とある外道の6人組   作:毛糸ー

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久しぶりの定例会。
めちゃくちゃガッッッッカリな結果に終わった『御使堕し』について話し合う回です。


EX.鼠の見分

――『6人組』定例会――

 

 今宵も、「6人組」の定例会が開かれていた。その議題は、先日発生した大魔術「御使堕し」が大半であった。

 

「本当にそんなものが起こったのか?少なくともオレ達は何も気づかなかったぞ。」

 

「まぁ、見んかい。この写真を。」

 

 懐疑的な蠢動に対し、ドロームがにやつきながら取り出した写真は、フリル衣装に身を包んだ筋肉モリモリマッチョマンがキャスターをしているあの番組の写真だった。だが、「御使堕し」は、彼の想像を超えて強力な魔術であった。

 

「……?これがどうしたんだ?」

 

「何ぃっ!……も、元に戻ってしまいおった……!クッソ!あんなオモロいもんが、もう見れんじゃと……!」

 

 怪訝そうな蠢動の反応を訝しみ、ドロームが写真をひったくると、そこには、通常通りのフリル満点衣装に身を包んだ年増女性キャスターが写っていたのだ!

 そう、「御使堕し」が解除された後には、()()()()()()()()()()()()。それは、生身の人間の人格と外見の差異が元に戻るだけではなく、写真や映像の中の人間の姿も、()()()()()()()()()()()()の姿へと是正されるのだ。無論、ドロームの持つ面白写真も例外ではない。

 

 だが、ドロームのしょげ方を見て、懐疑的だった「6人組」の面々も「御使堕し」について信じたようであった。

 

「貴様のそのしょげ方、『御使堕し』とやらは本当にあったことらしいな。本当なら、オレは何の写真を見ることになったんだ?」

 

「キツキツフリル満載衣装の筋肉モリモリマッチョマンじゃて……」

 

「……見ないで済んで本当に良かったな。」

 

「……『御使堕し』。応用すれば、神を引き摺り堕とせそうだが……」

 

 ドン引きする蠢動をよそに、不機嫌なザゾグはしかし、淡々と考察を述べる。しかし、実際期待してもいた。『御使堕し』を応用して神を引き摺り堕とせれば、アーランズの「分類不能」に頼らずともよくなる。「分類不能」が嫌いな彼にしてみれば、一種の賭けであった。

 

「ああ、そりゃ無理じゃ。ありゃ、ちょっと間違えりゃ「6人組」が丸ごと消し飛ぶような大魔術が発動するんじゃからな。使われた”土産物”の詳細も分からんしな。」

 

「チッ……」

 

 しかし、ザゾグの考えるようにはいかなかった。上条家に作られた「御使堕し」の儀式場は偶発的なものであった。その上、少し置き方をミスすれば、神を引き摺り堕とすどころか、世界が丸ごと消し飛ぶ、となれば、やすやすと実行できるものではなかった。

 

「ま、『分類不能』に期待する他ないわな。……んなカリカリすんな、ザゾグさんよ。おんしの友人、木原幻生が進めとった『絶対能力進化計画』が頓挫したからというても……」

 

「……」

 

 「御使堕し」についての雑談が一段落したところで、外道共の定期報告が始まった……。




「御使堕し」に関することが新約・創約のオカルトの噂であがっていない以上、写真とか映像とか、当時の資料はすべて()()()()()()へと戻ったと推測しました。

この小説をお気に入りしてくださった読者の皆さん、本当にありがとうございます!
これからも「とある外道の6人組」をよろしくお願いします!

できれば感想、高評価などもお願いします!


以前この小説をお気に入り登録してくれた3人の人にメールを送ったのですが、この行為は利用規約の禁足事項「スパム行為」にあたるのではないかという私の懸念が捨てきれず、これからはお気に入り登録者への感謝のメールは控えさせていただくことになりました。なにとぞご理解のほど、よろしくお願いします。

※2023/10/31 追記
ハーメルン運営者に確認したところ、問題ないとのご回答でしたので、今後お気に入り登録をしてくださった読者への感謝メールを再開しようと思います(公開お気に入り登録者のみ)。
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