乙女ゲー世界は流派東方不敗継承者に厳しい世界です 作:鐘楼卿(ベル卿)ベルフェスティフ
女子A
「殿下はァ、お茶会は開くんですかーァ?」
女子B
「私ィ、ぜひ参加したいですぅ」
無駄にうっとうしい喋り方で女子たちが近づいてくる。
ライト
「やかましい!うっとうしいぜお前ら!」
「とっととどっか行きやがれ!」
その言葉に一瞬ビクッとし、離れていく。
するとそこに、
ユリウス
「ダメじゃないか。ちゃんと周りとの交友を深めないと」
ライト
「黙れよ。そんなクソガキに現抜かしてるお前ほどじゃァねえぜ」
ギロリ
俺はユリウスの背後に立つ、チビを睨む。
ユリウス
「、、ライトだとしても、それは見逃せないな」
ライト
「ぁ”あ”?見逃せない?何言ってやがる。俺からしたら王子の責任を負ってねえマヌケだぜ?お前は」
ったく。こいつは帝王学の授業だけはサボっていたからな。形式が苦手と言っても最低限のマナーはわきまえとけよクソガキがぁ、、
ユリウス
「マヌッ!そんなわけ、、」
ライト
「なら何でそんな位の低い奴に現抜かしてんだ。国が傾くぜテメエ」
マリエ
「あ、あの、殿下のお兄様、、ですよね?」
「わ、私マリエ・フォウ・ラーファンと言います」
ライト
「黙れ。猫かぶりやがって。だがその演技力は褒めてやろう」
「その程度で未来は開けんよ。偽物じゃあな」
そこに、少し後ろから話を聞いていたアンジェリカが入ってくる。
最も、俺以外は気づいてすらなかったようだが。
護衛すら気づかないとは鍛えなおすべきか、、
アンジェリカ
「そうです殿下。茶会にはそれ相応の格式があります。規模も違いますし、何より今までの態度からしてふさわしいとは到底思えません」
ユリウス
「五月蠅い!私の決めたことだ!」
「これ以上は変えない!」
ユリウスの意思はどうやら硬いみてえだな。
ライト
「、、ハァ、後悔しても知らんぞ」
ユリウス
「私は、後悔なんてしない」
そうして、俺たちは離れていった。
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先生
「よいですか?お茶会とは、心の鏡。立ち振る舞い、マナー、そのもののすべてが表されるのです」
ッハーー、つっかえ。野郎が雁首揃えてマナー講座なんてつまんねえったらありゃしねえ」
先生
「ミスタライト!口に出ていますよ!」
「そんなに嫌ならば実践と行きましょうか。下へ、」
ライト
「ケッ、そんなに面白いもんでもねえだろうに」
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先生
「どうでしたか?」
ライト
「んあ?まあ菓子はうまかったがそれだけだな。明日俺の部屋に来い。本物を見せてやる」
ジョルジュ・ド・サンドにキッチリ無理やり押し込まれた知識が役に立つとはな、、
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先生
「こ、このような、、」
ライト
「どうだった?十分だろう?」
先生
(立ち振る舞い、言葉、マナー、用意された品物。すべてが完璧ッ!私の上を行っているッ!)
「ライト殿下、、いや、ライト師匠!私をどうか弟子にしてください!」
先生が土下座するとは、、いやはや、とんでもない。
だが、
ライト
「断る」
先生
「ッ!なぜ!」
ライト
「この【道】は自分で切り開くもの。成長するための運命は、自分自身で切り開かなければ意味がない」
「他者に教えを乞うなどもってのほか。基礎を習う段階ならまだしも、そこまで行っているのなら自力のほうが早い」
先生
「、、はい!」
ライト
「じゃあ出て行ってくれ。俺の部屋に他者をいつまでも置きたくない」
先生
「分かりました。では、、」
そうして、俺の茶会授業は終了するのだった。
アー、ストレスたまった!
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ライト
「無駄無駄無駄無駄ァ!この俺にかなうと思うのかぁ!フハハハハハハハハ!粉砕!玉砕!大喝采!」
後日、ダンジョンの授業で大暴れするライトの姿が見られたという。
2023年7月16日20:10、描写が足りなかったので追加。