「俺達が鬼道と共にもう1度日本一になりたかった……」

 

「じゃあ、なればいいだろう……俺もお前もまだ来年があるんだぞ?俺は鬼道にどうするか聞くつもりだ……雷門中に残って欲しいとは言わない、帝国学園に戻れとも言わない。鬼道の意思を尊重する……もし鬼道が全く別のチームに行ったりするならさ、逆に喜べよ。こんなスゲえ相手とサッカーが出来るって」

 

「喜ぶ、だと……」

 

「地区予選の決勝戦を忘れたか?鬼道はほんの少しの間だけどサッカーを純粋に楽しむ心を取り戻した……強い奴と戦える、これほど嬉しい事はサッカー選手としてないだろう?鬼道はもっともっと上に行ける!そんな奴が仲間に敵になんてスゲえ熱いシチュエーションだろう」

 

「鬼道が対戦相手か……確かにそれは燃えるな」

 

「源田……」

 

「そうそう……その思いを忘れるな」

 

「ハン!強い奴と戦えて嬉しいだなんだ腑抜けた事を言ってるんじゃねえよ!」

 

 鬼道が敵か味方なんてどっちでもいい、どっちにせよ最高のサッカープレイヤーとサッカーが出来る。

 それほどまでに嬉しい事は早々に無いと言い切れば気持ちを切り替えていく佐久間と源田だがそんな中で……不動明王が現れた。

 真・帝国学園にスカウトしに来たのか?流石にそれはさせないぞと思っていると不動の隣に五条が立っていた。

 

「五条、誰だそいつは?」

 

「彼は不動明王…………帝国学園のキャプテンです」

 

「なっ!?どういうことだ!?動けない俺と佐久間の代わりはお前の筈だぞ五条!」

 

「決まってんだろうが、コイツより俺がサッカー選手として優れていた!ただそれだけだ!俺がここに来たのはコイツを貰いに来たんだよ!」

 

「それは……それはお前が手にしていい物じゃない!!」

 

「帝国学園を捨てた男を未練がましく嘆くな!」

 

 不動がなにをしに来たかと思えば佐久間が管理している帝国学園のキャプテンの腕章を不動は手にした。

 それは鬼道から佐久間が授かった物であり、鬼道が帰ってくるまで自分が管理し鬼道が帰ってきたら返すつもりのキャプテンの証だ。

 それは大事なもので触れるなと言われているが、不動は関係あるかとキャプテンマークを奪っては病室を去っていく。

 

「五条、なにがどうなってるんだ?」

 

「鬼道くんが抜けた後に彼が転校してきましてね……キャプテンは自分が相応しいと」

 

「あんな奴をキャプテンだと認めたのか!?」

 

「お二人以外のレギュラーが彼に挑んでは負けてしまったのです……悔しいことですが」

 

 五条になにがどうなっているのかを源田は聞いた。

 鬼道が居なくなった後の帝国学園にやってきて帝国学園の猛者達を倒してはキャプテンは自分だと言い切った。

 佐久間が鬼道とは異なる傍若無人な不動をキャプテンと認めたことに関して驚くが五条は全員不動に負けたことを教える

 

「……あいつ、あんな感じの態度だけど……滅茶苦茶強えぞ」

 

 不動は強い……ベンチウォーマーだなんだネタにされているが、この事実は変わりようがない。

 コレから起きるエイリア学園編で不動は出てくるが、ほんの少し出てきた後にベジータ面して仲間になっている。

 なにがスゴイかって、あいつなんか特別なパワーアップとかが無いんだ。真・帝国学園はエイリア石でパワーアップしてたりするっぽいけども、それ無しで鍛えているマスタークラスの連中に勝利した後の世界への挑戦編でサラッと日本代表入りしている。

 オリオンの刻印でもなんだかんだで日本代表入りしている強い選手だ。

 

「悔しいですが、彼は強い……鬼道くんと異なるが強いことだけは確かで鬼道くんの抜けた穴を完璧に埋めています」

 

「あいつがか……」

 

「鬼道の代わりを務めるだなんて……お前達、それでいいのか!?」

 

「それしかないので仕方がありませんよ……仲良し小好しでサッカーをしているわけではない、弱肉強食のサッカーをしていて彼に負けた。ただそれだけです……では、失礼します」

 

 不動をキャプテンであることを認めない源田と佐久間。

 五条は負けてその上で不動の能力を認めており、実力でキャプテンの座をもぎ取ったから文句は言えない。

 

「勝てば良いんだよ勝てば」

 

 あんなのが新しい帝国のキャプテンなんて認めないぞオーラを出している源田と佐久間。

 とりあえず出来ることは退院してからサッカーバトルを挑んで勝利する、そうすることでキャプテンマークを取り戻す。

 サッカーをそういう風に使うのはよくないことだが、まぁ……うん……勝つしかないんだ。

 

「失礼するぞぃ」

 

「あ、オタクロス」

 

「入院してると聞いての……中々の激闘だったそうじゃないか」

 

 五条達が去っていった後に現れたのはオタクロスだった。

 入院してると聞いてやって来てくれたのか……未来人と激闘を繰り広げたとは言わない。

 

「オタクロス、どうしたんだ?」

 

「いや……円堂よ……ワシと契約せんか?」

 

「………………は?」

 

「今、中学サッカー界が猛烈に熱いんデヨ!」

 

 オタクロスがなにをしに来たかと聞けば中学サッカー雑誌を取り出した。

 散々持ち上げられた世宇子中は負けるどころか今までの圧倒的な力は神のアクアでのドーピングだったと公表された。

 中学生がドーピングしたとか冷静になれば洒落にならない事を大々的に報じて良いのかと思ったがそれよりもオタクロスが言っている契約がなんなのか?

 

「円堂よ、影山については知っておるな」

 

「ああ……逃げたって聞いたよ」

 

「実はの…………影山の悪事の証拠がもうとにかく出まくるんじゃよ」

 

「……オタクロス、一応そこに帝国学園の生徒が居るから」

 

「いや、構わんぞ」

 

「あの男はもう見限っている」

 

 影山の悪事の証拠が色々と出てきたことを語るオタクロス。

 源田と佐久間がいるから発言を控えてくれねえかなと思ったが2人は影山とは切れていると話を続けろとオタクロスに話を続けさせる。

 

「調べに調べた結果……裏で膨大な金を影山が動かしておっての、肝心の影山は何処かに逃亡し……サッカー協会に金が無いんデヨ」

 

「また生々しい話を」

 

「そこにお前達雷門中が世宇子中を撃退し、日本一を掴み取った!奇跡を起こしたことでイナズマイレブンの伝説が始まった。中学サッカー界は今最高に盛り上がっている……そこでデヨ!選手とスポンサー契約をしたいと……サッカー協会に支援金を寄付するのと同時に選手とスポンサー契約し広告塔になってもらう」

 

「……いや、ホントに生々しい話だな……」

 

 スポーツのプロが存在することが出来るのは主に会社が金を出しているからだ。

 影山が裏で悪事を働く過程で色々と金が動いている、多分だけども世宇子スタジアムとか裏金で作ったんだろう。

 影山の悪事の慰謝料云々をしたりとかして金がとにかくない中学サッカー協会は金を手に入れる為にスポンサー契約をして金を得ようとしている。

 

「別に難しい話ではない……ユニフォームにロゴが貼られたりCM撮影するぐらいデヨ」

 

「まるでプロ選手だな…………どうするんだ?」

 

「いや……俺のメリットは?」

 

 源田はあると思ってるみたいだけど俺のメリットは?

 

「スポーツをする上では色々と金がかかる!スパイクにグローブと色々と出費が重なる、スポーツドリンク1つでも金がかかるからの。その辺をフォローするデヨ」

 

「…………」

 

 貧乏部活だっただけにそれは割と嬉しいことだ。

 ただ……1つだけ問題がある……CM撮影するということ……君の成績にトルネードとかしないといけないのか。割とマジで嫌だぞ。

 アレスの天秤の謎のスポンサー制度は割と恥ずかしいぞ。

 

「因みになんのCMだ……わけわからんゲームとかそういうのなら目金と言うメガネが本体の男に任せるが」

 

「ガッツギアと言うゼリーをグイッと……ま、コレに関しては何れチェアマンから言われる……」

 

 ガッツギアってアレだよな?イナイレのパッケージのゼリーのことだよな?

 オタクロスは仕事の話だからとガチの名刺を渡してきてスポンサーの話を考えておいてくれと言い去っていった。

 

「スポンサーか……まぁ、プロのシステムの都合上その手の存在を回避するのは不可能だが……どうするんだ、円堂?」

 

「…………多分だが……他も言い出すと思う」

 

 源田がオタクロスの話をどうするか聞いてくるが、多分だが他も言い出すと思う。

 Zゼミとか吉良スター製薬とかエイリアン航空とか色々と……スポンサー契約してサッカー協会に無い金を得て更にはサッカーを盛り上げサッカーを整備してくれる…………え、待って。アレスの天秤時空っぽい匂いを醸し出してるんだけども。

 多分だけども未来の俺とは違う未来を歩むと思うが……いや、どうなるんだ?アレスの天秤時空に行くの止めてほしいんだけども。

 

 

 

 

 

「あ」

 

「あ〜もう!やっぱりそうなると思ったわ!」

 

 円堂達が病院でワチャワチャしているこの頃、稲妻町の河川敷に風丸が現れた。

 風丸はサッカーのフィールドラインが敷かれているところに向かえば……夏未が現れて夏未は怒った

 

「円堂くんが1週間は休めって言ったでしょうが!!」

 

 世宇子からのクロノストームとの試合とかいう鬼畜じみた連戦で疲労困憊、円堂に至っては腕の骨が折れている。

 コレから起こり得る事を知っている円堂はなるべく休んでほしいと強制的に休めと休むための休みを命じたのだが風丸の体は自然と河川敷に向かっていた。

 

「そ、そういうお前等はどうなんだよ?」

 

「私達は好きにしていいって言われてるのよ……円堂くんが気を遣ってるのだから少しは甘えなさい」

 

「夏未さん……無理っぽいよ」

 

 サッカーをするなと言われているのにやって来ている夏未。

 彼女はしっかりと円堂からサッカーをしてもいいという許可をもらっている。彼女と言うかマネージャー達は大丈夫と言われている。

 あんな激戦を繰り広げたのだからちゃんと休まなきゃいけないのを夏未は言っていると少し困惑した顔で木野がやって来た。

 風丸だけでなく影野、五郎、鬼道、染岡、壁山、目金の7名がジャージ姿で連行された。考えている事は皆同じであり、サッカーをする為に河川敷にやってきた。

 

「はぁ……貴方達ね……もういいわ。この後、場寅達とミニゲームするからそれだけにしなさい!激戦で疲れてるのだけは確かでまだ万全じゃないでしょう!」

 

「ほう、イナズマイレブンOB達との試合か」

 

「そう言えば鬼道くんは居なかったわね……強いよ」

 

「冬花さん、お兄ちゃんを焚き付けないでください……あ、でもこの人数なら11人ちょうどで試合が……」

 

 イナズマイレブンOBと試合をしていない鬼道は伝説を見れるのかと闘志を燃やす。

 冬花が煽れば音無が焚き付けるなとなるがこの人数ならばとなんだかんだで彼女もサッカー好きである。

 

「じゃ、ウォーミングアップを兼ねてここから雷門中にランニングよ!」

 

 夏未がそう言えば雷門イレブンの面々を引き連れて雷門中に向かう……

 

「え……」

 

「嘘……」

 

 雷門中に向かえば……校舎が粉々に砕け散っていた。

 この前までは何事もない筈の雷門中の校舎が粉々に砕け散っている。どういうことなのかと思っているとGK姿の古株を見つけたので夏未は向かった

 

「古株さん!どうしたんですか!?いったいなにがあったんです!?」

 

「おお……宇宙人だ……」

 

「う、宇宙人?」

 

「宇宙人を名乗る連中が攻めてきたんじゃよ……この星を支配すると言ってサッカーバトルを挑んできて。響木が最近店を開けられてないから代理でGKを務めたんじゃが、彼奴等は……恐ろしく強い」

 

「お、お嬢様!あそこを!」

 

 場寅がそう言うと見上げる夏未達。

 エイリア学園を名乗る者達が、イナズマイレブンOBを倒した自分達と同い年ぐらいの者達が現れた。

 

「ほぉ……雷門中が来たか……我々はエイリア学園、遠き星からやって来た異星の使徒だ……この星はサッカーで物事を決める、この星では郷に入っては郷に従えと言う諺があるという。ならば貴様達にサッカー勝負を挑ませてもらった……雷門中は見事に惨敗した。敗者になった学校にはそれ相応の報復を受けてもらう」

 

「ほ……ホントに宇宙人……」

 

「我が名はレーゼ!エイリア学園の使徒!ジェミニストームのキャプテンだ!雷門中は負けた、ならばこの地には不要だ!!」

 

 レーゼはそう言うとエイリア学園のサッカーボールを浮かせて光り輝かせればジェミニストームが消えた。

 あまりにも突然の出来事だった……直ぐに受け入れることが出来なかった。ある日突然、自分達の日常が崩れ去る音を風丸達は確かに聞いた。

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  • 10話ぐらい溜め込んで毎日1話ずつ出す
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  • 週一ぐらい
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