アクシズに立ち寄ったら、逆襲の〇ャアのようなテロ事件に巻き込まれました~逆襲のテテテ   作:ひいちゃ

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#04

 アクシズ周辺宙域。その付近の小惑星帯に隠れている4隻の艦があった。

 

 それぞれの艦のカタパルトに、ゲルググやリック・ドムなどのMSがセットされ、そして射出されていく。

 そのMSたちの一機に、独特なカラーリングをされたゲルググがあった。

 

「キースト中尉、ご活躍を!」

「OK、任せな!」

 

 そして、キースト中尉と呼ばれた女性軍人、アルヴェニシカ・キーストはペダルを踏み込み、愛機のゲルググを宇宙に飛び立たせた。

 

 一方、4隻のうちの一隻。ただ1隻のみのアレキサンドリア級からも1機のMSが発進しようとしていた。

 連邦系でもあり、ジオン系でもありそうな独特のフォルムの、紫色のMS。それに乗るパイロットは一人ごちる。

 

「テロリストどもの支援など不本意だが、あのお方の命だ。きっちり果たさなければな。……出るぞ!」

 

 そして彼のMSもまた射出されていった。その後に、ゲルググ2機も続く。

 

* * * * *

 

 そして戦闘が始まった。

 アクシズを警備している連邦軍艦隊も練度では劣っていなかったが、突然の奇襲ということで若干不利な戦いを強いられているようだ。

 

 その戦況を見ていた、サラミス級『ラーディッシュⅡ』のヘンケン艦長は、突然の戦闘と戦況に毒づく。

 

「ちっ、いきなり攻めてきやがって……一体どこのテロリストだ!? おい、エマ大尉は?」

 

 ヘンケン艦長の問いに、ブリッジクルーの一人が答える。

 

「はい、コバヤシ中尉とともに戦闘中、いまだ健在です」

「よし、しっかり彼女をモニターしとけよ。何かあったら、すぐに救助できるようにな!」

「了解です」

 

 そのブリッジクルーに、もう一人のクルーが話しかける。

 

「相変わらずみたいだな、ヘンケン艦長のエマさん愛」

「そうみたいだな。まさか歴戦の艦長が大の愛妻家だとは、ここに配属されて初めて知った時はびっくりしたぜ」

 

 そう会話をしている二人にヘンケン艦長の声が飛ぶ。

 

「そこの二人、何か言ったか!?」

「い、いえ、なんでもありません! 引き続き、エマ大尉のモニターを続けます!」

 

* * * * *

 

 そして、その戦いの光は、アクシズ宙域に急行していたガランシェールからも見えていた。

 その格納庫の中、GMⅢ(に偽装したギラ・ドーガ)のコクピットのジンネマンが、隣にあるキュベレイ改のパイロットに通信を送る。

 

「もう始まっていやがったか。出撃するぞ! プル、お前はいつも通り、ファンネルによる後方からの支援を頼む」

「うん、おじさん、気を付けてね!」

「だからおじさんではない、船長だ。それと坊主、直属部隊だからと無理をするんじゃないぞ。まずは生き残ることだけを考えろ」

「了解であります! それと、自分は坊主ではありません。ギュネイ・ガス准尉であります!」

「俺だっておじさんと不本意な呼び方をされてるんだ。我慢しろ。よし、出るぞ!」

 

 そしてガランシェールから、ジンネマンのGMⅢ、ギュネイのネモ(に偽装したギラ・ドーガ)、そしてプルのキュベレイ改が発艦した。

 

* * * * *

 

 アクシズの外で戦いが始まったことは、俺……カレルも感じ取っていた。まさか、『カレル』の懸念が本当になるとはな……!

 

―――当たってしまいましたね。それで、どうしますか? 私たちも、何か適当なMSに乗り込んで加勢しますか?

―――いや、しばらくここに残ろう。敵の工作員が、アクシズの中に乗り込まないとも限らないからな。

―――そうですね……。そんなことになってほしくないですが……。

 

 『カレル』の言葉に、内心でうなずきを返しつつ、俺は至急されていた銃のセーフティを解除した。

 




さぁ、アレキサンドリア級から出たMSのパイロットは誰でしょう?w

ではここで、この話に出てくるMSについての解説を。

・RGM-86(AMS-119)ジムⅢ(ジンネマン機)
外見はごく普通のジムⅢ……だが、ムーバブルフレームやジェネレータはジオン共和国の主力機、ギラ・ドーガのものを使っている。
というか、ギラ・ドーガのフレームに無理やりジムⅢの外装を取り付けただけのもの。
ガランシェール隊が連邦軍への支援を行うために使用する特殊仕様機である。(ガランシェール隊は連邦政府や連邦軍の黙認を受けているものの、世間には認知されていない部隊のため、所属などを知られないようにする必要があるのだ)
無理やり外装を取り付けたため、若干バランスが悪いのが難点か。
なおこの機体は、ジンネマンにあわせて白兵戦向けにセッティングがなされている。

・MSA-003(AMS-119)ネモ(ギュネイ機)
ガランシェール隊にギュネイが同行するにあたり、彼のために急造された機体。
ジンネマンのGMⅢと同じように、ギラ・ドーガにネモの外装を無理やり取り付けたもの。
ジンネマン機が一応は安定して戦えるように調整されて組み立てられたのに対し、こちらは急造の急ごしらえで作られたため、ジンネマンのものよりバランスは悪くなっている。それでも、中身はギラ・ドーガなのでそれなりには戦えるが。

・AMX-004B キュベレイ改
エルピー・プル機。ハマーンのキュベレイを近代化改修したものである。とはいえ、性能が0093年時のMS並みに向上している以外は、ハマーンの機体とほぼ同じである。
プルの優れたNT能力もあり、ララァの如く戦域外からファンネルによるアウトレンジ攻撃を行う。

・MSA-003+FXA-05D ネモ・ディフェンサー
エマ・シーン大尉の機体。ロングライフルによる遠距離支援に向いている大尉のために急遽用意された。なお、史実とは違い、こちらは素のネモを改造してGディフェンサーを取り付けたものである。
……実は素というわけではない。このネモ、実は夫で上司であるヘンケン艦長の職権乱用により、内部はジェガンレベルまで近代化改修されているのである。

・RGM-86
カツ・コバヤシ中尉の機体。以上。

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