「いくぞ!」
「来い!」
「マキシマムサーカス!」
「ダイヤモンドハンド!!」
プロミネンスの襲来でギプスを外すことになってしまった。
当初の予定では外さないのだが仕方無しに外した。プロミネンス相手に八百長を仕組んだのでGKとして出ることはなかった、そしてついさっき病院で検査して両腕が完治したとの報告があった。
「っち、軽々と防ぎやがるか」
腕が完治したのでGKとしての俺が復帰した。
帝国学園には雷門中とバックアップチームがおり、遂にあの円堂守が帰ってきてくれたのだと言う喜びの視線が向けられている。
特に不動が新たに会得したマキシマムサーカスを軽々とダイヤモンドハンドで受け止めればコレを待っていた!と言わんばかりの視線を向けられた。
「やったな!雷門の守護神の復活だ!」
「いや……ダメだ」
ダイヤモンドハンドでキッチリと不動のマキシマムサーカスを受け止めた。
今まで怪我で動くことが出来なかった俺が遂に復帰してくれたのだと風丸は自分の事の様に喜んでいる……だが、俺は分かった。他ならぬ俺の身体なのだから嫌でも分かってしまった。
「仕方無いとは言え、大分衰えていますね」
「気付く人は気付くか」
「ええ、そりゃもう」
「どういうことですか?」
「円堂くんの腕の筋肉が衰えているのです……長い間、腕が使えない状況だったので仕方ないと言えば仕方ないですが」
ダイヤモンドハンドで不動のマキシマムサーカスを受け止めた瞬間に理解した。大幅に弱体化していると。
GKはサッカーの中で唯一腕を使えるポジション、キャッチやパンチングという大事な仕事を担っている。
「円堂くん、君、結構悪いバランスしてますね」
腕が折れてヒビが入っていると言う状況だったので腕の筋トレは当然出来ない。
急遽ギプスを外したもののちゃんと治っていると医者から言われるまでは腕関係の筋トレはしなかった。しかし地上最強イレブンに何時でも加入することが出来る様にと腕が関係ない出来そうなトレーニングはしていた。
偏った練習をしていた結果、変なところが鍛えられていてホントに鍛えないといけない部分や体幹に必要なところとかそういうのがあまり鍛えられていない。足腰だけを見れば一級品だが全体で見ればバラバラでボディバランスが偏っている。
「まぁ、治ったのであってリハビリを終えたと言われたわけじゃないですからね……リハビリをしないと元に戻らない」
「じゃ、じゃあ……キャプテン、雷門に復帰しないんスか?」
体全体を本来以上のスペックに戻さないといけない。その為には絶対にリハビリは避けては通れない。
今の段階でも木野と俺と源田の中で一番GKとして優れているのは俺な状況だが、エイリア学園のシュートを確実に止めれる自信は無い。ジェミニストーム辺りならばまだイケる。ただ、次からの相手が問題だ。
イプシロンと引き分けた。イプシロンは引き分けた悔しさをバネに特訓する。エイリア学園のドーピングアイテム、エイリア石を過剰に摂取してのパワーアップでなく純粋に修行してパワーアップする。
イプシロンはエイリア石のドーピングでパワーアップしているチームだが、イプシロン改はそれに加えて修行をしたチームだ。オリオンの刻印時空で原作がクソのせいで出番がアレだがデザームはイナズマジャパンに選ばれるスペックはあるし、ネオジャパンとしてイナズマジャパンと戦えるぐらいには強い。そしてマスターランクの3チーム、エイリア石のドーピングをした選手を相手にドーピング無しで勝っていた選手で出来ているチームで、3チームのキャプテンは世界クラスの選手になれる。
感覚的に言えばダイヤモンドハンドはイジゲン・ザ・ハンド以上だがイジゲン・ザ・ハンドよりも物凄く上かと聞かれればNO、ゴッドキャッチとイジゲン・ザ・ハンドの中間ぐらいだ。だから何時もの様にゴールを任せてくれと言えない。特に弱体化していると分かるレベルならば尚更だ。
「リハビリを優先したい……源田と木野のどっちかがGKとして雷門に居てくれ」
「そう、か……本音を言えばお前に戻ってきてほしいけど、リハビリは無視出来ないよな」
怪我で選手として復帰するのに何年もかかった一之瀬は選手として復帰する為のリハビリなんかよりもとかの考えは一切無い。
直ぐに選手としてチームに入れではなくリハビリの方を優先し、一日でも早くに選手として復帰する事が出来る様になってくれと最もらしい意見を述べる。
「ふむ……GKはもう1人ぐらい欲しいですね」
「秋さんと源田さんとキャプテンと僕で4人で、バックアップチームと雷門に2人ずつ入れば充分じゃないんですか?」
GKをもう1人欲しいと考えている金雲さん。
五郎が既に4人居て2チームならば予備のGKをベンチに入れて使える状態だからもう要らないだろうと言う最もな意見を言う……が、既に金雲さんは答えを出している。
「まぁ……それもそうですね……都合良く源田くんや円堂くんレベルのGKなんてもう日本には居ないでしょうし」
俺が出るまで最強のGKと言われていた源田、そして俺。
イナズマキャラバンに乗せると言うのならば源田クラスのGKか素養が大きな選手じゃないといけない……1人だけ、まだ無名なもののそれに該当する選手はしっかりと居る。
「さて、皆さん……具体的にどういう風にパワーアップしたいですか?」
金雲さんに君は特別コースですとリハビリメニューを貰った。
それは当然するとして、金雲さんはバックアップチームと雷門中を集めた。そして聞いた、どういう風にパワーアップをしたいのかと。
「それはどういう意味ですか?」
「今ある必殺技を鍛えに鍛えるのか、それとも新しい必殺技や連携技を会得するのか?少なくともここに居る面々は1人につきなにかしら1つの必殺技を持っています。基礎練は今まで通りにしたとして必殺技を鍛えるのか新しい必殺技を覚えるのかで練習メニューは変わります」
鬼道が皆を代表して意見を聞けば新しい必殺技か既存の技の強化のどっちがいいのかを聞いた。
ゲーム的な話をすれば新しい火力の高い必殺技をポンポンと覚えるのがいいんだが、この世界って真ゴッドハンドでダークフェニックスが止めれる世界だ。最初の技を徹底的に鍛えるか、新しい技を会得するか……アニメとかゲーム的には新しい必殺技ポンポンと出さないといけないがこの世界は現実だからそうはいかない。
「円堂くん、君はこのチームの為に尽くす事は可能ですか?」
「そりゃ出来ますけど……あ、エイリア学園の情報集めろとかそういうのは無理ですよ」
「君はこちら側の最大最強の戦力なのでそんな事はしませんよ……君にGKを止めてリベロとしてフィールドに、と言えば?」
「勿論、やりますよ……でも、俺の代わりにゴールを預けて大丈夫?って感じですよ?」
皆、ハッキリと口にしないが俺がGKとして戻ってくる事を期待している。
源田達が悪いんじゃない、つか、ゲーム的な話をすれば源田は2のガチ対戦環境でそこそこ見るいい選手だ。雷門のGKと言えば俺という印象を受けていて今までは俺の腕が使い物にならないから仕方ないである程度は受け入れていたが、腕が治りリハビリに入った。
俺がGKとして復帰する未来はしっかりと存在しているしやってくる。そしてリベロとして動けと言われればチームの為に動くが、雷門のゴールを守るのが俺じゃないから不安だと他の奴等は思っている。木野はある意味その辺のプレッシャーに負けて一旦抜けたからな。
「そこなんですよね……君の素質が強すぎるのがホントに問題です」
金雲さん、俺は本物の円堂守じゃない。本物の円堂守ならばもっと上手く出来ている。
原作知識からの逆輸入とか色々とやっているからなんとかやっているが、本物の円堂守と対峙した時に確実に本物の円堂守と比べてなにかが欠けている。1人で円堂守を越える方法は存在しない、なんとか模索してなんとか円堂守を越える方法は見つけたがそれをするにはオメガ・ザ・ハンドやグレイト・ザ・ハンドを自由自在に使いこなせるレベルにならないといけない。その段階に入りやっと次の段階に入れる。
「リベロに関しては少しだけ頭の隅に入れておいてください」
原作的に言えば今頃は四国で真・帝国学園と対峙している頃だ。
だが、真・帝国学園は存在していない。影山がエイリア学園の人間に手引きされて警察の魔の手から抜け出して国外逃亡したから。
本来は真・帝国学園との対戦云々の期間が修行に当てられる。
「吹雪くん、私にエターナルブリザードを教えてくれないかな?」
冬花は吹雪に対してエターナルブリザードを教えてくれと頼んだ。断る理由は特に無いので吹雪はエターナルブリザードを冬花に伝授する。
「最強さん召喚!……この技が基礎だ」
吹雪は吹雪で染岡に最強さん召喚を教わる。
既にアイスグランドを会得しているので不要な技に見えるが、おそらくは吹雪の狙いはアレだろう。最強さん召喚はブロック技として使える技だが真の目的はアレを発動させるコツを掴ませる為だ。
「……合わないな」
「なにがダメなんですかね?」
「う〜ん、私達と相性が悪いのかな?」
鬼道と土門と音無はデスゾーンの練習をする。
ただ、どうにも色々と噛み合っていない……多分コレはデスゾーンと言う技が悪いのでそこを改良すれば解決する。
「木野……もう大丈夫なんだよな?」
「うん……ゴッドハンド・タイガーを越える技のイメージは出来てるよ」
ゴッドハンド・タイガーはバーンのアトミックフレアを止めたものの正義の鉄拳と同じデメリットを持っている。
正義の鉄拳をベースにしているところがあるからそりゃそうだ。プロトコル・オメガとの試合を見ているのとプロミネンスはあの時は全力じゃないのは分かっているのでそれ以上の技をイメージしているかと聞けば新しい技のイメージは出来ていると言った。
「ファイアトルネード
「面白そうだね」
エターナルブリザードをなんとか会得した冬花だったが、吹雪のエターナルブリザードには劣っているので別のアプローチをする。
「スピニングカットに分身ディフェンスと風穴ドライブを合わせた技……」
「分身のコツならば知っている」
「スピニングカットなら任せろ」
風丸は新しい技を考える。
スピニングカット、分身ディフェンス、風穴ドライブの3つを掛け合わせた感じのディフェンス技……分身のコツはシャドウが知っており、スピニングカットは西垣の十八番だとアドバイスを送る
「五郎がGKとして出る以上は俺がゴッドハンドを覚えないといけないでヤンス!」
「ゴッドハンドは難しいけど、栗松ならいけるよ!」
五郎がGKとしてフィールドに立つのでロックウォールダムが使えない可能性がある。
栗松がゴッドハンドを会得してロックウォールダムを使えるようにするのだと意気込み、五郎がゴッドハンドを教える。
「はぁ……やっぱりそうよね」
「なにがだよ?」
エイリア学園の動きが全然分からないので帝国学園でサッカーをする、ただそれだけのことをしているが夏未はため息を吐いた。
「円堂くんが居るってだけで全部が良い方向に向かっているわ」
「……そうか?」
まだ選手としてハッキリと復帰したわけじゃない。振り向けばそこに安心してゴールを任せられるキャプテンが居るわけでもない。
今まで何処かバラバラな感じだった雷門中やバックアップチームのメンバーが上手く噛み合い出した。夏未はそれを俺が選手として復帰する事が出来たからだと考えたが特に俺はなにかしたわけじゃない。
「ええ、そうよ……コレを返す日は近いわ……分かっていたことだけど、キャプテンは貴方なのよ」
夏未はキャプテンマークを手にしていた。まだ完全に復帰していないからキャプテンは夏未の物だ。でも、復帰したら夏未は俺にキャプテンマークを返す。
「キャプテンとして辛かった、のか?」
「いえ……サッカーが楽しいものだって改めて理解出来たわ。ただまぁ、不満が1つだけあるわね」
「なんだよ、不満って?」
「正真正銘のちゃんとした公式戦で円堂くんと全力で勝負してみたいのよ……今はそんな状況じゃないし、フットボールフロンティアは男女に分かれている。でも、円堂くんが率いるチームと全力で勝負して円堂くんからゴールは奪いたいって思いが少しだけ芽生えているの」
「ハッハッハ……俺からゴールを奪えるとでも?」
人間性として本物の円堂守に負けているしなにかが欠落しているとかそういうのは理解している。
選手としての円堂守を越えれるかもしれない方法は一応は見つけている。だからこそ言ってやろう、俺からゴールなんて奪えるものなら奪ってみろよ。少なくとも俺はFFIの最優秀GKは目指している。FFIのMVP?GKでMVPになるのは難しい。点を取るためにゴールから出るGKなんてMVPとして扱いづらい。天馬が未来の俺がGKなのに点を取りに前に出るっていうスタイルのせいで監督と不仲で実力はあるのに干されかかっているというあまり聞きたくない話を聞いたしな。いやまぁ、点を取る為に前に出るGKは常識的に考えて困るのは確かなんだけども。
試合開始前まではコロコロ代えていいが最終的な選手登録はスタメンの11人+ベンチの5人、この世界のすべてのサッカーがそのルールだ。現実だと大会によってベンチ数がコロコロと変わるらしいがこの世界ではそれが当たり前だ。
スタメンのGKがなんかやたらゴールを放棄して点を取りに行く。じゃあ、リベロとして使ってベンチとして選ばれた第二のGKを出す。しかしスタメンのGKの方がGKとして優秀だ。優秀だからスタメンになっている。試合によっては実質その第二のGKがスタメンとして出る。じゃあ、万が一に第三のGKとしてもう1人ベンチに入れる……と言うことになれば厄介だ。そりゃ干されかけるわ。
投稿速度
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出来たら即座に出せ
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10話ぐらい溜め込んで毎日1話ずつ出す
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一気に纏めてから一気に出せ
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週一ぐらい
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自分のペースでいいぞ