教祖様になっちまったぜ   作:アルピ交通事務局

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旅立ち!雷門イレブン!

 病院を出て直ぐ側にある雷門中にやって来た。いや、雷門中は瓦解しており……サッカー部の部室は粉々に砕けていた。

 染岡が化身を会得している、鬼道はソウルを会得している、豪炎寺は爆熱ストームを使える。ジェミニストームならば余裕で倒すことが出来るだろうと思っていたが結果は21−7,目金から聞いた話だとタテぽんプレイというサッカーゲームでしか出来ないボールを持ってそのまま突撃すると言うプレイで風丸が7点を奪ったが風丸は無茶をした。

 

「………」

 

「っと、あったか」

 

「守くん、見つかった?」

 

「ああ、見つかったぞ」

 

 豪炎寺が加わったから逆転するかと思ったが逆転する事は無かった。

 エイリア学園はそれだけ脅威的な存在だったと受け入れながらもサッカー部の看板を見つける。

 コレだけは絶対に失ってはいけない物、コレが残っていれば再起する事が出来るのだと冬花と共に探していたが見つけれた。

 

「やっぱり貴方達、ここにいたのね」

 

「夏未……コイツを探してたんだ……」

 

「そう……とりあえず、ついてきなさい」

 

 サッカー部の立て札を探していたと言えば直ぐに納得するが何処か悲しそうな顔をしている夏未。

 勝てなかった事が悔しいんだろうなと思いながらもイナビカリ修練所があるところに向かえば……なんか魔改造されていた。

 

「理事長、なんかスゲえ魔改造されてんですけど……なんすか、このSFとかでありそうな司令室は」

 

「君の言う通り、ここは司令室なのだよ……影山が裏で悪事を働いているという確かな証拠を掴み影山に対抗するべく作ったのだ」

 

 影山ってどんだけ力あるんだよ……まぁ、それはさておいて司令室に連れてかれた。

 影山対策の司令室、超次元サッカーなのに司令室ってなんでやねんと叫びたくなるのだがそれを我慢しつつも話を聞く。

 

「先日現れたエイリア学園は各地の中学校を襲撃しサッカー部に挑んでは学校を破壊している。木戸川清修等の名門校も既にやられており破壊活動は今もまだ続いている……彼等はサッカーで優劣を決めて争っている。サッカーにはサッカーで対抗するしかない」

 

 トウドウ議長と違ってバカなのかな?あの人、サッカーを無視した攻撃を考えていたぞ。

 エイリア学園にサッカーで勝つ!と意気込みを見せる理事長……

 

「理事長……俺、こんな感じですよ?」

 

 やる気を出して意気込みを見せる理事長だが俺の腕は現在使い物にならない。

 右手は折れていて左手にはヒビが入っている。幾ら超次元と言えども一瞬で治るチートは存在していない。

 

「あの試合……守くんさえ居てくれれば……」

 

「違う……違うんだ!……俺が悪いんだ!円堂が居ないんだからその分、俺が頑張らないといけないんだ!それなのに俺は」

 

「誰が悪いかなんて関係無いわ!負けは負けなのよ!悔しいけど……エイリア学園の方が上なの」

 

 俺がGKに居たらと冬花は言うが、風丸はそうではないという。

 俺ばかりに頼れない、自分が頑張らないといけない……その思いに負けかけているのだが夏未が負けた原因が誰なのかなんて話はしない。純粋にエイリア学園の方が上だった、そういう風に認める。

 

「……理事長……俺は動けない、この通り腕が使い物にならない……俺の代理の五郎とパス役の影野もジェミニストームにボコられて入院した。あの日、土門と一之瀬が居なかったのはある意味幸運だったけど……」

 

「私は戦うわよ」

 

「夏未……」

 

「私達の学校を破壊してサッカーを支配する力のように使っている、そんなの許せるわけがないじゃない……お父様、エイリア学園の選手に多くの学校の生徒が傷つけられましたが私は戦います!」

 

「よく言った、夏未!」

 

 学校を破壊したこと、サッカーを傷つけたこと、どちらも許すことが出来ない事だ。

 それは俺も同じだが肝心の俺が使い物にならない……そして……風丸だ……風丸は焦っている……

 

「風丸……キャプテンマークを夏未に渡せ」

 

「なっ!?」

 

「円堂くん!?」

 

「キャプテンマークを夏未に渡せ……雷門中サッカー部部長として雷門中サッカー部副部長にそう指示する……キャプテンマークは雷門夏未に渡せ」

 

「…………そう、だよな…………俺が勝てたのに……キャプテンとしてなにも」

 

 風丸はなにも出来なかったと悔やんでいる。

 エイリア学園の力の前に心が折れかけているので俺は追撃をかける。

 

「理事長、今動けるのは染岡、鬼道、豪炎寺、壁山、一之瀬、土門、目金……んでもって夏未、冬花、音無、木野……コレで11人だ」

 

「っ、待ってくれ円堂!エイリア学園と戦うことが出来るのは俺だけだ!だから、俺が、俺が」

 

「…………そんな状態の奴にキャプテンマークを渡せねえし、試合に出て欲しくねえ」

 

 自分がなんとかしないといけないんだ、自分しかなんとかすることができないんだ。

 風丸はそう思い込んでいる。実際のところエイリア学園の超人的な運動能力に対抗する事が出来るのは風丸だ、試合を聞いた感じ豪炎寺と染岡と鬼道にボールが回らないようにやった……と言うかエイリア学園もタテぽんプレイを真似してきたって言ってた。

 今の風丸には試合に出てほしくない、キャプテンマークも渡したくない。その事をハッキリと言えば……風丸は叫んだ

 

「じゃあ、どうしろって言うんだ!!俺はお前みたいにゴールを守れない!豪炎寺とは違う!染岡みたいに化身を出せない!鬼道なんてソウルと戦術が出来る!!俺が他人に自慢することが出来るのはこの脚力だ!この足だ!俺はこの足を武器に戦っているんだ!……お前みたいに……っ……」

 

「風丸……お前はなんで俺を目指してんだよ!」

 

「だって……俺は雷門中を」

 

「確かに俺はお前にキャプテンマークを渡して俺の代理になった。でも、お前と俺とじゃやる仕事が違うはずだ!」

 

「っ……」

 

「今のお前は自分しか出来ないって思い込んでる……確かにそうだ、エイリア学園から点を奪ったのはお前だけだ!でも、サッカーは1人でするもんじゃないんだろう!お前1人の為にチームがあるんじゃない!忘れたのか、皆で今日まで流した汗を!今までの努力を!」

 

「………俺は……」

 

「風丸くん、風丸くんが悪いわけじゃないよ……むしろ良かったと思う。頑張れば風丸くんと同じぐらいになれる、そうすればエイリア学園に勝つことが出来るって……ごめんね、風丸くん……」

 

「知らない間に貴方にプレッシャーを与えすぎてたみたいね…………コレは本来は円堂くんの物、円堂くんが一時的に貴方に渡したけど今の貴方には相応しくないわ」

 

 夏未がそう言うと風丸のキャプテンマークを夏未がもらった

 風丸はコレでいいのかと肩を落とすかと思えばポロポロと涙を流している。今の自分が自分勝手とはまた違う一人よがり、俺がなんとかしないといけないんだと言う気持ちがから回っている。重圧から解放されたと風丸は心の何処かでホッとしている。

 コレでいい、こうしないと確実に風丸が黒歴史を生み出す。アレスの天秤でも風丸は重圧に耐えることが出来なかったりするからコレでいいんだ。

 

「どうやら話は纏まったようね」

 

「……誰?」

 

「ああ、彼女は吉良瞳子。今回のエイリア学園を対抗するにあたって監督を引き受けてくれる」

 

「え、響木監督じゃないんですか!?」

 

「響木には他に色々と調べてもらう事があってな……エイリア学園は謎が多すぎる」

 

 コレを言ったら身も蓋もないけれども、エイリア学園がガチの宇宙人で宇宙船から来訪してたら調べるもクソもねえだろう。

 ツッコミたいがそれはしてはいけない事なのだと言葉を飲み込めば瞳子監督が呆れていた

 

「呆れたものね、監督が居なければなにも出来ないの?」

 

「いや、監督は決断するのが仕事だろうが」

 

「…………」

 

「ちょ、ちょっと守くん」

 

「物凄い作戦を考えるとかは鬼道がするけどもそういうカードを切るタイミングを見極めるのが監督の仕事だろ。響木監督その辺しっかりとしてたぞ」

 

 なんか偉そうな態度に若干だがイラッと来たので反抗心を向ける。

 カードを切るタイミングを見極めるのが監督の仕事でゲームメイクとかそういうのは鬼道がなんやかんやと上手くやるからな。

 なんか言いたそうな感じで見てくるが言っていることは一応は正論である、文句があるならば別の監督を引っ張ってくることも可能だからな。

 

「……まぁ、いいわ……選手達に支度をする様に伝えておきなさい」

 

「ったく、俺怪我人だぞ。人使い荒いな……夏未、グループラ◯ンに伝えといてくれ……」

 

 怪我人使いが荒いなと思いながらも全員に緊急招集をかけた。

 動ける奴等は招集するのだと集めれば理事長がエイリア学園と戦うとか言っており壁山がビビったりするが壊れた学校の惨状を見て闘志を燃やす。ただ純粋に試合に負けたのならば受け入れることが出来るが学校崩壊は洒落にならん。

 

「夏未…………正直さ…………キャプテンマーク(それ)は物凄く重いと思うんだ」

 

 イナズマイレブンってアニメを見ていたから知っている。

 ゲームならば初代は円堂一強、脅威の侵略者編は立向居、源田、白虎が強い。世界への挑戦編ではDEたけし、真帝国源田、ネロとかが強い……けど、実際に生きてて分かる。円堂守がどれほどまでに重要な鍵なのか、バタップやエルドラドが直接的に殺しにかからないのかが分かるぐらいには重要だ……俺も円堂守しかキャプテンが出来ないと思ってる。天馬も一時期自分がキャプテンに相応しいのかと悩んでたが、その逆……円堂守無しでキャプテンを語れない。風丸はその重圧の押し潰されかかっていた。

 夏未に託したのはいいが……夏未もその重圧に耐えることが出来ないんじゃないのか?……鬼道ならば上手くこなす事が出来るだろうが、それは選手としてで精神的支柱であるキャプテンにはなれない。

 

「ええ……でも、貴方だけでサッカーをやってるわけじゃないわ。私は円堂くんの代わりになろうだなんて思ってないわ、私らしい方法で皆を引っ張っていくつもりよ」

 

「そうか……ホントにヤバいって思ったなら直ぐに鬼道に回せよ」

 

 今回の相手は半端じゃない、だからホントにヤバいって思ったなら直ぐに鬼道に回さないといけない。

 トラブルが起きる前に鬼道に回す……鬼道に掛かる負担が大きいかもしれないが、あいつならば問題なくやってくれるだろう。

 そろそろ病院に戻らないと怒られる、ホントにヤバくなったら鬼道に任せる。鬼道に出来る限りは夏未に任せてやってくれと頼み込んだ後に病院に戻れば豪炎寺が居た。

 

「豪炎寺……悪いな……ホントなら、俺がどうにかしなきゃなんねえってのにこんな無様な醜態を晒してさ」

 

 腕の骨が折れてさえなければ俺は動けた。原作関係なくエイリア学園を叩きのめしていたが、無理だった。

 ホントに天馬ふざけんなよと思いながらも豪炎寺に謝るが……豪炎寺は悔しそうにしていた。

 

「悪いのはオレだ……オレが点を取るって言ったのに1点も取ることが出来なかったんだ……」

 

「そうか……妹が目を覚ましたばっかなのに、こんな戦いに巻き込んで悪いな」

 

「いや、サッカーでこんな悪い事をするやつを許してなんかおけるか」

 

「……豪炎寺修也だな?」

 

「……誰だ、お前達は?」

 

「我々はエイリア学園だ!」

 

「なっ!?」

 

「お前をスカウトしに来た……返事は今すぐじゃなくてもいい、だが断るならば……分かっているだろうな?」

 

 エイリア学園のハゲ三連星が現れたと思えば何処かに行った。

 後になってこの時にドロップキックの1つでも使って気絶させとけば豪炎寺がチームから抜けるのを阻止することが出来たんじゃないのかと思うが、それはそれで天馬を守ることが出来ないというな……。

 

「豪炎寺……お前はお前の道を行け」

 

 家族を見捨てろなんて酷な事は言わない。

 豪炎寺はどうすればいいのかが分からないでいるとエイリア学園が奈良県で財前総理を拉致したとの情報が入った。

 学校破壊の次は総理大臣を拉致するのかとなんか色々と手順がおかしいなと思いながらもイナズマキャラバンを見送った。

 

「……円堂……よかったのか……」

 

「なにがだ?」

 

「俺が残って……お前は腕が使い物にならないけど、それでもお前には出来ることがあったんじゃないか?」

 

「フィールドに立ってねえ俺なんて使い道はねえよ……」

 

 サッカー選手としてならば祖父ちゃんを越えることが出来ると思う、でも監督やコーチとしては祖父ちゃんの方が上だ。

 200年後の未来で覇者の聖典なんていうノートが残っている、けど円堂守はなにも残していない。円堂守の方が歴史のターニングポイント的に重要視されてて下手に殺せないらしいけどもフィールドに立ってねえ俺は役立たずだ。

 

「しかし、どうすっかな……」

 

 マックス、半田、少林、栗松は怪我したけども治るのに時間がかからない。

 治るまでに時間がかかるのは俺だ。五郎と影野も治るのにそこまで時間がかからない。ただ……ここからインフレが一気に始まる。

 雷門中の面々が心折れまくる出来事がかなり起きるのだが、それにどうやって対抗するか……練習するしかないだろうが、肝心の俺が使い物にならない。イナズマイレブンOBも入院中だし、まともに動けるの風丸だけという現状。

 

「その事ならば問題は無い!」

 

「理事長……風丸以外は怪我で全員動けないんですよ?俺なんてこんなんですよ?」

 

「ああ、雷門中の面々はだ」

 

「俺達を忘れてもらっては困る」

 

「俺達はもう治っている」

 

 理事長が問題は無いと言えば源田と佐久間と西垣が現れる。

 源田と佐久間は間もなく退院状態だったから治っている。西垣はジェミニストームが木戸川清修襲ってきた時、一之瀬達と一緒に居たから怪我を回避していたらしい。

 

「今回の一件は日本全体を揺るがす事件だ。そしてエイリア学園に多くのサッカープレイヤーが傷つけられた。雷門イレブンもそうなることを考慮しバックアップチームを作ることになった」

 

「バックアップチーム……今動けるのは風丸、源田、佐久間、西垣か……」

 

「オールスターで行かなければならないからな……バックアップを呼び出す云々は瞳子くんが判断を下す。無論円堂くん、君もだ……襲撃を受けておらずサッカーをする為の環境が整っている帝国学園で鍛え上げる」

 

「……鍛えるのはいいんですけど、サッカーの指導者は居るんですか?帝国学園は影山が居なくなって形だけの監督らしいじゃないですか」

 

 バックアップチームを作ると言っても限界があるんじゃないだろうか?

 理事長はサッカー好きであってサッカーを知っているというわけではないし……

 

「オーホッホッホ!その心配は御無用ですよ、円堂くん」

 

「え………え!?」

 

「ああ、紹介しよう。バックアップチームを鍛える仕事を担ってくれる趙金雲だ」

 

「はじめまして、趙金雲と申します……いや〜日本は大変な事になっちゃいましたね。でも安心してください、私が必ず世界レベルにまで鍛えてみせます!」

 

「……大丈夫、なのか?」

 

「まぁ……無理ならば見限れば良いと思う」

 

 趙金雲がバックアップチームの育成にあたると出てくれた。

 一応は世界レベルの選手を鍛えたりする事が出来てるからと腕は信頼することが出来るが風丸は問題は無いのかと心配する……大丈夫だと思う……多分だが

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  • 10話ぐらい溜め込んで毎日1話ずつ出す
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