ダンジョンに双子の白兎がいるのは間違っているだろうか 作:あましのの小説部屋
ヘスティア様が神会に行ってから三日、今日は怪物祭の日
メーティス・ファミリア時代にどういう催しなのか、本来の目的も教えてもらっていたが実際に行ったことはない。
(行ってみようかな・・・)
今現在ホームの中には私一人だ、というか昼まで寝ていた。ダンジョンに行く気力もないし暇だから行ってみようと思った。
* * * * * *
道が人でごった返している
(っ、寝起きの頭でこれはキツイ)
人気の多いところは昔から苦手だ。何というか頭に響く。さらにオラリオの人口は村の時の比ではないし、半年以上いてもなれる気がしない
辺りを見回しては普段より屋台が多い、とりあえず甘い物でも食べて落ち着こう。
そういえばしばらく甘いものを口にしてないな・・・・・・
* * * * * *
しばらく歩いていると奥から悲鳴が聞こえてきた
「シルバーバック?!なんでここに!」
(だけど様子がおかしい・・・・
誰かを狙っているような・・・っ?!」
不審に思い視線を追うと、
「ベル!ヘスティア様!」
(まずい、ベルは冒険者になって少ししかたっていない。しかも、ヘスティア様もいる状態早く追いつかないと・・・・)
追いつこうと思いダイダロス通りに入った瞬間
「っ?!」
(何?!この刺すような気は グハッ
突然何者かに吹き飛ばされ、壁に思い切り激突した
昔からのタフな身体のおかげで気絶はせずに済んだ
「誰だ!」
目を向けてみると白フードと仮面をつけた少女が立っていた
「・・・・・」
シュタッ
音もなくこちらに向かってきた、右手には槍 左手にはダガー、対して私の武器は護身用のナイフとセツの形見の鉤爪、リーチが短い
槍は接近戦に持ち込めば何とかなるが相手はダガーを持っているうえにレベルが上
だけど目的は勝つことじゃない、この人を巻き、ベルとヘスティア様に追いつくこと、それに私には認識阻害のスキルがある、視界さえ一度だけでも入らなければいい。
だが、、、、
カキン、カキン、カキン
攻撃を防ぐのか精いっぱいの私にはどうにもできない、このままではじり貧で負ける。どうすれば、、、、っ?!
バキッ
(ナイフが折れた?!)
ザッシュッ
「?!」
(まずい、、、このままじゃ・・・
だけど!)
なんとか意識を途切れさせずに鉤づめを取り出した
「まだだ!私はまだやられてない!!」
「っ?!」
(体力も意識もギリギリだけど・・・・?!
なんだ?)
「団・・・長・・うあああああああああああああああ!!」
突然頭を抱えて悶え始めた
チャンス!
私はスキルを使い気配を消し全力で逃げた
だけど、
(頭が・・・眩暈が・・・ごめん・・)
ドサッ
私は意識を手放した・・・・血を流しすぎたのだ
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