無冠の王 外史 愉快犯と共に悪意に導かれ セレブロ√   作:カグ槌

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2話 始まる狂気 後編

 

 

前回 計画開始の前準備として怪獣の脅威を植え付ける為とデビルスプリンター、レイオニクス因子の分析の為にハルトとセレブロは大都市北京において地底怪獣グドンと古代怪獣ツインテールを暴れさせたのだ!!

 

 

 

「!!!」「!!!!」

 

 

 

古代より2体の怪獣は捕食、被捕食関係にある つまりグドンの主食はツインテールに加え2体の怪獣はデビルスプリンターにより凶暴化しているのだ

 

 

 

周りの被害など関係なく暴れるに決まっている、手あたり次第に破壊される街を前にハルトは

 

 

 

「これが前段階なんだから本番のゲームがどれだけ大きなものになるか楽しみだねぇ〜」

 

 

「『そうだろう!ハルト!!お前も中々解る口じゃないか!』」

 

 

出会って二、三日くらいなのだが二人は既に長年の親友レベルで意気投合していた

 

 

そしてツインテールの暴れている近くの建物に目線を警察か軍人か分からないが手にもったピストルで懸命にツインテールに抗っているのだが

 

 

「ははは!あーんな豆鉄砲で怪獣が倒せる訳ないじゃん」

 

 

結果はツインテールのおやつである…本来なら、ウルトラマンになれたかも知れない勇気と覚悟だが

 

 

「そうだよ……この世界には光の救いなんていらない」

 

 

誰も救われない世界なら一度滅んだ方が良いに決まっているのだから

 

 

 

「さて、そろそろ新しい奴を投入しようかなぁ〜……ん?」

 

 

異変が起きていたのだ、何とツインテールがハルト達の意に反した行動を取り始め触手でグドンを締め上げているではないか

 

 

 

「え?ど、どう言うことだよセレブロ!」

 

 

「『イレギュラー発生だ、ツインテールが何者かに操られている!』」

 

 

「は!?マジでか…何かの道具で?」

 

 

「『分からない…だが計画が台無しにされてしまうぞ』」

 

 

「大丈夫大丈夫、第二の矢は既に用意してあるから」

 

 

と取り出したメダルをセレブロの憑依により強くなった腕力で投擲する

 

 

「さぁ、食事の時間だ沢山食べて大きくなれよ!!」

 

 

「!!!!!」

 

 

その言葉を合図に現れたのはゼットライザーの開発者 ウルトラマン ヒカリを絶望させ復讐の鬼 ナイトハンターツルギへと変えた諸悪の根源 美しいと評された惑星アーヴを壊滅させるも食欲は留まることを知らない暴食の化身

 

 

「!!!」

 

 

 

高次元捕食体ボガール 現る!

 

 

 

「!!!!!」

 

 

ボガールは目についたグドンとツインテールを見つけると持ち前のパワーとスピードを使い皮膜を用いて2体の怪獣を美味しく食べたのだ

 

 

「!!!!」

 

 

 

「さぁて……ここからがショータイムだ」

 

 

ハルトが指を鳴らすと地下に忍ばせた怪獣メダルの力を解放し大量のツインテールがデビルスプリンターを捕食した影響で凶暴化し現れたのである

 

 

「さぁボガール、好きなだけ食べろ…その食欲が俺達に大きな力を与えてくれる!!」

 

 

「『ボガールの食欲全開だ!』」

 

 

「そう聞くとボガールが何処ぞの回鍋肉食べてるみたいになるな……さて」

 

 

ハルトは双眼鏡で周りを見渡す

 

 

「『何をしている?』」

 

 

「さっきのツインテールを操ってた奴を探してる……俺達の言葉にこんなのがある、放火魔は現場にいるってな」

 

 

「『成る程…俺達と同じと言う訳か』」

 

 

「そゆこと」

 

 

しかし見当たらないな…ボガールを見て逃げたか?と考えているとセレブロが話しかける

 

 

「『しかし貴様も考えたな』」

 

 

「何が?」

 

 

「『生物濃縮と言ったか?』」

 

 

「そーそー学校で習ったんだよ」

 

 

 

生物濃縮

 

食べられた側の奴よりも食べた側の体には多くの毒が体に溜まり残る現象を指す

 

 

「そ、今回はデビルスプリンターの大量ゲットと同時にデビルスプリンターの純度を高めようと思ってさ、本当ならグドンに大量のツインテールを沢山食べて貰う予定だったんだけど、こう見ると最初からボガールに任せておけば良かったか…こりゃデビルスプリンター大量ゲットも夢じゃないね、こりゃ良い純度のデビルスプリンターが取れるぞぉ!」

 

 

ハルトの実験目的は生物濃縮を用いて一体の怪獣の体内に大量のデビルスプリンターを溜め込ませ純度を高めることだ

 

 

「『しかし大掛かりな計画だがデビルスプリンターなら、そのまま使う方向でも良いのでは?」

 

 

 

「いやデビルスプリンターそのままの利用には必ず限界が来る、今回の実験が上手く行けば純度の高いベリアル因子が簡単に手に入りやすくなるし失敗してもデビルスプリンターも大量ゲットの可能性も大いにある…更にレイブラッド因子も大量ゲットとか最高じゃん」

 

 

その狂気の行き着く先をハルトは満面の笑みで告げる それは

 

 

「それに闇の王のメダル…欲しいし」

 

 

最恐のウルトラマン ベリアルのメダルを作ることだ

 

 

本来の歴史なら彼の子供 ウルトラマンジードから採取した限りなくオリジナルに近い純度のベリアル因子から生産されたベリアルメダルを

 

 

それをハルトは持ち前のアイデアと発想によって制作しようとしていたのだ

 

 

更にセレブロの目的にある文明自滅ゲームの狼煙として世界に恐怖を与える為に

 

 

 

「さぁさぁボガール!餌は用意したから沢山お食べ!!あははははははは!!」

 

 

本来のハルトの気質を考えれば無関係な人間を巻き込むことは避けてきた、しかし

 

 

それをこの世界では家族や周囲の人間が与え続けた悪意と狂気、理不尽に虐げられ歪んだ心となった、ハルトは学校でやる実験とばかりに無垢なまま初めてしまったのだ

 

 

 

止める存在も傍らにいない寧ろ

 

 

「『キエテカレカレータ!!』」

 

 

助長させる存在を友として

 

 

 

この悪意は誰にも止められない

 

 

 

 

ハルトの目論見通り ボガールはデビルスプリンターを摂取したツインテール達を捕食していくと体内にデビルスプリンターの影響が大きく現れていく、その瞳が赤く染まり始め近くの建物も中にいる人ごと全部捕食していくのだ

 

 

 

「ははははは!いやぁ愉快愉快…さてそろそろ収穫と行こうかな」

 

 

とハルトとセレブロが取り出した怪獣メダルを装填し変身した

 

 

『ACE KILLER』

 

 

「『キエテカレカレータ』!!」

 

 

『エースキラー』

 

 

その姿はヤプールが生み出し伝説のウルトラ兄弟の技を収めた難敵

 

 

異次元超人 エースキラー 

 

 

「はっ!」

 

 

あの光の巨人とファイティングポーズを取るとボガールもデビルスプリンターの過剰摂取によりエースキラーを飲み込もうと大口を開くが

 

 

「コレでもくらえ!!」

 

 

エースキラーはウルトラマン ジャックの必殺武器 ウルトラブレスレットを起動して現れた槍を全力でボガールに投擲すると貫通しボガールは見事に爆散した

 

 

 

そして地表にはハルトがコッソリとデビルスプリンターを大量に回収して回っている

 

 

「大量大量と…お!拳銃も落ちてるじゃんマガジンも一緒に回収っと、セレブロどう?」

 

 

「『あぁ良質なデビルスプリンターが大量にある…更に純度も高いとなれば生物濃縮…否怪獣濃縮によるデビルスプリンター培養計画はコレからもやって行こう…怪獣メダルやレイオニクス研究も充実出来そうだ』」

 

 

「そうだな、次は他の国の大都市でやるか…けどよツインテールがしたあの動き」

 

 

そんな近くのコンビニに立ち寄る感覚で怪獣テロを目論むハルトであったが気になったのはツインテールがハルト達の意に反して暴れた事だ…いや生き物としては正しい行動なのだがアレで段取りが変わったと考えれば気にもなる

 

 

そんな時、見慣れない衣装を着た女性が倒れているのが目に入った

 

 

「…………やべ」

 

 

取り敢えず気になったので近づいてみると

 

 

「…………」

 

 

起きない…なら

 

 

「気絶してるだけか……びっくりした〜…けど」

 

 

なら大丈夫大丈夫とデビルスプリンター拾いに戻るハルトであったが気になるのは露出の多い白い軍服のような衣装を着ている

 

 

「凄い美人さんだな」

 

 

良からぬ事を考えもしたが別に放置で良いだろう、そもそも警察や軍が動くとなれば長居は無用であるが

 

 

「ちょっと待て」

 

 

「『ほぉ、気になるのか?』」

 

 

「この街でアニメのイベントしてたとかなら別だけどさ…この人の服さ…汚れてないのよ他の死体は全部土煙とか返り血で汚れているのに新品ってばかりに」

 

 

異様に綺麗な身なりが気になったのだ

 

 

「取り敢えず保護するか」

 

 

「『好きにしろ、そんな事より!俺は早く実験をしたいぞ!!!』」

 

 

「はいはい、じゃっ帰りますか」

 

 

ハルトは女性をお姫様抱っこするなりインナースペースに移動してその場を離れた

 

 

 

その翌日

 

 

北京で怪獣出現の大災害 世界を震撼させるニュースが流れるのを見て

 

 

「うへぇ、やば」

 

 

インナースペースでスマホを見たハルトは被害の規模を見てニヤニヤする

 

 

「結構派手にやったんじゃねぇのセレブロ」

 

 

「『愚か者、アレは始まりに過ぎない本番はもっと面白くなるぞ』」

 

 

「そりゃ楽しみだ……で、どうよ俺考案のデビルスプリンターは?」

 

 

「『結果から言えば良い物だ大量のツインテールメダルを使った見返りとしては申し分ないな…通常のデビルスプリンターよりも純度が高い……しかしベリアルのメダルに使うには濃度が足りないな』」

 

 

「成る程…そうなるとボガールにもっとデビルスプリンターを食べさせる必要があるな」

 

 

「『何故、ボガールに固執する?』」

 

 

「あの怪獣、食べたエネルギーをすぐに吸収して体に取り込む…つまり体内に毒を溜め込みやすい体質な訳…怪獣濃縮理論で行くならさ、他の怪獣の体内から効率よくデビルスプリンターを摂取出来るし、あいつ自体が言うなれば濾過器みたいなものだからなデビルスプリンター濃縮実験にはうってつけよ」

 

 

「『ほぉ……では新しいメダルを作るとしよう』」

 

 

「よっ!待ってました!!」

 

 

「『今回の素材はコレだ』」

 

 

出されたボトルを見てハルトは笑顔で答えた

 

 

 

「わかんねぇな素材だけ渡されてもなぁ…」

 

 

「『使えば分かる』」

 

 

「おう」

 

そう言われてメダルガッチャーに素材を入れて回すと

 

 

2枚のメダルが出てきた

 

 

「おぉ!パンドンさんだ!!」

 

 

前回のゼットンと言いラスボスのメダルを続けて手に入るなんて幸先が良い!と喜ぶともう一枚のメダルが出てきた

 

 

「え?マガオロチ…ラッキーだな……っ!」

 

 

オーブのラスボスとは恐れ言ったが気づいたのだ

 

 

「せ、セレブロ……この組み合わせなら…あ、アレが使える……っ!次は俺が怪獣になるよ!」

 

 

「『何だ?』」

 

 

「そ、それは次回のお楽しみに!……それといつまで寝たふりしてんだ?」

 

 

拾った銃を構える先には保護した謎の女性がいたのである、ゆっくり起き上がると彼女は怠そうな目で

 

 

「あ、おはよう」

 

 

「おはよう御座います…じゃない!!お前は何者だ!」

 

 

彼女は冷静に首を傾げて答える

 

 

「…………怪獣優生思想?」

 

 

「何その団体?」

 

 

「それより、お腹減った……何かない?」

 

 

「いや、マイペースか!?」

 

 

ーーーーーーー

 

そして

 

 

「ほら、簡単なので悪いが惣菜の天ぷらを使った天ぷらうどんだ」

 

 

「ありがとう」

 

 

「ん……じゃあいただきます」

 

 

 

「…………?いただきます?」

 

 

そして食べる前に

 

 

「あ、フォークの方が良かったか?」

 

 

「いや箸で大丈夫」

 

 

「そ」

 

 

そして食べ終わると

 

 

「ふぃ〜食った食った」

 

 

食後のお茶を飲んでいたが

 

 

「『おい、そのまま話を聞くだけ聞け』」

 

 

「そだな、えーとアンタは「ムジナ」ムジナさんね…俺はハルトだ宜しく」

 

 

「宜しく」

 

 

「んで、アンタは何であそこで倒れてた?」

 

 

 

「エビで暴れようと思ったら……沢山の感情が流れ込んできてきた後は…何も覚えてない」

 

 

「エビ?あぁツインテールの事か」

 

 

「ツインテール?」

 

 

「そ、古代怪獣ツインテール あの街で暴れた怪獣の名前だよ」

 

 

「怪獣…」

 

 

「しかしムジナさんも命知らずだねぇ〜ツインテールとグドンの喧嘩に混ざろうなんて」

 

 

        ・・・・・・・・・ 

「混ざる?違うよ怪獣を操ろうとしたの」

 

 

ムジナの言葉にハルトは

 

 

「え……」

 

 

 

飲んでいたお茶を溢すほどに驚愕したのだ

 

 

「怪獣を操る?」

 

 

そんな事が出来るのはレイオニクスだけ……っ!!いや待て自分が言ったんじゃかいか!その可能性を!!

 

 

ーなるほど龍を操るっての怪獣の可能性もある…となるとその一族とはレイオニクスの可能性もあるかー

 

 

 

「『ハルト、こいつだ』」

 

 

「ま、まさか龍を操る一族…その末裔?」

 

 

「龍を操る?あぁ…そう言えばあの国の人も私達、怪獣使いをそう呼んでたな」

 

 

「か、怪獣使い……っ!この地球にもいるんだぁ!」

 

 

ハルトは目を輝かせているとムジナは不思議そうな顔をする

 

 

「君は怪獣使い……違う怪獣に取り憑かれてるんだ変わってるね」

 

 

「ま、色々あってさ…んで君の目的は?」

 

 

「ないよ」

 

 

「………は?」

 

 

「だからないって」

 

 

「マジ?」「マジ」

 

 

「せ、セレブロ…どうしよう予想外の解答に俺は驚いてるんだが、この場面は普通なら一族を迫害した連中の報復とかそんな感じの理由が出ると思ってたんだけど」

 

 

「『俺に聞くな…それよりムジナといったか…お前に聞きたい怪獣はこの世界にいるか?』」

 

 

「いる」

 

 

「『ならば場所を教えろ』」

 

 

「どうする気?」

 

 

「この世界を滅ぼす『ゲーム』を始める」

 

 

「ゲーム?」

 

 

「ま、そんな感じ…取引だけどさ怪獣の眠る場所を教えてくれたら俺は君に手を出さない事を約束するよ安全圏で今の人類文明が滅びるのを見たくない?」

 

 

 

「………怪獣が人間を」

 

 

「そーそー、まぁ別に話したくないなら構わないよ〜ここの事を口外しないならOKだよ」

 

 

 

「じゃあ手伝う」

 

 

「は?」

 

 

「他にやる事ないから暇だし…それに君といたら退屈はしないと思うから」

 

 

「ふーん、じゃあ宜しく」

 

 

「私が知ってる怪獣の場所で1番近いのはここ」

 

 

ムジナが世界地図で指差した場所にハルトは大笑いするのであった

 

 

「ははははは!そうなんだそうなのか!やっぱり眠ってるんだ!!」

 

 

場所は東京 そこにあるのはオカルト雑誌に掲載された大きな地脈がある場所

 

 

そこにいる怪獣と言えば

 

 

 

「寝てるか起きてるか知らないけど会えるなら会いたいかな地帝の龍!!」

 

 

 

 

 





はい、ヒロイン枠でダイナゼノンのムジナさん登場!

次回の登場怪獣分かりましたか?


そしてそろった ゼットン、パンドン、マカオロチの怪獣メダル…では皆さんお待たせしました!!


「闇の力お借りします!!」


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