仮面ライダーギーツvsこちら葛飾区亀有公園前派出所~両さん、デザグラに出るってよ~   作:唐 十三郎

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「リアリティライダーショー、デザイアグランプリ!! 2日目の朝です!」
「ようやく明けたなぁ……長かったぜ」
「ですが今回はいつも以上に筆者に時間が無く……」
「何? まさか?!」
「そのまさかです。とうとう文字数が3000文字に届きませんでした」

 本当に申し訳ない。

「まぁそんな時もあるわな。落とさなかっただけまだマシだ」
「ところが、今回の内容がまたアレで……」
「何だと? おい何だこの内容は?!」
「さぁ、ここからがハイライトだ!!」
「頼む英寿! こんな回をハイライトにしないでくれ!!」

 真相はいかに?


照裏XII:見抜くモノと見抜かれるモノ

 リアリティライダーショーデザイアグランプリ2日目の朝。

 

「ふっ……ふっ……ふっ……よし!」

 

 1人早く起きた冴はトレーニングのスクワットをし終えたところだった。

 

「全く……君は環境を選ばないね。こんな状況でもフィジカルを疎かにしないとはね」

 

 傍らでコーヒーを飲みながら呑気に呟く大智。こちらも場所を選ばずリラックスしているのは変らないが。

 

「どんな時でも直ぐに戦える身体に整えるのは当然でしょ?」

「そんなに張り詰めているといざと言う時破裂するかもしれないよ?」

 

 睨み合う2人。そこへ目覚めたばかりの祢音が現れる。

 

「おはよー……朝から2人とも元気だねぇ~」

「おはよう。良く眠れたかい?」

「……それ言うの?」

「済まない……やっぱりそれは無かったな」

 

 大智が言ってきた言葉にジト目で返す祢音。良く見ると目の周りに寝不足なのかクマが出来ている。祢音だけじゃなく、冴も大智もどことなくやつれていた。そこへ英寿が現れた。

 

「おはよう。お前ら早いな」

「おはよう。アンタはいつも通りだね」

「……そう思うか?」

「ごめん。言い過ぎたわ」

 

 迂闊な事を言ったと冴は直ぐ謝罪する。英寿もどことなく眠そうだ。そこへ景和が2段ベッドの下段のカーテンを開ける。

 

「……おはよう。もう朝かぁ」

「タイクーン、何だったらもう少し眠ってて良いんだぞ?」

「皆の声で起きちゃったよ。やっぱり慣れない環境で眠るのはキツいね……」

「大丈夫だ。それが普通なんだ」

「例外はアイツくらいよね……」

 

 冴は2段ベッドの上段を見つめてボヤく。そこでは両津が大イビキをかいて今も眠っている。

 

「緊張とは無縁だね。両津勘吉は……」

「あー……両さんのイビキで全然眠れなかったよお~」

「どうする? そろそろ起こす?」

「別に良いんじゃないか? それより今夜からどうやってちゃんと眠るか考えないと流石に辛いぞ?」

「そうだねぇ……」

 

 皆が口々にボヤき出した時に突然サロンのドアが勢い良く開いた。

 

「両津勘吉ぃ――――――!! アンタ、なんて事してんのよ――?!」

 

 チラミが怒りの形相で現れた。

 

「んあ?」

 

 突然聞こえた扉が開く大きな音とチラミの怒声で目を覚ます両津。

 

「……うるせぇなぁ。昨日は遅かったんだぜ。もう少し眠らせろよ」

「うるさーい!! とっとと起きなさいよ!! アンタのせいで……アンタのせいでぇ!!」

「ちょ、ちょっと待ってよ? いきなりどうしたのさチラミさん!」

 

 誰よりも呑気な態度を取る両津に怒り心頭のチラミ。その対極な温度感に景和が心配そうに尋ねる。

 

「そこのバカのせいで中継が台無しになったのよ!!」

「「「「「……は?」」」」」

 

 チラミの発言に驚くライダーたち。

 

「ワシのせいだぁ? 何だかしらねぇけど起きるとするかぁ……あー眠ぃなぁ」

 

 2段ベッドの上で立ち上がる両津。サロンの天井はかなり高いのでそのまま伸びをするくらい余裕で出来る。だがその直後異変が起きた。

 

「「……え? きゃぁああああああああああああ?!」」

「おやおや……これはこれは」

「ハイライトだったのか……」

「り、両さん! 裸! 裸だよ!!」

 

 仁王立ちとなった両津の股間の両津自身を見た祢音と冴は黄色い叫び声を上げ、大智と英寿は呆れ果て、景和はツッコミを入れる。

 

「もう! ご立派なのは十分わかってるからさっさと隠しなさい!!」

 

 チラミの叫び声でようやく自分が裸だと理解する両津だった。

 

 チラミのオフィスに呼び出される両津と中川。昨晩暴れていた中川は今朝は全然そんな様子も見えず落ち着いている。

 2人の前にタブレットを差し出したチラミは苦い顔で説明を始めた。

 

「全く……なんて事してくれたのよ、アンタは……」

「だから何だってんだよ?!」

「チラミ。いきなり先輩を糾弾するのはどういう事ですか?」

「アンタ、サポーターでしょ?! 支援しているライダーの管理くらいしっかりしなさいよ!!」

「だから何の事ですか?!」

「これよ! これ!!」

 

 タブレットには映像が流れている。どうやらサロンの天井に仕込まれたカメラの映像のようだ。

 

「なんだ……? これはワシらが居るサロンか?」

「アタシたちもまさかこんな映像が撮影できるなんて思わなかったわ……」

 

 カメラにはオートフォーカス機能があるらしく、どうやら動くものを捉えたら自動でピントを合わせ拡大されるらしい。時間的にどうやら両津が席を外している間の映像のようだ。

 

「ワシが居ない間、皆で楽しくやってたらしいな」

「でもこの映像が何だと?」

「問題はこの後よ、後!」

 

 チラミの操作で映像が倍速再生される。皆がそれぞれの寝床に向かい、サロンには誰の姿も見えなくなった。そして両津が戻ってきた。2段ベッドの上段に昇りそのまま着ていた服を次々脱いでいく。そして全裸になった。

 

「あっちゃあ……」

「これはこれは……」

 

 オートフォーカス機能がアダとなり、よりによってカメラはずっと露わになった両津の局部を映している。ブラブラと揺れる様も、みるみる大きくなる様も、右手で握られる様も、全てがである。

 

「こんなエッグい映像が数時間流しっぱなしになっていて、朝からクレームの連絡が後を断たないのよ!! どーしてくれんのアンタぁ?!」

「どうしろと言われてもなぁ……」

「仕方ありません。貴重な時間を奪われた方々には僕から正式に謝罪をしましょう」

「そんな事で済まされると思っているの?」

 

 チラミはニヤニヤと笑いながら中川を舐めるように見つめる。

 

「ではどうしろと?」

「そーねー……ひとまずはアンタのトコで開発している研究データを寄こしなさい!」

「! ……それは」

「ニラムには渡しているんでしょ? だったらアタシにも寄こしなさいよ。それでこの件はチャラにしてあげる♪」

「……わかりました」

「おい、いいのか中川?」

 

 両津が心配そうに見ている。

 

「仕方ありません。今回はそれで済ませてくれると言ってくれるのですから」

「決まりね! 後で持ってきなさい」

 

 両津と中川が部屋を出るとチラミは肩をガクっと落としてため息を吐く。

 

「はぁ……これでアイツらの開発データが手に入るわ。これで何とかなりそうね」

 

 拳をグッと握って決意を固めるチラミ。

 

「両津勘吉……調子に乗っていられるのも今のうちよ。見てなさい!」




 筆者です。「照裏XII」をお送りしました。

 前書きにある通り、今回は久々の3000文字届かず。スケジュールが厳しかったですね。酒飲まなくて良かった……飲んだら流石に落とすとこでした。

 後書きも今回は短縮します。改めて明日以降更新分を頑張ります。

 では間に合えば明日も17:30更新です。よろしくお願いいたします。

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