リアルタイムでストーリーを見ながら進めるので不定期更新になりそうです。
第1話 その世界で、男は目覚める
・・・・・・我々は望む、七つの嘆きを。
・・・・・・我々は覚えている、ジェリコの古則を。
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ーーーシッテムの箱へようこそ、****先生
そんな言葉が聞こえ、ふと、俺は目を覚ました。
あたりを見ると、電車の中かここは?
「・・・・私のミスでした。」
そう言い目の前に座るのは、学生?軍服?を着る1人の少女であった。
脇腹から出血している。大丈夫か、と声を掛けたかったが声が出ない。
どう言う事だ?困惑している俺をよそに彼女は話を進める。
「私の選択、そしてそれによって招かれたこのすべての状況。
結局、この結果に辿り着いて初めて、あなたの方が正しかったことを悟るだなんて・・・」
「今更図々しいですが、お願いします。」
そう言い、彼女は一呼吸置く。
「フェクト・W・ウォーカー先生。」
思わず立ち上がりそうになったが、動けない。
だが今はそれよりも気になることがある。
(なぜ俺の名前を知っている?)
質問したが、声が出ない。さっき声が出なかったのを忘れてた。
「きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません。
何も思い出せなくても、恐らくあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうから・・・・」
ホントかなあ?
俺、そこまで物覚えが良い訳じゃあないからなにするかわからんぞ?
「ですから・・・大事なのは経験ではなく、選択。」
「あなたにしできない、選択の数々。」
悪い、なんの話か全くわからん。
でもまあ要するに、「なんかやらかして失敗したからやり直そう」
ってことかな?
「責任を負うものについて、話したことがありましたね。あのときの私にはわかりませんでしたが、今なら理解できます。」
「大人としての責任と義務、そしてその延長線上にあった選択の数々・・・・」
オーッノーッ! 俺の嫌いな言葉は1番が「責任」で、2番が「期待」なんだぜーッ!
そんな独り言を余所に、彼女は話を続ける。
「それが意味する心延えも。」
「・・・・ですから、先生。」
「私が信じられる大人である、あなたになら、このねじれて歪んだ終着点とは、また別の結果を・・・」
「そこへつながる選択肢は、きっと見つかるはずです。」
再び呼吸を置く。
「ですから、先生、どうか・・・。」
意識が闇へ遠のいてゆく。
その刹那、彼女がこちらへ何かを渡したような気がした。
そして意識は暗転する。
「・・・・・い。」
「・・・・先生、起きてください。」
誰かの声が聞こえる。まだ寝てたいんだけど・・・。
「フェクト先生、起きてください!」
そして俺の意識は覚醒する。
どうやらこの世界に「安眠」の二文字はないらしい。