仮面ライダーギーツvsこちら葛飾区亀有公園前派出所~両さん、デザグラに出るってよ~   作:唐 十三郎

104 / 161
「リアリティライダーショー、デザイアグランプリ! 纏様のドキュメンタリーはまだまだ続きます。こち亀最強女子三銃士たちによる特訓が開始されました。果たして彼女たちはどうなっていくのでしょうか?」
「あれはマジでしんどかった……」
「皆さま実力派揃いですものね」
「特にジョディーとバクニュー大佐は米国海軍だろ? もう全てが別物だよ。バズーカとか鞭とか」
「それは色々どうなのかと考えますけどね……」

 流石にマンガの世界。現実の米国海軍が無闇にバズーカをぶっ放したり鞭を振り回したりはしていないと思う。……思いたい。

「そしてクララ様も含めてこれまた揃いも揃って巨乳の方ばかり」
「それな! 最強女子三銃士ってそっちの意味なのかと思うくらいだよ!!」

 原作の秋本先生の趣味なのかこち亀女子に巨乳キャラは多い。某アプリゲームも驚きのサイズばかりだ。

「秋本先生……なんでアタシの胸も大きくしてくれなかったんだろう?」
「そうすると方向性がまた変わるからではないでしょうか?……」

 纏や早矢もキャラ的にはかなり大き目に見えるが他のキャラが異常に大きいのでこう考えるも当然なのかもしれない。


麗羅VII:そして彼女がやってくる

 訓練から数日。計測結果を確認するプラス。かなり渋い顔をしている。そこへ麗子が声をかけた。

 

「どう、結果は?」

「正直あまり良いとは言えませんね……まさかここまで難しくなるなんて」

「でも、合格者は出たんでしょう?」

「一応は。でもこれだとこの後の試験が大変になりませんか?」

「大丈夫よ心配しないで♪」

「でも麗子さんも気をつけてくださいね」

「ええ。優秀なコが設計してくれたんだもの。お姉さん嬉しいわ~♪」

「もう! からかわないでくださいよ!!」

 

 からかいついでにプラスの頭を抱きしめる麗子。その胸の柔らかさで顔を真っ赤にするプラスであった。

 そして更に数日。プラスから3人に結果が告げられた。麗子も傍らで見守っている。

 

「では適正結果をお伝えします。……纏さん、貴女にお願いします」

「「――!」」

「え? アタシ?」

 

 マリアと早矢は纏を見る。纏はまさか自分が選ばれるとは思わず驚いていた。

 

「プラスさま……何故私が選ばれなかったのか説明して頂けますか?」

「そうですね。私も何故自分が選ばれなかったのか理由を教えてください」

「そ、そうだよ! 別にアタシじゃなくたって……」

 

 纏は2人に比べて自分が劣っている事を理解していた。そのため彼女自身もこの結果は意外に思っていた。プラスは重い口をゆっくり開けて理由を告げる。

 

「お伝えするのは構いませんが、恨まないでください。先ずはマリアさんと早矢さん、大変申しわけありません。今の僕だとお二人それぞれの為のライダーシステムを組む事が出来ません……」

「そんな……」

「いったいどうして?」

 

 マリアと早矢の問いにプラスは答える。

 

「先ずマリアさん……僕もすっかり失念していましたが、貴方が男性である事がそもそもの問題でした」

「それなんですの?!」

「ええ。元々僕が考えたシステムは女性用に組んだもので……ただ、日ごろのマリアさんの女性らしさを見ていたらもしかしたらと望みをかけたのですが。それでもダメでした。基準値以下の数値となっています」

「そんな……」

 

 落胆し項垂れるマリア。そしてプラスは早矢にも理由を告げる。

 

「早矢さんにお願い出来ないのは貴女が元々お持ちになっている霊力です。どうも僕が考案したシステムだと互いが干渉しあって阻害するみたいですね。これも想定外でした……」

「私の霊力が……」

「僕がそういった分野の知識を持っていないので。ただ時間さえあればそれも改善する事が出来ると思います。ただ、時間が足りないんです……」

「そうなんですね……」

 

 プラス自身もこの結果は悔しいものだろう。そして現時点で適正が高い纏に次の試練について告げる事となった。勿論それもプラス自身としては正直辛い言葉であるのだが。

 

「やっぱり血縁者だからなんですかね。檸檬さんの為に考えたシステムだからかお姉さんの纏さんが一番適正があるなんて」

「そっか……檸檬の代わりに戦う事になるんだね」

「では纏さん、最終審査となります。僕が作ったラヴィを使って、ある方と戦ってください。その方からの攻撃に3分間耐えきったら合格です」

「わ、わかった……でもさ、一体誰と戦うの?」

「アタシよ」

「「「!」」」

 

 3人は声がした後方を振り向く。最終審査で戦う相手とは秋本麗子であった。

 

 翌日のドーム施設、訓練ルームにて纏はプラスからデザイアドライバーと、プラスが開発したレイズバックルそれぞれの使い方について説明を受けていた。

 

「使い方は以上です。僕が組んだこのレイズバックルは大バックルと分類されるらしいですね。他にもバックルは用意されていますが個数が少ないらしく残念ながら御用意できませんでした」

「なるほどねぇ」

「また小バックルというものもありまして、大バックルほどの基本攻撃力は望めないのですが、使い方次第では大バックルを凌ぐほどの威力を出す攻撃も行える場合があります」

「実際聞くだけだとなぁ……」

「まぁ本格的にデザグラに参加したら否が応でも見る事になりますから、改めて確認はその時に」

「わかったよ」

「そろそろ良いかしら?」

 

 打合せをしている2人に麗子が声をかけた。

 

「もう戦える? 纏ちゃん」

「アタシはいつでも構わないよ」

「うん。それじゃあ始めようか♪」

 

 別室にてモニター越しに様子を見ているマリアと早矢の2人。

 

「纏様……大丈夫でしょうか?」

「信じるしかありませんね。決して悪い気は感じませんし」

 

 真っ白なイブニングドレスに身を包んだ麗子。いつも以上に胸元が大きく開いていて目に毒と感じる者も少なくないだろう。

 

「いいのかい? そんな格好で……」

「これは勝負服。でも別に良いのよ格好なんて……アタシも変身するんだから!」

 

 麗子の手にはヴィジョンドライバーと似たものが握られている。

 

『 IMITATION DRIVER 』

 

 やはりドライバー本体から音声が鳴る。だが中川が使用したものと違い女性の声で発せられた。音声が発せられると麗子の腰に装着される。ドレスに合わせて身に付けていた長手袋をバッと脱ぎ捨て、右手の親指をドライバー上部に乗せた。

 

『 ATHENA, LOG IN 』

 

 待機音が鳴り続ける間に左手でプロビデンスカードを取り出し、右手で持ち替えた。

 

「……変身!」

 

 呟くと同時にドライバーの右側に備えられているカード読込部「イミテーションリーダー」へ上から下へスライドする様に差し込む。

 

『 INSTALL 』

 

 ドライバー前面部の電子モニターがまるで瞬きをするように点滅した。

 

『 LOVE A SYSTEM ATHENA…… 』

 

 音声が発せられると同時にイミテーションドライバー内部の縮退炉イミテーションリアクターで極小状態で均等を保った疑似ブラックホールが空間に展開され、アリエルレイと言う球体機構を6つ射出する。アリエルレイはライダースーツを形成した後に右肩・左肩・右膝・左膝、そして右胸部と左胸部のプロテクターとして収まる。麗子は白・金・そしてピンクをパーソナルカラーとした丸みのある女性的なデザインのライダースーツを纏った「仮面ライダーアテナ」に変身した。纏、そして別室のモニターで見ているマリアと早矢の2人も驚きの声を上げる。

 

「麗子さんが……変身した?」

「麗子様が……」

「凄い……この神々しさは……」

 

 そしてプラスは予想以上の出来栄えに感心していた。

 

「よし……安定してますね」

「ええ。思っていたより良い感じね」

 

 だが、その造詣に思う所がある纏は改めて2人に問いかける事にした。

 

「あの……感動してるところ申し訳無いんだけどさ……その、でっかくね? ……胸が」

「もう! そう言う事は言っちゃダメ!!」

「ええ……なんだか色々すいません」

 

 アテナシステムは電極スパークの原案の元、その息子であるプラスが完成させたものである。先にデザグラで運用されていたギロリが装着するグレア。それを土台として江崎教授が中川のために開発したアポロと決定的に異なるのが、グレアのヒュプノイレイやアポロのアウェイクレイが胸部に1つ収まるのに対し左右でそれぞれ1つずつ、計2つ使用すると言う事である。これによってアテナには見事に双丘、たわわな女性の乳房そのものに見える部位が形成された。

 

「やっぱりこれはどうにもならなかったのよね……」

「ええ。お父さんが絶対わざとそうしたと思います……」

 

 9歳の身で、父スパークの性癖を知った気がして複雑な気分になるプラス。麗子もその部分はデリケートだろうとあえて触れずに居た。

 

「でも……その分攻撃がかなりエグいのよね、コレ。纏ちゃんも早く変身しなさい!」

「わかったよ!」

『 SET 』

 

 纏は右手を扇子に見立て、一度目前に突き出して、更に左から右へ横ぎらせる。そして上に思いきり突き立て、左手で右スロットに差したレイズバックルのレバーアクションを行った。

 

「変身!」

 

 1分後。纏はアテナからのラッシュに耐えきれず強制変身解除された。あまりに早く決着がついた纏は苦言を漏らす。

 

「ウソだろ~?」

「……やっぱりまだ早すぎたのかもしれませんね」

 

 プラスが纏には聞こえないくらいの声量で呟いた。




 筆者です。「麗羅VII」をお送りしました。
 麗子さんもとうとう変身しました。これはご期待されていた方も多いはず。ただし中川くんと同じく限定機能付きです。そうでないと無双してしまうw 仮面ライダーアテナについてはまだ秘密がありますので、改めて明日の更新分で語らせて頂くとします。
 展開上当然なのですが、纏ちゃんが選ばれました。他の2人、そしてこち亀最強女子三銃士が選ばれなかったのはそもそもの適正もあるのですが、プラスくんの趣味だったのではないのかと今更ながら思います。元々檸檬ちゃん推しですからね。マリアちゃんに関しては筆者の願望とかも入っています。まぁでもまだブツもあるし、オッパイも無い無垢な身体なので……女性経験や男性経験があったかは謎ですが。男性経験は無いとありがたいなぁ。

 さてここからは筆者のプライベートを。ラノベ原作の秋アニメ「薬屋のひとりごと」を見始めました。古代中国を土台とした架空の中華風帝国の後宮内でのお話ですね。悠木碧さんが主役を演じられています。元々なろう系の小説だったようで時間があれば原作もチェックしてみたいです。

 では明日も間に合えば17:30更新ですのでよろしくお願いします。

この作品をお読みになっている貴方は

  • 男性
  • 女性
  • どちらとも言えない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。