――『博愛』本拠地――
「ヒャッハーッ!」BLAMN!BLAMN!BLAMN!
「「「「「アババババーッ!?」」」」」
上里勢力らしき少女集団と『博愛』の争いに乱入したザン・コクはショットガンを乱射!一息で数十名が即死!死に散らかした連中を無視し、彼は『絶滅犯』を探す。いた!先程のザン・ギャクの射撃のせいか、群衆と少女集団、どちらからも離れた場所で倒れている。
ザン・コクは『絶滅犯』
「イヤーッ!」「ンアーッ!?」
ザン・コクが無造作に払った腕で鉈少女はきりもみ回転して吹き飛ぶ!襲撃方向に向き直ると、周囲に奇妙な少女達を侍らす白衣の女がこちらを睨みつけている。木原唯一か。
「どうしたんだァバカ女!あんときぶっ殺されかけたことを根に持ってんのかァ?」
ザン・コクの挑発に対して、木原唯一は顎をさすると、邪悪な笑みを浮かべて周囲の少女達に命令を下す。
「ああ困りましたねぇ。あの男が私の元に向かってきたら、この右手はどうなってしまうんでしょう?分かったらあいつを殺せ、メスブタ共」
命令と同時に少女達が怒涛の如く襲い掛かる!ザン・コクは対応する!倒れている『絶滅犯』の事など、その頭の中から消えている!銃剣付きショットガンを振り回し、少女達の群れに突っ込む!
「ヒャハハハハアアァァァーーーーッ!!」
BLAMNBLAMNBLAMN!
「「ンアーッ!?」」
「イヤーッ!」
「グワーッ!?……ハハハハハァッ!イヤーッ!」
「ンアーッ!?」
哄笑!銃声!悲鳴!血飛沫!血みどろのザン・コクの姿が一瞬見えては、小娘共の群れに埋没していく……!
その狂乱の側で、ザン・ニンは押っ取り刀で『絶滅犯』の元に駆け付けていた。ザン・ギャクのあの一撃によるダメージが大きいのか、
古来より、カイシャクのタイミングをミスした結果、完勝から完敗に転落した者の数は知れない。ザン・ニンは『絶滅犯』の不意の動きにすぐに対応できるよう、全身を張り詰めさせている。……ゆえに、背後からの弓のアンブッシュにも即座意に対応できたのだ。
ビシュッ!「チッ!」
「イヤー!」「ンアーッ!?」「ヒャハハーッ!イイィィ……イヤーッ!」
ザン・ニンが横目で見ると、先程弓矢を放ってきたらしい弓道少女はザン・コクに殴り飛ばされ戦線離脱。その背に火の玉が直撃し、燃え上がる。しかしザン・コクはひるむことなく暴れ、むしろその業火を擦り付けるように腕を振り回す。
愚弟の暴れっぷりを見、再び『絶滅犯』へのカイシャクに戻ろうとしたザン・ニンの背中を、突如荒れ狂う熱波が叩いた!
『