ゴロツキ共→「鋼龍」の人員が集まった集団(異名付きを含む)
チンピラ共→「鋼龍」の人員のうち、異名の付いていない連中。
カタパルトのイメージは、空母にある飛行機を飛ばす奴がそのまま車を空に飛ばす奴に変わったと思っておいてください。
――「鋼龍」アジト屋上――
なぜ、「鋼龍」の面々が、アニェーゼや上条達の前にあれほど劇的な登場をしたのか?それを知るためには「鋼龍」によるアニェーゼ部隊襲撃から、ドロームからの指示でチンピラ共と異名付きの3人が「鋼龍」アジトの屋上に集まった時へと遡る必要がある。
屋上にもったいぶって現れたドロームに対し、チンピラ共は馴れ馴れしく文句を言う。
「長老~!遅えよぉ~!」
「暑くて暑くて死ぬかと思ったぜ!」
「これで下らないこと言ったらぶん殴るからな!」
「まぁまぁ、待たんかい。もったいぶって現れたからにゃあ、それなり以上の吉報を用意しとるわい。」
不満タラタラなチンピラ共をなだめつつ、ドロームは異名付きの3人に目を向ける。
「おんしらは、何をするか分かっとるようじゃのう。」
「……アレを見て、察するなというのが無理な話だ。」
「まぁ、また十字教関連の魔術結社を襲撃するんだぁ、とは思うよなぁ。」
「ヒャッハーッ!天草式十字凄教かァッ!あいつらは神出鬼没でオレ達のシノギを邪魔しかねねぇってぇまんまゴキブリみてえな連中だからよォーッ、丁度良いし皆殺しにしようぜェ―ッ!」
三者三様の答えを返した異名付きの3人を見て、ドロームは笑みを浮かべると、本題を話し始めた。
「カカッ!おんしらの想像よりももっとえぇ知らせじゃ。おんしら、ローマ正教のこと、覚えとるけ?奴らァ蛆虫みたいに多いっちゅうんで、おんしらが下手にチョッカイをかけんのをワシは許可せんかった……。」
ドロームの発言で当時のことを思い出したのか、ゴロツキ共は一斉に顔をしかめる。当時は、ローマ正教の連中が無防備に歩いている所を襲って血祭りにあげることは一切許されず、できることと言えば事故死に見せかけてチマチマと暗殺していくだけ、という苛立ちの募る状況であった。
そして、学園都市にドロームが先行移住した際にやってきた十三騎士団は、ドローム一人の手によって殺され、チンピラ共が憂さ晴らしをすることは叶わなかった。それゆえ、チンピラ共にとってローマ正教のことは苦い過去なのだ。
しかし、その苦い表情も、ドロームの次の一言で雲散霧消した。
「だがそれも終わりじゃぁ!おどれら!喜ばんかい!ローマ正教の阿呆共がわざわざ一部隊をワシらのアジトの近くに送り込んでくれたんじゃぁ!今ならブチ殺し放題じゃぞ!!」
「何だって……!?」
「マジかよ……!最高じゃねぇか!」
「あの時の分も合わせてボコボコのズタボロにしてやるよぉっ!」
「オレは長老を信じてたぜ!いつか奴らと殺り合わせてくれるってよぉ!」
「……!!!!」
「ほぉ……。ほぉ。ほぉっ!ほおおぉぉぉぉ!」
「クケケ……クケケケ……クケケケケケケェェェェェェーーーーーー!!!!!!すげぇよ!素晴らしいぜェ!あんた、やっぱサイコーだァ!長老!」
それを聞いて、ゴロツキ共の目の色が変わった。血と暴力の匂いを嗅ぎつけたのだ。
「……それで?わざわざ俺達と殺し合いに来た酔狂な連中は誰だ?」
「『アニェーゼ部隊』。知っとるじゃろ。」
何とか冷静さを取り繕って質問した賽に、ドロームは更なる火薬を投入する。アニェーゼ部隊は以前から『鋼龍』をヘタレ異教徒のクズゴロツキ集団と散々に罵倒していた。それを聞いて、『鋼龍』のゴロツキ共がキレないはずもない。
だが、賽はまだ冷静さを保つ。
「ボス……奴らはどこにいる?」
ドロームが『盗み見』で見つけたアニェーゼ部隊の現在の居場所、オルソラ教会の地図を見せると、賽はそれをひったくり、凝視し、高速でブツブツと呟き始めた。賽は『鋼龍』の中で貴重な頭脳労働要因であり、作戦立案なども担当していたのだ。その役目を、今回もこなそうとしていたが……。
「作戦なんざいらんわい。このカタパルトで、直接バギーを送り込む。」
そう言ってドロームが指差したのは、
「なァァるほどォォォ……!」
『人形師』や他のゴロツキ共も、ドロームが指差した物品を見て、凡その予想がついたのであろう、粛々とバギーに乗り込み始めた。
そしてカタパルトへとバギーが”装填”されると、勢い良く空へと打ち出された……!
――オルソラ教会・婚姻聖堂――
……そして現在に至る!
「……テメェラ。思う存分、ブチ殺せ!ローマのクソ共に、俺達の恐ろしさを思う存分思い知らせてやれ!」
「「「「「ヒャッハーッ!!!」」」」」
BRATATATATATA!TATATATATATA!
ゴロツキ共は、『
(な、んだ、これ……!?)
上条当麻は眼前の光景を呆然と見ていた。これだけの”抗争”を見ることは初めてであったのだ。今なら、どんな悪党でも彼の首を容易く獲ることができるだろう。
だが、ステイルが彼の肩を引き、正気に戻した!右手にはインデックス!ステイルは彼らを引き戻しに来たのだ!
「逃げるぞ!」
「で、でも、こんな、こと、放っておけねぇだろ!」
「今は逃げるんだ!上条当麻!インデックスと一緒に血煙になりたいか!」
上条はステイルの叱責を受け、銃乱射現場から逃げ出した……!
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※2023/10/13 改稿
※2023/10/27 加筆修正