これかも「とある外道の6人組」をよろしくお願いします!
今回、短め。もしかすると大幅改定したりするかも。
――潮岸のシェルターからの帰り道――
「あん?」
潮岸をしばき倒して『ドラゴン』について聞き出し、ゴキゲンで歩いているドロームの側に、何か力場めいたものが生じた。そして、何か天使めいたものがドロームの眼前に現れた!
「アレイスターがあれほど怯えるから何者かと見てみれば……ただのゴロツキではないか」
蒼白の翼を煌めかせる存在は、エイワス。『ドラゴン』という符牒が示していた存在であり、上条当麻と並び、アレイスターが推し進める謎の計画『プラン』の要でもある。それを見たドロームはただ一言。
「なんや、おどれが『ドラゴン』かい。ただのなりをかまったガガンボやないけ」
がっかりしたような様子で、エイワスをガガンボ呼ばわりしサッサと目を背けて歩き出した。まるで、楽しみにしていたプレゼントの中身が、その辺で拾った、自分にとって一切興味のない石ころだったかのような落胆をその背中に背負って。
「まぁ待ちたまえよ」
CRAAAAAASH!!
エイワスは背中を向けたプラチナめいた宋白の翼をドロームに叩き付ける!この一撃には、アレイスターがかたくなに排除しようとしない謎のゴロツキを試す意味も込められていた。果たしてドロームは、そのプラチナの翼がその身に激突する直前まで、一切エイワスの方を向こうとしなかった。
そして、翼がドロームを粉砕しようとしたその直前!電撃的な速さで打ち出された裏拳が、エイワスの翼を弾き飛ばした!それをエイワスは笑いながら見送る!そして初めて、ドロームがエイワスの方を振り向く。とびきりの殺意を込めて。
「ハハハッ!アレイスターがあれほど警戒するのは伊達ではないということか!」
「おんどれ……殺すぞ」
通常の人間なら発狂の上、廃人化を免れないほどの暴の気配を叩きつけられても、エイワスは動じぬ。そして、高を括ってもいた。ただのゴロツキ如きが、自分をどうこうできるわけもないと。
「やってみたまえ。出来るものなら」
ドロームから”この世界”のものではない異様な気配を感じ取ったが、エイワスは試す意味で何もしなかった。そして、その侮りのツケはすぐに払うことになった。
「…………後悔すんなよ?」
KRA-TOOOOOM!!
「がぼぁ!?ぐぼっ、ごぉぉ!?」
殺意満点の声の後に放たれた一撃が、エイワスの半身をえぐり取る!ドロームは残身!……するが、エイワスが抉られた半身の修復にかかりきりなのを見て失望したように背中を向けると、立ち去った。殺意が籠った捨て台詞を残しながら。
「ガガンボ風情が調子に乗りすぎなんじゃァ……。目の前に出てきたら、神だろうが悪魔だろうが殴って殺しゃいいっつう常識を、知らんと見えるのう」
――『ストレンジの九龍城』――
ご機嫌斜めなドロームは、はるばる徒歩で『ストレンジの九龍城』に帰ってきた。しかし、『ストレンジの九龍城』にいるチンピラ達も殺気立っていた。怪訝に思ったドロームが問う。
「……どうしたんじゃぁ?おんしら」
「聞いてくれよ長老!『
自分の部下を現場指揮官として向かわせた組織の連絡役風情に散々罵倒されたことを知り、ドロームの表情が殺意の籠ったものに変わる!エイワスが肩透かしだったこともあり、その連絡役を抹殺することを決心した……!
「……そりゃ、思いっ切りブチ殺してやらんとのう!景気良う、血祭りにあげたろうやないけ!」
……その数時間後、『アイテム』の連絡係は『鋼龍』に捕まり、凄惨な拷問を受けた。その後、彼女の首はしばらくの間、ドロームが統括理事会会議の際、無聊を慰める際のお手玉に使われることとなる……。
『アイテム』の元連絡係は当然のことを言ってるだけなんだよなぁ……。
※2024/01/18 加筆修正