とある男たちの青春の記録   作:探究の大図書館第9柱

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無双と言いながらまだ戦わない詐欺(ネタバレ)。
追加:一部追記、編集しました


第3話 男はその世界で無双する

連邦生徒会のあるタワーの外は、まさに戦場と言っていい有様だった。

不良達が銃を乱射し、戦車での砲撃を行い、辺りを破壊する。

その光景を見た俺が最初に思ったのは、

 

「世紀末ってこんな感じかな・・・?」

 

であった。

そして今俺たちは戦場のど真ん中にいた。

な、何を言ってるのか分からねーと思うが(略)

一応、車両に乗ってシャーレの部室のあるタワーの近くまでは来れたが、そこからが問題だった。

不良という名の犯罪者予備軍が多すぎる!

 

「ヒャッハーー!!!!」

「汚物は消毒だー!」

「連邦生徒会がなんぼのもんじゃー!」

 

まさに世紀末だな・・・・

あと今汚物は消毒つったやつ、汚物はお前だ。

一応俺らは物陰に隠れてるし、

出発直前にリンちゃんから別働隊を率いて合流するって言われたけど、

その前に爆破されそうなんだよなぁ・・・・

 

「あーもう、なんで私達が不良たちと戦わなきゃいけないの!!」

 

ユウカも愚痴りながら一応応戦もしてる。

ごめんな?

 

「サンクトゥムタワーの制御権を取り戻すには、あの部室の奪還が必要ですから・・・」

 

「それは聞いたけど・・・!私これでも、うちの学校では生徒会に所属してて、それなりの扱いなんだけど!なんで私が・・・!」

 

ベージュの髪の子、『火宮(ひのみや)チナツ』が真面目に返すが、

それでもゴネる。・・・罪悪感がすごい。ほんとごめんな?

すると彼女に弾丸が当たる。

 

「いっ、痛っ!!痛いってば!!あいつら違法JHP弾を使ってるじゃない!?」

 

なんか、無事そうなんだけど。身体、丈夫なんだなぁ(白目)。

ところで、JHP弾って何?ヴェノム、わかる?

(ホローポイント弾ノコトダナ。アタルト弾丸ガハレツシ、体内ニ弾丸ノ破片ガ残ルカラ普通の人間ダト悲惨ナコトニナル。)

オッケ、大体把握、じゃあさ、()()を使った()()だったら?

(ムキズ)

よっしゃ。

 

「伏せてください、ユウカ。それに、ホローポイント弾違法指定されてはいません。」

 

「うちの学校ではこれから違法になるの!傷跡が残るでしょ!」

 

黒髪長髪の子、『羽川(はねかわ)ハスミ』がそう言うと、ユウカは言い返す。やっぱここ(キヴォトス)、学園ごとにルールとか違う感じだね?

あと、自身の傷跡気にする奴はいくらか余裕が残っている。

古事記にもそう書いてある。

 

「今は先生が一緒なので、その点に気を付けましょう。先生を守ることが最優先。あの建物の奪還はその次です。」

 

「ハスミさんの言う通りです。先生はキヴォトスではないところから来た方ですので・・・・」

「私たちとは違って、弾丸一つでも生命の危機にさらされる可能性があります。その点ご注意を!」

 

ハスミの発言にチナツが同意する。あれ?もしかして俺、信用されてない?一応、ここ来る前は銃撃戦程度よくやってたんだけどな・・・・

(ソリャア、誰モお前ノ実情ヲ知ラナインダカラナ)

まぁ、確かにそれもそっか・・・・

 

「分かってるわ。先生、先生は戦場に出ないでください!私たちが戦ってる間は、この安全な場所にいてくださいね!」

 

ユウカにもそう言われた。なんか自信無くなりそう・・・・

(アー、マァ、ナンダ、ソノ、元気ダセヨ、ナ?)

ヴェノムにも慰められる始末だよ・・・・

 

「先生、閃光弾手持ち、なくなります!」

 

白髪の子、『守月(もりづき)スズミ』も閃光弾を用いて応戦しているが、やはりというか多勢に無勢、やや劣勢になっている。

 

・・・・どうやら、俺が出張るしかないらしい。

まあ元々、あんまり戦わせたくないしな・・・

ヴェノム、行けるか?

(アア、イツデモイケルゼ)

じゃ、行くか。

 

「あー、なぁ、みんな」

 

「「「「なんですか先生!?」」」」

 

うぉっ、圧スゲ。

 

「今この状況を打破する策があるんだけど、聞きたい?」

 

「策?」

 

ユウカが聞き返してくれた。以外とノリ良いなこの子。

 

「ああ、その策とは!」

 

「策とは!」

 

良い感じにノってくれるから言い出しやすくなったな。

じゃあ、いっちょ宣言しますか!

 

「俺が前に出て戦う!」

 

「却下です先生。」

 

「ご自分の立場を考えてください先生」

 

「流石に冗談ですよね?」

 

「やっぱり取り消してください先生」

 

「えぇ?」

 

なんか全員に反対されたんだけど。

まあ、確かに俺ってみんなから見たら銃で打たれても、殴られても普通に死にそうなんだもんなぁ・・・・

(ジャア、見セテヤレバ良イ)

おっ、そうだな。久々に同意見だ。

 

「まあまあ、見てなって。」

 

「ちょ、先生、さっき言ったこと・・・て、なにこれ!?」

 

少しの間ヴェノムで拘束させてもらう。

・・・・やっぱこれ、ヒーローのやることじゃあねぇな?

(ソリャオマエ、ナァ?)

ま、そうなんだけどさ。ヒーローではやれる事に限りがある。

故に俺はヒーローとは別の形でやる事にした。

 

「先生、戻って来てください!先生!」

 

ユウカが必死な叫びで呼んでくる。やめて?俺の良心が痛むからやめて?

(ヤーイヤーイ、女の子泣カセー)

うるせえ、お前も同罪だろうが。

なんならさっきノリノリで拘束してたよな?見てたからな?

(ヒュ、ヒューヒュー)

嘘つくの下手くそか。

とりあえず落ち着かせるために言い聞かせる。

 

「あー、まあ大丈夫」

 

 

 

 

「俺、最強だから。」

 

「先生・・・・・?」

 

「それにさ、俺、指示出しとか下手くそなんだよね」

 

そんなことを言って、俺は敵の眼前に出る。

信じてくれると良いなぁ・・・・。

どう考えてもただの強がりにしか聞こえんよなぁ・・・。

 

「おい見ろよ!こいつ、『ヘイロー』も無いくせに出て来やがったぞ!」

 

「ハッ!今更人数差にビビって出て来やがったか!」

 

「足手纏いが出て来たところで、俺たちが暴れんのをやめると思ったか?

やめるわけねぇんだよ!」

 

まあ確かに、その『ヘイロー』、とやらが彼女らが弾丸を直撃しても無事な理由なら、確かにそれが無い俺は側から見れば足手纏いだ。

だが、俺は多分この中では1番強いんだろうな。

 

「ヒャッハー!死んじまいな!間抜けぇ!」

 

瞬間、俺の体を戦車の爆炎が包む。

 

「先生ぇぇぇぇーーーーーーーー!!!!」

 

ユウカの叫びが、戦場に響き渡った。

 

 




ユウカが動かしやすくて他のキャラが動かせん・・・
すまんハスミ・・・・

キャラ紹介の続き
・フェクト・ウォーカー
説明:ちゃんと生きてます(保険)
・ヴェノム
説明:他作品と同じなので特に言うことはないです。
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