仮面ライダーギーツvsこちら葛飾区亀有公園前派出所~両さん、デザグラに出るってよ~   作:唐 十三郎

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「リアリティライダーショー、デザイアグランプリー!! さて英寿様も両津様も、それぞれ”創世の女神”の存在を知っていきます。このデザグラの根幹とも言えるその存在は果たして彼らの運命をどうしていくのでしょうか?」
「UA60000目前だぞお前らー!!」
「また脈絡の無いお話ですが、本当に目前です! これも皆様のお陰ですね!」

 実際目前に迫っていて筆者自身も実感が無い。だが数字は正直だ。

「これで”嘘でしたー!”ってハーメルンの運営に言われたら筆者は怒って良いと思うぜ」
「流石にそればかりは……有り得るんでしょうか?」

 ツムリも流石に不安になっていく。それも仕方ない事で最近は色々不安になる事も増えたからだ。

「筆者からお前ら読者に頼みがあるらしいから、後書きも今回だけは読んでくれよな!」
「一応、大事なお知らせです。良い事も悪い事もありますね」

 ご協力頂きたい事と今後の事についての話があるのでお時間ある方は読んでくださいませ。


漂禁XIX:誰の為に。そして何の為に。

 サロンにて。英寿が立ち上がりニラムに近付いた。

 

「いい加減に化けの皮を剥がしたらどうだ? そもそも何故ジャマトが生まれたのか……。何故ジャマトから世界を救うゲームがショーになっているのか……。何故脱落者は理想を願う心を消されるのか……。運営やオーディエンスの正体は一体何者なのか……。そろそろ本当の事を言ったらどうだ……?」

 

 英寿が今まで溜め込んでいた疑念を全て口にした。英寿以外のその場に居る者は全て黙り怪訝そうな顔つきをしている。

 

「実は……」

 

 チラミが口を開いた。だがそれを閉ざすようにサマスが先ほどより強烈なビンタをする。

 

「またぁあああああああああああああああああ!!」

 

 叩かれたビンタの勢いで座っていたソファから投げ出され吹っ飛ばされるチラミ。傍に居たツムリを横切り派手な音を立てて壁に激突する。それを横目で見ていたニラムは笑顔で返す。

 

「その問いに答える事に意味は無い……何故なら全てを知れば、全てを忘れる事になるからだ。我々は一切合切を切り上げ、全て無かった事にする。君たちも! この世界も! デザイアグランプリが存在していた事実を忘れ去り……願いは永遠に叶わない。……それが望みかい?」

 

 喋りながら立ち上がりソファに座っている英寿の背後に回るニラム。英寿を舐める様に見つめている。英寿は問われた問いに返答できず無言となる。

 壁際で痛みに悶絶していたチラミがようやく起き上がる。

 

「あててて……さぁ、あなた達がやるべき事はジャマーガーデンに行って私のドライバーちゃんを取り返す事♪ ……うげぇえええ!!」

 

 いつの間にかサマスがチラミの真正面に立ち、チラミの腹部に膝蹴りを入れた。そのタイミングでニラムがパンッ! と手を叩く。

 

「君たちが願いを叶える為に、取るべきただ一つの道だ……」

 

 そして英寿の両肩をガシッと掴む。更にワキワキと握り始めた。英寿は鬱陶しく感じて身体を揺さぶりニラムの手を振りほどこうとするも、ニラムは更にしつこく握ってくる。諦めた英寿はニラムの好きなようにさせた。

 このまま彼らが理想の世界を叶えたいのならば言う事を聞くしかない。

 

 ジャマーガーデンにて。どうやら道長と大智の顔色からベロバとアルキメデルは真実を話したらしい。ベロバは微笑みながら鉄橋の階段を降りてきて道長に訊ねた。

 

「どーするー? アタシたちの正体を知っても、まだ戦える?」

「当たり前だ……」

「あら~♪」

「お前らが何者だろうが、何を考えていようがどうだっていい……。俺の願いを叶える為に、お前らを利用させて貰う」

 

 俯いて覚悟を決めた道長。だがここでふと思い出した。

 

「……なぁ、両さんはどうした?」

「そう言えば……全然姿を見せないね」

 

 大智も疑問に感じた。そしてアルキメデルが言った事を思い出す。

 

 ―― さて、私はそろそろ両さんに頼まなければならない ――

 

「なぁアルキメデル。あんた確か両さんに頼み事があるって言ってたよな?」

「ああ。ちょっとしたお使いにね」

「そうか、それで居ないのか……」

 

 道長は呟いて顔を上げる。

 

「両さんが戻ってくるまでにケリをつけよう」

 

 VIPルームにて。景和はケケラと対面していた。

 

「とんだ事態になっちまったな~。どーすんだい?」

「結局……戦うしか無いんですよね?」

 

 胡坐で座り俯く景和。ニラムの言葉を素直には受け止めきれないでいた。悩む景和にケケラは返す。

 

「まぁなぁ……ドライバーを取り返せば済むハナシだ。お前自身が本気になれば世界を変えられる。お前にはそのチカラがある。俺はちょっとだけ、そう思ってるぜ♪」

「ちょっとだけって……」

 

 その言葉に緊張が解れたのか笑顔になる景和の目の前にアイテムボックスが現れた。

 

「ありがとう」

「ふん……!」

 

 中にはブーストバックルが入っていた。ケケラなりの激励だ。ブーストバックルを手にした景和は精一杯の笑顔をケケラに送る。

 

「俺……戦うよ! 失ってしまった人たちを取り戻す為に」

「アッパレ! お前こそ仮面ライダーだ! 桜井景和!!」

 

 祢音が別のVIPルームを訪れている。

 

「ここが私のサポーターの部屋……」

 

 そこには至る所にガーベラの花が生けられた花瓶が置かれていて、当のサポーター本人は不在の様だ。

 だがテーブルには1通の手紙が置かれている。封筒には――

 

 ―― 親愛なる祢音へ ――

 

 と、書かれている。

 祢音はその封筒を開けて中の手紙を読んでみた。

 

「親愛なる祢音へ……」

 

 ―― 親愛なる祢音へ ――

 ―― 君がデザスターだって見破られた時は無念でならなかった。――

 ―― でも諦めないで。 ――

 ―― いつか必ず ――

 ―― 君が本当の愛に恵まれ幸せになれる日を、――

 ―― 心から祈っている ――

 ―― 例え世界中が敵になろうとも私は君の味方だ。――

 ―― Kyuun ――

 

「キューン……あなたが私のサポーター……?」

 

 祢音がそう呟くとテーブルの上にアイテムボックスが現れた。

 

「応援してくれている人が居るんだ……。祢音TVだけじゃなくて、デザグラにも……」

 

 祢音は手紙を置いてアイテムボックスを開く。中にはフィーバーバックルが入っていた。

 

 そして纏もVIPルームを訪れる。和室造りのその部屋に実家のような安心感を持てたが、掛けてある大きく”亀”と書かれた掛け軸には内心不安になった。そうここは嘗て中川が両津を招いた部屋である。

 

「お待たせ~♪」

「お、麗子。お疲れ様。そんなに待ってないよ」

「よしよし。思っていたより元気そうね」

「まぁね……勘吉も姿を現したし。これからジャマトの本拠地に行ってくるよ。アイツの首根っこ、今度捉まえて戻ってくるから」

「うんうん。その意気その意気。じゃあこれはそんな纏ちゃんにささやかなお土産ね」

 

 麗子は持って来たマゼンタカラーのアイテムボックスを手渡した。中にはビッグウィンドファンバックルが入っている。

 

「それと、そのジャマトの本拠地だけど。アタシも一緒に行く事にしたから」

「え? ……大丈夫かよ? 麗子のは3分しか持たないんじゃなかったか?」

「プラスくんが強化してくれて30分は変身出来る様にしてくれたから。それにどうしても行きたいって人が言う事聞かなくてね~」

「? って事は麗子以外にもう1人一緒に行くって事?」

「そ♪ そろそろやってくる頃だと思うけど……」

「いったい誰が……?」

 

 2人が噂をしているとその人物がやってきた。

 

「お待たせしました。先輩を連れて帰りましょう」

 

 ショッカー要塞の廊下を歩いていた両津は大きなクシャミをした。

 

「へぇっくしょ――い! コンチクショー!!」

「またですか? 大丈夫ですか、神様?」

「風邪ってワケじゃないみてぇだけどな。どいつがウワサしてるんだかなぁ?」

 

 結構な人数が噂していたなんて当の両津自身は知る由も無い。

 地獄大使に連れてこられて長い廊下を歩いたその先は、このショッカー要塞の甲板部分。地中深く埋まっているこの要塞だが天井はかなり高く、どうやらこの要塞の発射設備らしき物も辺りに確認出来た。地獄大使が両津たちに声をかける。

 

「これくらいの広さなら両さんも十分に動けるだろ?」

「そうだなぁ。十分過ぎるくらいだぜ。!……何だ?」

 

 そう言って天井を見上げたその時、両津の首に何かが刺さった。延べ20cm程の細い矢だ。先端には紫色の粘液が塗られている。

 

「ほう。倒れないか……常人なら刺さった時点で死に至る猛毒なのだが……」

「おいおい……何を冗談言ってるんだ、地獄大使?」

「! 神様……。冗談なんかじゃありません!! これは本物の毒です!!」

「何だと?!」

 

 ダメ太郎が即座に調べ上げる。ナウマンゾウすら即死させる猛毒を塗った吹き矢が両津の首に刺さったのだ。地獄大使は矢を飛ばした吹き矢の筒を後ろに投げ捨てる。

 

「さて……解毒剤は儂のヘルメットの角の中にある。これを打たないと君は何れ死に至るだろう」

「てめぇ! ワシを殺す気か?!」

「その通りだ」

「マジか……」

「さぁ、そのバックルで儂と戦え。両津勘吉……」

 

 両津の名前を呼んだ直後、地獄大使の被るヘルメットが変形する。

 むき出しであった顔の部分にマスクが現れる。それは毒蛇を思わせる醜悪な形状をしていた。




 筆者です。「漂禁XIX」をお送りしました。

 さて、ほぼテレビ本編準拠でお送りしましたが纏ちゃんのお話と両さんのお話も書かれています。地獄大使が暴挙を行いました。果たしてこの先はどうなるか。今後の更新分をお待ちください。

 さて厄介な事に年末となってもうすぐ月の半ば。筆者も世間の例に盛れず師走で忙しくなってきました。故にこの作品の更新がもしかしたら滞る可能性が出てきました。そのため本日以降、暫くは毎日更新とはいかなくなりそうです。一旦いつもの挨拶「では明日も間に合えば17:30更新ですのでよろしくお願いします。」は筆者が落ち着くまで控えようかと思います。
 更新時間は変らないんですけどね。ただ毎日は厳しいかなと。
 そしてそんな筆者に追い打ちをかける様に150話の英寿と祢音、そして纏のやり取りについて異を唱えるご感想が2件届き若干凹みました。
 まぁ少なくとも筆者の筆を数時間止めるくらい悩ませることにはなりましたねぇ。このままエタってしまうのはシャクなので引き続き更新は進める次第ですが。その辺り皆様の御意見も伺いたい次第……いや更に凹んで本当にエタりそうなのでやめてくださいw

 さてここからはお願いです。

 1つ目は各話の最下段に構えられている評価機能のご協力をお願いします。
 お気に入りに登録されている方が現時点で180名いらっしゃいますが、実際評価で参加されているのが13名と1/10以下なのですね。別に評価点の大小は問いませんので是非入れて頂きたいなと。それで実際どのくらいこの二次創作のハーメルンでの位置づけが変わるのか見てみたいと言うものです。筆者のモチベも少しは上がるのかなとか思ったり。

 2つ目ですが、頂いたご感想で「メシのシーンが多くテンポが悪い」と言う印象を皆様も持たれているかアンケを新たに取ってみようかなと。
 男女比率に関しては9割男だとわかりました。例えネットの向こうで本当は女性の方が居たとしてもきっと心にチンコを生やしているのでしょうw 151話まではアンケ実装をそのまま残していますので宜しければ引き続きご参加ください。きっと男なんだろうなぁと思いますがw

 では本日はここまでです。年内頑張りますが、もし更新されていなければ筆者が大変なのだとご想像ください。よろしくお願いいたします。

この二次創作、メシのシーンが多くテンポが悪いと評されましたが実際どうでしょうかね?

  • 多い。もっと減らして欲しい
  • 少ない。もっと増やして欲しい
  • 雰囲気を変えてお風呂シーンや海回をw
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