安心してください、履いてませんよ 作:とにかく明るかった安村
「来るんじゃねえええええ!」
街中にて、巨大化した
「怪物化とかすげー個性」
「何年か前にも似たような個性見たことあるけど、やっぱデカいって単純に強いよな」
だが、そんな光景も日常茶飯事とばかりに野次馬たちは
個性と呼ばれる超常能力が日常化し、
それに、彼らには希望がある。
個性を悪用する
かつての大規模な戦いを乗り越え、より洗練されたヒーローたちが居る。
だからこそ、住民たちは安心していたのだ。
富、名声……ヒーローになる理由は数あれど、国民的職業として全世界に認知されており、あの戦いを経てさらにヒーローを目指すものが多くなったという。
そして、この俺も無事ヒーローとなることができたのだ。
「そこまでだ
突如辺りに、眩いばかりの光があふれ、全員が眩しそうにそちらを向く。
「まぶしくて、あんま見えないんだが誰だぁ!」
「これはまた、ものを知らん奴だな。偉大なヒーローというのは輝いて見えるものなんだぜ」
「眩しい理由の方は聞いていないんだが⁉」
「今のは、あの人が正しいよ善ちゃん」
「どっちの味方なんだよお前は。ていうかヒーローなんだからヒーロー名で呼びなさい」
俺の言葉に葉隠は「はーい」とぶうたれながら返事をする。
彼女は透明化の個性で基本的に表情は見えないが、声の感じから不承不承というのが伝わってくる。
俺が発光するのを終えると細身ながらも筋肉質な体が露わになる。
長年無駄なく鍛えてきた自慢の体だ。我ながら惚れ惚れする。
「物を知らん
俺が名乗り口上を述べていると、野次馬達が茶々を入れてくる。
確かに俺は現在全裸だが、そんなド直球なヒーロー名を誰が名乗るか!
ちなみに、これは俺の趣味ではなく仕方なく全裸になっているだけなので悪しからず。
あと、股間には謎の光が発生しており、お茶の間にも優しい仕様となっている。
安心してください。履いてませんよ。
「こほん! いいか! 俺の名前はネイキッドヒーロー、フ「発光時間の限界時間近いから早くしないと全裸マン」葉隠ぇ!」
「おやおや、私のヒーロー名はインビジブルガールだよ全裸マン」
改めて名乗ろうとしたところで今度は葉隠が茶々を入れてくる。
確かに謎の光には時間制限があるので、このままちんちんたらしていると発禁ヒーローになってしまう。
ヒーローが全国に痴態を晒すわけにもいかんが、葉隠の言い方に納得いかない……!
表情は見えないが確実にニヤついている。
「なぁ、もう破壊活動に戻っていいか?」
俺と葉隠が会話をしていると怪物
「いいわけないだろ! ええい時間もないからこれでも喰らえ!
俺はビルの上から、さらに空高く飛び上がるとそのまま怪物に向かって拳を突き出しぶっ飛ばす。
……まぁ、かっこいい技名を叫んだところでただのパンチなのだが、俺の個性をもってすればそれは必殺の拳となる。
「ぐわああああああ! すげぇ雑に処理されて納得いかねえええええ!」
俺にぶっ飛ばされた
それを確認した俺は、発光が弱くなってきた股間に目をやりながらもすぐさまヒーロースーツを着用する。
一瞬で
これこれ、この喝采が気持ちよくてヒーローやってるところがあるのだ。
「ありがとう全裸マーン!」
「見た目は変態なのに相変わらずかっこいいよ裸一貫マーン!」
そして巻き起こる全裸コール。
「だぁから、俺の名前はネイキッドヒーローの――――!」
明らかにからかっているモブたちに対し、もはや恒例行事とかした俺の本当の名前を叫ぶ。
俺の名前は
これは俺がヒーローになった後の話である。
そして、これから始まるのは俺がヒーローになるまでの物語である。
数年前、雄英高校の入学試験を受けたときから俺の物語は始まるのだった。
祢伊木戸 善羅(ねいきど ぜんら)
個性:全裸+発光
服を着ている状態であれば、一般人と変わらない身体能力
露出が高くなるほど戦闘力が上昇し、全裸状態であれば全盛期オールマイトにも引けを取らない。(1話時点)
完全に全裸だと放送禁止になってしまうため、戦う際は局部を発光させている。
ただし、発光には時間制限がある。
学生時点では局部などの1か所であれば3分の発光
発光範囲が広くなるほど発行可能時間は短くなり、葉隠の「集光屈折ハイチーズ」をやる場合は約1秒
発光時間にかかわらず、1分のインターバルが必要
外見は、『勇者が死んだ』のカイル
見えない全裸が居るなら見える全裸も居ていいじゃんと思いいたって生まれたキャラです。よろしくお願いします。