教祖様になっちまったぜ   作:アルピ交通事務局

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再会!炎のストライカー!

 

「「ふざけるな!!」」

 

「ふざけるな?なにがだい?」

 

「「何故ガイアがジェネシスを名乗った!」」

 

 エイリア学園の本拠地である星の使徒研究所。

 そこでマスターランクの3チームのキャプテン、バーン、ガゼル、グランが顔を合わせておりバーンとガゼルがグランを睨んでいた。

 

「なにを言い出すのかと思えば……ジェネシスは俺達のものだ」

 

 エイリア学園最強のチーム、ザ・ジェネシス。

 その称号を手に入れる為に競い合っていたプロミネンス、ダイヤモンドダスト、ガイア。勝手に円堂達雷門イレブンの前に現れたかと思えばジェネシスを名乗ったガイアに関してバーンとガゼルは怒っている。

 

 しかしグランはその怒りを軽くいなす。

 既にジェネシスの称号はガイアにあった。正式にジェネシスの称号は渡っていなかったが、エイリア学園での成績を踏まえればガイアがジェネシスなのは確定であり勝手に名乗っていた。

 

「ふざけるな!まだ雷門に俺達は挑んでねえだろう!」

 

「そうだ……私達ダイヤモンドダストが挑み、雷門を倒す……」

 

「ちげえ!俺達プロミネンスが挑んで雷門を倒すんだ!」

 

「そうは言ってもね……俺はあの円堂守からちゃんとゴールを奪った。バーンの様な情けない醜態を晒さずにね」

 

「っ!!」

 

「そうか……ならば、我等ダイヤモンドダストも円堂守からゴールを奪ってみせよう。そうすれば評価は変わる」

 

「おい、ガゼル!なに寝惚けた事を言ってんだよ!」

 

「まぁまぁ、落ち着いて」

 

「「誰のせいでこうなってるんだ!!」」

 

 非公式な試合で途中から円堂が試合に勝つことを放棄した。

 しかしそれでも円堂からゴールを奪い、更には円堂が率いている雷門から勝利をもぎ取った。そうなればガイアがジェネシスと名乗るに相応しいのだろう。

 

「認めてたまるか……」

 

「奴等に宣戦布告をする。そして完全な勝利をあの方へと捧げる!」

 

「……さて、どうなるんだろうね」

 

 グランは分かっている。

 あの時に戦った円堂は弱体化をしており、別のことを視野に入れていたのを。陽花戸中に何かをしに来ただけでベストなメンバーではないことを。ベストメンバーとジェネシスが戦っていたのならば展開は少し変わっていたかもしれない。

 少なくとも円堂を含める数名だけはジェネシスに喰らいつくことが出来ていた。

 

「円堂くん、楽しみに待っているよ……最も、父さんは雷門中の絶対的な弱点を見抜いているから勝てないだろうがね」

 

 

 ※

 

 

「いや〜サッカーって思ってた以上に面白えんだな!」

 

「だろ?」

 

 綱海とサッカーをして親交を深めていけば綱海はサッカーがサーフィンと同じぐらいに楽しい物だと理解してくれた。

 やっぱりサッカーは世界共通言語なんだなと改めて理解して少しだけ笑みを浮かべた。

 

「ところでさ、豪炎寺って奴を見なかったか?こんな奴なんだけど?」

 

「んん?……いや、見てねえな……探してんのか?」

 

「ああ……まぁ、見たら連絡してくれよ」

 

「おう、じゃあな!」

 

 綱海に豪炎寺の写真を見せたが綱海は豪炎寺を知らなかった。

 さっきまでサーフィン野郎だった男がサッカーを知ったばかりなんだから豪炎寺について知っているかどうか聞かれれば話は別だろう。とりあえず今日は練習した。

 

「いいのか、誘わなくて?」

 

「なにがだ?」

 

「あんなのが居るのは流石に予想外だ……」

 

「ああ、綱海のことか」

 

 鬼道が綱海を雷門に誘わなかったことについて聞いてくる。

 豪炎寺目当てで沖縄に来た。沖縄はサッカー不毛の地だから特に期待していなかったが、まさかのとんでもない原石が居た。

 

「まずは豪炎寺、次に綱海だ……スゲエプレイはしてたけど、凡ミスとかは普通にあったからな?」

 

 綱海、パスとかが上手く出来ていなかった。

 まぁ、小学校の授業で少しだけしかサッカーをやっていなかった奴なんだから当然と言えば当然だが……それでもエイリア学園のマスターランクに届いている俺達の運動能力に追い付いてきた。マジでとんでもない逸材だ。

 

「んじゃ、今日は豪炎寺探しだ。それぞれで探すように……そして大阪の様な二の舞にはならないように」

 

 練習が終わり翌日、豪炎寺探しを再開する。沖縄は日本でもトップレベルの小さな県だがそれでも充分に広い。

 豪炎寺は意図的に姿を隠している……よくある刑事物みたいに監視カメラから何処に誰が居るのかを割り当てる!的なのは出来ない。

 ただし俺には一応はアテはある。俺が居る世界線はアルファ達200年後の未来人が干渉してきた世界線だ。だから、天馬を探す。

 

「よぅ」

 

「っ!?」

 

「ったく、どうせなら静岡とかに行けっての」

 

「……誰だお前は?」

 

「っぷ……」

 

 フードを被っている男を見つけたので声をかければ知らない人として装おうとした。

 フードを外せばホストなんじゃないかと思える見た目……思えば豪炎寺が髪を下ろしてるところを見るのは初だな。

 

「お〜い!もうすぐ飯が出来るぞ!豪炎寺!」

 

「……」

 

「……わ、私はイシドシュウジであって豪炎寺では……」

 

「もう手遅れだよ」

 

 豪炎寺が世話になっている人、イナズマイレブン2最強クラスの選手である土方雷電が割烹着で現れた。

 ゴツい見た目をしているのに割烹着なのはどうなんだよと思ったがそれよりも土方が豪炎寺と言ってしまった事で色々と手遅れになった。

 

「うぇ!?円堂守!?」

 

「土方……出来れば直ぐに気付いて欲しかった……」

 

「わ、悪い……えっと、その……」

 

「落ち着けよ……大方の事情は読めている。と言うかお前と同じ目になりかけた」

 

「っ!?」

 

「お、おぉ、そうか……俺は土方、土方雷電だ……鬼瓦さんの知り合いでな、豪炎寺を預かってるんだ」

 

 俺が大凡の事情を知っていると述べれば土方はホッとしている。

 あらためてと土方は自己紹介をした。鬼瓦さんの知り合いで豪炎寺を預かってる事を教えてくれる。

 

「オレがチームを去った後に鬼瓦さんから電話が来てな……あの人はオレになにかあったんじゃないかって察してくれたんだ。事情を話せばサッカーが流行ってない沖縄に知り合いが居るからそこに匿って貰えって」

 

「俺の親と鬼瓦さんが昔からの馴染みらしいんだ……弟達はあの豪炎寺が!ってスゲえ喜んでてな」

 

「ハハッ、もう人気者だな」

 

「そう言うお前はどうなんだ?」

 

「なんとも言えない微妙なところだ」

 

 久しぶりに豪炎寺と顔を合わせたけれども、豪炎寺は変わっていなかった。

 相変わらず真剣にサッカーと向き合っていて……腕の骨が折れてて使い物にならなかった俺が復帰してるのを見て容体を聞いてきた。

 GKとして復帰する事が出来るには出来るがなんとも言えない微妙なところだ。

 

「円堂……もう少し、もう少しだけ待ってくれないか?」

 

「エイリア学園が来たわけでもなんでもないサッカーが流行ってない沖縄に来たってことは豪炎寺を探しに来たんだろ?エイリア学園がスゲえヤバいのは分かってる。けど、もう少しなんだ……なんでも選手の身内の保護を色々とやっててよ」

 

「分かってる……でも、時間が無いのは確かだ」

 

 エイリア学園の予告が無いのに沖縄にやってきた理由は分かる豪炎寺と土方。

 ストライカーを求めてだろうが……豪炎寺にとって大切な人を守れなくなったらいけない。豪炎寺にとって大切な人が居なくなれば豪炎寺は二度と立ち直れなくなる。

 

 それは分かっている。でも、それと同時に時間が無いのが確かな事だ。

 本来ならばここでイプシロン改と戦うことになるが色々と前倒しをしてプロミネンスかダイヤモンドダストか、それとも両方とかは分からないが戦わないといけない。

 

 グラン達がやってきたのはグラン達の独断での行いだ。

 自分達を倒せばエイリア学園との戦いは終わりだとハッキリと告げた。プロミネンスとダイヤモンドダストはそれについて異議を唱えて俺達雷門を襲撃しに来るだろう。

 

「豪炎寺、今のエイリア学園と戦えるか?」

 

「オレはあの時あの場所に居たらダメだと感じて抜けたが、鍛錬を怠った覚えはない……土方と一緒にサッカーの特訓をし続けて更に強くなった」

 

「そうか……じゃあさ、サッカーやろうぜ!」

 

「ふっ……お前ならそう言うと思ったぞ」

 

「待て!待て!待て!待て!……昼メシだって呼び出してきたのに、試合をおっぱじめるな!」

 

「っと、それもそうか。じゃあ、飯の後だな」

 

「ついでだからお前も食ってけ!」

 

「ああ」

 

 土方家の昼メシをご馳走になることになった。

 夏未達も各々で昼メシを済ませるようにと言っているので土方家で飯を食べる。

 

「豪炎寺と練習が出来るって事はやっぱ土方はサッカー強いのか?」

 

「当たり前よ!エイリア学園だろうが相手になってやるぜ?……って言いてえんだけど、家には弟も妹も居るんだ。まだ小さくてよ、両親は出稼ぎに出てるから俺が面倒見なきゃならねえからサッカー部に顔を出すに出せねえんだ」

 

「土方は強いぞ……もし、フットボールフロンティアの頃に出会っていたら確実に負けていたぐらいだ」

 

「……じゃあ……って、言いたいけども無理なんだよな?」

 

「悪いな……豪炎寺と同じことになるだけでも俺は無理なんだ」

 

 土方は優秀なサッカープレイヤーだ。ゲームでは特にそれが顕著だから誘いたい。

 でも、土方は弟や妹が人質に取られたら自分で何をするか分からないし、その状況に陥る事すら嫌だと断った。

 俺も母ちゃん達が人質に取られたらって考えるとどうしても手を抜いてしまう。

 

「豪炎寺の奴はスゲエぞ。新必殺技を引っさげて……ん?」

 

「……っ!?」

 

「!」

 

 豪炎寺のことを褒めようとして何かを語ろうとすれば土方はなにかに気付く。

 なんだと思えばそこには幼少期の天馬が居た。天馬は犬を助けようとすれば木材が振りかかる。豪炎寺はそれを見た瞬間に咄嗟に身体が動いてボールを蹴り飛ばし木材を退かそうとする。

 

「!?」

 

 木材を退かそうとしたサッカーボールは木材に当たった。

 豪炎寺と土方はこの時に豪炎寺が蹴ったサッカーボールを意識していたが俺は他にサッカーボールが無いのかを意識した。

 読みどおりと言うべきか豪炎寺が蹴ったボールを阻止しようとするボールが来たが……そのボールも阻止された。

 

 多分、今この時間軸の何処かに天馬とフェイとアルファが居るんだろう。

 天馬達が雷門中サッカー部を創設しようとした俺達に接触してきたって事は最初のアルファとの戦いはなんだかんだでアルファを撤退に追い込んでいる。

 

 だが、200年後の未来を左右する戦い。

 手を貸した方がいいのかもしれねえと考えているとこっちに向かってサッカーボールが飛んできた。

 

「お、ナイス!」

 

「あのサッカーボールはもう使えないな」

 

「いいじゃねえか、いいことをしたんだからよ!」

 

 土方と豪炎寺が気付かない絶妙なまでのタイミングでボールが飛んできた。

 俺が綺麗にキャッチをすればボールに1枚の手紙がくっついていた。

 

「【松風天馬への直接的な関与は大人になるまで禁止です】」

 

 手紙を開けばここでテンマーズへの助っ人として干渉するなと書かれていた。

 何処の誰が送ってきたのか?と考える……200年後の未来だろうが更に先の未来からだろうか?

 

「【お詫び申し上げます。我々の関与により歴史が大幅に変化してしまいました。歴史修正等の詳しい詳細については後日、説明を致しますがこのままでは未来が危ういです。松風天馬へ関与したいと思う気持ちをどうか抑えてください】……コレは……」

 

 未来というワードが出てきたことから送ってきたのは何処かは分かった。

 だが問題として何やら込み入った事情がある。歴史が大幅に変化したと言っているが、元から俺が円堂守になってる時点で歴史もクソもあったもんじゃない。

 

「…………」

 

 なにかおかしなことが起きているがそのなにかが分からない。

 オーガが干渉したりエルドラドが干渉したりしていて歴史が色々とおかしくなっているのは分かっている。

 イナズマレジェンドジャパンとの親善試合の謎な世界線もあるし……詳しい詳細を後日教えてくれる。未来からの干渉は本格的にクロノストーン編が始まらないと無いし、基本的には俺はクロノストーンになっているだけだから役立つことは皆無なんだがな。

 

「ま……コレが嘘なわけないか」

 

 未来と天馬の名前を出されたら流石の俺もなにも言えない。

 本当ならばテンマーズにGKとして力を貸してやりたいところだ。パワーアップした豪炎寺と後のイナズマジャパンの土方が居るのならばこの上ない極上の助っ人だろうが……天馬達ならばなんとかなる。

 

 この後になんの説明も無いって言うのならば未来の俺がなんかするだろう。

 イナズマイレブンの世界は過去に時間移動出来るからって何度か歴史改変をしてしまっている……元より正しい歴史というものが無い。多分だがエルドラドが居る未来の時間軸ではグランドセレスタギャラクシーは無かっただろう。

 

 こりゃ色々と歴史を弄ったりしてて、最終的には歴史改変なんてしなくても過去の歴史上の偉人の天馬達の力を借りれば問題無かったとか言うオチで、その分今まで弄った歴史のツケが回ってきたパターンか?

 

 色々と考えたが後日答えが分かるということなのでそれを受け入れることにした。

 土方の家で土方の特製の麻婆丼を食べた後に豪炎寺と軽く勝負をし豪炎寺がパワーアップをしている事を確認した。

どっちにしよう

  • アフロディ(イナズマジャパン)
  • アフロディ(ファイヤードラゴン)
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