とある外道の6人組   作:毛糸ー

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これから、学校が始まって更新が遅くなりますが、今後とも「とある外道の6人組」をよろしくお願いします!!


EX.ロクデナシ共の宴

――第十区・元「ビッグスパイダー」アジト/現「鋼龍」アジト――

 

「ヒャハハハハハァ―ッ!酒が旨いぜぇーっ!」

「ギャハハハハァ―ッ!飲め!歌え!騒げ!」

 

 先日壊滅した武装無能力者(スキルアウト)集団「ビッグスパイダー」の元アジトで、最悪の対魔術師半グレ集団「鋼龍」の面々が大騒ぎしていた。

 (主にボスの)念願叶って学園都市に移住できた彼らは、景気付けにここにいた「ビッグスパイダー」の残党を一掃した上で、パーティーを始めたのだ。

 

 そしてそのパーティーの片隅で、ドロームは『怪物強盗(スラッシャー)』賽とサシで酒を飲んでいた。沈黙の均衡を、賽が破った。

 

「……ボス。聞きたいことがあるんですがね。」

 

「何じゃい。言うてみぃ。」

 

「なぜ奴らを蘇生したんですかい。()()との賭けの内容は、アイツ等を()()()()殺したら俺たちの学園都市への移住を認めるってことでしたよね。そんなら、一度アイツ等を殺しちまってそのままにしといたほうがいいでしょうよ。」

 

「おんしはワシらの中では賢いからのう……。よう気付いた。教えちゃる。それはのう、アレイスターをヤケにせんためじゃ。アレイスターのあらんだらはこう言うた。『奴をこの学園都市から排除しろっ!あの少年や、そこに転がっている魔術師の力を存分に利用してなっ!』」

 

「……?ボスが言ってたツンツン頭のガキを、()()が名指ししたんですかい?そりゃ妙ですねぇ……。俺たちみてぇなタフネスもねぇただのガキを、異能を打ち消す右手だけが取り柄のようなクソガキを、ですかい?」

 

「おう。厳密には名指しとは違うが、概ねその通りよの。」

 

「そんなら、そのクソガキは学園都市の切り札なんですかね……?」

 

「そりゃないじゃろ。超能力者(レベル5)とかいう連中の方が、ワシらにとっちゃ数段面倒な相手じゃて。恐らくじゃが、アレイスターはあのガキに目をかけとったんじゃろ。そんな餓鬼を殺されりゃぁ、アレイスターはヤケになるじゃろ。あんな奴がヤケになった所で、ワシならブチ殺せるが、その後が面倒になる。その時点で学園都市はよくて瀕死、最悪空中分解ってこともあり得るからのー。」

 

「科学と魔術のバランスが崩れるって奴ですかい。確かにクソカスローマ正教は、学園都市が崩れりゃ、調子づくでしょうねぇ……。無駄に数が多いから、俺たちも各個撃破への方針に転換しただけだってのに。それに、もう『タタラ』に乗っ取りかけられてるってのによ。」

 

「そう言うてやるな。こう考えんかい。”ワシらはローマ正教のゴミ共を油断させてやった”とな。……ま、そういうわけじゃ。科学と魔術のバランスを崩すと何が起きるか分からんから、あの三人を蘇生してやったってわけじゃの。」

 

「なるほどねぇ……。」

 

 賽とドロームの問答が終わった横で、ゴロツキ共の饗宴は今や最高潮に達しようとしていた……。




「鋼龍」のチンピラ共のしぶとさは後で嫌というほど描写します。

お気に入りしてくださった4人の皆さん、本当に、本当にありがとうございますっっっ!
(出来れば感想・評価も頂けると、本当にっ、ありがたいですっ……!!!)

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