「この引き分け、どう見ますか皆さん?」
「どうって……エイリア学園はやっぱりとんでもなく強いでヤンス」
栗松や影野が復帰しなんとか11人になった。
バックアップチームをこれから本格的に指導出来ると考えていれば趙金雲が圭太から貰ったイプシロンvs雷門中の試合の映像を見せてくれた。バックアップチーム+俺でその映像を見ていて趙金雲に感想を聞かれたので栗松がとんでもなく強いと言った。
試合としては引き分けなものの、前半戦。デザームが力比べでわざと吹雪にシュートを撃たせている。吹雪はそれに対抗してエターナルブリザードをV2にまで進化させてワームホールを破った。そしてドリルスマッシャーに負けた。
「向こうが舐めた真似をしたから引き分けただけで、イプシロンの方が上だよ」
マックスがイプシロンの方が上と素直に認めた。
デザームが最初にふざけた真似をしなければ、最初からFWとして出ていてグングニルを使っていれば負けていなかった。全員が同じ事を考えているのでマックスの意見に対して特に反論とか補足とかをすることはなかった。
「円堂くん、貴方はどう思います?」
「まぁ……努力すればイプシロンと渡り合えるとは思いますよ」
色々とイプシロンは格上と言っているが絶対に届かない相手じゃない。
染岡は点を決めているしドリルスマッシャーでなくワームホールで遊んでいたとは言え吹雪はエターナルブリザードを進化させて破った。イプシロンとの間にある差は思ったよりも酷くはない……ただし次はイプシロン改として挑んでくるからパワーアップはしている。唯一の救いと言えばデザームがFWになることでGKが弱くなること。ゼル相手ならば吹雪のエターナルブリザードV2で敗れる。
「クックック……それはいい報せですね」
「ただ、問題はより過酷なトレーニングをしないといけない。エイリア学園がサッカーが強い学校を襲撃してサッカー設備が一番整っているのはここ、帝国学園。帝国学園以上のハードな特訓が出来る場所がな……」
理事長が影山対策って言って司令室作ったからイナビカリ修練所使えねえんだよな。
帝国学園は設備は整っているが、イナビカリ修練所のトンチキな訓練施設は無い…………
「金雲さん、イナビカリ修練所みたいなところ知らないですか?」
「ライオコット島と言うサッカーの島に似たようなのはあると聞いたことがありますが、こんな状況なので国際便動いてません」
まぁ、それもそうか。一応はイナビカリ修練所みたいな施設はあるのは知っているが、俺の口からは言うに言えない。
場所とかもハッキリと特定しているんだが問題は何故知っている?と言う事を説明出来ない。金雲さん鋭いからなんで?と普通に聞いてくる。
「つーか、監督さんよ。俺達は実戦経験積まなくていいのかよ?」
それはさておき、不動が実戦経験を積まなくていいのかを聞いてきた。
メインのチームの雷門はエイリア学園が襲撃予告をしていた場所に向かう。そこは大抵はサッカー部がある学校でサッカー部が強い学校だ。だからそこの学校と練習試合をしましょうと言う。夏未から神のアクアを飲んだ世宇子とも渡り合えるぐらいには漫遊寺中は強かったと聞いている。影山の裏工作が原因で全国区レベルなのに出れなかった学校が多すぎた……と言うかそもそもで40年間帝国の無敗神話が続いていたせいで世間がサッカーは帝国学園一強だから面白くも何ともないと思われていた。
「それについては大丈夫です。ちょうど練習相手を見つけましたから」
「見つけたって……エイリア学園を相手にするんだからそれ相応の実力が無いと実戦経験にならないんですが」
「ええ、それは重々承知です。なので探すのにホントに大変で、必死に探して探して探しまくった結果!なんと見つかりました!」
「……この辺のサッカー部がある学校とか大体は潰されてるでヤンスが……」
「クックック……まだ見ぬ強敵が居るのでしょう」
フットボールフロンティアの全国大会に出ていた学校は世宇子と戦ってボコボコにされたから入院しましたルートの学校と雷門中に挑んだ後にエイリア学園に襲撃されて学校が破壊されたのどっちかだ。
全国大会に出場するレベルの学校は殆ど潰されている。個人だけが全国区や全国トップの白恋中みたいな中学とかかと考えるのだがこの辺のサッカー部がある学校は大体は潰されている。俺達が戦って経験値になる相手なんているのか?と思ったが金雲さんの事だしなにかあると考える。五条がそれを言えば金雲さんだしで納得がいく。
「では、メンバー発表します。GK五郎くん、DF風丸くん、五条くん、西垣くん、栗松くん、MFマックスくん、半田くん、少林くん、不動くん、FW佐久間くん、シャドウくん。キャプテンが不動くんで補欠に影野くん。影野くんは試合の流れを変えるのに使いますので不動くん、使い所を誤らないでください」
その対戦相手と練習試合をする予定は出来ているのだと趙金雲はそのチームに挑む為のメンバー編成を発表する。
特に違和感とかそういうのも感じないが……なんというか、なんと言うか若干だが物足りないメンバー構成をしている。やっぱり豪炎寺とかの花形の選手が欠けているとチームとしてのランクが1つ2つ下がるのだと思い知らされる。
「あ、当然円堂くんもついてきてくださいね」
「……ええ」
選手以外の行動を色々としているものの、俺は選手だ。
肉体的な意味合いでもまだまだ成長して全盛期と呼ばれる領域にすらまだ至っていない。祖父ちゃんや響木監督みたいに選手としての全盛期が完全に過ぎているというわけではない。だから本音を言えば選手としてフィールドに立ちたい……だけど分かっている。もう長い間腕の筋トレをしていない。腕の筋トレをしていないという事は当然筋肉は衰える。GKとして必要な能力が下がってしまう。
金雲さんは狙っているかは分からないが、他の面々は安心して前線に走れるのはこの人がゴールを守っているからと言う感じのキャプテン、GKの円堂守を求めている。勿論、俺は本職はGKだ。そこは譲らないし譲れない。でも、GK以外の能力もあるからな。
「え、船?」
「どっかの離島の中学に行くのか?」
何時もの稲妻KFCがサッカーの練習をしている河川敷に集まった。
船に乗るから乗り物酔いがある人は金雲さん秘伝の酔い止めを飲んでくださいと言われたのだが、船での移動は聞いていない。
特に誰かが船酔いするとかそういうアレなのは無いからいいんだけど、問題は……船を使うことだ。この辺の中学は既にエイリア学園にやられているので佐久間が離島の中学に行くのかと疑問を呟くが金雲さんは答えてくれない。
「翌日に迎えに来てくださいね!」
「あいよー!」
「……おい!ここどっからどう見ても無人島じゃねえか!!」
そんなこんなで船で数十分程移動したら、島に辿り着いた。
金雲さんが船を運転してくれた人に明日迎えに来てくださいと言って手を振っているのだが不動がキレた。
どっかの離島の中学に行くのかと思えば何処からどう見ても無人島、コンクリートも人の気配も全くと言って感じない。
「アレか?サバイバルでサッカースキルを磨けって感じか?」
「それも面白そうですが私は事前に言いましたよね?貴方達、バックアップチームの練習試合と!」
半田がサバイバルでサッカースキルを磨くのか考えたが、金雲さんはバックアップチームの練習試合を組んだと事前に言っていた通り試合をする為にここにやって来たのだと言うが……マジで無人島なんだが。
「エイリア学園に知られたくない学校がここにやって来て練習試合する感じか?」
バックアップチームの練習試合と金雲さんがハッキリと断定をするのでエイリア学園に存在が知られたくない学校とここで合流して練習試合をする感じなのかと影野が推理をする。しかし金雲さんは具体的に何処の誰と試合をするのかに関しては教えてくれない。黙ってばかりじゃなくて色々と教えてくれよと思っているとシャドウがなにかに気付く。
「どうした?」
「凄まじい闇の力を感じる」
「お、おぅ……」
金雲さんがこっちですよと先導してくれている中でシャドウが中二病全開な事を言った。
言っていることは完全に中二病なのだがこの世界はホントにそういう神秘的なのが当たり前にあるので否定とかそういうのは出来ない。凄まじい闇の力が感じるのならばホントに凄まじい闇の力……
「凄まじい闇の力……無人島……闇……!」
おい、待て。まさかここはそうなのか!?
金雲さんが整備されていない道を歩いていけば1つの地蔵に辿り着いた。
「コレは地蔵だな……地蔵があるって事は誰かいるのか?」
「居るならもっと人の気配を感じます!多分、昔は人が住んでいたけど今は人が住んでいない無人島です!日本にはそういう無人島が多いので探せば結構出てきます!」
明らかに人工物である地蔵に気付いた西垣だが少林が嘗て人が住んでいたけど今は誰も住んでいない無人島は幾らでもあると言う。
地蔵、人が住んでいない無人島、シャドウが凄まじい闇の力を感じる……ここまで来ればイナズマイレブンをしっかりとプレイしている奴ならば答えは分かる。
「この地蔵、実はこの島のサッカーの神様なんですよ」
「……」
サッカーの起源ってどっちかと言えばEUとか南米方面だから神様じゃなくね?と思ったがツッコミは入れない。
金雲さんがサッカーの神様と言ったので確信した。金雲さんがバックアップチームの練習試合の相手として選んだチームが。
「何者だ!!」
「え、うわ!?」
「……僕に気付くだなんてね」
シャドウがなにかに気付き五郎の後ろに声をかけた。
五郎が誰か居るのか?と振り向けば、そこには1人の男が居た。男は自分の存在に気付いたことを驚いている……そしてその男を見てやっぱりとなった。
「君達、見たところ他所者だけでなにをしに来たんだい?」
「この島に居る神にお供え物をと……ベタですが米と酒と塩と水を用意しました」
「…………なにが目的だ?」
「この島の神様はサッカーがとても上手いと聞きましてね、是非ともバックアップチームと戦って欲しいのです!」
「なんだ、サッカーの試合を申し込みか……珍しいね。その神様が何処に居るか知らないけど、お供え物をしたんだから僕達が代わりに相手になってあげるよ。ついてきなよ」
男がなにをしに来たのかを聞けば金雲さんはお供え物をしに来たのだと神様へのお供え物の定番の物を地蔵の前に置いた。
それを聞いた男はサッカーの試合を申し込みに来たのかと納得し、ついてくるように言えば……芝は無いものの明らかにサッカーをする為に用意されたフィールドとゴールがあった。
「皆、僕たちに試合を申し込みに来たみたいだよ」
「…………金雲さん」
「円堂くん、相変わらずの察しの良さですね。まぁ、シャドウくんも若干ズレてるものの気付いてますが」
金雲さんが探し出したバックアップチームと戦うのに相応しいレベルの練習相手……それはイナズマイレブンGOのダーク限定のチーム、エンシャントダーク。さっき出会ったのはエンシャントダークのキャプテンを務める男であるシュウだ。
まぁ、時代的に既に故人で幽霊になっているから最強のシード達で出来た白竜率いるアンリミテッドシャインと違って今の段階でも勝負を挑むことが出来るがクリア後の隠し要素的な存在であるエンシャントダークとの試合。そしてこの無人島は将来的に物凄く必要になるゴッドエデンと呼ばれる場所だ。
「円堂くん、世の中には科学技術でどうこう出来ない物が意外と多いのです……イナビカリ修練所と似たような施設があるライオコット島にもここと似たようなのが居るとの噂です」
シュウ達エンシャントダークは既に故人で、幽霊達だ。
シャドウはエンシャントダークから闇の力を感じていてこの世の存在じゃないのを気付いてる。俺と金雲さんはガッツリとエンシャントダークと言うチームはさっき言っていたこの島のサッカーの神様とそのチームだと気付いている。
タイムマシンという時間を移動する乗り物、タイムトラベルや並行世界という概念、上位次元の概念、地球外生命体の実在、天使や悪魔がいて天国と地獄が実在する……超次元な世界は理解しているがホントにマジで超次元だ。
金雲さんはサッカーをすることだけ集中しろと言っている。呪術廻戦とかFateみたいに一応は地球が舞台の現代ファンタジーが馴染んだおかげでオカルトが色々と浸透して、最終的には怪異とかのオカルト関係は対抗する力を先に覚えずに下手に藪蛇突く真似したら祟られるから、対抗する力を先に覚えるかそもそもで関わり合いを持たないようにしろってガチの霊能力者の動画配信者が言っていた。
化身を持ってたらマインドコントロール効かないし、そもそもで必殺技には気を用いているとかあるがお祓いとかそういうのは出来ないからシュウ達エンシャントダークはこの島の地元のサッカーチームと認識し、バックアップチームが実戦経験を積む為の経験値として戦うと認識するしかない。
「まぁ、理解すると発狂しそうなんで深くは考えませんけど」
そんなこんなでエンシャントダークと試合が始まった。
結果は3−1でバックアップチームが負けた……なにが原因かと聞かれればそりゃ化身だ。
エンシャントダークのキャプテンのシュウの化身、暗黒神ダークエクソダスはシュート技の化身で魔王の斧は超強力。対する五郎はマジン・ザ・ハンドだが護星神タイタニアスによるマジン・ザ・ハンドではないので破られる。
エンシャントダーク側のGKは鉄壁のギガトーンと言うGK化身を持っている。他にも番人の塔ルークとか鉄騎兵ナイトとか魔宰相ビショップとか全員が全員化身使いじゃないとは言え複数の化身使いが居るチーム。
イナズマイレブンGOやったことがある人ならば知っている。例えシュート化身でも化身を出しているだけで基本スペックアホほど上がって相手側が強力なブロック技を選んでコマンドバトルを挑んだとしてもブロック技の失敗に終わるのを。
まぁ、頑張れば化身のシュート技を普通のキャッチ技で止めれるし化身のキャッチ技も普通のシュート技で突破出来るが……相手は当たり前の如く化身使うし、現実の対戦環境では当然全員が化身使いな環境だったりするわけで化身使い0なバックアップチームは頑張ったけども届かなかった。
公式設定で豪炎寺、染岡、目金、吹雪、俺は化身を持っている。霧野が化身を持ってはいたがGO2でやっと出せた事や中学生の時にしか使えないソウルを風丸と鬼道が使い、アルファがスサノオとミキシマックスして原作には存在しないスサノオの化身を発動した事からもしかすると発動出来ていないだけでここに居る誰かが化身を宿している可能性もある……が、あくまでも可能性だ。イナズマイレブンGOシリーズは化身ゲーでGO2はとりあえず全員化身と化身アームド持ち、ギャラクシーは全員ソウル持ち+化身も使えるで対戦ルートの一部はオーラ発動禁止とかあったから化身のゲームバランスの調整ミスったんだろうな。
なんかシャインとダーク、極限育成した円堂のグレイト・ザ・ハンドを真っ向から破るには極限育成した白竜のホワイトブレスかソード・オブ・エクスカリバーかソード・オブ・ファイアじゃないと無理とかどっかで見たな。
「……人工的に化身は作れるしミキシマックスでオーラを渡せばその人固有じゃない化身を出せる……魔神も化身の一種、化身の進化前なところがあるから……理論上では種類による強弱はあれども誰でも化身は出せる…………」
俺、既に魔神グレイトの化身を持ってるって判明してるからその辺りを考えなくていいんだが。他の人にどうすれば化身とか考えたことない。化身に関しては先天性の物だと割り切っていたがキリストとミキシマックスした時にキリストが持っていた化身も発動出来ていたし……化身に関して研究している人、それこそ誰でも化身使いにしてくれる謎のおっさんとかパーフェクト・カスケイドを作ってメンテナンスしてる人にしか化身が誰でも出せる云々が分からないか。
投稿速度
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出来たら即座に出せ
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10話ぐらい溜め込んで毎日1話ずつ出す
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一気に纏めてから一気に出せ
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週一ぐらい
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自分のペースでいいぞ