高専での出会い
呪霊という化け物や襲ってくる奴等をボコボコにして2年、俺は何故か呪術師に追われていた。
「はぁ〜、今日も来たよ」
「お主、どうして逃げる?別に取って捕まえようとは思っとらん」
「お前らの仲間になれって事だろ?お金も貰えるだろうけど、俺はアイツらが邪魔だし襲ってくるから消してるだけだ!」
「そうはいうが呪術規定に反する」
「それこそ知るかよっ!お前の法律なんて、一般人からすると守る義務もない!」
「お前さんがこれまで倒してきた呪詛師はどう片付ける」
「別に殺しはしてないさ、精々事故に見せかけるように片足をボロボロにしてるだけ。最後はお前らがいつも持っていくだろうが」
「あぁ、襲ってくる敵を幾ら倒しても最後はどうする?」
「別にどうもはしないさ、俺は俺の行動範囲によくわからない奴らがいるのが気に食わないだけさ」
「スカウトは諦めるべきかの〜」
「そうしなさいな、おじいさん」
だが、この爺さん諦めるという事をしなかった。何日も何日も毎日毎日俺の住んでいる家にやってきた。三国志にそんな話があったな〜流石に折れるしかないか
「はぁ〜…はいはいわかりましたよ。ですが、条件として俺はやりたい仕事を選びます。必要最低限の命令は聞きますが、それ以外は俺の殺りたいようにやらせていただきます」
「それでも構わぬわい。早速だが、今の高校からうちに来い」
「はぁ!?なんで」
「うちの高専でも卒業資格は取れる。そして、呪術を自由に使えるお前さんなら呪術を使って悪事を働く事はなかろうて」
「まぁ、それなら。書類手続きは面倒なのでそっちでやってください」
「あぁじゃが、お主が書かなければならぬ書類は通すがな」
「わかってますよ。それぐらいならやります」
「よろしい」
そんな訳で転校する事になった。今までと違い3年間勉学に励めば良いっていうわけでは無くなった。5年間勉強と呪霊を祓う事が決まった俺は正直面倒と思いながらも『大学の3年に編入できるしまぁ良いかな?』という気持ちだった。因みに俺は高校2年生で、青春真っ只中であった。
あれから1ヶ月が経ち呪術高専に入学が決まった。
「久しぶりじゃの。相変わず好き勝手呪霊を祓っているようじゃの」
「えぇ」
「お主はこれまで祓った呪霊分の報奨金が出ておる。銀行口座に振り込んでおくから後で所定の書類に書いて提出しなさい…後のことはお主と同級生になる【新田 明】に聞くがいい。ワシはこれから書類を片付けなければならなくてな。後は頼んだぞ」
爺さんが奥に去って行くと同時に名前の笑顔が通り明るい女性が出てきた。
「初めましてっす!新田明と申します!」
多分、この笑顔に惚れてしまったのだろう。俺は恋に落ちた気がした。
こういう出会いが俺は好きです。