とある外道の6人組   作:毛糸ー

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はい、大きな原作改変注意報です。暖かい目で見てくださいお願いします。


2.追放された非道な科学者

―――学園都市。それは世界最高の科学技術を持ち、青少年に超能力を芽生えさせる完全独立教育研究機関である。その技術力は学園都市外の2、30年は先という華々しいイメージがあるが、その裏には置き去り(チャイルドエラー)(=捨て子)などの弱者を、利用してはばからない暗部が存在している―――

 

 

――天体水球(セレストアクアリウム)――

 

「あの野郎!」

 天体水球内の隠れ家において、怒声が響き渡った。彼の名は蠢動俊三。

 世界最先端の科学と超能力が悪魔合体した「学園都市」が誇る腐れマッドサイエンティストの一人であり、腐れ外道過ぎてパトロンからの援助を打ち切られてしまった程の男である。

 そして紆余曲折あった末に脳味噌だけになり、シャチのボディに押し込まれた哀れな男でもある。

 

 その彼は、今、無茶苦茶な連絡を受けて怒り狂っていた。

 

「また奴の気まぐれですか?」

 目の下のクマが目立つ大男は、元暗部組織『ブロック』のボス、佐久辰彦。

 

「もうしゃあないでしょ。あいつの気まぐれなんて、いつものことですし。今回は何を言いつけてきたんです?」

 砕けた口調で蠢動を諭す男の名は山手。暗部組織『ブロック』の軍師であった男である。彼も目の下のクマが目立っていた。

 

「奴め、この学園都市に『鋼龍』のアジトを用意しろとほざきよった!」

「「……はぁ!?」」

 

 蠢動の暴露に対し、元『ブロック』の二人は一瞬、頭が真っ白になった。

 そして、その後。蠢動の通信相手が発したらしい妄言に驚愕する羽目になった。

 

「しょ、正気なのか!?『鋼龍』は魔術サイドにさんざんケンカを売って、今なお存続する半グレ組織だろう!そんな組織が学園都市に来てみろ!見つかった瞬間に科学と魔術の大戦争が始まるぞ!」

「それだけじゃない!そんな爆弾を抱え込んだ学園都市も間違いなくブチ切れる!魔術サイドだけでなく、科学サイドとの抗争もしなきゃならなくなる!あいつは何を考えてんだ!?」

「……ドロームが何を考えているのかはさっぱり分からんが、一応、俺たちは奴と協力関係にある。それを忘れるな。」

 

 蠢動の一言で、三人の間に静寂が広がる。この3人はいずれも、イカれた半グレ集団『鋼龍』のボス、ドローム・A・ヴィスタによって直々にスカウトされたのだ。その結果、蠢動は秘密結社

『6人組』の一人となり、佐久、山手はその直属の部下として配属された。

 

 ……そして、蠢動だけでなく佐久や山手も、ドロームや他の『6人組』メンバーの恐ろしさを知ることになった。それゆえ、どれだけ無茶苦茶な命令であろうと、遂行しなければならないのだ。命令を遂行できなければ、ドロームや他の連中が何をしてくるか全くわからないのだから……。

 

「そうはいっても、どうすればいいんですか!?『鋼龍』はそれなりの大所帯!学園都市内にあんな野蛮人共の居場所なんて……!」

「……それだけじゃない。奴らは生粋のゴロツキ共だ。なんとかアジトを見つけても『警備員』や『風紀委員』の連中と間違いなく揉める!」

「それに、奴らは銭ゲバだから、金を蓄えているなどと言って統括理事会に殴り込む可能性もゼロではない……」

「……待て!第十区はどうだ?あそこにはスキルアウトのアジトも多くある。あのイカレ野郎共が潜むにはもってこいじゃないか!」

「それに『鋼龍』とスキルアウトどもをぶつけ合わせれば、『警備員』や『風紀委員』、統括理事会にちょっかいをかけることもない!」

「……よし!それでいこう!奴には私から連絡する!」

 

 三人が本気で話し合ったところ、良案が出たが、彼らを襲う受難はこれ一つでは終わらなかった……。

 

「何ぃ!ザンリックが消えただとぉ!」




蠢動俊三や「ブロック」ならファンもいないし改変してもええやろ……。

事前に予告しておきますが、蜜蟻さんはド派手に大改変されています。ご注意を。

この元「ブロック」の面子の中に、手塩さんはいません。
というか、ゴッドファーザー見てたら、手塩とテッシオ、響きが似てますねぇ……。
裏切ることは名前で予告されていた……?

※2023/10/30 加筆
※2023/11/4 修正
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