(一番はクソ音ことトルネンブラですが)
――――手塚鬱々について
『信頼0111ける手練01』
――――宇宿粛々
「俺と同じハンターだ。標的を嗅ぎ付ける嗅覚には素晴らしいものがある。」
――――O・スカー
「不言実行は美徳と言うが、偶に口開く時にゃぁもうちょいでかい声でしゃべってほしいもんじゃな!」
――――ドローム・A・ヴィスタ
――学園都市第七学区――
『
その死体の元は、フリークアウト死した者達と同様、過去『藍花悦』を名乗っていたか、現在『藍花悦』を名乗っている者達であった。……恐るべきことに、これらの死体は『
地面から漂う腐臭を訝しんだ
(((……終わったな)))
手塚鬱々は
鬱々は元々、ドトンを得意とする傭兵であり、老齢に差し掛かったこともあり情報屋への転向を考えていた。彼ほどの手練れとなれば、ドトンを用いてあらゆる場所に潜り込めるからだ。だが、その彼にマッタをかけてきた者がいた。『外道の散々』である。
依頼人を気まぐれに裏切る散々の悪名は鬱々も知っていたため、怪しさ満点の勧誘もはねのけんとした。だが、散々は「不老になる代わりに定期的に服用せねば塗仏ズンビーめいた悪相となる薬」を鬱々に盛り、強制的に勧誘せんとした。
別に悪相になるのはかまわなかったが、これ以上突っぱねれば何するか分からないと状況判断し、鬱々は散々の勧誘に応じたのだ。
(((ああ面倒くさい。非常に面倒くさい)))
鬱々は余の者らと違い、今回の仕事を厄介なものとみなしていた。そもそもカタギを大量に、それも短時間に殺すという内容自体が厄介であった。ドロームは治安維持組織に情報が流れないよう小細工しておくと言っていたが、こちら側でも証拠隠滅はやっておく必要があろう。
その面倒なひと手間を強いられるというのが面倒の一つ。もう一つは、散々の言い渡した自由行動にある。散々の配下には早々を始めとして自重を知らない者が多すぎる。
(((実に……実に実に実に面倒くさいが、行かねばならんな)))
鬱々は溜息を一つもらすと、騒動の中心に向かっていった。ドトンで。