教祖様になっちまったぜ   作:アルピ交通事務局

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カオスリベンジ!(前編)

 

 帝国学園に赤と青のエイリア学園のボールが降ってきた。

 眩い光を放ったと思えば赤と青のカオスのユニフォームを着ているチーム、カオスがって……ん?

 

「おい、GKはどうした?」

 

 14人メンバーが居るんだが、GKのユニフォームを着ている奴が居ない。

 エイリア学園のユニフォームはボタン1つで変化する優れ物であるから誰かがGKをとなるが……本来GKのポジションの選手が居ない。ダイヤモンドダストのGKのベルガ、プロミネンスのGKのグレントのどちらもいない。

 

「GKは別にいる」

 

 ガゼルがそう言うともう1つエイリア学園のボールが降ってきて光った。

 あのエイリア学園のボールは確かと思っていれば……そこにはカオスのGKユニフォームを着ているエイリア学園のファーストランクのキャプテンでありGKを務めているデザームが居た。

 

「お前は……」

 

「……カオスのGKのデザームだ。貴様達との対戦を心の底から楽しみにしていたぞ!!」

 

 ニヤリと笑うデザームはこの試合を楽しみにと語る。

 ベルガとグレントを選ばずデザームがGK……とりあえずはアップを始めるがその前に言うべきことは言っておく。

 

「カオスはダイヤモンドダストとプロミネンスの混成チームだ。唯一デザームだけが違うチームで、デザームはファーストランクのチームだ。だから選手として劣っている……そんな風に考えていたのならば直ぐにその思考を捨てろ。俺たちが強くなれるのならば相手も強くなれる。特にデザームはそれが強く浮き出ている」

 

 ガゼルとバーンはジェネシス関係の野心で動いているがデザームはサッカーの楽しさとかそういうのに気付いている。

 熱いサッカーバトルをしたいだなんだと言うサッカー選手として極々普通の気持ちを持っており高い向上心、志を持っている。2人の野心とは関係無いから採用されたのか実力があるから採用されたかどうかは知らないが、夏未達が必死になって倒したイプシロン改を上回るデザームになっているのは確かだ。

 

「このチームで試合を挑むが特別に難しい事はしない。立向居がGKとしてゴールを死守、壁山と綱海と風丸と土門がシュートチャンスを潰しに行く、俺がフィールドを滅茶苦茶に動き、鬼道と一之瀬とナカタが上手くボールを回す、豪炎寺と吹雪が点を取る。カオスは強いチームで不動がベンチから俯瞰して動きを見抜いて、アフロディ達と一緒に相手の作戦を打破したり流れを変える為に交代する」

 

 カオスの目的は雷門を倒したと言う事実が欲しいだけで実は負けても俺達にはそこまでデメリットが無い。

 カオスは勝てば今度はジェネシスへの挑戦権を手に入れるだろう……星の使徒研究所の場所?響木監督がなんだかんだで見つけてくれるだろう。つか、響木監督今何処でマジでなにしてんだ?エイリア学園との戦い始まったけど真・帝国学園無かったから全くと言って顔を合わせてねえ。

 

「相手側には今回ベンチが居るが、それだけだ。どのタイミングで切り替えるを判断する奴が居ない……エイリア学園のサッカーは強いがサッカーを知っている奴が交代を指示したり、混成チームだから高度な連携が上手く取れない。自身の役目を上手く果たせない可能性も高い……勝ちに行くぞ」

 

「「『おーっ!』」」

 

 カオスと言う混成チームにデザームと言うワイルドカード、色々と不安になる可能性があるのでなるべく無くしておく。

 地上最強イレブンのチーム編成が出来たとは言え、文字通りしっかりした実戦はしていない。選ばれなかった側の奴等と練習していてもハッキリとした成果が分からない。オールスターチームだから何処かと他流試合が出来ない。

 

 

 地上最強イレブン

 

 FW 豪炎寺 吹雪

 

 MF ナカタ 鬼道 一之瀬 円堂

 

 DF 風丸 壁山 綱海 土門

 

 GK 立向居

 

 ベンチ 源田 夏未 影野 不動 アフロディ

 

 

 カオス

 

 FW バーン ガゼル

 

 MF ネッパー リオーネ ドロル ヒート

 

 DF ゴッカ ボンバ クララ バーラ

 

 GK デザーム

 

 控え レアン ボニトナ アイシー アイキュー 

 

「さぁ、始まりました地上最強イレブンvsダイヤモンドダストとプロミネンスの混成チーム、カオスの一戦!」

 

 ボールは雷門からのスタート。

 角馬が何時も通り現れては試合開始のホイッスルが鳴り響き豪炎寺が吹雪にボールを渡して試合は動き出す……

 

「流石に無かったか」

 

 この世界、インフレが普通に起こっているから数日で尋常じゃない程にパワーアップする事なんて普通にある。

 ダイヤモンドダストもプロミネンスも雷門に負けたからその負けた悔しさをバネにして特訓を……でバカみたいにパワーアップしていたら流石にヤバい。

 

 カオスを相手にしても、それこそ世界大会でありがちな根本的な人種としての差があって届かない世界があるとかは無い。

 吹雪はある程度はドリブルで駆け抜けていくので当然ディフェンスに来るが、そこは大丈夫と鬼道にボールを回した。

 

「爆イリュージョンボール!」

 

 鬼道にボールを回せば当然、鬼道にディフェンスは向かう。

 鬼道はイリュージョンボールを使い周りを翻弄した後に突破し鬼道にディフェンスが向いたことで吹雪がフリーになり、鬼道は即座にそれを見抜いて吹雪にパスを送った。

 

「ウルフレジェンド!」

 

 既に色々と吹雪は吹っ切れている状態だからウルフレジェンドが使える。

 吹雪はウルフレジェンドを撃った。デザームはニヤリと笑った。

 

「天元突破紅蓮螺巌!!」

 

「っ……」

 

 今までのエターナルブリザードよりも威力が上のウルフレジェンド、カオスの面々にははじめての必殺技だがデザームは防いだ。

 GKをグレントでもベルガでもなくデザームを採用している。皆に言った様にパワーアップしている云々は普通に起きていてもおかしくない。ダイヤモンドダストとプロミネンスはついこの前戦ったがデザームだけはそれよりも前でパワーアップする時間はあった。

 

 グレントかベルガだったら今のウルフレジェンドで撃ち破る事が出来ていたんだが、出来なかった。

 試合はまだまだ始まったばかりなので慌てることはないしゲームメイクをするのは鬼道と不動で、吹雪のウルフレジェンドが最強シュートじゃない。やれる可能性はまだまだ残している。

 

「振り幅デカいな……」

 

 強い対戦相手との試合が燃えるのは極々普通のことで、それで楽しいって思うのも極々普通のことだ。

 ただ……対戦相手の方が強い場合それに呼応するかの様に自分がパワーアップする。相手が強ければ強いほどに燃えるのは当然だが、レベルアップは地道にコツコツ……の筈だが常識的に考えてありえない速度でレベルが上がっている。

 

 時空の共鳴現象と言う言葉で片付けれるがそうじゃない時もある。

 吹雪のウルフレジェンドを止めることが出来たデザームだが吹雪のウルフレジェンドに興奮して昂りもっとだとなり……戦いの中で成長していくと言う漫画らしい展開ではあるが普通にありえない速度でパワーアップしている。

 

 デザーム自体が選手として元から上澄みだから当然かもしれないが、それでも成長速度はありえない。

 それに呼応して地上最強イレブンもパワーが上がっていくから問題は無い様に見えるが、デザームがGKだから点が取るに取れない。

 

「いくぞ!」

 

「足引っ張んじゃねえぞ!」

 

「っ!」

 

 ボールはカオス側に渡りバーンとガゼルが近付いた。

 原作じゃプロミネンスはプロミネンスの、ダイヤモンドダストはダイヤモンドダストの選手にしかパスを出さない問題があったがここではそんな事は無く連携が上手く取れている。

 

「「ファイアブリザード!」」

 

「ムゲン・ザ・ハンドG2……っがぁ!?」

 

 無印のイナイレで最強クラスの必殺シュート、ファイアブリザードが飛んできた。

 立向居がムゲン・ザ・ハンドで止めようとするがムゲン・ザ・ハンドでは止めることが出来ずにゴールを奪われる。

 

「どう見える?」

 

「ファイアブリザードは脅威的で恐らくはシュートブロックが必須だ……立向居が止めるにはムゲン・ザ・ハンドを二段階進化させなければならない。如何に圧倒的な成長速度を持っている立向居でもそれは不可能だ」

 

 ゴールを奪われたのでボールをセンターラインに持って行くがその間に鬼道と話し合う。

 ファイアブリザードを真正面からのキャッチは難しく、確実に止めるには威力を落とすシュートブロックが必須…………

 

「バーンとガゼルのどっちかをマークをした方がいいか?」

 

 ファイアブリザードが物凄い技なのはイナイレ2及び3やってたら理解出来る。

 だが、ファイアブリザードはバーンとガゼルと言う圧倒的なエースストライカーコンビ2人で成立する技だ……バーンはアトミックフレアを狙いに行かなかった。ガゼルはノーザンインパクトを狙いに行かなかった。最初からファイアブリザードを狙いに行った。

 

「今まで俺達を見下していた彼奴等だが、負けて心の垢が落ちている。アトミックフレアでもノーザンインパクトでもなくファイアブリザードを使ったのは単純にチームとしての連携云々じゃなくて立向居からゴールを奪うのがそれしかない、俺はそう認識している」

 

「奇遇だな、俺もそう認識している……カオスは必殺シュートをファイアブリザードに絞りそこに繋げるルートを幾つか用意している。ファイアブリザードはバーンがボールを持ってガゼルに近づいて、ガゼルがボールを持ってバーンに近づいての2つの選択肢がある……あの2人のどちらかをマークしようにもあの2人は選手としては格上で、そして俺達は点を取られた」

 

 バーンとガゼルのどっちかをマークしようにも、どっちも選手単体としては最強格だ。

 地上最強イレブンに弱い選手は居ないが、綱海や一之瀬をぶつけたとしても軽々と抜かれる。確実に足止めはナカタだが、おそらくは向こうはそれを想定している……そしてこっちは1点奪われた。どうにかして同点にならないといけない。

 

「円堂、サッカーはバスケの様に点の取り合いのスポーツじゃなくて1−0で負けるなんてよくある話だが……このチームは攻撃主体のチームだ。守るよりも攻めることを重視する」

 

「先ずは同点を狙いに行くか……ナカタ、やるか」

 

「ああ……この技は正直、ゾクゾクするよ」

 

 思考が守りに入っている俺にこのチームは攻撃主体のチームで点を取られるリスクよりも点を取りに行くことをナカタに攻めることを意識するように指摘される。何はともあれ同点にならないといけない、そうじゃないと色々と手数とかが増やせない。

 前半戦はまだまだ残っていると吹雪のキックで試合が再開し駆け抜けていく

 

「はぁああ!!豪雪のサイア!」

 

「おおっと、吹雪!ここで化身を出した!化身シュートで突破口を切り開くのか!」

 

「化身か!面白い!」

 

「イグナイトスティール!」

 

 吹雪が化身を出した。角馬が化身シュートで突破口を切り開くのかと実況すればデザームは叫ぶ。

 まだしっかりと化身シュートをデザームは止めていないので止めてやると喜んでいるが、ボンバがイグナイトスティールを使って吹雪からボールを奪おうとする……が、化身の圧倒的なパワーに弾かれた。

 

「円堂くん!」

 

 シュートチャンスは作った、だが俺にパスを出した。

 ここでアイシクルロードは使えるには使えるが、その場合吹雪が途中で倒れる可能性があるのと……豪炎寺と吹雪以外のルートも見せないといけない。豪炎寺と吹雪がストライカーとして充分過ぎる性能と仕事をしているが、超攻撃的なサッカーで何処からでも攻撃ならばここで俺が点を取る。

 

「ナカタ」

 

「ああ!」

 

「「ビクトリーブレイブ!!」」

 

 ブレイブショットとブレイブショットのオーバーライド、見た目は普通にツインオーバーヘッドだがシュートとしては破格のもの。

 デザームはそれを感じ取って笑みを浮かび上げた。

 

「天元突破紅蓮螺巌改……ぐぅ……ぬぁあああ!?」

 

「ゴォオオオル!円堂とナカタによるオーバーライド、ビクトリーブレイブ!デザームからゴールを奪い取った!」

 

「……サラッとギア上げたな」

 

 俺達のビクトリーブレイブが物凄いシュートだと分かれば興奮してデザームはパワーアップをした。

 吹雪がウルフレジェンドを使った際に使った天元突破紅蓮螺巌よりもレベルが上がっている……

 

「ビクトリーブレイブでなんとかなったが、もう通じない。デザームは徐々に強くなっていく……ここからが地上最強イレブンの攻撃的なサッカーの見せ所だな」

 

 俺とナカタによる圧倒的なビクトリーブレイブ、流石にコレは危険だとなれば当然撃てない様にする。

 それに意識を向けさせれば地上最強イレブンの売り文句である何処からでも攻撃が可能なのを成立させる事が出来る……ただし問題はシュートを成立はさせれるが、ゴールを奪うことが出来るかどうかが問題だ。

 

「吹雪、どうしてアイシクルロードで攻めなかったんだ?」

 

「そうしたいのは山々なんだけどね……化身の必殺技はスタミナを物凄く消費するんだ。1点を取るのに対して消費するスタミナの効率が圧倒的に悪くて……だから化身を出してシュートを決めるんじゃなくてシュートチャンスを作るだけに留めたんだ」

 

 吹雪の化身シュートがあり、それでデザームを突破する事が出来ると読んでいる一之瀬は聞いた。

 出来るかどうかの話になれば出来るには出来るのだが、そこから吹雪のコンディションはガタ落ちする。だから化身シュートじゃなくて化身パワーのゴリ押しで突破口を切り開いてシュートを別の誰かの必殺シュートに任せた。

 

「コレで同点になって互いに要注意人物を見つけた……」

 

 ビクトリーブレイブは危険だからと撃たせない様にナカタでなく俺をリオーネがマークする。

 リオーネを突破して積極的な攻撃は難しいと即座に判断し、周りも無理に俺にボールを回しにいかない。

 

「「ファイアブリザード!」」

 

「「ロックウォールダム!」」

 

「ムゲン・ザ・ハンドG2!……よし!」

 

 カオスはファイアブリザード一択、それ以外で立向居を破ることが出来ないと言う判断でファイアブリザードを効率良く撃てる様に動いている。FWにシュートを撃たせやすい様にすると言う当たり前のプレイングがしっかりと出来ており、途中で俺と壁山がロックウォールダムを出してパワーダウンさせなければムゲン・ザ・ハンドG2じゃ止められない威力だ。

 

「吹雪、降りたぞ!」

 

「はぁぁああ!!豪雪のサイア弐式!!」

 

 そんなこんなで1−1の関係性が続いていく……シュートチャンスは生まれてはいる。お互いにシュート自体はしているがキャッチされる。そんな状況が続いている中でもうすぐ前半戦が終わろうとしている。そこで瞳子監督が左手を上げた。左手は吹雪、右手は豪炎寺が化身シュートをしていいと言う合図であり、許可が降りたのだと吹雪は豪雪のサイアを弐式にパワーアップさせてゴリ押しのパワードリブルで突破し

 

「アイシクルロード!」

 

「真天元突破紅蓮螺巌!……ふん!!!」

 

「っ!?」

 

 化身シュートで決めに行くがデザームの天元突破紅蓮螺巌によりゴールは奪えなかった。

 化身シュートは強力ではあるが絶対じゃない……吹雪がシュートチャンスを生み出す為に相手ディフェンスを化身のゴリ押しで突破していって化身発動をしてスタミナが減っている中でのアイシクルロード……ウルフレジェンドより威力は上なのは確かだがスタミナが万全な状態のアイシクルロードと同じ威力か?と聞かれれば威力は下がっている。ここで前半戦終了のホイッスルが鳴り響いた。





ビクトリーブレイブ

ブレイブショット✕ブレイブショットのオーバーライド

山属性 消費TP100 威力150(世界への挑戦編)

どっちにしよう

  • アフロディ(イナズマジャパン)
  • アフロディ(ファイヤードラゴン)
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