アクシズに立ち寄ったら、逆襲の〇ャアのようなテロ事件に巻き込まれました~逆襲のテテテ 作:ひいちゃ
ビームアックスを構えるジンネマンのGMⅢと、ビームサーベルを構えるキーストのゲルググ。両者はしばらくにらみ合いを続けていた。だが、しばらくしてゲルググが動く。
ビームライフルを撃ちながら、GMⅢに突進。ビームサーベルをふるう。ジンネマンはそれをビームアックスで受け止め、逆に押し返す。さらにビームアックスを振り上げて、一撃! キーストはそれをビームサーベルで受け止めたが、それでもすさまじい衝撃が機体とコクピットを襲った。
「こいつ……一撃が重い……。いや、威力だけじゃない。魂の重さも……」
「なかなかやるようだが、まだまだぬるい!!」
GMⅢのビームアックスが縦一文字に振り下ろされる! それで、ビームサーベルを持っていたゲルググの左肩が斬り落とされた!
キーストはゲルググを後退させながら、ビームライフルをGMⅢに向けて連射した。だが、GMⅢはそれを荒っぽい動きでかわしながら、ゲルググに迫る!
「終わりだ!」
「ちぃっ!」
GMⅢのビームアックスがうなり、ゲルググがとっさに抜いたビームダガーが閃く!
そして激突!
勝負はジンネマンに軍配が上がった。ジンネマンのGMⅢはコクピットハッチにかすかな傷をつけられていたが、その彼のビームアックスは、見事にゲルググを一刀両断していたのだ。
そしてキーストがゲルググから脱出した直後、ゲルググは爆散した。
「なんてこったい。このあたしが機体を失うとは……。仕方ない、アクシズ内の連中と合流しようか……」
そして、アクシズのほうへと飛んでいきながら、もう一度、自分に負けを味合わせたGMⅢをみやる。
「あのGMⅢ……魂の重さが半端なかった。あたしがかなわなかったのも道理かもしれないな。でも、重さゆえに揺らぎも感じた。それが致命的なことにつながらなければいいけど。まぁ、それはあたしが考えることではないか」
* * * * *
その一方、ギュネイのネモも、ゼク・アインと激しい戦いを繰り広げていた。
ネモといっても、中身はギラ・ドーガなわけで、性能に劣るわけではなかったが、相手のゼク・アインもそれと同等の性能だったのだ。しかもそれだけではない。ゼク・アインのパイロットはかなり手練れで、ギュネイは互角に戦うので精いっぱいだったのである。
「あの機動性……あのMSも、このギラ・ドーガと同等の性能を持っているのか!? それにこの実力……エースかもしれない……!」
「あのお方の理想の障害になるものは、誰であろうと排除するのみ! 落ちろ!!」
「くっ!!」
そして何度も交差しながらぶつかりあうネモとゼク・アイン。その実力はまさに伯仲しているように見え、少しでも隙をさらせば、一気に敗北に転じてしまうのは目に見えているほどだった。
そしてギュネイは、自らその隙を作ってしまった!
「?」
近くのGMⅢが爆散するその爆発に一瞬、気を取られてしまったのだ!
「どこを見ている!」
「!」
ギュネイが気が付いたときには、ゼク・アインがビームサーベルをかざして、こちらに急接近していた!
ギュネイもビームサーベルで応戦しようとするが、気を取られてしまって反応するのが遅くなってしまった!
やられる! そう瞬間的に判断したギュネイはとっさに、ビームマシンガンを持った右腕でとっさにボディをかばう。
「うわぁ!!」
かばいながら後退をかけたおかげもあってか、ボディを一刀両断されることは避けられたが、それでもその右腕を斬り落とされてしまった! しかし、もしその反応をできていなければ、ギュネイはこの世にはいなかっただろう。
しかし、とどめを刺し損ねても、ゼク・アインの追撃は終わらない!
ビームライフルを連射するゼク・アイン。ギュネイはなんとかそれをよけ続ける。ビームマシンガンを拾おうとするが、激しい弾幕にそれもかなわない。
粘り強くバルカンを撃ちながら、ゼク・アインのビームをかわし続けるネモだが、ビームライフルが足をかすめ、それで態勢を崩してしまう!
ゼク・アインのパイロットはそれを見逃さなかった!
「これで終わりだ、ネモもどき!!」
「!!」
ゼク・アインがビームサーベルを構え、ネモに突進した! そして、バルカンをかいくぐり、懐に飛び込んだゼク・アインがビームサーベルをふるおうとしたその時!
「!!」
どこかから飛んできたビームが、ゼク・アインの左腕を破壊する! さらに数条のビームがゼク・アインに向けて放たれるが、パイロットはなんとかそのビームの軌道を読んでかわしていった。
「おのれ、邪魔を入れるとは無粋な真似を……! 通信?」
「大尉、艦にお戻りください。ペズンへの帰還命令が出ました」
その通信を聞き、パイロットが舌打ちをする。そして。
「いいところで……了解した。これより艦に帰還する」
そして、ゼク・アインはそのまま宇宙の闇の中へ消えていった。それを見送るギュネイのもとに通信が入る。
「大丈夫だった? 准尉さん。危ないところだったね」
エルビー・プルだった。彼女がキュベレイのファンネルで助けてくれたのだ。
「あぁ、なんとかな……。恐ろしい敵だった。次に会った時、今のままの俺で勝てたかどうか……」
そう独り言ちながら、ギュネイはネモの左腕でビームマシンガンを拾うと、再び戦いに復帰していくのだった。
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