ダンジョンに双子の白兎がいるのは間違っているだろうか   作:あましのの小説部屋

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第三章中層編
10話【白兎と中層と危機】


「それじゃ神様、行ってきます」

 

ベルと未だ眠そうなエルがダンジョンに向かう

 

「気を付けるんだよ」

 

「ほら、エル。行くよ」

 

「うにゅ・・・・」

 

□ □ □ □ □

「やっと来ましたか」

 

「ごめん、少し遅れた」

 

「何気にはじめてだな、四人でダンジョンに潜るのは」

 

いつもはベルとエルは別々に行動することが多い、だが今回潜るのは中層、何が起こるかわからないので一緒に行動している。ちなみにリューの助言である。

 

――――――――――――――――――――――――――――――

数日前

豊穣の女主人

 

「【未完の少年(リトルルーキー)】と【未完の大鎌使い(リトルサイザー)】ですか」

 

「私としては【知恵神の生き残り】なんて二つ名にならなくてよかったよ」

 

今日は私達のランクアップを祝ってもらえるため豊穣の女主人に来ている

 

「ふふ、それでは、ベルさんたちもこられましたし、始めましょうか」

 

「シルさんとリューさん、店のほうは大丈夫なんですか?」

 

「ミア母さんからの伝言です『私達を貸してやるから存分に笑って飲め』と」

 

なるほど、一発で分かってしまった。

 

私こういう場って苦手なんだよなぁ

 

「それとお久しぶりです、エル。また会うとは思いませんでした」

 

「エルとリューさん知り合いだったの?!」

 

「ええ、まあ」

 

「一応半年も早くオラリオにいたし、ファミリア内で宴会もあったしね」 

 

「クラネルさん、中層は上層と比べてモンスターの強さや出現頻度が全く異なります。一つ一つはたいしたことがなくとも積み重なればいずれ取り返しのつかないことになる、少なくともあと一人仲間を増やすべきだ」

 

「仲間か・・・」

 

「パーティーでお困りかぁ!【未完の少年(リトルルーキー)】【未完の大鎌使い(リトルサイザー)】」

 

ゴロツキか・・・

 

たしかこのあとはリューさんがゴロツキらを追い出したっけ・・・・・・

――――――――――――――――――――――――――――――

「ヴェルフ!後ろからヘルハウンド!」

 

「間に合わねえ!エル!!」

 

「了解!!」

 

「ベル様!左右からもヘルハウンドの炎が!」

 

「「任せて(ろ)!」」

 

【ファイアボルト!!】

 

【アイスボルト!!】

 

今私達は13階層にいる

中層の始まりだ

 

「幸先良いな、初めての中層にしては」

 

「ただ、何故か嫌な予感がするんだ」

 

あのときは自分より強い人がいたり、無我夢中で走ったから分からなかったけどここは中層、なにが起こるかわからない

 

「もう少ししたら引き返しましょう」

 

「僕も賛意」

 

「初の中層探索で無理する訳にはいかないからね」

 

数分後

 

(ある程度狩ったことだし、そろそろ引き返そう)

 

そう思い引き返そうとしたその時

 

ピキッ

 

「みんな!構えて!!」

 

ギギギギキィ

 

「「「っ!・・・・モンスターパーティー」」」

 

私達は大量のモンスターに囲まれた

 

「おい、初めての中層でこれはきついぜ」

 

「まったくです」

 

「無駄口叩いてないで早く対処するよ!」

 

といっても・・・・

 

さすがに数多過ぎる

 

「向こうに人が!」

 

こちら側には通路があるけど私達の方に向かっている気がする

 

・・・・っ!!

 

「まずい!パスパレ「すいません!」」

 

極東風の服を着た集団の一人が謝りながら通り過ぎた

 

「いけません!!押しつけられました!」

 

もしかして嫌な予感って・・・・

 

その時リューさんの言葉が過った

 

(いや、違う本当にやばいのは!!)

 

ビキビキッ

 

ギギギギギキィ

 

「天井から大量のバットバット!!」

 

まずい、天井が崩落する!!

 

間に合わない!せめて全員の身を守るだけても!

 

【アイスボルト!!】

 

なんとかなれぇえ!

 

=================

 

15階層

 

「みんな・・・・大丈夫?」

 

「ああ、なんとか・・・」

 

「エル様が氷の防護壁を作って下さらなければ危なかったです」

 

よかったみんな無事だ・・・でも、

 

「どうやら天井が崩れると同時に床も崩れたみたい、私の記憶でもここは15階層だし」

 

ここから引き返そうにも元に戻れる保障はない

 

「ひとつ提案があります、ここは18階層に向かうのはどうでしょうか」

 

「な、正気かリリスケ?!」

 

「下に行けばモンスターも強くなります、ですが18階層にはダンジョンの安全階層があります。そこで他のパーティーと同行させて貰うという手です」

 

「だけど17階層にいるゴライアスはどうすんの?!」

 

「それに関してはロキ・ファミリアがすでに討伐済みです、復活までのインターバルを考えてもギリギリ間に合います。ですが決めるのはリーダーであるベル様です、ご決断を」

 

「進もう、僕もその方がいい気がする」

 

こうして私達は18階層へ目指した、途中リリルカとヴェルフが倒れたが17階層へたどり着けた、だけど私もベルも満身創痍

 

「ここを抜ければあと少し」

 

「早く行こう」

 

そうして私達は走り出した

 

ビキッ

 

少し遅かったか

 

「ベル!逃げ切るぞ!アイス・・・」

 

「ファイア・・・」

 

「「ボルト!!」」

 

少し鈍った!

 

だけど・・・

 

ガシッ

 

「ごめん・・・べ・・」

 

私は気を失うところでベルに背負われた

 

 

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