「……貴女、私達の事を知っている上で勝負を挑んできたのね」
「うん……ごめんね」
試合はなんとか勝つことが出来て、私達の事を宇宙人扱いしてきた塔子さんは謝罪をしてくれる。
「世宇子中との激闘と雷門中の襲撃で戦力が、特にキャプテンの円堂守が居なくなったから……どれくらいのものなのか試したかったんだ。もしコレで負けていたらエイリア学園なんて倒せないから」
「それでももう少しあったじゃない……まぁ、いいわ。とにかく私達が宇宙人じゃないことは理解してくれたわよね?」
「ああ……日本一は伊達じゃないね!」
「…………でも、困ったね……宇宙人疑惑は晴れたけど、手掛かりがこのサッカーボールだけ」
「調べてみましたが特に不思議な機能が搭載されていない通常より遥かに重いサッカーボールでした」
塔子さんが流石は日本一!と言ってくれるけど、浮かれることは出来ない。
冬花さんがエイリア学園のサッカーボールに視線を向ける。エイリア学園が使っている普通のサッカーボールよりも何倍も重たいサッカーボールだけが現場に残されている。目金くんが調べてみるけどサッカーボールは普通に重いだけで不思議な機能は搭載されていない。SPフィクサーズの人達が現場の鑑識とかを済ませているけれど……それ以外になにも無い……。
「…………今の段階でエイリア学園に挑んでも勝てないわ」
「そんなにエイリア学園は強いんだ……」
「ええ……エイリア学園の手掛かりは何処にも無い、けどエイリア学園が使っていたサッカーボールはあるわ。コレを使って特訓をすれば強くなれる……壁山くんと染岡くんは休んでいなさい」
「だったらあたしも入れてくれ!……助けたいんだ、パパを。あたしの手で」
「塔子さん……」
財前総理を助けたいと言っているけれど震えている。
最悪な事が起きている可能性がある……なんの為にエイリア学園は財前総理を拐ったのか分からない。
塔子さん以外のSPフィクサーズの人達はなにか手掛かりがないのかを探す。エイリア学園からの連絡が無いのかを待つ。
2日ほど経過したけれども、特にコレと言った動きがない……エイリア学園が使っているサッカーボールで練習をしたけどエイリア学園のサッカーボールは1個しかない。限られた練習しか出来ず
『地球の諸君、我々はエイリア学園!』
「っ、エイリア学園!パパを返せ!」
「塔子さん、アレは中継ですよ!」
3日目にしてエイリア学園が公園の巨大モニターに映る。
紛れもなくエイリア学園で塔子さんが叫ぶけれどアレは中継、音無さんが気持ちを落ち着かせる。
「5チャンネル、生放送です!」
「5チャンネルは奈良TV……テレビ局に行かないと!」
目金くんが中継が何処のチャンネルなのかを確認する。奈良の地元のローカルテレビ局で、ここからそう遠くない場所。
急いで向かうとサッカー道具を戻してイナズマキャラバンに乗り込み古株さんにイナズマキャラバンを走らせてもらい、奈良のテレビ局にやってきた。
「エイリア学園!!」
「……確かに我々はエイリア学園だ。しかし我等はジェミニストームと言うチームであり私の名はレーゼだ」
「そんな事はどうでもいいよ!これ以上あんた達の好き勝手にさせない!」
「今度こそ勝つわ……って、塔子さんもしかして」
「雷門中の1人として戦うよ!!」
塔子さんがスーツをバッと脱ぎ捨てた。
スーツの下には雷門中のユニフォームを着ており大変な事にはならなかった。
「瞳子監督から許可はもらってるよ!」
「瞳子監督」
「彼女は貴女達と互角に渡り合える実力を持っている……今の戦力でエイリア学園を相手にするのは不可能、エイリア学園は日本の総力を上げて倒すつもりで優れた選手が居るならばスカウトするわ」
瞳子監督が何時の間にか雷門中のユニフォームを与えていた。
全くと言って私達はそんな話を聞かされていない……ホントに勝手な事をし過ぎているわ!
理屈とか考えも分かるけど、なんの相談も無しに勝手に入れて。
「お前達は……地球人の中でも知能が低いか」
「んだと!!」
「前回負けたと言うのに挑みに来るとは……自分達が力不足なのを理解していないのだな」
「あら、男子3日会わざれば刮目して見よ……そんな言葉がこの星にはあるわよ?」
「貴様は女だろう」
「女がサッカーやっちゃいけないルールは無いんだよ!あんた達を倒してパパを返してもらうんだから!!」
と言うか向こうのチームにも女の人が居るわよね?
エイリア学園に勝負を申し込むと言えばジェミニストームのキャプテンのレーゼはあっさりと承諾した。もっと嫌がりそうかと思ったけれどもあっさりと承諾し、奈良テレビ局の屋上にあるサッカーフィールドに立つ。
雷門中
FW 夏未 豪炎寺 染岡
MF 鬼道 音無 一之瀬
DF 冬花 壁山 土門 塔子
GK 木野
ベンチ 目金
ジェミニストーム
FW ディアム リーム
MF レーゼ イオ グリンゴ パンドラ
DF カロン ゴラル ガニメデ ギグ
GK ゴルレオ
エイリア学園は前回とメンバーが同じ。雷門中は塔子さんが加わって目金くんがベンチ入りした。
ボールもコートもくれてやるとレーゼは挑発的だけれど、今度こそ思い知らせてあげるんだから!!
「さぁ、再び始まった雷門中vsジェミニストーム!実況は私、角馬圭太がお送りいたします!」
「…………」
「豪炎寺くん、やるわよ」
試合開始のホイッスルが鳴れば私は豪炎寺くんにボールをパスする。
この数日エイリア学園のサッカーボールを使っていたから普通のサッカーボールが物凄く軽い……コレならいけるかもしれないわ!
豪炎寺くんにボールをパスして突き進んでいく。
「ほぉ、少しは出来るようになったみたいだな……一方的では意味が無い」
「音無さん!」
レーゼが私達のこの前の動きよりも格段にいい動きをしている事に気付く。
一方的な試合運びだった。前回は風丸くんに依存した試合だったけど今回は違う。前よりも動くことが出来る。
「染岡くん!」
「させるか!」
染岡くんにボールを回そうとすればボールを奪われる。
落ち着いて……冷静になって……私は円堂くんと違ってドッシリと構えて相手が来るのを待てるタイプじゃないし待つつもりは無い。
染岡くんと鬼道くんには常に誰か1人が側にいる、なんとかして2人はマークを外そうとするけれどもエイリア学園の方が運動能力もサッカーテクニックも高い。どうにかしてマークを外さないといけない……その方法はたった1つ、二人を抑え込めば点は取られないという状況を無くす事。エイリア学園にとっての脅威は鬼道くんと染岡くん……
「忘れてもらったら困るわ……炎の天才ストライカーを」
鬼道くんと染岡くんが脅威的なのは分かるけれど、雷門には絶対的なエースが居る。
豪炎寺くんにまでパスを繋いだ。豪炎寺くんが点を取りさえすれば染岡くん達のマークをどうにかすることが出来る。
「豪炎寺くん!」
「……超ファイアトルネード!」
豪炎寺くんにまでボールを繋ぐことが出来た。
シュートブロックをしてくる人も居ない絶好のシュートチャンス、ここで点を取りさえすれば流れを一気に変えることが出来る
──ガコン
「なっ!?」
豪炎寺くんの十八番であるファイアトルネード、世宇子中で最高にパワーアップしている。
それならば突破することが出来ると私は信じていた……それなのにファイアトルネードはゴールの入らなかった。ゴールポストに当たって跳ね返ってきた。
「豪炎寺さん!?」
「ふっ、油断大敵だ!」
「しまっ!」
ペナルティエリアにボールはあるから相手のGK、ゴルレオにボールが奪われてボールが投げられる。
豪炎寺くんが成功すると思い込んだ。何時もの勝てる流れだと思い込んでいると完全に油断していてボールを奪われる。
ボールはグリンゴに渡りジェミニストームの選手達は駆け抜けていく。ダメ、この数日で鍛えたけれどもジェミニストームの方がまだ上……
「壁山!塔子!冬花!シュートに備えるんだ!」
普通にディフェンスをしてボールを奪い返すのは難しい。
圧倒的な運動能力だけでなく高いサッカーテクニック、スキルを持ち合わせているから狙うならばカウンターしかない。
レーゼにボールが渡った、レーゼは点を取りに来ると鬼道くんが察してシュートブロックに入るように言う
「アストロブレイク!!」
レーゼの必殺シュートが放たれる。
コレがレーゼの必殺技……豪炎寺くんのファイアトルネードの方が上な気がするわね。
「真ザ・ウォール!……ぬぅわぁ!?」
「ザ・タワー!……きゃあ!?」
壁山くんのザ・ウォールや塔子さんのザ・タワーがあっさりと破壊される。
残すところは冬花さん、そして秋さん……ここが鍵を握るわ!
「リッチナチュラル!」
冬花さんはザ・ウォールやザ・タワーを彷彿とさせる巨大な樹を出した。
ザ・タワーやザ・ウォールと違いただそこにあるのでなく巨大な樹から様々な果物が落ちてきて爆発し甘い香りを発生させる。
爆発した果物の衝撃波でアストロブレイクの威力は弱まる。
「秋さん!」
「うん!真ゴッドハンド!」
色々と試したけれども秋さんにはマジン・ザ・ハンドが使えなかった。
円堂くんや五郎くんにマジン・ザ・ハンドを出すコツが無いかを聞いてみたけれどもマジン・ザ・ハンドは専用の特訓をしないと会得する事が出来ない高難易度な技、それさえ会得していれば日本最強クラスのGKになれるだけの事はある技みたい。
マジン・ザ・ハンドが使えないなら使えないで別方向のアプローチ、円堂くんの全ての技の基礎でもあるゴッドハンドの性能を高めることにし
「やった!やったわ!」
「よし!なんとか止めることが出来ましたね!」
秋さんのゴッドハンドでなんとかレーゼのアストロブレイクを受け止める事が出来た。
音無さんがその事を喜ぶ……傘美野中で戦った時は風丸くんしか戦えない絶望的なまでの力の差があったけど、今はなんとかくらいつく事が出来ている。
「っ!?」
「……虚勢を何時まで張れるものか」
「秋さん、ボールをください!」
ゴッドハンドでレーゼのアストロブレイクをキャッチする事に成功したけれど、秋さんの右腕がプルプルと震えていた。
壁山くんと塔子さん、更には冬花さんの3人体制のシュートブロックをした上でも威力は凄まじく右腕が悲鳴を上げている。
レーゼもその事を直ぐに見抜く、レーゼだけじゃなくジェミニストームの面々も……さっきの必殺技は1人での必殺技、2人以上の必殺技だった場合威力は更に高まっていく
「なんとしてでも点をあげないと」
何時もならば安心して背中を預けることが出来る円堂くんは居ない。
何時もと異なるマネージャーである私達が入っているチーム編成、色々と停滞しているのが嫌でも分かる。
どうにかする方法はたった1つ、点を上げること。点を取ればいい……けど
「豪炎寺くんがファイアトルネードを外した……」
私には不可解な点があった。
豪炎寺くんを知る者ならば誰もが知る豪炎寺くんの代名詞、十八番、ファイアトルネードを豪炎寺くんが外した。
世宇子中の時と同じで絶対に負けちゃいけない試合、何時もならば頼れる円堂くんはそこには居ない。けど、豪炎寺くんならば自力で突破口を切り開く筈。プレッシャーを感じてミスをするタイプじゃない。
「お兄ちゃん!」
「やるか!春奈!」
「「マトリックスイリュージョン!」」
鬼道くんと音無さんの連携ドリブル技、鬼道くんの十八番であるイリュージョンボールを音無さんが分身することで1人1つボールを持った状態になり無数のボールを持った無数の音無さんが駆け抜けていく。
私達が不利な状況は変わっていない、でも試合の流れが私達にとって向かい風じゃない、追い風になろうとしている……
「豪炎寺くん!円堂くんとやっている時と同じ要領でいいわ!私が合わせるわ!」
1つだけどうしても納得することが出来ないところがある。
マトリックスイリュージョンで駆け抜けた音無さんからボールを受け取る。豪炎寺くんと一緒に前線に上がっていきペナルティエリアを入り再び訪れるシュートチャンス
「豪炎寺くん!」
「……ああ!」
豪炎寺くんと実際にやるのははじめてだけれど、無理な事を可能にするのが雷門イレブンの力。
「「ファイアトルネード
本来ならば円堂くんと一緒にやるファイアトルネードDD。
私もコッソリとファイアトルネードの練習をしている。右足でも左足でもどちらも高い威力でファイアトルネードを撃つことが出来る。豪炎寺くんが無理に合わせるんじゃなくて私が豪炎寺くんに追いつく……っ!
「おおっと!豪炎寺と夏未のファイアトルネードDD、見事にゴールからズレた!」
「…………コレは……」
豪炎寺くんとのファイアトルネードDDが見事にゴールからズレた。
ぶっつけ本番なのは分かっている。ファイアトルネードDDは普通のファイアトルネードを組み合わせたオーバーライドな技なのは分かっている。高難易度な技でその分威力に優れているのも理解している……けど、確信した。
豪炎寺くんがそんな事をするなんてなにか理由がある……今それを口にしても解決することは出来ない。
「ハァハァ……」
「クソッ……俺か鬼道にシュートチャンスが来れば」
ファイアトルネードDDが失敗に終わって数分後には前半戦終了のホイッスルが鳴った。
少しずつ前に進めているように見えて停滞しているのが目に見えて分かる。染岡くんがシュートさえ出来れば点を取ることが出来るのにと苛立っている。
ここには円堂くんが居ない……私は円堂くんの代わりになったつもりは無い。円堂くんの様に励まさない……やることは1つよ。
「……フォーメーションの変更よ。FWの3人とDFの4人はポジションを交代しなさい」
「なっ!?……まだ1点も取ることが出来ていないのですよ!守りになるには」
「いいから指示通りに動きなさい」
守りを主体に置くかのようなフォーメーションに変更する瞳子監督。
鬼道くんがまだ1点も取れていない、1点を取ってそれを死守するのは雷門のサッカーらしくないのは分かっているけど日本の命運が掛かっている。だからそういうサッカーも受け入れないといけないけれども肝心な1点を取ることが出来ていない。
もしかして……いえ、それはまだ分からない……今考えないといけない事は点を取ること。
「おっと、雷門イレブン、ポジションを交代した……果たしてコレがジェミニストームとの戦いの勝利の鍵を握るのか!」
「ふっ、確か奇策妙計だったか?奇策を打つことで打開しようとしているのだろうが、その程度でどうにかなる程に地球人とエイリア学園の間にある力の差は埋まらない!」
明らかな奇策、それに合わせてのなにかしらの特訓はしていない。
レーゼは奇策でなにかしらの打開をしようとしていると考えているけれども、私達もこの状況でどうすればいいのか皆目見当もつかない。どうにかする方法は浮かばないけれども、どうにかしないといけない。
「真ザ・ウォール!」
「その程度の壁、乗り越えるだけだ!」
「だったら上からはどう!ザ・タワー!」
壁山くんがパンドラに対してザ・ウォールを使う。
壁山くんのザ・ウォールを軽々と飛び越えてきたけど塔子さんはそれを読んでいてザ・タワーで雷を落としパンドラからボールを奪う。
「……冬花さん、壁山くん、前に出るわよ!」
「え、でも」
「壁山くん、よく見て!」
まだ使える手はある。
壁山くんに渡ったボールを冬花さんが受け取りそのまま前線を駆け抜ける。私にボールがパスされてガニメデが立ち塞がる。
「紅蓮華!」
燃え盛る華を咲かせて香ばしい香りを立たせる。
その香りを吸い込み熱気を纏った私はガニメデがディフェンス技をする前にガニメデを突破……冬花さん、壁山くんも突破
「壁山くん!飛んで!」
「飛ぶって、まさか!」
「ええ!この組み合わせでやるわ!冬花さん、出来るわよね!」
「うん!壁山くん!」
「分かったッス!」
この組み合わせでやるのもはじめてだけれど出来ない事じゃない。
壁山くんがジャンプした。それに合わせて私と冬花さんがジャンプし壁山くんを踏み台にした。
「「イナズマ1号落とし!」」
イナズマ1号落とし……今の段階で出来る最高のシュートを使う
「ブラックホー、グァアア!?」
「ゴォオオオオル!!雷門イレブン、遂にエイリア学園から1点をもぎ取ることに成功した!」
イナズマ1号落としは見事に成功した。私達のシュートは、必殺技は確かにエイリア学園に通じている。
コレでハッキリと分かった……けど、言えない。言っちゃいけない。今は試合に集中しないといけない。
「どうやら遊び過ぎた様だな……そろそろちゃんとサッカーをしてやろう」
「皆、ここからが本番よ」
私達を見下していたレーゼ、いいえ、ジェミニストームの顔が変わった。
遊び過ぎたと言い、ジェミニストームのキックオフで試合が再開される。本来はFWのところに壁山くんが居る
「真ザ・ウォール!」
壁山くんはザ・ウォールを発動した。パンドラはそれを軽々と飛び越えると見せかけてボールを蹴り上げる。
壁山くんが出したザ・ウォールよりも遥かに高い、ザ・ウォールを超えた後に待ち構えている塔子さんのザ・タワーよりも更に高い。
どうするのと思えば壁山くんが出したザ・ウォールを踏み台にした。塔子さんが出したザ・タワーを踏み台にした。遙か上空、メテオバスターじゃないとどうすることも出来ない高さにまで飛ばれていた。
「レーゼ!」
パンドラはディアムに向かってボールをパスした。
ディアムはボールの軌道を読んでいない。何処に来るのか手に取るように分かっている。
「「ユニバースブラスト!」」
ディアムとレーゼの連携シュート、ユニバースブラストが炸裂する
「真ゴッドハンド!!きゃあ!?」
「っ……」
前半戦のアストロブレイクですら3人体制のシュートブロックでどうにかなった。
それよりも威力が高いユニバースブラストを秋さんのゴッドハンドで止めることは出来ずに試合は1−1になる……そこからはどうしようもなかった。慣れないポジション、私が1人で得点を上げられない、染岡くんや鬼道くんをマークされる……最初にディフェンスの要の4人が突破されればそこからは脆く、シュートブロックの体制に入ることが出来ない。
そうなればノーマルシュートなら防げるけれども必殺技を防ぐことが出来ない。ノーマルシュートもゴッドハンドを使ってやっと止めることが出来る。秋さんの腕は痺れていきノーマルシュートもまともに防ぐことが出来なかった。
「ここで試合終了!雷門中vsジェミニストーム!試合の結果は1−8でジェミニストームの勝利!やはり宇宙人を相手に我々はなす術がないのか!?」
試合結果は1−8……また負けた。
「どうやら蛙の子は蛙……鍛えたとしても底が見えるな……」
「っ……」
レーゼはそう言うとエイリア学園のサッカーボールを光らせて消えた。
ジェミニストーム達は多分だけどエイリア学園に帰っていった……
「クソ!……また……また負けちまった!俺はなにも出来なかった!」
「染岡くん……」
「エイリア学園には、宇宙人には俺達の力が通じないんスかね……」
また負けた、なにもすることが出来なかったと染岡くんは悔しそうにする。
壁山くんがエイリア学園との力の差に心が折れそうになっている……
「なに言ってるの。ちゃんと背中は見えているわ……このスコアボードを見なさい!私達はしっかりと1点を取ってるじゃない!」
心が折れそうになっている壁山くん達を励ます。私達はエイリア学園に負けた……けど、しっかりと1点を取ることが出来た。
風丸くんがジェミニストームと対抗することが出来たって事は鍛えれば私達もジェミニストームに対抗することが出来る。
「今の私達に足りないのは練習する時間、それさえあれば差を埋める事が出来るわ」
「でもよ、今回なんにも出来なかったんだぜ?折角点を取ってもこんな滅茶苦茶なフォーメーションで」
「いや、それは違うぞ」
私達は特訓すればジェミニストームとの力の差を埋めれる。
そう言うと土門くんがなにもすることが出来なかった、特に今回は滅茶苦茶なフォーメーションだった事を言うのだけれど鬼道くんは何かに気付いていた。
「エイリア学園に挑んだ学校は、サッカー部の人間は入院するレベルの大怪我を負っている。俺達は世宇子中との試合を終えたが傷は完治せずにSPフィクサーズに挑み、そしてジェミニストームに挑んだ。今の段階ではエイリア学園に勝つのは難しい、今ここでエイリア学園と戦える者達が居なくならないように、一時の負けを選んだ……染岡、壁山、特にお前達はやっと治ってきたところだろう」
瞳子監督は今のままじゃエイリア学園に勝てない、そう判断した。
だから怪我人を1人も出さない戦術を取った……結果として傷が治りかけの染岡くんや壁山くんは入院しないといけないレベルの大怪我を負わなかった。
「……エイリア学園の消息が掴めなくなっちゃったね……」
「エイリア学園は必ず現れるわ……豪炎寺くん……今の貴方はこのチームに不要よ」
「なっ!?……確かに豪炎寺は今日は不調だったけど、それだったらこの前の試合で俺も」
「染岡……いいんだ……この試合、勝てていた……だがオレのせいで勝てなかったんだ」
冬花さんがエイリア学園の手掛かりを失ったと落ち込んでいると瞳子監督が豪炎寺くんを不要と言った。
今日は何度も何度もシュートチャンスがあった。その全てを豪炎寺くんは失敗した。調子が悪いの一言で染岡くんは片付けているけど、そういうレベルじゃない。
「豪炎寺くん」
「……オレが居ても意味は無い」
「このボール、本気で蹴ってみなさい」
豪炎寺くんがチームから離れようとしている。
止めようと思えば止めることは出来る……けど、豪炎寺くんの真意を聞かないといけない。
豪炎寺くんの口からなにか語る事が出来なくてもサッカーで伝える事は出来る。豪炎寺くんにボールをパスすれば豪炎寺くんはシュートを撃った。
「炎の天才ストライカーは健在ね……」
豪炎寺くんのシュートは本物、エイリア学園を突破する力を持っているのが分かった。
でも、豪炎寺くんはその力を使うことが出来ない。これ以上自分がここに居ても迷惑をかけるだけだと豪炎寺くんは去っていった。
マトリックスイリュージョン
風属性 2人技で相棒にイリュージョンボールが使えるキャラ ドリブル技 V進化→Z
TP 49 世界への挑戦編のヘブンズタイムと同じ威力
イリュージョンボールで無数に分身させたボールを無数に分身して1人1つずつ持ってドリブルをし突破する
リッチナチュラル
林属性 ブロック技 シュートブロック V進化→A
TP 48 世界への挑戦編のハーヴェストと同じ威力
豊富な果実が実る巨大な樹を出して果実を落とし爆発させて甘い香りで相手を惑わせボールを奪う。
紅蓮華
炎属性 ドリブル技 改→真→爆→絶
燃え盛る炎の華を咲かせて香ばしい香りを漂わせて相手を突破する技
TP48 世界への挑戦編のライトニングアクセル以上フレイムベール未満の威力
投稿速度
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出来たら即座に出せ
-
10話ぐらい溜め込んで毎日1話ずつ出す
-
一気に纏めてから一気に出せ
-
週一ぐらい
-
自分のペースでいいぞ