「イーグル様行きますよ!宮からそんなに出たくないんですか?」
「俺はこの宮での生活で満足している、ハリベルの作る菓子は美味しいしミラの作るご飯も美味いんだこの宮から出る理由がない」
俺は出るのが嫌なんじゃない、出る理由が無いんだ。
「イーグル様は私以外の十刃達は他に誰を知っていますか?」
「グリムジョーとヤミーぐらいだ」
「そうでしょう?戦場では誰が仲間なのか、知らない霊圧わかる方がいいですよ?」
確かにな俺は霊圧を基本的に出していないし、関わりが少ないからわかる奴も少ないだろうな。
「確かにハリベルの言っている事は正しい、よし、十刃の顔を覚えるか」
「わかってくれましたか、では行きますよ」
ハリベルは俺の手を握り廊下へと連れ出した。
「なんだ、イーグル卿じゃナイカ、ボクになんのヨウかな?」
聞き取りにくい声だな、二人が交互に喋っているみたいだ。
「イーグル様こいつはアーロニーロ・アルリエリです」
「ほぅ、奇妙な霊圧だ確かに十刃に慣れる物だが、何故かお前の霊圧はごちゃごちゃで分かりずらいな」
「ソウダヨ、ボクは他の虚を喰ライ能力も奪う、能力をツカウためどんなザコ虚でも少しのコルんだよ、だから分かりにくいんだと思うヨ、逆に分かり易いト覚えてクレ」
「そうか、ハリベルこいつの声聞きにくいから次行くか」
「そうですね、次行きましょうか」
「えっ、それは仕様ナンだケド」
哀れアーロニーロ・アルリエリ、全てはイーグルの気分で決まる。
一人に成ったアーロニーロは何処か悲しそうなだった。
「お初にお目にかかるイーグル卿、僕はザエルアポロ・グランツ」
「ハリベルこいつも喋り方が独特だな、十刃に成るには喋り方が特有じゃないといけないのか?」
「いえ、私は特にその様な事は言われませんでした、十刃なりの個性ではないですか?十人居ては影が薄くなってしまいますし」
その点ハリベルはいいな、十刃唯一の女でしかも容姿は属性てんこ盛り、うんこれは忘れそうにないな。
「厳しい事言うね、僕は理性がある時からこうさ、イーグル卿は初めてだから自己紹介しようか!」
「いや別に、俺はお前の霊圧さえわかれば良いんだが」
「イーグル様ザエルアポロはいつもこうなんです、諦めて下さい」
「私の名は狂気のマッドサイエンティスト!鳳凰院グランツ!ルミーナよ!私の知的飲料水を取れ!」
ザエルアポロは両手を顔の前で交差させて高らかに叫ぶ。
「ハリベルこいつ元から個性の塊じゃないか、もう次行くか」
「そうですね、あいつはとても分かり易い」
ザエルアポロ・グランツの笑い声を背に聞きながら次の宮に向かった。
「ここが次の宮です、あれ?此処は誰の宮でしたっけ?」
おいおいハリベルであろう者が忘れるなんてどんな奴だ?
「ハリベルも覚えて無いなんてある意味凄いな」
「うーん?思い出せません、私も覚えはいい方だと思っているのですが、すみませんイーグル様確かめに行きましょうかか」
「ハリベルが覚えられない奴を、俺が覚えられているはずがない、そいつはいい次に行こう」
ゾマリ・ルルーは今日は誰と会う事も無く一人で瞑想していた。
「此処はグリムジョーの宮ですけどあいつは基本自分の宮には居ません」
「そうなのか、あいつは自由だな」
俺も自由だがあいつもかなり自由だと思う。
「アァッ!イーグルの旦那じゃねぇか!どうしたんだ?」
ん、後ろからの声分かり易い声が聞こえる、汗をかいたグリムジョーだな。
「グリムジョーか、イーグル様に十刃の皆を見せようと思ってな」
「まぁ、お前はたまに手ほどきをしているから知っているが、改めてな」
「グリムジョー、お前は何をして来たんだ」
「この汗か?これは少しノイトラと戦って居たんだよ、イーグルの旦那に負けていると馬鹿にしてきてな、少し本気で戦ったんだそしたらな!旦那聞いてくれよ!ノイトラに勝てたんだよ!俺は6番じゃねぇ、実力は5番だぜ!旦那」
そうか、実力が上がったのか、と言うか本当に進歩していたんだな。
「それは良かったじゃないか、お前は確実に上がっているんだ、いつかハリベルに勝てる時が来るといいな」
「それは無いですね、私もイーグル様の訓練を受けているので負けられません」
「慢心は良くないぞ?せっかく無限の可能性がある人に近づいたんだ、それを自分から辞めてはむしろ劣ると俺は思う」
「分かってるぜ旦那!次はウルキオラのヤローだな!」
こいつも個性が溢れるな、何故かチャラ男とハゲのディアブロスを思いだす。
「ではな、グリムジョーこれからも強く成れるといいな」
「あたりめぇ!すぐに上の奴ら倒して旦那を倒してやる!」
楽しみな事だな、いつになるかは知らんが。
「次はグリムジョーの会話でも出たノイトラですね」
「あぁん?誰だてぇは今の俺は機嫌が悪いんだ、どっか行ってろ」
グリムジョーの話は本当らしく血を流している男、ノイトラが居た。
「随分な格好じゃないか、グリムジョーは本当に勝ったんだな」
「あ?今あいつの名前を言うんじゃねぇ、間違えてお前を殺しそうだ」
随分切れやすいな、だがグリムジョーのように理由ではなく、何と無く切れているな。
「ノイトラ自分が負けたんだろ?それはお前が弱いからだ」
「誰だよコイツ!おい!ハリベル誰だこいつはぶっころすぞ!」
「お前が負けたグリムジョーを鍛えたイーグル様だ」
「おめぇが、藍染より強いイーグルだと?グリムジョーはどんな奴に負けたんだ!あぁ!」
ノイトラが長い鎌の様な武器で俺の仮面を飛ばす、攻撃では無いので動かない。
「よりによって、俺が負けた相手が負けた奴が!女!ふざけるな男の俺の上に2人も女が居やがる!」
その言葉に俺は違和感を覚え、ノイトラの首を片手で締めて持ち上げる。
「お前は何故、女が自分より強いと嫌がる?」
「それはお前達が、女、だからだ!」
「理由に成っていないぞ?俺は女である前に戦士だ戦士に性別はない、ただ戦士だ」
「そんなこと言ってなねぇ、身体的に劣る女が男に意見を言うな!」
「ハッハッハ!女が身体的に劣る?違うな、訓練の為の試合ではそうかもしれんが、本当の殺し合いでは何が壁に成ると思う?」
「そんなもの力だ!女は男より力が劣るんだよ!」
「いいや違うな、痛みだ!」
俺は右手でノイトラを首を掴んでいるが、逆のてつまり左手でをノイトラの腹に当てる。
「バカが!俺のイエロは十刃中最高硬度だ?」
「そうか確かに硬いんだろうな、十刃の中ではな」
左手腕でノイトラの脇腹を貫く。
「あぁっ!くそっ!離せ!」
「どうだ、ノイトラ?痛いだろ?」
さらに腕をグリグリ回して傷口を大きくして、腕を抜く。
「イテェに決まってんだろ!くそが!」
ノイトラは腹を抑え蹲る。
「痛いだろ?お前のイエロは硬いらしいが故に痛みには慣れん、俺たちの身体は人に近づく、お前は知らんだろうが人間の身体は女の方が丈夫に作られているんだ?こんな痛みになっ!」
蹲っているノイトラの傷口を腕の上から蹴る。
「痛いだろ?痛いだろうなぁ?何が!女は!劣るだ!劣っているのは女の身体じゃない!お前の思考なんだよ!」
ガスッゴスッバキッ、と一回一回ノイトラの何処かが壊れる。
「ふんっ、たわいもない、いい事を教えてやろう人間の身体は一回壊れて、元に戻る時に前よりも丈夫になる、お前の身体は丈夫になるだろう、ついでに思考もいい方になる事だな」
「くそっ!こんなの勝てねぇじゃねぇか」
「当たり前だ、だがグリムジョーはそれでも俺に勝負を仕掛けるぞ、お前は歩みを止めたがあいつは新しい道を見つけたんだよ、暇が有ったらグリムジョーと一緒に見てやる、まぁその時思考の方が駄目だったらもっと壊すだけだがな」
仰向けに成ったノイトラは何かを考えてから俺の方に顔を向け話す。
「俺もおめぇみてぇに成れるのか?」
「どうだろうな、だがいい事を教えてやる俺も最初からこうでは無かった」
「そうなのか、成れるかなぁ、俺は」
ノイトラは上を向き独り言の様に言う。
「どうだかな、それはお前次第だ、俺に言われても困るぞ?」
「そこは建前でも成れると言っとけ、さぁもうどっか行ってくれ、あんたを見てると傷が痛む」
「そうか、ではなお前もまだ上が有りそうだ、ハリベル待たせて悪いな次に行こうか」
「そうですね、次はウルキオラですね」
この数日後、グリムジョーとノイトラは己を高め合う様に鍛えた、だが一見合わない様な性格な二人の目標は同じだった。
ノイトラさんは根は悪い人ではなく、何処かで歪んだ性格に成ったんだと思います、ネルの所の回想?でもノイトはラネルの事好きなの?と思いました。
イーグル君は基本男には容赦しない、イーグル君ではなく私のモチベーション的にですが。
ノイトラさんは何処か憎めないので性格を正すためにボコボコにして、考え直して貰いました。
ザエルアポロさんですが性格はこのまま行きます、ザエルアポロさんは狂気でもマッドサンエンティストでもあるので、ちなみに知的飲料水はドクターペッパーの事です。