無冠の王 外史 愉快犯と共に悪意に導かれ セレブロ√   作:カグ槌

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こんにちは!カグ槌です!今回はアニメ6話と7話当たりのお話となります!因みに

https://syosetu.org/novel/321930/5.html

↑こちらの森の翁さんのお話を読んで頂いてからの方がわかりやすいと思います!


ではではどうぞ!

あれ?一万字超えてる?



20話 遭遇

 

 

前回

 

テラフェイザーに追い込まれた窮地を救ってくれたダークザギ…しかし消耗して立つのもやっとの彼女へと無慈悲にTRメガバスターが放たれる その爆炎の中 彼女は人体実験の被害者であるデュナミスト達の力を糧に新たな戦士 ウルトラマンザギへと覚醒したのであった その後 新たな人の姿と

 

 

 

「〜〜〜♪」

 

 

「……………………」

 

 

「あの機嫌を治してくれませんかムジナさん!?」

 

 

修羅場を生み出したのであった

 

 

 

取り敢えず彼女の膝枕から起き上がりパルに報告を受ける

 

 

どうやらグリッドマン同盟側でも怪獣の攻撃を受けたようだ、幸いマコトと新世紀中学生のファインプレーにより難を逃れたらしい

 

 

「良かった………あ!そう言えばテラフェイザーとあの巨大バーサークはどうしたのさ!」

 

 

あんな巨大怪獣の残骸残しておく方が問題だと伝えるも

 

 

『それなら安心してくれ、既に回収済みさ』

 

 

「そっか……」

 

 

「えぇチブロイドと働きアリ(バリスレイダー)を総動員してネジの一本単位まで回収しました、テラバーサークは一部をナースデッセイ号の改造や修理パーツに、そしてメダルの素材ですね」

 

 

「そ、そっか……何というか白スーツの遺産だな」

 

 

「そうですね、これで今まで誤魔化し続けてたナースデッセイ号のメンテナンスに入れます」

 

 

「やっぱりバトルモードの連発は負荷が大きいよな」

 

 

「当然です…それとメダルの方ですが」

 

 

「『ギガ、スカウト、サテライトのメダルが出来たぞ』」

 

 

「との事です」

 

 

「嘘っ!ギガバーサークってマックスのラスボスだよな……それにスカウトとサテライトは使い道がありそうだな…」

 

 

「それと……此方を」

 

 

パルから渡されたのは白スーツが持っていた召喚用の銃 フェイズライザーだった

 

 

「これって、テラフェイザーの?」

 

 

パルが頷くと報告する

 

 

「調べてみましたがマスター権がリセットされていましたのでハルト、ムジナ、そして彼女を登録して置きました必要に応じてテラフェイザーを使用可能です」

 

 

「そっか……」

 

 

あんなのでも応援してたファンだ…まぁ色々問題有りだが

 

 

「ですがテラフェイザー本体の使用は暫くお待ち下さい…それまでは銃としての使用のみに留めて下さい」

 

 

「何かあったの?」

 

 

「破損が酷く、またスフィア汚染が確認されました…除染の意味も込めて…拠点なら直ぐにでも大規模修復は行えますが此処では限界がありますから」

 

 

「そうだな………ザギさんや」

 

 

「はい何でしょう?」

 

 

「自衛用にコレ持っとけ俺はレイディングガン、ムジナはジードライザーとカプセルあるし…それに……神の力を持つと知ったら連中が何をしでかすか分からない…」

 

 

流石にノアやザギ、ネクサスの力をノーリスクで使えるとは思えない…なら彼女にもウルトラマン以外の力が必要だ、ゼロ?あの人は…限界なんて無いから大丈夫!

 

 

「それに助けられたのは事実だからな礼もある…けどコレで貸し借りは0だ良いな」

 

 

 

フェイズライザーを渡すと彼女はパァと笑顔になるが

 

 

「は、はい!!」

 

 

「チッ…」

 

 

「いや…ムジナさんにも贈り物があるから舌打ちは辞めてね!!」

 

 

何というか賑やかになってきたな色々と

 

 

ーーーー

 

 

その夜

 

 

「帰ったでハルさん」

 

 

「お疲れさんマコト」

 

 

「おかえりなさいませ」

 

 

グリッドマン同盟の護衛に出てたマコトが帰ってきて報告を受ける、そして

 

 

「やっぱり怪獣を生み出しとる奴は裕太はん達の側におると思うわ」

 

 

「その心は?」

 

 

「裕太はんがグリッドマンに変身出来ないタイミングで都合良く怪獣が現れたんや何かしらの関係を疑うのも当然やで」

 

 

「そうだな…」

 

 

「それでそっちは何かあったんか?」

 

 

「んー街に出たゾグ第二形態を倒したら、テラフェイザーが出てきて、ダークザギが何かウルトラマンになって人の姿になったけど…まぁ別に報告するようなことじゃないな」

 

 

「いやいや!!何やその劇場版級の大事件を教えてぇな!!」

 

 

取り敢えずマコトにも報告した、ダークザギがウルトラマンザギとなり何故か幼女になったと

 

 

「後わかったが、やっぱり街の修復と記憶のリセットには街にいるあの怪獣が関係してるみたい…そうだろパル」

 

 

「はい、調べてみましたが人の記憶に作用する神経系の毒ガスを検知しました」

 

 

「そうなると…ますますこの街の正体が分からんなぁ…怪獣の記憶を消して街を治す…やけど何故か怪獣を実体化させて暴れさせてる…」

 

 

「そうだな……それにあの子の事もだ」

 

 

ハルトが取り出したタブレットには、今回のウルトラマンザギのデータがあった

 

 

「メダルとは言え、ノアやザギの力を使うなんて…」

 

 

『凄い子だよ、まさか私達の世界でも神と呼ばれる存在の力を使うなんて驚いたよ』

 

 

「あぁ〜やっぱりトレギア的にも凄い事なんだ……てかあんな過去なのに人へ復讐しない辺り…強いなあの子は」

 

 

俺なんか家族への復讐のついでに人類文明滅ぼそうとしているのに

 

 

「まぁ俺は俺であの家族を地獄に突き落とすまで止まらないけどさ」

 

 

「『…オマケの方が俺のメインイベントなんだが』」

 

 

「まぁ後は……あの子の力が悪用されないようにしないと…」

 

 

守られるだけなんて趣味じゃない、ウルトラマンの神様だろうが破壊神だろうが関係ないあの子には幸せになる権利があるから…まぁ

 

 

「……俺が守れば良いか」

 

 

この辺の自信は並行世界でも共通のものと言える

 

 

「『いや俺達だ、あの力が他所に渡るのだけは避けろ…お前も自重を覚えた方が良い、アイツに取ってお前は枷であり地雷だ何かあればアイツはこの世界を滅ぼすぞ』」

 

 

セレブロの言葉には頷くしかない、未来の彼女 ロードザギの言葉から考えるに彼女は俺を守ろうとしている…万一があれば復讐に身を燃やすだろう…

 

 

『それは私も同意見さ…それに興味深いよ…何せノアの力を持っているのはネクサス以外だとウルトラマンゼロのウルティメイトイージスだけ…それに加えザギやネクサスの力まで…あぁ素晴らしい!じっくり調べてみたい…』

 

 

「このマッドサイエンティストどもが…」

 

 

「なんちゅうかハルさんもハルさんで大変やなぁ…」

 

 

「まぁな…けど楽しくもあるよ、もうあんな…つまらない日常へ帰るなんてしたくないのと……あの家族だけは俺が地獄へ叩き落としてやろうってやる気だけはある」

 

 

そうハルトは黒い笑みを浮かべたのであった

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

そして翌日、JUNK SHOP絢に足を運ぶと

 

 

「ハルトさん!ゾグ第二形態と戦ったって本当ですか!それにウルトラマンザギって何です!!……っいてぇ!!!」

 

 

「五月蝿えよ内海!ちったぁ店の迷惑考えろ!」

 

 

騒ぎ出す内海の脛に蹴りを叩き込むボラーを見てハルトはドン引きする

 

 

「まぁまぁボラーさん、ウルトラファンなら非常識な事ばかりだから……それと俺からも報告があります」

 

 

「報告?」

 

 

「はい、皆さんが不在時にあった事です」

 

 

そして昨日の件を報告する、グリッドマン不在時にウルトラ怪獣が暴れた事と…暴れた犯人の上位者(ファン)への説明をしようと思ったが流石に話すのはアレなので

 

 

「ヤプールみたいに異次元の人が色々と皆さんにも干渉するかもだから皆も気をつけて」

 

 

そう言うしかなかった

 

 

「ヤプール!?」

 

 

「……何それ?」

 

 

「まぁ大雑把に言えば、別世界の人みたいな感じで大丈夫だよ裕太くん」

 

 

「あ、はい……」

 

 

「んじゃ俺はこの辺で…また何かあったら報告するよ、じゃあね」

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

「あれか……」

 

 

ハルトは外に出て少し歩くと殺気を感じて体を捻り回避すると何かが落ちてきた

 

 

「何!?」

 

 

粉塵の中、慌てて懐からレイディングガンを取り出して構えた

 

 

「『襲撃だな』」

 

 

「宇宙人の?」

 

 

『少し違うみたいだねぇ』

 

 

そこにいたのは白髪赤目の少年…その手には……唸っている電鋸を持っていた

 

 

「何て殺意マシマシ武器持ってんだよ!」

 

 

レイディングガンでバリスレイダーを呼び出しライザーを使いインナースペースで逃げようとするが

 

 

「邪魔ダァーーー!」

 

 

少年は電鋸でバリスレイダーを瞬殺する

 

 

「っ!嘘でしょ……っ!」

 

 

ハルトが新しいバリスレイダーを呼ぶ前に喉元に電鋸を突きつけられた

 

 

「ついて来い」

 

 

この状況で怪獣にはなれないな

 

 

「………へい」

 

 

両手を上げて降参の意を示す

 

 

 

そして白髪の少年に案内された先は

 

 

「この間の中華料理屋じゃん」

 

 

ムジナとデートした時に入った店だ

 

 

「入れ」

 

 

「君は?」

 

 

「俺は…グリッドマンを探しに行く」

 

 

「え?」

 

 

「………………」

 

 

それだけ言うと少年は夜の街へと消えていった……えぇ…だが

 

 

「黒幕がいるならチャンスだな、俺からしたらそもそものターゲットがいるんだ…鬼が出るか蛇が出るか…行くぞ!」

 

 

ハルトは気を引き締めて扉を開けると

 

 

「あ!来た来た!こっちだよー!」

 

 

「…………へ?」

 

 

そこには可愛らしい紫色の髪をした女の子がいたのである

 

 

 

「へぇ〜君がウルトラ怪獣になる異世界人かぁ!凄いねぇ!…あ!チャーハンお願いします!君は?」

 

その問いにメニューを一瞥し流れるように

 

 

「醤油ラーメンの麺硬めと半チャーハンと餃子で」

 

「『素直に頼むバカがいるか』」

 

 

「いやシンプルに腹が減った」

 

『まぁ暫く飲み食いしてなかったしね』

 

 

「へぇ〜本当にウルトラマンや宇宙人と一緒にいるんだぁ」

 

 

「あぁコイツはセレブロ、ウルトラマンみたいなのはトレギアだよ黒幕さん」

 

 

『みたいじゃなくてウルトラマンだよ、初めましてお嬢さん』

 

 

「黒幕って…私は新条あかねだよ宜しくね〜けどまさか本物のウルトラマンと会えるなんて感動だなぁ!ねぇねぇ!君の世界にも怪獣はいるの?」

 

 

「いるよ?えーと東京にミズノエノリュウ、モンゴルにゴルザ、イースター島にメルバ、寝てる連中だと…ゾンネル、キール、シャザック…ティグリスかな…」

 

 

「ガイアの怪獣が多いねぇ〜」

 

 

「俺の世界でも最近認知されてな今、法整備の真っ最中なんだよ」

 

 

「そうなんだ!そんな事よりゼッパンドンやゼルガノイドにベリアル融合獣までなれるなんて凄いね!!どうやってなるの!」

 

 

何というか敵というより子供と話してるような感じだ何で何でって……うーん本当にこの人が黒幕なのかぁ?

 

 

そんな疑問を抱くが

 

 

「変身のタネは内緒だよ」

 

 

「まーそうだよねタネが分かったら詰まらないもんね!!」

 

 

「そーそーウルトラマンだって正体バレるのは終わりの時だからね」

 

 

「けどメビウスは中盤くらいでバレたよ?」

 

 

「そうだなぁ…ん?メビウス?」

 

 

「どしたの?」

 

 

「んや、そんで俺を呼んだ目的を教えて貰おうか新条あかねさん」

 

 

「え?怪獣になる人と会いたかっただけだよ?」

 

 

「…………え?それだけ?」

 

 

「うん、それだけ」

 

 

何というか気の抜けた話だ、何か身構えてた自分が恥ずかしい

 

 

「なーんだ…てっきり俺の事を始末してやる!とか思ってたよ」

 

 

「する訳ないじゃん、本物のウルトラ怪獣になれる人を殺すなんてさぁ」

 

 

「そっか……あ、チャーハンおかわりー!」

 

 

『完全に適応しているねぇ』

 

 

「『このバカ宿主…』」

 

 

そして一通り食事をご馳走になるとハルトは軽くノビをして彼女の方を向く

 

 

「ふぅ…ご馳走様…さてと…お礼に好きな怪獣の肩か背中に乗せてやるよ誰がいい?」

 

 

貸し借りは作らないのが俺の流儀だ

 

 

「え!いいの!!じゃあゼットン!!」

 

 

「OK、んじゃ行くぜ!おいでませ!」

 

 

スマホのアプリを操作すると空からゼットンが落ちてきたのだ

 

 

「ピロロロロ!…ゼットン」

 

 

「うわぁ…本物のゼットンだぁ!」

 

 

「凄いだろう、バット星人の研究室から見つけた逸品を宇宙商人から買ったんだ」

 

 

「バット星人ってサーガに出た、あの!」

 

 

「そーそーゼットン星人よりも養殖してる宇宙人、何か偶に宇宙のブラックマーケットで兵器として売られてるらしいのよ…んでそれを俺が買った訳」

 

 

まぁぶっちゃけメダル量産と自衛のつもりで買ったんだけど…

 

 

「ゼットン!この子を肩に乗せて上げてくれ!」

 

 

そう言うとゼットンはあかねを手で掴むと肩に乗せるのであった

 

 

「うわあああああ!凄い凄い!これがゼットンの目線なんだぁ!!撃て!一兆度の火の玉!!」

 

 

「…………ゼットン」

 

 

「まぁ撃たないよねぇ〜…ならゼットンバリア!」

 

 

「……ゼットン!」

 

 

まさかの全方位バリア展開にあかねは更に興奮する

 

 

「凄い凄い!本当にバリアしたよ!!」

 

 

と喜ぶ姿を見て

 

 

「何つーか…絵になるな……何かレイオニクスぽい」

 

「『そうだな』」

 

 

『さて逃げるなら今がチャンスだよ?』

 

 

「別に逃げる理由なくね?」

 

『何?』

 

 

「直勘だけど、あの子は黒幕じゃないよ」

 

『その心は?』

 

 

「だってウルトラ好きに悪い奴はいない寧ろ俺を特撮オタクだ気持ち悪いオタクだとか…いい歳してウルトラマンだ何だとかバカにする人類なんか滅べ」

 

 

『半分くらい私怨が混ざってないかい?』

 

 

「あはは!大丈夫だよトレギア、あの地球にルーゴサイトやグリーザを呼ぶくらいには正気だからこの間、ファンから差し入れ貰ったんだぁ〜」

 

と取り出したメダルにはルーゴサイトとグリーザの顔が刻まれていた…しかしグリーザは無の存在故か陽炎のようにボヤけたり形を作ったりと曖昧である

 

『全く正気ではないと思うのだが…』

 

 

「『おいアレが出たらゲーム所ではない…あと白髪の少年とグルだ、確実に犯人グループへ加担している』」

 

「まぁそうだけどさ…何というかあの子からはその…セレブロやトレギアみたいな力を感じないと言うか何というか…」

 

 

『………成る程そう言う事か』

 

 

「ん?何か分かったのかトレギア』

 

 

『あぁ恐らく犯人は彼女ともう1人いる、その1人が私達の世界へ干渉したのだろう』

 

 

「つまり…彼女は犯人に利用されてる?」

 

 

『いや恐らく怪獣を作っているのは彼女で実体化させているのが別にいる』

 

 

「怪獣……実体化…まさか!!」

 

ハルトは考えた結果 一つの結論に辿り着いたのだ

 

 

「『心当たりがあるのか』」

 

 

「あぁある!そうかこの世界にもあるのか!」

 

 

『ハルト、もう少し具体的に頼む』

 

 

「赤い玉があるんだよ!!」

 

 

「『『は?』』」

 

 

赤い球

 

それは劇場版ティガvsダイナvsガイアに登場したキーアイテムで 持ち主の願いを何でも叶える力を持つ それを使えば異世界からウルトラマンを呼ぶ事も怪獣を実体化させる事もできる

 

 

『どんな科学力なんだい?』

 

 

「さぁ?トレギアの力で調べられない?」

 

 

『君は私は地球のタヌキ型ロボットと同じに見てないかい?』

 

 

「『トレギア……あれネコだぞ』」

 

 

『何!そうだったのか!そしてハルト、次はどら焼きを所望する!あのアンコとやらがキチンと見えないようになってるものだ!』

 

 

「はぁ…ダーメだコイツら俺がしっかりしてないと」

 

 

「『『黙れ脳筋』』」

 

 

「んだとコラァ!」

 

 

そんなこんなで騒いでいるとゼットンに満足したのか降りてきたあかねは大興奮で

 

 

「本当にありがとう!!ゼットンに乗れるとか思ってなかった!」

 

 

「別に気にしなくて良い、貸し借りは作らないのが俺の流儀なだけ」

 

 

「そっか…じゃあ!また今度ご飯奢るから怪獣乗せてねー!」

 

 

そう言いながら走っていくあかねを見送るとセレブロがポツリと

 

 

「『女子高生に飯を奢らせたな』」

 

 

「そこだけ切り取ると俺って凄いダメな奴じゃね?」

 

 

「『そうだな…それより早く帰らないと』」

 

 

「…………っ!腹空かせた奴が待ってんじゃん!パル!!……ってパルに助けて貰えば良かったじゃん!!」

 

 

『はい私に気づかない程、パニックになってたか可愛い女の子に鼻の下を伸ばしてたか分かりませんが早く帰ってきなさい』

 

 

「毒舌ぅ!けど情報は手に入ったぜ!」

 

 

『それは素晴らしい…では転送します』

 

 

そしてナースデッセイ号に帰ると

 

 

「ハルトさん!遅かったですね心配したんですよ!」

 

 

「っと」

 

 

慌てて駆け寄りながら抱きつく■■をハルトは受け止める…背中に手を回して満喫していた彼女だが、手を止めてハルトを睨む

 

 

「すんすん……他の女の匂いがします」

 

 

「へ?」

 

 

「へぇ……それは聞き捨てられないねハルト」

 

 

何故かムジナも背後から肩に手を置くと絶対零度の瞳で俺を見ていた

 

 

「い、いやぁ…黒幕の女の子にご飯誘われちゃって…」

 

 

「私達が心配してるのにご飯?」

 

 

「これはお仕置きが必要かも知れませんね」

 

 

「あ、あれ?何で君たち仲良くなってるの?いや良い事だけど…っ!トレギア!セレブロ助けて!!…ってアレ?」

 

 

余りの恐怖に助けを呼ぼうとしたが

 

 

ふと周りを見渡すとフヨフヨ浮いているセレブロとその上に乗るトレギアがいた

 

 

「!!!!」

 

『お前の痴話喧嘩に巻き込まれるのはごめんだ、って私も同じだからほとぼり冷めたら呼んでくれ』

 

 

「待てやコラァ!!」

 

 

俺を置いて逃げる2人を睨みが

 

 

「ハルト」「ハルトさん」

 

 

「「ちょっと来て(ください)」」

 

 

「………はい」

 

 

その日、俺は朝まで説教されたのは言うまでもない

 

 

 

 

翌日 ナースデッセイ号のメンバーに黒幕の話をした

 

 

曰く 新条あかね なる人物が犯人の1人

 

曰く 怪獣を実体化可能な奴がいる

 

曰く 白髪赤目の少年には要注意

 

 

「取り敢えず全員に顔写真渡しとくから覚えておいて」

 

 

そう言って全員にアンチと新条あかねの顔写真のデータを送ると

 

 

「さてと……どうしたものか」

 

 

ハルトは自分達の戦力を見直す事にした

 

 

現在 戦えるのは

 

 

怪獣になれる俺と怪獣を操れるムジナ

 

ダークメフィストやザギになれる凪

 

オーブダークのマコト

 

 

そしてウルトラマンザギになれる彼女

 

 

歩兵としてチブロイドやバリスレイダー

 

無理をすればダークロプスやレギオノイドも投入可能

 

 

そして

 

 

「パル、ナースデッセイ号の修理はどんな感じ?」

 

 

「テラバーサークとテラフェイザーから採取したパーツで応急処置を施しましたので空へ飛ばす事は可能ですが戦闘速度の維持で手一杯、武器弾薬の残りも少なくバトルモードへの変形は一回出来れば良い方ですね」

 

 

「ナースキャノンは?」

 

 

「通常威力のナースキャノンは発射は可能です、しかし最大出力のネオマキシマナースキャノンを放てば砲身が熱で溶解します」

 

 

「んじゃあの高威力砲はもう撃てないのか」

 

 

「えぇ…そもそも兵器とは補給や定期的なメンテナンスがないと維持できません、ネオマキシマナースキャノンを放てば本来は砲身の交換は必須です…寧ろ現地調達でコレだけもったのは奇跡だと言えます」

 

 

「キングジョーやダークロプス…それこそ本家ナースとかからパーツ取れないの?」

 

 

「共食い整備は不調の原因ですのでおススメしません」

 

 

「ダメか……んじゃバトルモードとナースキャノンは使えて後一回だけか覚えておくよ…さてと俺はグリッドマン同盟に彼女の事を報告してくる」

 

 

ハルトはそう言って立ち上がると同時に警報が鳴る そこに現れたのは何か円錐形の飛行物体である

 

 

「宇宙人!!初めて見たぜ!」

 

 

『ハルト、私達も宇宙人だよ』

 

 

「………そうだった!!じゃない!パルとムジナはナースデッセイ号に待機、凪とマコトはグリッドマン同盟へ頼む!」

 

 

「私は!?」

 

 

「………ついて来い」

 

 

「はい!!」

 

 

そして2人はライザーを使いインナースペースに入ると互いにアクセスカードを装填する

 

 

『TOKIWA/ザギ アクセスグランテッド!』

 

今回ハルトが選んだメダルは

 

 

「最初から全力で行くぞ!魔王獣!特にマガゼットン!お前の力を見せてやれ!!」

 

 

『マガゼットン!マガパンドン!マガタノオロチ!!』

 

 

完全な魔王獣 マガゼットン、マガパンドン

 

宿るは闇 地球を蛹にして生まれたマガオロチの完全体 その予兆だけで地底怪獣が地面から現れ死亡した程の力を有するラスボス

 

マガタノオロチ

 

 

その組み合わせから生まれるのは通常のゼッパンドンではない

 

 

「さぁ行くぜ…魔王の力、お借りします!!」

 

 

『マガゼッパンドン!!』

 

 

 

そして彼女もメダルを装填する

 

 

「全てを繋ぐ光の力!、絆と勇気の英雄!、銀河を守る究極の守護神!」

 

 

『ザギ!ネクサス!ノア!』

 

 

「全てを照らす絆の光!、ウルトラマンザギ!!!」

 

 

『ウルトラマンザギ!オーバーレイネクスト!!』

 

 

ーーーーーーーー

 

 

そして現れたのはウルトラマンザギと禍々しいオーラを放つ…一言で言えば全身が黒になったゼッパンドン

 

 

「!!!!!」

 

 

合体魔王獣 マガゼッパンドンの誕生

 

 

そして並び立つ怪獣とザギ、そこに新たにグリッドマンが現れたのだ

 

 

「すまない遅くなった」

 

 

ー待ってねぇよグリッドマンー

 

 

「挨拶は後です!倒しますよ!」

 

 

ーおう!ー

 

 

「あぁ…行くぞ!グリッド………ビーム!」

 

 

最初から必殺技を放つグリッドマン、その光線に円錐形の奴は飲み込まれて消えたのだった

 

 

「あ、あれ?これで終わりですか?」

 

 

ー油断するな!ウルトラシリーズで考えると初手必殺技から入る、このパターンは死んでいない!来るぞ!ー

 

 

その言葉通りにグリッドマン目掛けて先程倒した筈の円錐刑の敵が襲い掛かるのであった

 

 

ーさせん!マガゼッパンドンシールド!!ー

 

 

完全な魔王獣コンボにより強化された黒いシールドはグリッドマンの目の前に展開され怪獣の攻撃を止める

 

 

「助かった!」

 

 

ー良いって事よ…ザギ!ー

 

 

「はい!!アルティメイトザギランサー!」

 

その言葉を待ってたとばかりに彼女が槍を呼び出すと

 

 

「これが!私の投擲です!!」

 

 

槍投げの要領で体を捻りそのまま全力で円錐目掛けて投擲、音を置き去りにした一撃は再度円錐を爆散させたのであった

 

 

「ナイス!」

 

 

「やった!」

 

 

しかし

 

 

「あ、あれ!!」

 

 

ー再生したな!ー

 

 

しかも

 

 

「何!」

 

 

ー増えやがった!!ー

 

 

円錐が増えたのである驚くグリッドマンとマガゼッパンドンであるが

 

 

ー増えたなら好都合だ…多人数戦は俺の得意分野だ下がってろグリッドマン!ザギ!ー

 

 

2人が下がったのを確認し体にエネルギーを溜め込み、放つ!

 

 

ー食らえ!マガゼッパンドン撃炎弾!ー

 

 

黒いエネルギーを帯びた火球が円錐を飲み込み全てを蒸発させるが

 

 

円錐が何事もないように再生する

 

 

ーんだよコイツ!全然手応えがねぇ!ー

 

 

「私達の必殺技を受けて平然としているなんて!」

 

 

「狼狽えるな!来るぞ!」

 

 

そして3人は防御姿勢のまま円錐の攻撃に耐えるのであった

 

 

その頃 絢で観戦していた面々は

 

 

「何だよこの怪獣!」

 

 

「何か仕掛けがあるな…そうやなかったら3人の全力攻撃に耐えられる筈がないで」

 

 

「俺達も出るぞマコト」

 

 

「せやな!」

 

と出ようとするが新世紀中学生に止められる

 

 

「まだ敵の能力が分からない以上、出るのは危険だ」

 

 

「せやけどマックスはん!」

 

 

「安心しなって、敵が空飛ぶならこっちも飛べる奴が行けば良いんだよ」

 

 

「た、確かに」

 

 

と皆の目線がヴィットに集まるが本人はスマホを弄りスルーしているとボラーが思わず

 

 

「いやお前に言ってんだよ!」

 

 

「あ、俺か」

 

 

気の抜けた返事だが彼がジャンクの前に立ち

 

 

「アクセスコード、スカイヴィッター!」

 

するとヴィットはジャンクに吸い込まれるのであった

 

 

「っ!!!」

 

 

「凪はん、落ち着いてや新世紀中学生の人達はグリッドマンを助ける為にあぁやってジャンクの中に入るんや」

 

 

「そ、そう言う事なのか……てっきりそう言うホラー映画かと」

 

 

「んな訳あるかい!って凪はんもホラー映画見るんやな」

 

 

「あぁやはり恐怖の感情は勉強になる」

 

 

「もっと笑いとか喜びとかポジティブなもん勉強せいやーー!」

 

 

彼の頭に全力で振り抜いたハリセンが当たるのであった

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

現れたスカイヴィッターが円錐を追い払う

 

 

「待たせたなグリッドマン!」

 

 

「ヴィットか!」

 

 

ーっしゃ!何か助っ人来たな!ー

 

 

「けど敵がこれじゃあ…」

 

 

ー取り敢えず俺達に出来る事をしよう!ー

 

 

「はい!」

 

 

「よし合体するぞグリッドマン!」

 

 

「あぁ!」

 

 

そして合体のためにジャンプしたグリッドマン目掛けて円錐が襲い掛かるが

 

 

「させない!」

 

 

ーあぁ!いくぞ!ー

 

 

2人は構えると互いの持つ技を放つ

 

 

「オーバーレイシュトローム!」

 

 

ーマガゼッパンドン撃炎弾!ー

 

 

放たれた綺麗な光球と禍々しい火球は円錐形を全て飲み込むのであった

 

 

「合体や変身シーン中の攻撃は邪道だぜ」

 

 

そして

 

 

「大空合体超人!スカイグリッドマン!!」

 

 

グリッドマンとヴィットが合体して空中戦モードに変わる

 

 

ーうおおお!カッケェ!ー

 

 

「ありがとう助かった」

 

 

ー良いって事よ!地上の円錐は俺達に任せてくれ!グリッドマンは空の敵を頼むぜ!ー

 

 

「あぁ任せろ!!」

 

力強い返事と共に空を飛ぶが円錐形もグリッドマンを追いかけるように空に向かうのであった

 

 

「まさか……狙いはグリッドマン!」

 

 

ーならこっちだって!ー

 

 

ハルトはインナースペースで新しいメダルをスキャンした

 

 

『スフィア!テラノイド!キリエロイドⅡ!』

 

 

「宇宙の力、お借りします!」

 

 

『ゼルガノイド!スカイタイプ!』

 

 

空中戦型のゼルガノイド・スカイタイプに変身するとキリエロイドⅡの翼を展開しザギと共にグリッドマンを援護すべく飛翔するのであった

 

 

 

そしてグリッドマンを追尾する円錐目掛けて

 

 

「シュア!!」

 

「ファイナルアルティメットバースト!」

 

スフィアソルジェント光線とファイナルアルティメットバーストを放ち、少しでも足止めを行うとグリッドマンは煙幕の中から伸びる糸を見つけ更に上空へと上がるのであった

 

 

 

それを追いかける2人が見たのは 電子基盤のような空?街のような場所だった

 

 

「これって…」

 

 

動揺する面々であるが待ってましたとばかりに幽愁暗根怪獣 ヂリバーと臥薪嘗胆怪獣 アンチが滞空しながら待ち構えていた

 

 

「来たか!グリッドマン!!」

 

「くっ!」

 

 

「あの怪獣は俺達に任せろ!」

 

「はい!」

 

 

「貴様は…あの時の!」

 

「なーるほど、お前があの時の少年か…ならリベンジマッチだ全力で行くぜ!!」

 

 

ゼルガノイドvsアンチ開…

 

 

「待てハルト!彼は技をコピーする!それに狙いは私だ!君たちはあの怪獣を頼む!」

 

 

「そうだ!俺の狙いはグリッドマンだけだぁ!」

 

 

成る程…因縁ありなら仕方ない

 

 

「負けたら許さねぇぞグリッドマン」

 

 

「安心しろ私達は負けない!」

 

 

「そうか…よしザギ、いくぞ俺達の敵はあっちだ!」

 

 

「はい!」

 

 

そしてザギと共にヂリバーの元へ向かう、迎撃の為に円錐を大量に展開して待ち構える

 

 

「この数……なら!」

 

 

ハルトはメダルホルダーから何枚かのメダルを取り出し

 

 

「ファンから貰った力を使わせて貰うぜ!」

 

 

外に投げるとメダルを核に怪獣の肉体が構築される

 

 

「!!!」

 

 

最初に生成されたのは巨大な猛禽と翼竜を合わせたような怪獣 それは宇宙人が侵略の為に地上絵に隠した怪獣兵器 高速怪獣デキサドル

 

 

「!!!!」

 

 

そして次に現れたのはデキサドルとは逆の穏やかな顔をした怪獣だ それは慈愛の戦士に助けられたもの

 

友好巨鳥 リドリアス

 

 

 

「2人とも!あの円錐形を足止めしてくれ!」

 

 

「!!!」「!!!」

 

 

その言葉を合図にリドリアスとデキサドルが円錐形へ戦闘を開始すると、トレギアが

 

 

『しかしこの怪獣…倒したら落下物で大変な事になりそうだねぇ』

 

 

「『なら落下させなければ良い』」

 

 

「あぁ成る程、異空間に飛ばすか…粒子単位まで分解させるかだな」

 

 

「『そう言う事だ』」

 

 

「ザギ!俺が合図したら全力でオーバーレイシュトロームを撃て!」

 

 

「任せてください!!」

 

 

「シュア!!」

 

 

そしてゼルガノイドは体についているスフィアを射出しヂリバーに取り憑かせて動きを止めると同時に

 

 

「今だ!!」

 

 

「オーバーレイシュトローム!!」

 

 

放たれた光球はヂリバーを完全に飲み込むとネクサスやノア由来の粒子単位まで分解して破壊する力で完全に消滅させたのであった

 

 

それと同時に円錐は全部消えデキサドルもリドリアスもメダルとなりハルトの元へ戻った

 

 

グリッドマンとアンチは激しい空中戦の末、アンチのエネルギー切れにより落下という結末だった

 

 

ーーーーーーーー

 

 

戦いが終わり 絢に集まった面々

 

 

「改めて紹介するよ、彼女がウルトラマンザギだ」

 

 

「宜しくお願いします!」

 

 

「こ、この子がザギ!?」

 

 

「はい!」

 

 

「嘘でしょ……」

 

 

「本当だって…それよりも空の事だけど」

 

 

「はい!実はその件でハルトさんにも伝えたい事があって」

 

 

そして裕太の口から語られたのは

 

 

新条あかねがこの世界を作った かみさま にして怪獣を作って暴れさせている事、そして怪獣を実体化させている宇宙人 アレクシス・ケリヴの存在の事を

 

 

「いやいや裕太、そんな話ありえないでしょ」

 

 

「いや、あり得るな」

 

 

「えぇ……」

 

 

「新条あかねの神様云々は置いておいて、アレクシス・ケリヴなる存在が彼女の怪獣を実体化させていると言う話を俺は信じる」

 

 

「何でよ?」

 

 

六花の問いにハルトは説明する

 

 

「俺の世界でゲームの怪獣が実体化して暴れた話は前にしたよな?」

 

 

「はい、それが原因でこの世界に来たって」

 

 

「この世界を作ったのが彼女なら自分の作った世界から出る事はないと思う…それに俺も彼女には会ったが…何というか良くも悪くも純粋という印象だった…そんな子が異世界を侵略するなんてウルトラシリーズの宇宙人みたいな発想してるとか考えたくない」

 

 

「え!ハルトさん会ってたの!」

 

 

「あのコピー怪獣の人間態みたいな奴の案内で会ったよ、飯ご馳走してくれた」

 

 

「は、はぁ……」

 

 

「話を戻すけど彼女が引きこもりって仮定した場合。俺の世界に干渉してゲームの怪獣を実体化させたのはもう1人の存在がいるって考えるのが自然かな…アレクシス・ケリヴは怪獣を実体化出来るけど作る事はできない…漫画の絵と原作を別々の人がやるみたいな分担をしてるんじゃないかな?」

 

 

「だからってあかねが……」

 

 

「勿論これは俺の推測だし…彼女が利用されてるだけかも知れない……が、アレクシス・ケリヴかその名前覚えたぞ…」

 

 

遂に掴んだ手がかりにハルトは笑みが溢れるのであった

 

 

 

 





遂にハルトはアレクシス・ケリヴをロックオンしましたね!さぁてアンケートもそろそろ締め切ろうかな…っとその前に

次回予告?

怪獣を実体化させる黒幕 アレクシス・ケリヴと協力者にして神様の新条あかねが動き出す!

狙いは学園祭!?皆のピンチにグリッドマンが新たな姿に目覚める!

新作 ハルトin インフィニット ストラトスwith ガンダム 専用機は?

  • グシオンリベイクフルシティ
  • アスタロトオリジン
  • マルコシアス
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