あーくんに脳天唐竹割りを叩き込んで後悔した。
技の選択間違えた-ーーーーー!!
「あたっ!?」
「いったあああああああああああああああっ!?」
手え痛ああああああああああああああ!!
感情のまま勢いでやるんじゃ無かった、ちょっと考えてビンタか頬っぺたつねるにすれば良かったわ。
ともかく、これからが本番だわ。
「…痛いぞ、有馬…」
「うっさい、こっちも痛いわよ。だいたいあんたは、大有罪の処刑確定フルコースなんだからこの程度受け入れろや!!」
「だいたい、あんた思い詰め過ぎ!ネクラナルシスボッチで人には話せない内容だからって一人で背負いすぎ。そのせいで、思考がせばまって、心が追い込まれて考えが突拍子もないことになるのよ。」
「まず、なんで自分が幸せになっちゃいけない事になるのよ。お母さんを守れなかった罪悪感からでも思い詰め過ぎよ。」
「……罪悪感なのは分かっている、だけど…声がするんだ、そばにいたのにお前は守れなかったんだそんな権利は無い……と。」
「…幻聴が聞こえるって、心の傷がエグイわね。そばにいたからってどうにかできるとも限らないし、守れなかったって事なら大勢の人が幸せになってはいけない事になるわよ」
「大好きなお母さん、アイの仇を取りたいって事はわかるは、でもね、あーくん自身の事を罰しようとしなくてもいいんだよ」
「俺が、俺を罰する!?」
「そうよ。あーくんの話を聞いてると、地獄に墜ちてもいいから復讐をするんじやなくて、復讐したら自分が地獄に墜ちるように計画しているように感じるよ?」
「(確かに、俺は自分自身を、何もせず何もできなかった自分を恨んでいるから、もう一人の俺が責め立てるのだろう)」
「だからね、相手への復讐だけじゃなくて自分も罰するために計画をたてるから、やり遂げた時自分が重い罪になるような計画なんじゃない?」
「どんな内容なのかは分からないけど、自分の罪を重くするために、復讐方法がかなりえげつない事になっているんじゃないの?」
「(言われてみればそうのかもしれない、だけど止める事は出来ないんだ)」
「それでも、俺はこの復讐を進めるしかないんだ」
「何でよ!何であーくんが、一緒に地獄に墜ちなくちゃいけないのよ!?」
「地獄に墜ちるのは復讐相手だけでいいでしょうが!!」
「(ん?)」
「相手に付き合って、あーくんまで地獄に墜ちる必要はないんだよ!」
「………ちょっといいか、有馬」
あれ、あーくんが、何か考え始めた?あ、私の説得に心動かされたのかな。
「有馬は、…俺の復讐を止めようとしてるんだよな?」
「へ?」
?……あー、成る程話が噛み合ってなかったのね。
なら、ちゃんと伝わるように気を付けて話さないとね。
「私が止めようとしているのは、あーくんが、不幸になろうとしている事よ!やられたんならやり返すのはとうぜんでしょうが!!」
私は、右手の拳を握り、肘を曲げ前方へ突きだし2の腕を叩きながら宣言した。
あーくんが、呆れと驚きが合わさったような顔をした。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
「まあ、世間一般的に復讐は良くないやら何やらかんやら言われてるけど、やり返さないと収まらない事もあるわよ」
「まあ、復讐の方法とか、何をやられたからやり返そうとするかによるけどね」
「世の中には、どうしようもなく些細でくだらない事で、どうしようもなく低俗で、歪で、自分勝手なくだらない思考でむしろ自分が加害者なのに復讐してやるとか言いだすボケも居るけど、あーくんは完全に被害者だから復讐して仇を取りたいと思っても仕方ないわ」
「後、復讐の方法だけど、これって相手がどんな奴で何をされて、その結果何が起こって、それが自分にどんな影響を与えられて、どう捉えてどんな答えをだしたかによるけど、あーくんの自分は幸せに成らないって考えは間違っているわ!」
「自分が許せ無い気持ちが強いのは分かったは、でもね復讐をやり遂げたら全部は無理でも、少しは自分の事を赦して幸せになる事を考える事は出来ないかな?」
「綺麗事を言っているのは分かっているわ。でも、地獄に墜ちても、何てのはもう何もかもが失くなってしまった人の言うことよ。」
「でも、今のあーくんの周りには何も無い何て事はないでしょ?」
「それらは、あーくんにとっては無いのと同じ程度の物だったの?違うよね。あーくんは言ったよね、守りたい幸せになってほしいって、自分が消えてもそうなってほしいと思える程大事に思ってくれてるんだよね」
「…………」
「それと同じように、あーくんの事を周りの皆も大事に思っているんだよ。そんなあーくんが居なくなったら皆幸せに何てなれないよ」
「だからね、やるんだったらあーくんが不幸になるんじゃなくて、皆で幸せになる復讐をやりなさい!」
「有馬、そんな思い付きで変えられる程復讐は…「幸せになってほしいから思い付きでレ○プをしようとした奴が言うんじゃねえ!!」
つい、あーくんの言葉の途中で怒鳴ってしまったけど仕方ないよね(・ωく)
「だいたい、お母さんっていう幸せを奪われているのよ、それなのに幸せになってはいけない何て考えるんじゃないわよ!」
「そもそも、復讐ってのは相手を不幸にして、幸せに成った自分がそれを見て満足するもんじゃないの?」
「ちょっと待て!?」
「あーくんは、相手を不幸のズンドコドン底に叩き落として、地獄巡りのループしてるのを、ふんぞり返って美女を侍らせて高笑いしながら眺めているぐらいでいいんだよ!?……やっぱムカついてきたから美女は無し!」
「悪魔かお前は!?後、俺のイメージひどくね!?」
「スケコマシなのは合ってんでしょうが、自分を地獄に墜ちる悪人みたいな事言っといてこの程度で動揺すんな!」
「スケコマシじゃねえ!!後、地獄に墜ちるにしても悪人の方向性が違うわ!?」
「悪人の方向性て何じゃー!?」
「兎に角、皆が幸せになってほしいんなら消えるんじゃないわよ。他に迷惑掛ける事してるんなら自分自身で御詫びしに行きなさい」
「…計画はもうだいぶ進んでいるんだ、今さら修正するなんて出来ない…」
「修正以前にすでに破綻してるでしょうがー!!すでに私が幸せじゃねー!!」
「い、いったいどうし…あ!」
「レ○プされそうになって幸せって思うか-!?そんな記憶あっても不幸になるだけじゃー!!幸せにしたいんだったらやり直せー、ちゃんとしたセックスで記憶を上書きしろーーー!!」
あーくんが、計画を修正する気が無いようなので、すでに破綻しかけていることを言ったら、ついさっきの事を忘れてやがったので怒鳴り付けてやったわ!!!
?あれ?…………………………………………………うひぇひゃあっ!????!?え?え?なに!?わたシナニいっちゃっテルノー&@☆◎#?@!#?
え?え?え?え~と?どどどどうしよう。あーくんも固まってるよ!?あーもう、どーにでもなれ!こーなったらとことん、行ってやらあ!
「あーくん、好きよ。」
「……つっ!?」
「ずっとずっと好きだったの。あかねと付き合うようになったり、私から離れていった時は諦めようとしたけどだめだった」
「忘れよう忘れようとしていたんだけど、……それなのに優しくしてきて、勘違いさせて、全然忘れる事ができなかったわよ!!このバカアホボケカスがーー!」
「うぅ…ぐずっ……ごめん、…思い出したら取り乱したわ…」
だめだ、興奮しすぎて涙まででてきたわ。
こんな痛くて、しつこくて重い子なんて、お断りよね。
「分かったよ、有馬」
「はえ?」
?あーくん何ていったの?何で顔が近づいてるの?
゛ふにゅ〝
うひゅっはあ!??!キッきききっキ、キスしちゃつたのよね!?驚いて身体が跳ねて離れちゃったわよ!!
な、なんか耳許が煩いわね、あ、私の心臓の音だ!うう、顔も熱くなってるような…あれ?あーくんの顔がまた近づい……
またキスしちゃった-ー!?や、柔らかいし、しっとりしてる!?ひゃん!?なにかゾクッてきたー!?
あ、キスやめちゃった、どれくらいしてたんだろう?もっともっとしていたいよ。あ、あーくんが近づいて来てくれた。あーくん顔が赤くなってる、かわいい♡
またキスしてくれた♡きゃっ!?口になにか入ってきた、ひゃん、これ舌だわ、しゅっしゅごい、ゾクゾクがゾクゾクが来てるよ-ー!!
あ、離れちゃった、あーくんスゴい顔、ヨダレたれてる、あ、たれてるんじゃなくて繋がってる。
「あーく~ん、もっと~♡」
少し酸欠になっていたが、息が調ったので声を掛ける、それを聞いたあーくんは私をお姫様抱っこして運んでいった。
゛ぽすっ〝
優しく横たえられた、この感触はベッドかな?そしてあーくんに声を掛けられ直ぐに返事をした。
「有馬、いくぞ」
「うん、きて」
そして、私とあーくんは重なった。
side:アクア
有馬に叩かれて冷静になってきた、話したら本当にヤバイ事は言ってない筈だ…たぶん。
しかし、こいつには驚かされるし、やらかすなあ。
復讐を止めさせるための説得と思ったら、幸せのために復讐しろと言うし、その理屈がすげえドン引きするし、後レ○プしようとした御詫びにセックスしろって!?聞いた時、時間が停まったぞ!?そんな胸がほぼ丸見えの状態で言うなよ!!…原因俺だけど。有馬も時間が停まってたからまた勢いで言っちまったんだろうなあ。さらに、告白しながら罵倒して涙流すって、色々溜め込んでたんだな、まあ原因俺だけど。
よし、さすがにセックスまでやろうとしないだろう、キスすれば恥ずかしがって止めるよな?
していいんだよな?いいんだよな?よ、よし、やるぞ!?
し、してしまった、ええい落ち着け初めてではないだろうが!有馬は顔真っ赤にしてるな、でもまだしてほしそうだな?
よし、今回はさっきより長くしてみたがどうだ、瞳が潤んでまだまだほしそうにしてるな?次で恥ずかしがらせる、本気をだすぞ、覚悟しろ有馬!
ど、どうだ今度こそ、恥ずかしがって止めるよな?
うっ、顔が蕩けきって目の焦点が合ってねえ!?
「あーく~ん、もっと~♡」
何だ!!!このエロカワイイ生物は!!?
し、しかたない、さすがにセックスしようとしたら躊躇するだろう。ここではやりにくいからベッドに運ぼう。
………………………………有馬は躊躇しなかった。
「いいご身分だな、欲望ままに行動して……」
ああ、またこの夢か、復讐をやり遂げなければどうしたってこの呪縛からは逃れられないんだな。
俺はうつむいたまま゛俺〝の言葉を聞いていた。
「自分の罪を忘れて、のうのうと「あーくんいじめてんじゃねーぞ、ゴルアァァァァァァァァ!!!」
゛ボガンッ〝
「痛っ!?ゲホッ、ゴホッ」
!?何だ、何が起きた!?あの声は有馬か!?顔を上げると頭と眼鏡が白い粉にまみれているあいつがいた。
あ、何かの容器が飛んで来て、当たって中身の粉がまた顔にかかった!!
「ゴホッ、クッ、お前いきなり何をす「うるさい!!!」
゛ボゴンッ〝
「ぎゃあああああああああああああああああ!?目が目が-ーーーーー!?」
何かでこんなシーン有ったなと、少し現実逃避しながら見ていたら゛俺〝はそのまま消えてしまった。
「あーくん大丈夫?」
有馬が心配そうにこちらにやって来た。
そうか、あれ有馬がやったのか。
「ククッ…」
「どしたの、あーくん?」
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
無性に笑いが込み上げて来て止まらなかった。
笑いながら、俺の意識はだんだんと闇に沈んでいった。
side;アクアend
「う…んん…」
意識がだんだん上がってくる感覚がする。
ああ、やっぱりさっきのは夢だったのだと確信した。
変な夢だった、眼鏡白衣のおっさんが、ベンチに座って項垂れているあーくんに怒鳴り付けていたので、反射的に手に持っていた物を投げ付けてしまったけど、何だったのかしら?眼鏡おっさんは消えて、それ見てあーくんが笑いだしたのよね?まあ楽しそうだったからいいか。後、あの容器は何だったのかしら?私の写真が使われていたけど、あんな仕事やったかな?
そんな事を考えながら眼を開けると、そこにはアクアが眠って居た!?
゛カヒュウ〝「ゲェホ、ゴホゴホ」
うう…驚いてむせちゃった、あーくん起きなかったよね?
んぎゃ!?…………痛い…。最初はゆっくりだったけど、気付いたら激しくなってたからなあ。…途中から、私も夢中になってたなあ。……顔が熱い、この後あーくんとちゃんと話せるかな?
あーもう!時間有るからまだ寝てよう、起きてから考える事にしよう。…………避妊、してなかった……
起きると、あーくんは居なかった。……寝坊した。
それから、あーくんも私も最初は動揺してたけど今は特に何もなく変わらない日常を送っていた。いや、雰囲気少し変わったかな?う~ん、どう言えばいいか分かんないけど、何かが変わった気がするのよね。そうそうあの時の事はお互い話して無いのよね。てか、私から話せるような話題じゃねえよ!?
そうこうしてる内にあーくんとルビーが卒業した。ルビーが進学できない(しない、ではない)のは分かるけど、あーくんが進学しなかった理由を不安なので聞いてみると、゛どんな道に進むのか迷っている〝とだけ答えてくれた。
映画「十五年の嘘」公開後。良くも悪くも話題になり、その影響もあり仕事が忙しかったため、あーくんの行動に気付くのが遅れてしまった。
そう、苺プロに、警察からあーくんがロケ先で事件に巻き込まれ病院に運ばれたと連絡が来るまでは。
あーくんのスケジュールに、五反田監督の短編映画の撮影で十日間のロケを見た時にもっと疑えばよかったのだが過ぎた事を言ってもしょうがない。後で聞いたのだが、この仕事を最期にしばらく休業するように私達には内緒で話を進めていたそうだ。成る程、ロケの後にすぐ休業か、知っていたらロケの間に復讐の行動を起こすって気付かれるかもしれないから内緒にしていたわけね。
この連絡後、社長はすぐに色々な調整をして現地に飛んで行った。私達も行きたかったがそれは無理と言うものだろう。
ルビーが酷い状態になったので MEMちょと二人で対応して何とか落ち着いてきてくれたわ。私だって不安でしょうがない、今すぐ飛んで行きたいのに行けないのがもどかしい。うっ、体調も悪くなってきた、吐き気がしてきたわ。
社長から連絡がきた、その時の私とルビーの反応は鬼気迫るどころか鬼気逃げるだったと言われたわ。
あーくんの状態は、一番酷いのが腕の切り傷で、あとは、擦り傷と痣が数ヶ所、精密検査でも他に異常無しすぐに戻ってこれるですって!よ、良かったー。あ~ルビーが泣き出しちゃった、まあしょうがないか。あ、私も泣いてるや、でも安心した、これで仕事に集中できるわ。でもまだ体調悪い感じね。
あーくんが帰って来た、ルビー、あかね、MEMちょ、私でもみくちゃにしてやったわ、ルビーとあかねはギャン泣きしていたわ。私はギャン泣きはしなかったけどね。
後日、事務所であーくんと二人きりになれたので、話したい事を話し合った。
「ねぇあーくんは、これからどうするの?」
「…どうするって…何の事でだ?」
「ん~聞きたい事はたくさん有るんだけど、あーくんが話したい事だけでいいよ」
「俺もずるい事言ったけど、お前もずるいな。そうだな、まず、復讐は俺がやる事は全てやった、後は結果を待つだけだが奴は…カミキヒカルは間もなく捕まるはずだ」
「カミキヒカル、それが復讐の相手の名前なのね(そして、あーくんの……)」
「もう気付いてると思うが、復讐の内容は変更した、変更するのにどれだけ葛藤があったか、変更した内容とかは別に話さなくていいな」
「今更内容を変更するなんて難しいかと思ってたんだが、監督達が計画とは別に俺が罪に問われ無いように、最悪でも俺が主犯になら無いように、俺に秘密で色々準備していてな、お陰で内容の変更はスムーズに出来たよ」
「大事に守られてたんだね、感謝しなくちゃだめよ?」
「本当そうだな、この事はルビーとあかねにも話したんだが、ルビーは「おにいちゃんが無事で良かったけど、周りに心配かけすぎだよ」って、あかねには「アクア君が前を向いて進む事を選んでくれて嬉しい、でもその決断の原因が私じゃ無いのが悔しいな」ってな」
「そっか……」
あかねが悔しがってたかー。そうよねー、あーくんが前に進むようになったのって私のおかげだからね~。フハハハハハハハハ♪︎
「何考えているかだいたい分かるが、その不気味なにやけドヤ顔やめろ」
うっ、顔に出ちゃってたか。
「これからの事なんだが、大学進学のために受験勉強だな」
「進学するんだ!?あーくん元々成績良かったからすぐに遅れは取り戻せるよ、…役者の方はどうするの?」
「大学はレベルの高い所を受けるから、遅れを取り戻すだけじゃ足りないな。役者は……復讐のために芸能界に居るための手段でしかないはずだったんだが、今はまだはっきりとした答はだせないが、俺にとって大きな物に成っている感じだ」
「後、俺自身の気持ちに整理が着いてない、情けないが今だに自分は許されてはいけない、そんな考えが浮かんでしまうし、皆の側に居て良いのか不安になってしまうんだ」
「ずっと、そんな考えに囚われていたんだもの、すぐに気持ちを切り替えるのは難しいよ」
「それと、有馬、おまえに対しての気持ちだ」
「えひぇ!?」
と、突然何を言い出すのよ!?変な声出ちゃったじゃない!!
「俺の中では答はでている、だがさっきも言ったが他の気持ちに整理が着いていない、そんな状態で伝えるのは自分自身から逃げている様な気がするんだ、卑怯だろうが、気持ちの整理が着くまで待っていてほしい」
「分かったわ。その時はちゃんと伝えてね」
私も伝えたい事があるけど、ちゃんと検査して確認してからの方がいいわね、ミヤコさんに相談しなくちゃ。
「他に聞きたい事はあるか?」
「ううん、それじゃ私ミヤコさんに用があるから行くね」
「…………有馬!」
「なあに?」
「………………いや…またな、有馬」
「?うん、またねあーくん」
さあて、ミヤコさん怒るだろうな-。
後日、このあーくんの態度にもっと疑問に思えばよかったと後悔した。
次の日
゛済まない。気持ちの整理が着いたら必ず戻る。〝
そんな内容の書き置きを残して、あーくんは居なくなった(#゚Д゚)ノ
「ただいま戻りました」
「あ、おかえり~。いつもの報告書きてたよ~」
MEMちょに言われてテーブルを見ると調査会社からの定期報告が来ていた。
「先輩お帰りー」
「ママ、おかえり~」
そこにルビーと、赤く綺麗な髪と整った可愛い顔に右目に星を宿した、2歳になる愛しの我が息子がやって来た。
「ただいま、かなめ、お姉ちゃんに遊んで貰ってたんだね」
「うん、かなめくん、ルビーマ・マと楽しく遊んでたんだよね~」
「そっか~良かったね~。所でルビー」
「何かな先輩?」
「かなめにママと呼ばせようとするのやめなさい」
「何言ってるんですか!?私とおにいちゃんは双子だから遺伝子はほぼ同じなんですよ、ならば、おにいちゃんの子供は私の子供でもあるんです!!」
「そんな、超絶トンデモ異次元理論、通用するか-!?」
「まあまあ二人とも、それよりかなちゃん報告書の確認しないの?」
小声で言い争って居るとMEMちょが話しかけてきた。
そうだわ報告書が来てたんだっけ、さて今回はどうだったかしら?
「………………」
「かなちゃん?」
「先輩?」
「ママ」
「よ……」
「「よ?」」
「よっしゃ-ーーーーー-ー-ーーーーー!!!!」
「うわぁっ!?」
「な、何じゃ-ー!?」
私は歓喜の余り叫んでいた!!
「遂に見つけたわよ、あーくん首を洗って待ってなさい!!」
「お、おにいちゃん遂に見つかったの!?」
「ほ、本当なの!?また別人じゃなくて!?」
「本人よ、かなめとのDNA検査でも親子だってでてるわ!!」
「そんな事まで頼んでたんだ…」
「あかねにも連絡しなきゃね、皆でのり込むわよ!!」
「場所は何処なの?」
「○○県そこの●◎◇大学の医学部に通っているわ」
「医学部……そっかあ…」
「ほえ~アクたん医学生なんだ!」
「講義のスケジュールはこうなのね、よし皆の都合がついたら大学にのり込むわよ、かなめ、もうすぐパパに会えるわよ!!」
「パパ?」
「かなめ君も大学に連れてくの?」
「当然よ」
「え~、大学に連れてったらアクたん周りから白い眼で見られるようになっちゃうよ」
「いいのよ、こっちがどんだけ苦労して、どんだけ心配したと思っているのよ、多少の罰は当然よ!それにあの男は自分は不幸でなくちゃいけない、なんて、ほざいてたんだから、これぐらいの不幸問題無いわよ!!」
「辛辣~」
「不幸の種類が違うんじゃないかな~」
会ったらまずどうしてやりましょ?色々浮かんで来て決まらないわね、とりあえず顔を見れば何か浮かぶでしょ。
あーくん、あなたは幸せに成ってほしいって言ったわよね、言葉通りに私は私の幸せのために行動するんだから文句は聞かないわよ!!
覚悟しなさいねあーくん、今、会いに行くわよ!!
fin
かなsideのキス描写R-15でどこまで表現して良いのか判らないので、何度も書き直し結局シンプル?にしました。