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――『6人組』定例会――
「おい!!俺達に断りもなく、『目覚め待つ宵闇』を学園都市にブチ込むな!!大体、お前ら学園都市を出入りしすぎなんだよ!!お前らが抜け穴を出入りするたびに俺の寿命が縮んでいることを理解しろ!!」
『目覚め待つ宵闇』が『
何しろ、自分が知らないうちにドロームが『目覚め待つ宵闇』の魔術師達を学園都市に密航させ、『鋼龍』のアジト、『ストレンジの九龍城』に住まわせていたのだ。はっきり言って蛮行と称しても足りないほどの命知らずの行いであり、今すぐにでも『鋼龍』が暗部の標的になってもおかしくない愚行であった。
彼が人間の体を持っていたなら、きっと頭を流血するまで掻きむしっていただろう、と思わせるほどの錯乱ぶりであった。
「おい。落ち着け。話が進まんだろうが。」
「ぐっ……クソッ!!」
そんな蠢動を諫めたのは普段誰よりも猛り狂っているザゾグだった。その彼が冷静になるほどの重要な話題が、今日の定例会にはあった。
「して。アーランズ殿。『
そう言ってアーランズに尋ねたのは多々羅道雄。
「私の名前を無闇に呼ぶのはやめてもらいたいね。」
アーランズは、無闇に己の名を呼ばれることを嫌う。それは、今この場にいる者たちはよく知っており、悪友のドローム以外は、普段彼をMr.Aと呼ぶ。それを忘れてしまうほどに、『
「ああ、すまない。」
「……ま、良しとしよう。今回、ストーンヘンジで発動させた『
「ほう?つまり、今回の『
甘粕が不気味な目つきでアーランズに尋ねる。『
「そう受け取ってくれて構わない。効果はしっかりと発動し、ヴェイズ達は『
「……とんだ欠陥魔術じゃねぇか。……いやちょっと待て、発動させるたびに脳をパンクさせるなら、どうして『目覚め待つ宵闇』はほぼ全員がそろってるんだ!?貴様の話と食い違うだろう!?」
「……ドローム。貴様、何かしたな?」
蠢動の混乱とザゾグの追求に、ドロームは鷹揚に答える。そこに、かつて異世界を席巻した悪魔の薬物を隠そうとする意志は全くなかった。『リザレクター』の詳細が、あまりにもあっさりと『6人組』に対しつまびらかにされてしまった。
それに対するドロームとアーランズ以外の『6人組』の反応は様々だった。
「学園都市でも出来ないことを異世界のゴロツキ共がやってのけたってのか……?」
蠢動は呆気にとられ。
「……」
(なぜだ……なぜ私は今、『聞き覚えがある』と思ったのだ……?)
ザゾグは目を閉じて沈思黙考し。
「この世に永遠など存在しない。ワシもいつかは死に、タタラも消える。不死の薬など分を過ぎたものだ。」
多々羅はつまらなさそうに鼻を鳴らし。
「ククク……不死の兵団とは興味深いが、ああ、だがしかし!兵士が死んでこそ戦争は映える者だよ……!」
甘粕の目玉はギラギラと輝いた。
「ま、というわけじゃ。『目覚め待つ宵闇』は多少のトラブルはあれど、『
そして最後に、ドロームが此度の『
今回の作戦は、『6人組』にとって、まずまずな結果に終わったと言えよう。
『
後は『
「さて、各々。定期報告に移ろうではないか。」
ドロームはほくそ笑みながら、定期報告を促した……。
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