とある外道の6人組   作:毛糸ー

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上条さんが死体の山を見ても反応しなかった理由、分かります。

それと。更新遅れてすいませんでした……!


3.細工は流々

――三沢塾・隠し部屋――

 

「イヤーッ!」

 

「ぐっ……!」

 

 ドロームの鋭い貫手の一撃を、アウレオルスは錬金術で強化した義手で危うく防ぐ!ステイルの炎魔術による攻撃を捌きながら、ドロームはアウレオルスに集中攻撃を仕掛ける!

 

「イヤーッ!」「チィッ!」

 アウレオルスがドロームの攻撃を何とかしのいでいる間、ステイルは切り札の準備に取り掛かる。……しかしこの切り札、もう3回は防がれている。呪文の詠唱が終わり、いざ発動しようとするたびにあのドロームとか言う奴の指クルクルで防がれるのだ。あの指クルクルに合わせて魔力をかき乱され、一から詠唱をやり直さなければいけなくなる。

 

 それに、いつまでもアウレオルスがドロームの攻撃をしのげるわけもない。ドロームの鋭い一撃を時に避け、時に義手で受けているが、義手は打撃を受けるたびに軋み、回避するたびに疲労が蓄積している。このままではジリ貧……それゆえに必要……!状況を引っ繰り返す一手……!

 

(このまま妨害され続けたら、均衡が崩れる……!上条当麻は!?)

 

 ステイルが上条に目を移したところ、かなり姫神の檻に近づいていた。死体に目を奪われている様子もない。

 

(事前に言っておいたのが功を奏したか……!)

 

――ステイルの回想・第七学区移動中――

「暗然、十三騎士団は、三沢塾を乗っ取った私がドロームに倒されたとは知らずに乗り込み、殺されるだろう。」

 

「何?ローマ正教十三騎士団と言えば、英国の騎士団の盗作だぞ。『鋼龍』がいかに厄介な組織とはいえ、倒せるわけが……」

 

「悄然、『鋼龍』は、少なくともその長は、単なるチンピラではない。あれは、正真正銘の、怪物だ。怪物紛いが敵う存在ではない。」

 

「……なら、どうする。僕が受けた指令は、奴の即時排除なんだけどね。」

 

「貴様が知る、インデックスを救った男に期待する他ない。」

――ステイルの回想・とある学生寮の一室――

「な……!なら、今すぐ行って忠告してやらねぇと!十三騎士団じゃ、ドロームって奴には敵わないんだろ!?」

 

「悄然、上条、それは無理だ。」

 

「どうして……!」

 

「あいつらが僕らの忠告を聞くとは思えないしね。元々アウレオルスはローマ正教から追われていた身だ。ノコノコ姿を現したら捕縛されかねない。それに、ローマ正教の『鋼龍』による被害は小さいから、ローマ正教内では、『鋼龍』は過小評価されてる。撥ねつけられて終わりさ。精々、他山の石にさせてもらおう。」

 

「そんなのって……!」

 

「上条。十三騎士団を殺せば、奴も油断するはずだ。そこを強襲すれば、姫神を助け出せる。」

 

「……!」

 

「上条当麻。事前に言っておく。姫神秋沙の救出と、ドロームの撃破以外のことは考えるな。死ぬぞ。」

――三沢塾・隠し部屋――

 

(良し!!姫神は助けられる!後はコイツを何とかするだけだ!)

 

「… … と で も 思 っ た か の ?」

 

「「なっ……!」」

 

 ステイルとアウレオルスは、ドロームの嘲るような宣告に驚き、上条の方を見た。

 

 そこで見たのは……

 

 肉と鎧が融合した謎の塊に押し潰されんとしている上条当麻の体だった。




アウレオルスって2年間の逃避行の間、どうやって追っ手をしのいでたんだろう……

「とある」世界の錬金術師って霊装でガチガチに全身を固めるのが戦闘スタイルみたいなんだけど、アウレオルスはそういう様子もないしなぁ……。

ということで、うちのアウレオルスさんは義手義足を錬金術で強化したステゴロスタイルと相成りました。

衝撃的な展開になりましたが、今後とも『とある外道の六人組』をよろしくお願いします!

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