――第十区・元「ビッグスパイダー」アジト/現「鋼龍」アジト――
「ヒャハハハハハァ―ッ!酒が旨いぜぇーっ!」
「ギャハハハハァ―ッ!飲め!歌え!騒げ!」
先日壊滅した
(主にボスの)念願叶って学園都市に移住できた彼らは、景気付けにここにいた「ビッグスパイダー」の残党を一掃した上で、パーティーを始めたのだ。
そしてそのパーティーの片隅で、ドロームは『
「……ボス。聞きたいことがあるんですがね。」
「何じゃい。言うてみぃ。」
「なぜ奴らを蘇生したんですかい。
「おんしはワシらの中では賢いからのう……。よう気付いた。教えちゃる。それはのう、アレイスターをヤケにせんためじゃ。アレイスターのあらんだらはこう言うた。『奴をこの学園都市から排除しろっ!あの少年や、そこに転がっている魔術師の力を存分に利用してなっ!』」
「……?ボスが言ってたツンツン頭のガキを、
「おう。厳密には名指しとは違うが、概ねその通りよの。」
「そんなら、そのクソガキは学園都市の切り札なんですかね……?」
「そりゃないじゃろ。
「科学と魔術のバランスが崩れるって奴ですかい。確かにクソカスローマ正教は、学園都市が崩れりゃ、調子づくでしょうねぇ……。無駄に数が多いから、俺たちも各個撃破への方針に転換しただけだってのに。それに、もう『タタラ』に乗っ取りかけられてるってのによ。」
「そう言うてやるな。こう考えんかい。”ワシらはローマ正教のゴミ共を油断させてやった”とな。……ま、そういうわけじゃ。科学と魔術のバランスを崩すと何が起きるか分からんから、あの三人を蘇生してやったってわけじゃの。」
「なるほどねぇ……。」
賽とドロームの問答が終わった横で、ゴロツキ共の饗宴は今や最高潮に達しようとしていた……。
「鋼龍」のチンピラ共のしぶとさは後で嫌というほど描写します。
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