ようこそ青春至上主義の教室へ   作:イノセ

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多忙につき投稿が遅れてしまいました。申し訳ない……。
毎日投稿してる人とか、本当に尊敬ですね。すごい。
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次なる特別試験

 

 

 

 体育祭も終わった10月中旬、新旧生徒会の交代式が行われた。今の堀北生徒会長さんから、体育祭でお話した金髪男……南雲新生徒会長へと交代するらしい‎。南雲新生徒会長は生徒会長及び生徒会役員は任期を在学中無期限とすること、生徒会役員を常に受け入れること、そして近々大革命を起こしこの学校を真の実力主義に変えることの3つを掲げた。2年生のほぼ全員が歓喜の悲鳴を挙げていたことから、南雲生徒会長は2年生のほとんどを掌握しているのかもしれない。……と、まあ。そんなことは生徒会に対してマイコプラズマの大きさくらいの興味しかない私にとってはどうでも良く。朝の時間、私は隣の席で本を読んでいる少女に話しかけていた。

 

 

「ねえ有栖ちゃん、今日の放課後もまたチェスするのー?最近図書館に篭もりっぱなしで、私の天性の身体が動きたいよーって泣いてるよー」

「ふふ、週に2回は貴女の提案した特訓に付き合っているのですからそれくらいは良いでしょう?」

「だって特訓が週に2回なのに対してチェスは週に3回だよ?チェスの方が多いよ、おかしいよー」

「あら、私は貴女が時折指す常人の思考では到底辿り着けない一手がとても愛おしいのですが。……それと、当たり前のように私のベレー帽に顎を置くのはおやめなさい」

「いやぁ、なんだか置き心地がいいんだよね。ジャストフィットって感じ?もう私の定位置ここでいいやー……」

「顎を置くために私に話しかけているのですか?それはそれで、私としては複雑なのですが」

「いやいや今日はねー、クラスの子に見せてもらった星座占いでなんとみずがめ座が11位だったんだよ。それで、運を上げるために今日は可愛い子とお話するのが吉でしょうって書いてあったから、今運気アップ中〜」

「何ですかその胡散臭い占いは。……そういえば、貴女はみずがめ座なのですね。ということは、お誕生日は1月20日〜2月18日の間ということに?」

「そうだよー、2月17日でギリギリみずがめ座なんだよね。有栖ちゃんは?」

「私は3月12日です。なのでうお座ですね」

「じゃあ今から星座占いをしてあげる!おお、なんと!うお座のあなたは残念最下位!今日はチェスにお友達を誘わない方が良いでしょう!!」

「私情に塗れたきな臭い占い師さんですね。却下です。……そろそろ真嶋先生がいらっしゃいますよ、席についてはいかがですか?」

「はーい、運気吸収完了!」

 

 

 私が席につくと同時くらいに、デカイ筒を持った真嶋先生が扉を開ける。……ああ、そういえば今日って中間テストの結果発表だったか。

 

 

「着席するように。朝のHRを始める。……まずは、お前たちが気になっているであろう中間テストの結果を発表する。自分の名前と点数をよく確認するように。また、今回の中間テストでは体育祭の結果も反映されているため注意しなさい」

 

 

 下位ペナルティを受けた人は10点減点に、逆に順位ボーナスを受けた人は点数をその分プラスに。真澄ちゃんとか鬼頭くんは不安があったのか全部点数に変えてたけど、どうなんだろ?……私?もちろんプライベートポイントに決まってるよ、お金は大事だからね。

 

 

「おぉ、ついに最下位が戸塚くんに固定されてきたね」

「彼は運動も勉学も平均的、あるいは平均以下ですから。仕方の無いことでしょう」

「中々酷いこと言うねぇ有栖ちゃん」

「事実でしょう?……それにしても、貴女はまた手を抜いているのですね」

「いやいやー、これが私の限界だよ。私の平均は85点だよ?むしろ高い方だと思うんだけどなー」

「全教科85点で算出された平均でなければ、私も納得が出来たんですけれどね」

 

 

 点数の調整って意外とめんどくさいんだよねー。体育祭で頑張りすぎちゃったし、平均計算も簡単な方にしちゃった。

 

 

「今回の中間テストによる退学者はいつも通り0人だ。そして今から1週間後、お前たちもわかっているだろうが2学期の期末テスト8教科の問題が出題される小テストが行われる。テストの間隔が短いと嘆く者もいるだろうが、今回の小テストの内容は中学生レベル、そして1学期同様成績には反映されない仕組みとなっている」

「……成績には、ということは、次の期末テストに何か関係があるのでしょうか?」

「その通りだ、葛城。次回行われる小テストの結果を基に、『クラス内の誰かと2人1組のペア』を作ることが定められている。期末テストでは決まったペアと一蓮托生になり、8科目各100点満点、各科目50問の合計400問に挑んでもらうことになる。更に今回は赤点が2種類存在し、そのうちの一つは全科目最低ボーダーである60点を2人の合計点で下回らないことが前提になる。もう1つの赤点の基準はペアの全科目総合点だ。具体的な数字はまだ分からないが、例年であれば700点前後になる」

 

 

 つまり1科目43.75点は最低でも必要になる。……まあ、ここら辺は不安要素ではないだろう。Aクラスの生徒ならば、どれだけ学力が低くても60点以上は取れる。そう思っていると、リスクを嫌う葛城くんから質問の挙手があがる。

 

 

「ボーダーが不明確とのことですが、それは何故でしょう。いつ頃発表されるのでしょうか?」

「葛城の不安も最もだ。ボーダーラインについては後日しっかりと説明することを約束する。期末テストは1日4科目の2日間に分けられて行われる。科目の順番は追って説明する。本テストにおいて欠席の場合、正当性が認められれば過去の試験から算出された見込み点が与えられるが、逆に言えば正当性が認められない場合は全て0点扱いとなるため、くれぐれも注意しておくように」

「萌さん。貴女の悪癖を今のうちに直しておいた方が良いのではないですか?今後も欠席の場合見込み点が与えられる仕組みであれば、学力を詐称していて痛い目に遭うのは萌さんですよ」

「あはは、そこは器用にやってくから大丈夫だよー。せんせー、この期末テストでは例年どのくらい退学してるんですかー?」

「……そうだな。Aクラスからの前例はないが、1組か2組程度だ。ボーダーを1点でも下回った生徒は一切の慈悲がなく退学となる。無論、退学救済用のプライベートポイントも2人分必要になってくるからな。肝心のペアの決め方については、小テストの結果が出た後に伝える」

 

 

 1組か2組。つまり、成績下位者どうしの組み合わせが量産されるような心配はまずないとみて良さそうだ。そして小テストの結果を基にペアが決まることも考えると…今回の肝は、小テストの『結果』自体にある。

 

 

「それからもう1つ。期末テストにて出題される問題はおまえたち自身に作成してもらう。そしてその問題は他クラスのうち1クラスに割り当てられ、それを『攻撃』とする。問題を迎え撃つクラスは『防衛』側となる訳だ。自分たちのクラスと相手のクラスの総合点を比べ、勝ったクラスが負けたクラスから50ポイントを得る形になる。もし攻撃と防衛が同クラスの直接対決になった場合は、100ポイントが変動することになっている。対象のクラスについてはおまえたちで話し合って決めるように」

「せんせー、それだと有栖ちゃんとかすっごい意地悪な問題出しちゃいませんか?有栖ちゃん頭いいし、この学校の誰も解けないような問題作っちゃうよ」

「確かに、そりゃ有り得るな。姫さんのことだ、目を輝かせてえっぐい引っ掛け問題とか作りそうだぜ」

「……橋本くん。あとで萌さんと一緒に今回の期末テストに向けた“特別講座”を受講しなさい」

「ひぃっ、またあの地獄の勉強会かよ!?俺は何も言ってないっす!!断じて!!」

「………当然、生徒たちのみに任せた場合の危険性については学校側も考慮している。作り上げた問題に関しては、俺たち教師が厳正かつ公正にチェックさせてもらう。指導領域を超えていたり、出題内容から解答できない問題がある場合には都度修正してもらうため、そのつもりでいるように。仮に試験当日までに問題が完成しなかった場合は救済措置として学校側が作っている問題に差し替えることになるが、難易度は当然低くなる。指名するクラスと問題を提出する場合は、俺に報告するように。以上だ」

 

 

 

 あ、有栖ちゃんがえぐい問題を作る可能性を否定しなかった。やっぱ真嶋先生も怖いのかな。真嶋先生が締めくくると、Aクラスの皆は授業の準備へと取り掛かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ___放課後。

 

 今後の小テスト、そして重要な期末テストの作戦会議の為、私たちAクラスは大多数が教室に残っていた。教壇に立った有栖ちゃんが周囲を見回す。……さて。私は部活に行くとするか。

 

 

「お待ちなさい、萌さん。どこに行くというのですか?」

「えー、あはは。ちょっと今日どうしても部活に行かなくちゃいけなくて」

「今はまだ15時30分。部活開始の時間までは1時間ありますが?」

「あー……テニス部は今日から開始時間が早くなります!って、先輩が……」

「であれば、同じテニス部である橋本くんや元土肥さんがまだ教室にいらっしゃるのは相当な謀反行為ということになりますね。大人しく着席なさい。それに貴女は幽霊部員なのですから、熱心に活動していること自体が不自然です」

「ぎゃー!!橋本くん!!元土肥ちゃん!!!逃げよう!!」

「悪いな、俺はまだ自分の命が惜しいわ」

「もえぴー、諦めも肝心だよ。坂柳さんも大人しくしてたらすぐ解放してくれるよ、多分っ」

「………さて。それではクラス会議を始めましょうか。問題作成については私が指定した学力自慢の生徒たちで問題を制作し、ドア・イン・ザ・フェイスの手法を用いて承認されるギリギリのラインを狙っていきます」

「それについて異論はない。問題はどのクラスを狙うかだ」

「ええ、そうですね。あえて私の考えは伏せさせていただきます。皆さんは、どのクラスを攻撃することが妥当だと考えますか?お近くの方と考えを共有し、私に提示してください」

 

 

 その言葉を皮切りに、クラスメイトたちが話し合う。主に体育祭での作戦会議から、有栖ちゃんはこうやって他者の意見を取り入れる…かはさておき、自分の一存だけで完結させない姿勢を示すことが増えた。良い傾向だ。ハリボテの姿勢でも、クラスメイトたちにアピールすることが大事なんだから。私は一番後ろの席で頬杖を着きながらみんなの意見を聞く。

 

 

「やっぱり確実に勝ちを狙うならDクラスを狙うべきじゃないか?下手に他クラスを狙ってリスクを背負うより、堅実に50クラスポイントを勝ち取りに行くべきだ」

「いや、直接対決して勝ったら100クラスポイントだぞ?Dクラスを指名したところであっちが俺たちを指名するとは思えないな。学力が拮抗してるBクラスこそ狙うべきじゃないか」

「でもそれは勝った時の話だろ。万が一負けたら50、下手したら100クラスポイントを失うことになる」

「でも私もBクラス狙うの賛成かもー。今って私たちにクラスポイントで追いつきそうなの、Bクラスくらいじゃない?ちょっと怖いっていうか、ここで勝って食い止めたい気持ちあるよねー」

 

 

 各々発言するクラスメイトたちの意見を面白そうに聞く有栖ちゃん。やがて意見をまとめるように口を開く。

 

 

「ふふ、皆さんBクラスかDクラスで悩んでらっしゃるようですね。では、Cクラスは何故狙わないのでしょう?彼らの学力はお世辞にも高いとは言えません」

「……龍園は勝利のために姑息な手を使う男だ。アイツは油断ならない。皆の共通認識としてそれがあるのだろう」

「そうですか。では葛城くんであれば、どのクラスを狙うべきだと?」

「…………そうだな。堅実に勝ちを狙いに行く。そうであれば迷わずDクラスを指名する。だが、お前はそうではないのだろう?坂柳」

「あら、私の意見を聞いてくださるのですか?恐縮ですね。ですが葛城くんの言う通り、私はDクラスを狙うべきだとは考えません。勢いを落とす狙いとしても、Bクラスを潰しに行くべきだと思います」

「だが、Bクラスは能力が平均以上の者が多い。学力に関しては、俺たちの総合力に劣らない力を持っているだろう」

「ええ、ですが彼らは特別な脅威を持たない仲良し集団です。こちらが問題を考えられるのであれば、攻撃に関してはまず勝ち目はあると見ていいでしょう。そして何より、Bクラスの皆さんは葛城くんが龍園くんに危惧しているような卑怯な手立ては使わないというある種の“信頼”が置ける唯一のクラスと言ってもいいでしょう。つまり、正攻法で叩き潰せます」

「はいはーい、有栖ちゃん。でもみんなが言ってるように100クラスポイントの機会も失いたくないよねー。Bクラスが私たちを指名してくれるかなー?」

「ええ、それについても安心していいでしょう。彼らは今Bクラス。だからこそ、少しでも早く上のクラスを潰したいはずです。となれば、直接クラスポイントを奪えるこの機会をみすみす逃すはずもありません」

「じゃあ私はBクラス狙いでさんせー!葛城くんはー?」

「……いいだろう。Bクラスを狙うメリット、勝つことでクラス間競争に与える影響は理解できた。俺に異論は無い」

「い、いいんですか葛城さん!そんな簡単に坂柳の策に乗って!!」

「以前の坂柳のように全てを1人で決め、秘匿していたのであれば俺にも思うところはあった。だが今は皆の意見を取り入れクラスの利のために動いている。ならば反発はない。弥彦、お前もいい加減受け入れるんだ。俺たちは赤井によって助けられたに過ぎない」

「ぐっ…………!!」

 

 

 ……葛城くんは義理堅いなあ。それにしても、戸塚くんは執拗に噛み付いてくるね。そんなに葛城くんがトップにいない現状が気に食わないのかな?温情で意見をできる場所を残してあげてるのに。

 

 

「……よろしいでしょうか?狙うクラスの方針も決まったところで、来週行われる小テストの話に移りたいと思います。真嶋先生のお話から、期末テストのペア決めはこの小テストによって決まると見ていいでしょう。成績上位者が成績下位者とペアになる、そしてその成績については来週行われる小テストの点数によって判断されると推測します。ですので、余程自分の学力に不安な方がいらっしゃれば、1問解いて終わりにして構いません」

「待て坂柳。その法則性であれば、クラスメイトたちを学力順に並べグループ分けした方が確実ではないか?」

「極度に学力が低い生徒が多い場合であれば、そうでしょうね。ですが私たちAクラスは学力に関して不安を感じている生徒は少ない。赤点による退学の危機はまずないと見ていいでしょう。であれば、自然体の皆さんでも良いと判断しました。……皆さん、出来ますね?」

 

 

 そんな有栖ちゃんからの、信用とも言える呼びかけ。どこか孤高であり憧れの存在であった有栖ちゃんからかけられた一言は重く、多くの者が興奮気味に返事をする。……良い士気の上げ方だ。

 

 

「では、そろそろ部活の始まる時間になりますので解散としましょうか。部活に入っている方、上級生と仲の良い方がいらっしゃれば、今言った法則性について確認しても構いません。その方が、葛城くんも安心できるでしょう?」

「……ああ。念には念を入れて置いた方が後々のためになるからな。俺も上級生に掛け合ってみよう」

 

 

 

 解散を命じられ、部活に向かう生徒や遊びに行く生徒、帰る生徒と各々が違う行動をし始める。私は教壇へ向かい、少し疲れた様子の有栖ちゃんに声をかけた。

 

 

「おつかれー、有栖ちゃん。ね、今日はカフェ行こうよ。甘いもの食べよー?」

「おや、おかしいですね。作戦会議の前、貴女は部活を理由に欠席しようとしていたはずですが」

「今日は部活休みなんだよね、私だけ特例ってことで!ほら、早くいこいこー。疲れた時は甘いものだよ」

「誰のせいだと……お待ちなさい萌さん、荷物をまとめますから」

 

 

 有栖ちゃんが荷物をまとめ、私たちはカフェ・パレットへと向かう。甘いものを食べる目的もあるが、他クラスが作戦会議のためにあのカフェを利用している可能性も高い。もし作戦会議の途中、あるいは終わりがけでも、主要人物や頭脳の核となっている人物を知れる良い機会だろう。

 

 

「ねえねえ有栖ちゃん、次の期末テストでさ、面白いことしない?」

「面白いこと?性悪な問題を作成するとでも?」

「いやいや、それは前提だよ。そうじゃなくて、有栖ちゃんも言ってたでしょ?小テストの結果でペアが割り振られるって」

「ええ、そうですね」

「だからさ、私が小テストで0点を取って、有栖ちゃんとペアになる!それでそれで、期末テストで満点を取っちゃおうよ!ペアで満点、すっごいBクラスへの精神攻撃になると思うんだよねー」

「……ふふ、ふふふ。それは良いですね。知恵を絞って作成した問題が、ペア両方に満点を取られる。彼らが自分の問題作成能力を疑う様子が目に見えます」

「でしょー?だから有栖ちゃんはぜーったい!小テストで満点取ってね!」

「当たり前でしょう。中間テストの時のようなペナルティもありませんし。ですが……ふふ。悪戯を思いついたかのような笑顔で提案するようなことではありませんね」

「えー?その光景を想像するだけで面白いじゃん!……あ、ついた!有栖ちゃん、今日はゴチになりまーす!!」

「却下です。貴女の胃袋に合わせていたら、いくら私でも破産してしまいますからね」

 

 

 

 

 






萌ちゃんが見せてもらった占い

11位:みずがめ座
今日は何をやっても上手くいかない日かも。仕事運・金運は最悪だけど、恋愛運だけは◎!自分が可愛いと思う子にアタックする子が吉!
ラッキーアイテム:帽子


12位:うお座
今日はなんだか疲れちゃう1日。部屋に篭もりっぱなしなのはNG!仲良しの子と遊んで、陽気なオーラを纏っちゃおう!
ラッキーアイテム:クッション



「12位がうお座なのは本当なんですね」
「え?あ、ホントだ!適当に言ったけど当たってたんだね!」
「占いの内容は全く違いますけどね。……ふむ、クッションですか。今日は普段使ってないものも使ってみましょうか」
「あれ?有栖ちゃんって占いとか信じるタイプなの?」
「いつも信じるわけではありませんが、たまにであれば。乙女ですから」
「乙女………??」
「何ですかその顔は」







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