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百津郷百瀬(ももづごうももせ)の百花繚乱な鎖国宣言第一話
百津郷百瀬(ももづごうももせ)と呼ばれる男性教授の存在を黒神めだかが知覚したのは、彼女のいるクラスの担任である久々原滅私(くぐはらめっし)と出会って数週間たったころである。
ソースは黒神めだからしく、「自分の足で稼いだ」などと探偵じみた台詞を耳にしたので久々原はため息をついた。
久々原が教室に来て恒例の挨拶を行うと、彼女は自分の席について百津郷百瀬の名前を挙げたので久々原滅私は虚を突かれてしまい、思わず口を開いてしまう。
「百津郷百瀬先生はどういった人間なのでしょうか?」
「どういったって、いたって普通だよ。あ、俺と比べたらだめだぜ」
「そうですか。では、どういう?」
「普通の努力家っぽい人間だよ。気が利いていて、そうだな、相談しやすい人物、かな」
「なるほど。カウンセラーに近い人物でしたか」
黒神は感慨深そうにそううなずくと、顔を上げて久々原を見つめた。その次の言葉を待つように。
「そうだな、隣の席にいる人と比べると、何も接点のない状態で仲良くなったという感じだ」
「ほう。そこのあたりの話も詳しく教えてください」
久々原は思い出すように、ため息をついて口を開くのだった。
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