とある男たちの青春の記録   作:探究の大図書館第9柱

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作者の駄文シリーズ新作です。
リアルタイムでストーリーを見ながら進めるので不定期更新になりそうです。




プロローグ
第1話 その世界で、男は目覚める


・・・・・・我々は望む、七つの嘆きを。

 

・・・・・・我々は覚えている、ジェリコの古則を。

 

ーーーー接続パスワード認証

 

ーーーシッテムの箱へようこそ、****先生

 

そんな言葉が聞こえ、ふと、俺は目を覚ました。

あたりを見ると、電車の中かここは?

 

「・・・・私のミスでした。」

 

そう言い目の前に座るのは、学生?軍服?を着る1人の少女であった。

脇腹から出血している。大丈夫か、と声を掛けたかったが声が出ない。

どう言う事だ?困惑している俺をよそに彼女は話を進める。

 

「私の選択、そしてそれによって招かれたこのすべての状況。

 結局、この結果に辿り着いて初めて、あなたの方が正しかったことを悟るだなんて・・・」

「今更図々しいですが、お願いします。」

 

そう言い、彼女は一呼吸置く。

 

「フェクト・W・ウォーカー先生。」

 

思わず立ち上がりそうになったが、動けない。

だが今はそれよりも気になることがある。

(なぜ俺の名前を知っている?)

質問したが、声が出ない。さっき声が出なかったのを忘れてた。

 

「きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません。

 何も思い出せなくても、恐らくあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうから・・・・」

 

ホントかなあ?

俺、そこまで物覚えが良い訳じゃあないからなにするかわからんぞ?

 

「ですから・・・大事なのは経験ではなく、選択。」

「あなたにしできない、選択の数々。」

 

悪い、なんの話か全くわからん。

でもまあ要するに、「なんかやらかして失敗したからやり直そう」

ってことかな?

 

「責任を負うものについて、話したことがありましたね。あのときの私にはわかりませんでしたが、今なら理解できます。」

「大人としての責任と義務、そしてその延長線上にあった選択の数々・・・・」

 

オーッノーッ! 俺の嫌いな言葉は1番が「責任」で、2番が「期待」なんだぜーッ!

そんな独り言を余所に、彼女は話を続ける。

 

「それが意味する心延えも。」

「・・・・ですから、先生。」

「私が信じられる大人である、あなたになら、このねじれて歪んだ終着点とは、また別の結果を・・・」

「そこへつながる選択肢は、きっと見つかるはずです。」

 

再び呼吸を置く。

 

「ですから、先生、どうか・・・。」

 

意識が闇へ遠のいてゆく。

その刹那、彼女がこちらへ何かを渡したような気がした。

そして意識は暗転する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・い。」

「・・・・先生、起きてください。」

 

 

 

誰かの声が聞こえる。まだ寝てたいんだけど・・・。

 

「フェクト先生、起きてください!」

 

そして俺の意識は覚醒する。

どうやらこの世界に「安眠」の二文字はないらしい。

 

 

 

 

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