仮面ライダーギーツvsこちら葛飾区亀有公園前派出所~両さん、デザグラに出るってよ~   作:唐 十三郎

153 / 161
「リアリティライダーショー、デザイアグランプリー! では今回は読者の皆様の御要望にお応えして海と温泉の話となります」
「待て待て待て待て……いきなりそんな話を入れたら確実におかしくなるだろうが!」

 真剣な表情で語るツムリに両津がツッコミを入れる。

「けれどもアンケートの様子がですね……」
「ネタで用意したモノがダントツだなんて、どんだけこの作品の読者たちは祭好きなんだよ……」

 先日更新分から始めたアンケートにて、筆者がヤケクソになって置いた”雰囲気を変えてお風呂シーンや海回をw”が現在トップである。

「まぁ意識調査は必要だと思うけどよ。けれどもジャマーガーデン決戦目前でそんな話になったら流石に辛うじて読んでくれている読者たちもドン引きすると思うぞ?」
「きっと大丈夫ですよ、この作品の読者なら。”ああ、またこの作品の筆者が阿保な方向に舵を取り始めた……”で済ませてくれる筈です」
「それは信頼していると言えるのか?」
「とりあえず筆者様の心もだいぶ落ち着いたようですが、また急激に落ち込んだらいよいよ脈絡も無くお風呂回か海回に突入しますね」
「次に筆者が落ち込むとしたら新作プラモの買いそびれが起きた時だろうな……頼むぜ皆! 筆者のバカが暴走するのはわかっているだろ? 時間が無い中で書いているんだからあんまり追い込むなよ!!」

 読者様たちも筆者・唐十三郎が無事にプラモを買い続ける事を祈ろう!



漂禁XX:誰の為に。そして何の為に。

 地獄大使が右手に持った赤い鞭で甲板をピシャリと叩く。

 

「さぁ早く変身して儂と戦え! 貴様の命が助かるには儂を倒すしかないぞ!!」

「へっ……お安い御用だっての……」

 

 両津はドライバーに改修されたバックルを差し込んだ。

 

『 SET 』

「様式美に拘る訳じゃねぇけどな。相手が地獄大使だ……しっかりと変身しねぇとなぁ!!」

 

 両津は右腕を左肩斜めに伸ばし左腕は拳を握り腰で構える。伸ばした右腕をゆっくり回し右肩の斜め先へ。そしてその右腕を目標にするように左拳を手刀にし一気に伸ばす。その際右腕は先ほどの左腕のように拳を握り脇に構える。新しく追加されたシャッターが開き、備えられた風車は凄まじいスピードで回転する。彼の目前には"Big Wind Fan"の文字が浮かんでいた。

 

「変身んんんんっ!!」

『 Big Wind Fan 』

 

 緑と言うよりは黒に近い体色をしているタートルズ。改修したバックルの余波なのか、上半身で纏ったそのアーマーは従来の物よりも黒っぽい緑色へと変貌していた。その変身した姿を見て地獄大使は、嘗て戦った好敵手の姿を重ねた。

 

「猛……お前の願い、この地獄大使の願いも込めて組上げたぞ。だが……まだダメか」

 

 地獄大使の願いも併せ組み合げたバックルは予想していた通りの力を出し切っていない様だ。それでも一縷の望みを賭ける事にした。

 

『 READY……FIGHT! 』

「いくぜぇえええええええええええ!!」

「来い……両津勘吉!! そのバックルに貴様が相応しいか、見極めてやる!!」

 

 両津と地獄大使が激突したその頃、英寿はジャマーガーデンのある世界へツムリの転送によって単身で乗り込んだ。

 

「これは……」

 

 明らかに文明が滅んだという痕跡がわかる。足元に転がる壊れたガラケーを見てそう確信した。1990年代後期に某携帯キャリアが出した機種だ。

 

「……そういう事か」

「ジャマーガーデンはこの先さ」

 

 英寿を待っている人物が声をかけた。サポーターのジーンである。

 

「やっぱり行くんだね。それでこそ俺の推しだ」

「フ……プレゼントでも持って来たのか?」

「プレゼントは……」

『 LASER RAISE RISER 』

 

 ジーンがライズカードリッジを腰に当ててレイズライザーベルトを具現化させた。着ているコートを翻しグリップパーツを英寿に見せる。

 

「俺自身だ」

 

 笑顔で答えたジーン。だが英寿は青ざめた顔になり、早歩きでジーンから遠ざかる。

 

「ちょ? ……ちょっと待ってよ英寿!!」

「そういうの俺、結構なんで」

「そういうのってどういう事さ?!」

「ナニとかアレとか」

「?! 何か変な誤解してない?」

 

 今にも走り出しそうな英寿の襟首を捕まえるジーン。

 

「ちゃんと話を聞いてよ!!」

「今ちょっと忙しいんで」

「敬語も止してよ! 俺と君の仲だろ?!」

「どんな仲だか……」

 

 明らかに誤解をしてしまった英寿は非常に嫌そうな顔をしている。ジーンは手にしているライズカードリッジを突きつけた。

 

「俺が言いたいのはコレ! 変身して君のサポートをするって意味だよ!!」

「最初からそう言えよ……。お前も仮面ライダーだったのか」

「まぁ……君たちとはちょっと違うんだけどね」

「いい加減白状したらどうだ? お前らオーディエンスが何者か」

 

 英寿の問いに笑顔で返すジーン。

 

「だから言ったでしょ? ”次元を旅する観光客”って……」

 

 そうしていると英寿とジーンの目前にジャマトの群れが現れる。

 

「「「「「ジャ! ジャジャ!」」」」」

 

 どんどんその数が増えてきたジャマトたちを見て、英寿はジーンに問いかける。

 

「本当にやる気か」

「大好きなデザグラを奪った奴らが許せないからね」

 

 そしてジーンは白い歯を見せて笑いながら感激している気持ちを英寿に伝える。

 

「それに、ギーツと戦えるなんてちょっと感動だよね」

「フ……ここからが本当のハイライトだ」

 

 マグナムバックルを手にした英寿はドライバーに差し込む。

 

『 SET 』

 

 そしてジーンもグリップパーツへライズカートリッジカードを差し込む。

 

『 ZIIN SET 』

 

 右腕をぐるりと回し、胸元でキツネを模した手にする英寿。

 両腕を太極拳の様に回し、陰陽を表すかの様にゆっくりと交差させるジーン。

 変身ポーズを取った2人はフィンガースナップを同じタイミングでパチンと鳴らす。

 

「「変身!」」

『 LASER ON ZIIN……LOADING……』

『 MAGNUM 』

『『 READY……FIGHT 』』

 

 マグナムフォームの基本カラーは白と赤。そしてエントリーフォームのスーツの色も併せると黒も入る。対してジーンの変身体は白と青と銀、そして黒だ。2人が模しているのは赤と青のキツネの様に見える。

 

 ギーツとジーンがジャマトたちとの交戦を始めた頃、祢音と景和もジャマーガーデンの世界にやって来た。

 

『 SET SET FEVER! 』

『 SET SET DUAL ON 』

「へ~ん……」

「「変身(っしん)!」」

 

 こちらの2人も同時変身した。

 

『 BEAT 』

『 HIT FEVER BEAT 』

「ビート……! 当たりぃ!!」

 

 ナーゴはフィーバービートフォームへ。

 

『NINJA & BOOST READY……FIGHT! 』

 

 タイクーンはニンジャブーストフォームとなった。

 2人も目前の大量のジャマトたちと交戦し始める。

 

 そして更に別の場所では。

 

「ここがジャマーガーデン……?」

「なんだか寂しい所ねぇ……」

「これは……既に滅んだ世界か?」

 

 纏、麗子、そして中川の3人がジャマーガーデンのある世界にやってきた。

 

「しかし中川さんまで来るなんてね」

「先輩を連れ戻したいのは僕だって同じですから」

「でもすっかり変っちゃったわねぇ圭ちゃん。似合わないヒゲなんて生やしちゃってさ」

 

 そう中川のヒゲはすっかり伸び切っていて、彼の父・中川 龍一郎よりも立派なヒゲを蓄えていた。

 

「ゲン担ぎですよ。先輩を無事に連れ帰ったら剃るつもりです。待っていろよぉ角刈りぃいいいいいいいい!!」

「こんな中川さん初めてみるよ……」

「ねー……心配だから目が離せなくって」

「わかるわー……」

 

 吠える中川のテンションに纏も麗子もドン引きしている。

 そして彼女たちの目前にもジャマトたちが現れる。

 

「オズキョチャートエビビケト×ロアファー!(ライダーたちが来たザマスよー!)」

「「「イズキョ! クビカカエインデチャポキョロル、テテピ×ピピラポロ! クピピファツポロ!(はい! お帰り下さいませ、御主人様! お嬢様!)」」」

 

 執事ジャマトの号令にメイドジャマトたちがお辞儀をする。

 

「挨拶されちゃった?」

「ちゃんと教育が行き届いているわねぇ……」

「油断しないで下さい。恰好こそ整っていますが相手はジャマトです!」

 

 纏はアイアンファンバックルとビッグウィンドファンバックルを、麗子と中川はイミテーションドライバーを腰に装着する。

 

『 SET SET DUAL ON 』

『 IMITATION DRIVER ATHENA, LOG IN 』

『 IMITATION DRIVER APOLLO, LOG IN 』

 

 纏は日舞を模した変身ポーズを行い、麗子はプロビデンスカードをイミテーションリーダーに読み込ませ、中川はイグニッションキーを捻る。

 

「「「変身!」」」

『 IRON FAN & BIG WIND FAN 』

『 LOVE A SYSTEM ATHENA…… 』

『 FLARE SYSTEM APOLO……』

「さぁて行くよ、メイドさんたち!」

『 READY……FIGHT! 』

 

 ラヴィ・アテナ・アポロの3人もジャマトたちと交戦を始めた。

 

 かくして、ジャマーガーデン周辺でライダーたちとジャマトたちの戦いが始まったのである。




 筆者です。「漂禁XX」をお送りしました。

 先ずは1日空けずに済みました。どっこい18日深夜にハーメルンのメンテが行われるらしいのでその辺りはいよいよマズいのかもしれません。次の土日で少しでも書き溜めが出来ればありがたいのですが、その日はHG 1/144 ティフォエウスガンダム・キメラの発売日と、
https://bandai-hobby.net/item/5892/
30MS SIS-Gc11w スティプラ=ステロイ(アルディートフォーム)がプレバンから届く頃なんですよねぇ……
https://p-bandai.jp/item/item-1000203760/?orgurl=http%3A%2F%2Fp-bandai.jp%3A8443%2Fitem%2Fitem-1000194969%2F
どっちも積みプラ行き、しかもティフォエウスガンダム・キメラはかなり箱がデカいと予想しています。さて部屋の何処に置けるのか……

 今回はどいつもこいつも変身してばかりの回でした。これは流石に避けて通れません。テンポが悪い? そんなあーた、仮面ライダー作品から変身シーンを抜いたらネタが乗ってない寿司みたいなものですよ。

 両さんの変身に若干差分が出ました。モチーフとしたのは桜島1号です。確認したらあの2話分、1号ライダーの変身シーンって無いんですよね。カット切り替えで直ぐ桜島1号になってるの。今と違って省略変身の描写とか無かったんです
 次回更新分は戦闘シーンだらけでかなりカオスになるだろうなぁ……テンポが悪い? そんなあーた、仮面ライダー作品から戦闘シーンを抜いたら美プラを全く置いてないプラモコーナーみたいなものですよ(言い過ぎ)

 アンケートのご協力、そして評価をして頂いた皆さま本当にありがとうございます。

 ……本当に唐突にお風呂回とか海回とか読みたいですか?w 実はこっそりとプロットは書いてます。

 明日も間に合うと良いですね。なんとか頑張ります。17:30に更新されていなければ筆者が間に合わなかったものと思ってください。では!

この二次創作、メシのシーンが多くテンポが悪いと評されましたが実際どうでしょうかね?

  • 多い。もっと減らして欲しい
  • 少ない。もっと増やして欲しい
  • 雰囲気を変えてお風呂シーンや海回をw
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。