「…というのが報告になります。さて、呪詛師夏油傑の件ですが、五条先輩に頼んでも良いですか?自分だと長期戦になってしまうので頼みたいです」
「あぁ、わかった……今は少しだけ1人にされてくれない?」
「えぇ、もちろん。何かあったら電話してください」
さて、夏油先輩が生きているとしたら物凄く面倒臭い。呪霊操術というのは本当に面倒臭い。本人も強いしね。負けないが!
さてと…電話しよ
「明さん。今お時間大丈夫?」
『問題ないっす!報告終わったんすね!お迎えに行きますっす!」
さて、とてつもなく面倒な報告が終わり戦闘した呪霊について考える。あの踊っていた呪霊はこっちも近距離に持ち込めれば勝てる相手だと思う。まぁ、スピードが桁違いなんだけどね。
問題はあの火山のような呪霊だ。あれは面倒だ。近距離に持ち込むと爆発攻撃で、中距離だとあの虫が突撃してくる。
「はぁ…面倒だ」
勝てるか?と聞かれれば負けるな。確実に。
「お待たせしたっす」
「ううん。そんなに待ってないよ」
「…特級呪霊に殺されなくて良かったっす」
そういう彼女は涙目になっていた。愛おしい気持ちと心配かけて申し訳ない気持ちが凄い。
「心配してくれてありがとう。明さん」
「ほんとっすよ…2体同時に相手にするとか二度と止めて下さい。遥さんが強いのは隣で見てきたから知ってるっすけど、彼女からすると心臓に本当に悪いっすよ……」
「うん、今度からそうならないように気を付ける。ちゃんと分担するよ」
「そうしてくださいっす」
呪い合うなら霧が出てる日が1番良いな…おっとコイツはまだ明かせない秘密だったな…
それにしても彼女を泣かせるとは…本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。個人としては軽く領域展開までできたのは本当に嬉しい。
ただただ無尽蔵に煙人を発生させるだけのやつだけども…
そんな事も思いながらも車に乗り明さんと話す。
「遥さんの術式って極の番っていうのはあるんすか?」
「ありますよ。代償として一定期間術式が使えなくなります」
「それはマズイっすね…」
「ヤバいです。本当に最終手段です。まだ術式展開の方が良いので基本的にはそっちです」
「零福とは別なんすね」
「はい、あれは術式の応用みたいな感じなので」
「便利な術式っすね〜」
「はい、とても。最近は布袋尊に技術を仕込んでます。鍵開けとかできるようになりました」
「すご」
あとは大学の話をしたり、家に何があったかを2人で出しあったりした。
「遥さんは明後日から山口に行くんすよね?」
「えぇ、明さんは1年生達を連れて任務ですよね?」
「はい、無事に任務が終わると良いんすけど…」
「そこはやってみないとわからないからね〜…でも、彼氏として言っておくよ。無事に帰っておいでね」
「はいっす!!その、遥さんも気を付けて!」