透き通る様な世界の可能性の獣達   作:エドアルド

3 / 4
今回は可能性の獣達とオリ主、先生の邂逅ですね。


出会うは……

 

「実に興味深い」

 

そう呟いた人物のスーツから出ている生身は黒く白いヒビ割れが広がっている。

黒服と呼ばれその人物のその視線の先はにはアームド・アーマーBSの撃つバンシィと――

 

「失敗作とはいえウガル相手に互角ですか」

 

それを空を蹴るように避けるウガルと呼ばれたライオンを模したようなロボットだった。

そのままウガルはバンシィに近付きその大口を開くがバンシィはアームド・アーマーBSを盾にして防ぐ。

アームド・アーマーBSにはウガルの牙が食い込む程度だがアームド・アーマーBSをパージし自由になった右手のビームトンファーが展開されウガルの体に振るわれる。

ウガルは切断される事は無かったが浅く装甲に傷を入れられていた。

 

「……役立ちそうですね」

 

変わらず映像を見ている黒服はそう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

********

 

 

 

 

 

 

 

銃弾がそこらじゅうにばら撒かれ地面や壁を削る。

 

「なんなんですか!」

 

そう声をあげたのは青い髪の少女早瀬ユウカだった。

彼女は先生に呼び出され他数名の生徒と共にキヴォトスの郊外にやって来ていた。

 

「先生、騙されたのでは?」

 

そう言いながら銃弾を機関銃を乱射するロボットの頭に撃ち込んだのは黒髪の少女―少女と言うには少々体型が凄まじいが―の羽川ハスミだ。

 

「いや、あれは嘘を言ってるようには思えなかった」

 

そう返すのはシャーレの先生。彼は指揮を取りながら冷静に返す。

 

「じゃあこの機械達は何なんでしょうか?」

 

風紀と書かれた腕章を身につけ自動拳銃M712を撃つ少女、火宮チナツはそう言う。

 

「……あの子は『悪い大人』と言っていた。思いつくならそれだけど――」

 

先生がそこまで言った時凄まじい音と共に赤色の塊がロボット達に突っ込みロボット達はひしゃげ飛び散った。

 

「今度は何ですか!?」

 

突然の事にユウカは叫ぶ。

衝撃が収まった時に顔をあげれば。

 

「何ですかあれ……」

 

ハスミ達の視線の先には赤い獣、ライオンのような存在〈ウガル〉が姿を現す。

そしてその奥からは黒い人型のロボット〈バンシィ〉が歩いてくる。

 

その光景に生徒は唖然とし先生は目を輝かせる。いつの時代も巨大ロボは男のロマンという事なのだろう。

 

それと同時に先生が持つシッテムの箱に通信が入る。

 

『遅い到着ですね。先生』

「……君は」

『悪い大人が先にしてしまいましたがまぁ良いです。来てくれたので。それと少々離れていてください。あの赤い畜生を潰すので』

 

通信の相手は先生をここに呼び寄せた少女、ベルだ。

彼女は先生に警告をすると意識を目の前で起き上がったウガルに向ける。

それと同時にウガルは爪を赤く染めて襲いかかる。

 

ベルはウガルの振るわれた左前脚を右手で掴むことで止める。

 

「ヒートクローもってるのか。他にも色々ありそうだから早めに潰した方がいいね」

 

そうベルが呟くと同時にコクピットのリニアシートが変形を始める。

コクピットのコンソールには〈D-system〉の文字が浮かび上がる。これはこの世界用にユニコーンガンダム達が調整した〈NT-D〉である。本来の目的であるニュータイプの抹殺を目的としたシステムはこの世界では無用なため純粋に目の前の敵をデストロイする為のシステムになった。

 

そしてバンシィの全身のサイコフレームが膨張する事で各部装甲が展開し、体格が一回り拡張する。更にスラスターがバックパックに内蔵されていた2基と脚部内蔵の2基が開放される。サイコフレームは赤みかかった金色に発光する。顔も特徴的なガンダムフェイスに変わる。

 

そんなバンシィを見る先生はもはやタダのロマンを愛する男となって瞳を輝かせている。

 

バンシィの変形に嫌な予感を感じたのかウガルは大口を開きエネルギーを貯めるがその時にはバンシィのもう片方を手が天高く掲げられその左腕に装着されたアームド・アーマーVNが展開その凶悪な四本のクローが牙を剥く。さらに四本のクローは超振動を起こす。理論上ではユニコーンガンダムを粉々に粉砕する一撃を放つ。

 

ウガルに向けて振り下ろされたアームド・アーマーVNはその頭どころか胴体にかけて真っ二つに粉砕する。

 

そうして爆発し飛び散る。

 

「……ふぅ」

 

ベルはこの世界に転生してから可能性の獣達にシュミレーションで鍛えられたが始めての実戦、しかもD-systemを使った戦闘を終えため息をついた。

そして緊張の糸が切れたベルは眠るように気絶した。

 

戦闘が終わるのを確認すると先生はおもむろにバンシィに近づく

 

「ちょっと先生!危ないですよ!」

 

ユウカの声を無視して先生は進んでいくそうするとバンシィは膝を着き屈む。

そしてコクピットハッチが開く。

 

そして中からベルが転がり落ちてくるがすぐにキャッチ、先生の目の前にベルを置くとバンシィは今度こそ沈黙した。

 

ベルはコクピットから転がり落ちた衝撃から目を覚まし先生を見つける。

 

「……以外とイケメンですね」

 

ベルの口から出たのはそんな言葉、てっきりアロナが描いた似顔絵のように頭頂部が後退してる薄毛なのだろうと思っていたのだが予想は外れたようだ。

 

「……色々と言いたいことや聞きたいことはあるけど、初めまして」

「初めまして私は輪舞 ベル。この子は……バンシィとでも呼んであげて見た目はあの子のものだし。よろしくね先生」

 

ベルの発言に複雑そうな顔をしながら笑いそう言う先生に自己紹介をしてベルは再び目を閉じた。




可能性の獣達の名前を迷ってるオリ主と作者。型式的には全てユニコーンもバンシィもフェネクスもRX-0 ユニコーンガンダム呼びが正しいのだが一号機くんがまんまユニコーン呼びだからなぁ。外見はバンシィだけど融合してるからなぁ、融合してしまった弊害がここに来て( `ᾥ´ )クッ

ちなみにウガルくんのスペックは

ヒートクローに口のキャノン砲、空中蹴り連続5回までだけですね。
アームド・アーマーBSにはかすり傷しか付けられてない。アームド・アーマーBSをパージしたのは主人公が右手を自由にしたかっただけ。あと噛み付いたウガルくんを外すよりはパージした方が早かった。
それと正直正面からぶつかっても余裕でバンシィくんが勝ちますね。

ガンタニュウム合金とサイコフレームを簡単に砕けると思うなよ!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。