仮面ライダーギーツvsこちら葛飾区亀有公園前派出所~両さん、デザグラに出るってよ~   作:唐 十三郎

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「リアリティライダーショー、デザイアグランプリー!! 両津様はジャマーガーデンの地下で地獄大使と決戦の最中。そして我らが仮面ライダーたちはジャマーガーデンを目指しています。一体どうなってしまうのでしょうか? 皆様ご無沙汰しております。皆さまのギーツVSこち亀が帰ってまいりました!!」
「おう待たせたな読者たち。ワシも皆も何とか無事だったぜ。筆者が危うくエタらせるとこだったけどよ」

 相変わらずのツムリと両津が読者の皆に笑顔を見せる。実際エタる手前だったかもしれない。いや、まだその危険はあるのだが……

「筆者様も災難が続いている様子ですね」
「と言うか半ば自業自得だ。年明け元日までの3日間は更新予定だが、今度はまた半月程度更新停止だとよ。まぁ長めの正月休みとしけこむかね~」

 余裕の笑顔を見せる両津。反してツムリは怪訝そうな表情だ。

「クリスマスに何も出来ませんでしたねぇ」
「おう。せっかく”第1回チキチキ食い倒れクリスマスパーティー”とかやったのによ。見せられなかったのが残念だったぜ」
「まさか道長様が……」
「ああ。肉料理大目に作ったのは失敗だったなぁ……だが安心しろ。明日はもっと凄い年越しをやるからよ!」
「カンキチー! そば粉持ってきたよー」
「カンキチ~檸檬も手伝ったのじゃ! 褒めるが良いぞ~♪」
「おう、纏も檸檬もありがとうな!」

 檸檬の頭を撫でて礼を言う両津。かなりの量のそば粉がサロンに運ばれてきた。

「年越しそばだからっていくら何でもこんなに使うかぁ?」
「それが使うんだよ。お前らも明日は沢山食べてくれよな。一生忘れられない年越しになるぜぇ!!」

 両津は気合いを入れてソバ打ちを始めた。この真相は明日の更新分にて。


漂禁XXVI :誰の為に。そして何の為に。

 ジャマーガーデンのあるエリアをひた走るギーツが運転するブーストライカー。

 そしてその目前に、見覚えのある自動車が走って来た。

 

「本当に来ましたね……」

「うん……祢音ちゃんの言っていた通りだ」

 

 走って来た自動車は中川が運転するプライドロン、フェラーリF40をベースとした改造車だ。中川が変身する仮面ライダーアポロの専用マシンで、後部スタビライザーを大幅に改造していて両脇にグランタイヤという特殊装備を構えている。両津は”狂った自動車マニア2人が酔っぱらって意気投合して悪ノリでとんでもない事思いついた”と評していたが、実際に手掛けたのが江崎コロ助教授と中川なのであながち当たっているかもしれない。

 プライドロンに気付いたギーツはブーストライカーを止めた。プライドロンも同じく停車する。

 

「ラヴィか。横の奴も見覚えがあるな。確かギロリと戦っている時にやってきた……」

「中川圭一です。浮世英寿さんですね。あの時はあまり時間が無かったもので挨拶もせず失礼いたしました」

「今だって余裕は無いよ」

 

 プライドロンから降りた纏はバックルを差し込み変身をする。

 

『 SET 』

「変身!」

『 IRON FAN READY……FIGHT! 』

 

 ピンク色のアーマーが特徴のアイアンファンフォームになる纏こと仮面ライダーラヴィ。急ぎ変身した彼女はブーストライカーの後部シートに跨る。これにはギーツも少なからず動揺した。

 

「お、おい!」

「いいからとっとと出しな! 全く……どんだけ彷徨っているんだよ」

「いや別に俺は彷徨っていたわけじゃ」

「方向オンチのヤツはだいたい皆そう言うんだよ! アタシたちが誘導するから!! 麗子、頼むよー」

「はーい!」

 

 ラヴィの呼びかけに反応する遥か上空の秋本麗子こと仮面ライダーアテナ。飛翔能力を使ってジャマーガーデンまでのナビゲーションを行っていた。

 

「まだまだ結構あるわねぇ……圭ちゃん、その先に森があるから気を付けて」

「またですか……プライドロンはオフロード仕様じゃないんですけどねぇ」

「アタシもこれ以上変身し続けたら強制解除になるから一度そっちに戻るわね」

「わかりました、お気をつけて」

 

 中川はそのまま停車してアポロが戻るのを待つことに。ラヴィとギーツは先に進む事となる。

 

「本当にジャマーガーデンはこっちで良いのか?」

「さんざん迷子になっていたヤツが言うな。大丈夫だから安心しな」

 

 こうしてようやくギーツは迷わずにジャマーガーデンへ向かう事になった。

 

 そしてジャマーガーデンの遥か地下、ショッカー要塞にて地獄大使との戦いを続けていた両津勘吉こと仮面ライダータートルズ。タイフーンフォームとなって大幅なパワーアップを遂げるも地獄大使の強さにはまだ届かずに居た。

 

「毒蛇千手鞭――!!」

「ぐわぁあああああああああああ!!」

 

 毒蛇千手鞭(どくじゃせんじゅべん)。地獄大使の専用武器である赤い鞭が文字通り千本となり襲い掛かる。既にタートルズはこれを3度喰らっていた。

 

「な……なんで1本の鞭が千本になるんだよ……?」

「細かい事を考えるな。東映作品では良くあることだ」

「そ……そんなにホイホイあってたまるかよ!」

 

 かなりの攻撃を喰らうもタイフーンバックルによる回復能力で立ち上がるタートルズ。だが流石にこれ以上喰らい続ければ何れ限界も来るだろう。

 タートルズのピンチにダメ太郎は何か手助けが出来ないかと毒蛇千手鞭の分析を行う。

 

「じ……次元干渉?! あの鞭を1度振るうだけで1000回もパラレルワールドにアクセスしているなんて……何か、何かせめて神様の手助けが出来れば!」

 

 ダメ太郎は地獄大使の常人離れした戦い方に驚愕する。それもその筈で、この世界の地獄大使は元の世界での日暮のifの姿だ。恐らく超能力も使えるのだろう。ダメ太郎の知る日暮は少々寝起きが過激ではあるものの、基本的にはその超能力を警官として平和の為に使っていた。それを全て戦うために使った結果が目の前の地獄大使だ。改造人間である以上に非常に厄介な相手あると言える。

 

「待てよ……何で僕はこうやって思考する事が出来るんだ? 動かせないのはデバイスだけ……そうか!」

 

 地獄大使がダメ太郎に仕込んだ服従プログラム。だがそれはデバイスの動きを封じるもので思考までは干渉していない。思考が可能ならデバイスを使わない方法で両津の補助が出来ないものかとダメ太郎は本体であるサーバーをフル稼働させる。そしてそれは意外な結果で現れた。

 

「本郷猛と戦う為の技だったのだがな……だが礼を言うぞ仮面ライダータートルズ。ようやくこの技を振るう相手と出会えた事を!」

「殺そうとしているヤツに礼を言うのかよ。アンタもとことんイカれているなぁ!」

「当たり前だ。ようやく全力を出せる相手に出会えたのだからな!!」

 

 鞭を構える地獄大使。タートルズも薄々気付いていたが毒蛇千手鞭は連続で行えない。恐らくそれを振るう地獄大使にも何かしらダメージがあるのだろう。振るう度に挙動に乱れが生じているその様子に彼の覚悟を感じる。互いに気を抜けない状況であるその時、タートルズのバイザーに異変が起きた。

 

「な……何だ?」

『良かった! 繋がりましたね。神様、聞こえますか?』

「お、おう……ダメ太郎か? でもお前はあそこに」

 

 両津は遥か後方で固まっているダメ太郎の姿を見る。今も動けずに居た。

 

『神様の使用しているデバイスにダメ元でハッキングを行い拡張プログラムを組みこみました! 今の僕はタイフーンバックルの補助システムとなります』

「拡張プログラムだぁ?!」

 

 タートルズの様子を見て地獄大使も仮面の下で少しだけ笑みを浮かべる。

 

「やれやれ、ようやく気付いたか。これで安心出来るな……儂もどのみち次の攻撃が最後になりそうだ。お前たちへようやくタイフーンを託せるな……」

 

 呼吸を整え最後の大技を繰り出そうとしている地獄大使。そして両津はタートルズのバイザーに現れたダメ太郎から拡張プログラムの説明を受ける。

 

『”Dangerous Attack Maximum Escape navigation system”略して”DAMEナビ”です! 地獄大使の毒蛇千手鞭を全てトレースして神様のサポートをします!!』

「……何だか型落ちのカーナビを罵っているみてぇな名前だな」

 

 名称のセンスはさておき、現在ダメ太郎の本隊部分であるショッカー要塞コンピューターの一部分がタートルズの拡張プログラムそのものとなったのである。

 そして目の前に居る地獄大使がその様子をあざ笑った。

 

「どうやら小細工を仕込んだみたいだが、そんな物でこの地獄大使を倒せると思ったか。愚か者め! 仮面ライダータートルズ、貴様は我が最終奥義で仕留めるとしよう!!」

「最終奥義だぁ? やれるもんならやってみろ、このボケジジィが!!」

 

 これはもちろん地獄大使の挑発で本気の言葉では無い。だが最終奥義は真実であった。彼は今、全身全霊を燃やし尽くして両津勘吉・仮面ライダータートルズの覚醒を祝おうとしているのである。

 

「儂くらい倒せないときっとこの先は辛いぞ……乗り越えろよ、両さん!」

 

 地獄大使が決してタートルズに聞こえないくらいの小声で呟くと、その場の空気が止まった。タイフーンバックルを得た事でタートルズを中心に巻き起こる風すら止めるくらいに。

 そして地獄大使から文字通り地獄の濁流の様な鞭の殴打が無数に行われた。

 

「喰らえぃ! 真・毒蛇千手鞭んんんんんんんんんんん――――!!」

『神様、来ます!!』

「任せたぜ、ダメ太郎ぉおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

 ―― Dangerous Attack Maximum Escape navigation system ON ――

 

 タートルズのバイザーにDAMEナビの起動表示が灯る。その瞬間タートルズは凄まじい速度で動いた。次元干渉まで行われて縦横無尽に迫り来る地獄大使の鞭を避けているのである。その速度は正しく亜光速。タイフーンバックルで強化された身でないと粉微塵に吹き飛ぶであろう。

 

『今です神様! チャージを行ってください!!』

「おう! 行くぜぇえええええええええええええええ!!」

『 TYPHOON SUPER CHARGE 』

 

 タイフーンバックルに煌めきが起きる。そう、あの煌めき。あの音。1号ライダーを知る者なら誰だって覚えている筈のタイフーンの煌めきと音がこの場に再現されたのである。

 

『見えました! 照準を合わせます!! 神様、そこを狙ってください!!』

「あんがとよぉダメ太郎ぉおおお!! ここだぁあああああああああああ!!」

『 TYPHOON SUPER STRIKE! 』




 ご無沙汰しております、筆者です。「漂禁XXVI」をお送りしました。

 まさか10日も空けるとは筆者も思いませんでした。エタるってこういう所から起きるんですね……。状況はまだまだ厳しいので一旦元旦までの3日間のみの更新となりますがご愛顧頂ければ幸いです。

 本文についての事は明日と明後日の後書きで書くとしましょう。この10日間の事を書いていきます。
 頭痛が厳しかったですね。毎日執筆の為に睡眠時間を削ったのが決定打でした。そのため仕事納めまでの間は大目の睡眠時間確保のために執筆作業を断念していました。そうなるとなかなか筆すら走らせられないという。恐ろしいものです。今後は1時間だけでも執筆できるように努めます。

 「仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー☆ガッチャ大作戦」を見てきました。まだご覧になってい無い方の為にネタバレは出来ましたらご感想にも書かないで頂ければ幸いです。ギーツケミーが何故英寿本人じゃなかったのか。それを知った時は流石に泣きましたね。映画についてもまた明日か明後日の後書きで書く事にします。

 元旦更新以降の予定についてはまた後日お知らせとなります。来年7月までにこの作品を完結させる気で居ましたが筆者のリアル事情もだいぶ変わりましたので、2024年・年内完結と改めさせて頂きます。とりまもう中々執筆も難しい事態でございますので。

 それではこれから3日間、お楽しみ頂ければ幸いです。
 ではまた明日の17:30更新分でお会いしましょう。

この二次創作、メシのシーンが多くテンポが悪いと評されましたが実際どうでしょうかね?

  • 多い。もっと減らして欲しい
  • 少ない。もっと増やして欲しい
  • 雰囲気を変えてお風呂シーンや海回をw
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