ダンジョンに双子の白兎がいるのは間違っているだろうか   作:あましのの小説部屋

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5話【灰被りと黒兎・・・襲撃】

「はじめまして、小さな盗人さん」

 

黒いローブに顔の大部分を包帯で覆った少女が話しかけてきた。 

 

「いや、リリルカ・アーデさんの方が良かったかしら?」

 

「何のことでしよう・・・・」

 

「とぼけなくても分かりますよ。それに貴女が大事そうに持っているそのナイフ、ある少年から取った物でしょう・・・・あ、そんなに警戒しなくても私は貴女に危害を加える気はありませんのでご心配なく」

 

そんなはずは無い、そう思うほどに口調に反して唯一見えている目からは相当な殺気が出ていた

 

「・・・なにが目的ですか」

 

「まあ、そう焦らなくても。貴女、ファミリアを抜けるためにお金がいるのでしょう?」

 

「なぜそれを?!」

 

「貴女のことは既に把握済みです。情報には伝手があるので。 さて本題です。

貴女、私と手を組みませんか?」

 

「もし、断れば?」

 

「その時は、貴女が犯してきた犯罪をギルドに告発し、つきだします。ただ貴女にとってそれほど悪い条件ではありませんよ。こちらの条件を飲んでくれたのならファミリア脱退の資金をこちらで出しますので」

 

「・・・・その条件は・・」

 

一歩間違えば死ぬことが明らかな状況の中少女が言う

 

「━━━━するだけです」

 

* * * * * *

 

「エル!こっちの方にナイフ落ちてなかった?刀身が黒いナイフ!」

 

ベルとすれ違った

 

「もしかしてこれ?」

 

私はベルにナイフを渡した、

 

道端に落ちていたと言うことにして

 

「せっかくヘスティア様に貰った物なんだから大事にしないと。もう落としちゃだめだよ」

 

 

(さて、こっちの件は終わったことだし、ここからは私の時間だね。この前の落とし前付けて貰うよ

 

 

 

ソーマ・ファミリア)

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

(リリルカさんの情報によるとここかな)

 

エルはソーマファミリアのホームである「酒蔵」にたどり着いた

 

(さて、酔い覚ましの時間ですよ)

 

 

 

 

【アイスボルト】

 

そう言い放った瞬間、辺りに稲妻が走ると同時に周りが凍結した

 

外にいたソーマファミリアの団員は全員凍った

 

(この稲妻に触れたもの全てが凍結する、【弟と対になる速攻魔法】ただし決定的に違うのは【氷】と【炎】だけではなく、本質から違う。ベルの魔法は稲妻のような爆炎を放つ魔法に対して私の魔法は稲妻のような速度で辺り一面を凍結させる魔法、足止めによく使えるが攻撃としてはファイアボルトに劣る

 

 

 

ちなみにベルが魔法の試し撃ちするためにダンジョンに潜りマインドダウンしたと聞いたときにはベルに説教をした)

 

そして、中に入る

 

中にいた団員も全員氷漬けにした

 

主神室

 

「は、早く逃げましょうソーマ様!奴がここに来る前に!!」

 

バンッ

 

「ひぃ!!」

 

彫りが深い細面に眼鏡をかけ、嫌らしさを隠しきれていないヒューマンの男、団長ザニス・ルストラ、酒蔵が襲撃された事により、主神ソーマを連れて逃げだそうとしていた。

 

だが

 

【アイスボルト】

 

(まあ、私の前でそんなことさせないけどね)

 

「貴方達にはこの前の落とし前を付けて貰うために拘束させて貰うよ」

 

さてこれで下準備はバッチリ!

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