【エレコド】電子の巨神   作:麟佳さん

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これまでに出てきたあの娘やこの娘が集合。
エレクトリアで女子会って机を囲むと言うより、机に乗っているのでは………?


エレクトリアも女子会したい

某所の喫茶店

その一角で小さな客人達が机を囲んでいた。彼女達の目的はただ一つ。そんな大袈裟な事ではない。友達がいるなら机を囲んでのんびりと話したくなるのは自然な事だ。

 

「私は主催だから全員顔見知りだけど、初対面同士もいるからざっくり紹介するわね。」

 

舞姫、華麟

最強の巫女剣士、八重

宇宙からの訪問者、エア

神々に仕えし者、翡翠

御旗振るう戦乙女、ラグナロク

華烈な銃士、【華麟様の伴侶】華火

重機の化身、タイタン

 

「モニター参加のアタシ目線だと、なにかSEと共にテロップが見えたんだけど?」

『モノクロ写真に赤字でしょうか?』

「1人不審者が混ざってない?これ大丈夫なの?」

「華麟様ったら、華火にだけ悪戯をしてくれるなんて♥ これはもう華火を伴侶として認めてくれたも同然ですね♪」

「ちょい待ち、この括弧に覚えないんだけどぉ?」

「汝はもう少し弁えるという事を覚えた方が良いぞ?」

「皆様、凄い二つ名をお持ちなのですね。」

「翡翠の奴が一番凄いけどね。それじゃフリートークでも良いけど、折角だからテーマ幾つか用意しといたから。じゃあとりあえずこれで。」

 

【パートナーとの関係について】

 

「妾は野良の身故、ここは控えさせて頂こう」

「そうなのですか?てっきりお侍様や巫女の様に仕えているのかと…。」

「登録上は凛音殿だが、名札程度のものじゃ。普段は仲間と共に自警活動をしておる。」

「自警(インダストリアル公認)ね。」

「アタシも一応インダストリアル所属で、各現場に出向って感じかな。」

「では手本を華麟に見せてもらうとしよう。タイタン殿はさぞかし気になっているであろう?」

「ヱ!?」

「お?ファンとしては気になる?要素並べたら世話役、遊び相手、仕事仲間じゃない?凛音って仕事の時はしっかりしてるんだけど、offになるとめっちゃ緩くてさ。寝る時は私かぬいぐるみ抱いてるし。」

「あんなにカッコよくて綺麗なのにそんな可愛い姿が……ギャップ萌えでチヌ……。」

「ちゃんと手綱持ってないと意外とやりたい放題するからね。いやまぁ、私がブレーキかけるから大丈夫と思ってアクセル踏んでるところはあるかも。その点は姫奈も似た感じじゃない?」

「えぇ、ヒナもエネルギーが尽きるまで動くところがありますわ。彼女はデザイナーですので、華火はポージングや試作衣装のモデルをしています。今日の私服もヒナの特注なのですよ。それと射撃競技もしていますので、データロガーなどもしております。」

「あー、データロガー分かるかも。アマネは陸上部に入っていて、トレーニング管理とかペース管理を私がやってるの。」

『皆様意外とスポーツを嗜んでいるのですね。麟佳も凛音と同じ教室で剣術をしているので時々アドバイスを求められます。ただあの人はスポーツよりカジュアル方面なのできっちりと管理はしていませんが。』

「ゆる~くする分には良いけれど、あの娘面倒くさがりで、油断するとすぐサボろうとするのよ。朝も根気強く起こさないと駄目だし、学校でもよく昼寝するし…。だから私がノート書いたり、伝達担当してるの。」

「あぁ~、職業組は報連相の代理多いわぁ。凛音は演奏練習で夢中になるとスマホ一切見ずに部屋から動かなくなる時あるし。」

「ヒナも「うわぁぁん、多すぎるよぉ!?」と弱音を零しています。可愛いですね。」

「それはアタシも分かるかも。現場の人員とエレクトリアの会話を全部聞きながら、報告相談指示出しとかザラだし。アタシはCPU超ハイスペでチャンネル複数見れる様に分割思考できるから余裕だけど、普通のエレクトリアだとオーバーヒート確定じゃね?」

「妾の仲間達は端的に報告をまとめてくれる故に苦労はせぬな。翡翠殿はどうなのじゃ?神々から難題を突きつけられたりしておるのか?」

「え?いえ、皆様とても温厚な方々でとても良くして頂いております。」

「ほう?」「ふーん?」

「ほ、本当なのですよ?お二人とも多少弄ばれた所はありますが、アレはちょっとしたスキンシップの様なものですから。」

「肌どころかお腹の中まで見たけどねー。」

「あはは…。でもお屋敷には家事を全てこなすロンユウ様がおりますので、私はその補助を少しする程度です。」

「あー確かにあの人何でもやってた…。朝から凄い量の料理が出てきてビックリしたなぁ…。そうだ、じゃあ次の話題コレで。」

 

 

【朝の過ごし方】

「話を聞いてる分だとみんな仲良さそうだし、アタシ以外は朝までずーっと抱きしめられてるんじゃないの?」

「胸元にいるけど?」

「朝まで鷲掴みですわね。」

「寝返りで押し潰されることも時々あるわね…。」

「時々寝ぼけて呑み込まれたり…。」

『特注ボディで逆に抱き締めています。』

「おっと、次元が違う者がおるな?妾も仲間達と寄り添うことは度々ある。」

「大型ボディ持ちズルいわぁ…。翡翠にやらかすのって伊吹様とバーン様でしょ?」

「その通りです。そうなった日は朝の炊事をロンユウ様に全てお任せしております。」

「うちもデッカイ妹達が増えたから朝食任せる時あるわ。というか、朝食みんな手伝ってる?私は凛音が意外と朝弱いから作ってるけど。」

「トーストとか簡単な作業なら一人でも出来るから作っているわ。アマネは油断したらずっと寝るからしっかり起こさないと動いてくれないし。後は天気を見て、時間割に合わせて教科書を準備して、ソファに転がるアマネを学校にいかせて…。」

「なんというラグナオカン…。その点、唯一の男マスターのエアはもう嫁よね。」

『朝も昼も簡単に済ませる方でしたので、弁当までしっかりと栄養管理しています。夕食は元々作っていましたが、私が入ることで品数を増やしています。』

「毎日添い寝?」

『勿論です。』

「因みにエアってヨトゥン達と同じ大型ボディ持ちね。」

「マジ?巨美女が添い寝とか、どんだけ徳積んだのその人?」

「その日、運命に出会ったと言う他ないのぅ。」

「華麟様。この華火、毎晩貴女様の抱き枕になる覚悟はできておりますので。」

「聞いてない聞いてない。タイタンは朝何やってるの?」

「アタシは道具のメンテやツールズ……仲間のエレクトリア達の確認してる。専ら工業用だから皆みたいな可愛げある朝は過ごさないなぁ…。」

「でもお願いしたら道具を使って器用に髪を結ってくれるという匿名タレコミが…。」

「ツールズゥ!?守秘義務どうなってんのぉ!?」

「ふふ、部下との適切な触れ合いは良い上司の証じゃ。」

「八重っちもそんな感じなの?」

「いや?妾には畏敬をもって…。」

「やっぱアタシ舐められてるって!もー、犯人見つけて踏み潰すか握り潰すか選ばせてやるぅ…!」

「何だか白様達の脅し文句に似てますね。不敬な相手は人形の様に弄んでから呑み込んで、肉体と精神を消滅させるのだとか…。」

「華麟達…よく無事だったわね…。私とアマネが出会ってたら駄目だったかも…。あの娘礼儀知らずで面倒くさがりだし、無茶振りしたりするし…。」

「確かに凛音の人柄もあるけど、本当に悪意で行動しなければ大丈夫よ。白様は人間大好きみたいだから多分アレよ…手間のかかる子猫みたいに思ってくれるはず…。」

「私もそうだと考えています。アマネ様は学生ですからそこも加味して扱ってくださいます。ただ運動能力が高いと知れると伊吹様やバーン様が遊びに来るかもしれません…。」

「なんじゃ…神々というのは皆勝負狂いしか居らぬのか…。」

「いっつも刀ぶん回してる奴が言わないでくれない?そうだ、バトルの話題もしたくってさ。」

 

【好きなバトルスタイル】

 

「そこのブレオン世界1位巫女と射撃競技世界大会入賞は置いといて〜。」

「いやいや待って、とんでもない実績が聞こえたわよ!?」

「え…世界一ということは…世界最強ということですか?」

「確かに大会を征したが、最強とは思わぬな。なにせトーナメントの上位はほぼ同格…紙一重の差しかないのじゃ。次また勝てる保証は何処にもない。」

「私はヒナと人機タッグ部門もメダルを取りましたが、驚くことではありませんわ。」

「タッグ…部門…?え?二人とも銃撃つの?」

「まだマイナーだけどあるのよ。ペアで早撃ち、狙撃、ランシューティング、360°ターゲットとかも。あれ双方の腕と信頼がないと無理なやつ…。」

「私も機会があればアマネとペア障害物走でもやってみようかな…。バトルスタイルなら華麟にちょっと憧れるかも。近接射撃のバランスが良くて、ダンスみたいなステップの踏み方も面白いし。飛び方も何か参考にしているの?」

「飛行機やドローンの曲芸飛行の動画見て参考にしてるの。後はアイスダンスの滑る動きも参考になったかも。というかラグナってクソデカ銃持ちながら剣振り回すから、もう十分できるんじゃない?」

「実はあんな大砲持ち出したのはつい最近で、ハンドガンくらいしか経験ないのよ。」

「それで十分動けるのであれば、センスが良いということでしょうか。私は普段アリーナなどに参加しないのでエレクトリアバトルは不慣れなのです。」

「なるほどね。ところで華麟からみてこのメンバーの強さ順ってどんな感じなの?」

『確かにこの全員と対戦しているのはあなただけです。』

「う~~ん、多分ざっくりこんな感じじゃない?」

翡翠(魔力込み)≒エア(特殊武装込み)>>八重、エア>華麟、華火、ラグナロク>翡翠(通常)

「アタシがバトル素人だからかな……。なんか意味不明な単語ついてね?」

「大丈夫よ、私も理解が追いついてないから…。」

「華麟様とお隣……ふふ♪」

『華麟、解説をお願いできますか?』

「華火ラグナは調子やパーツ相性で勝率五分五分なんだけど、八重は対戦数重ねる度にだんだん勝率落ちてるのよねぇ…。対策してないと3割切るかも…。エアも一般出力にしてもなんか妙に強いのよね…反応が早いと言うか…。」

『麟佳とビデオゲームで対戦している経験が生きているのかもしれませんね。』

「妾は戦うことが職務故に仕方ない事じゃ。して、上二人は通常規格から外れていると言う認識で良いな?」

「まぁそういう事。エアはコアが特殊で、それ用に調整されたパーツは鉄溶かすビームとか、軌跡しか追えない爆速機動、エネルギー体の分身攻撃とかアホすぎよ。で、それに対抗できそうな翡翠もヤバいんだけどさ…。」

「SFとファンタジーのぶつかり合い、興味あるわね。でも翡翠ってボディは普通じゃなかったかしら?」

「その通りです。ですが白様曰く、龍神の濃い魔力に曝され続けた結果、私自身にも馴染んでいったとのことです。今は家事の空き時間に魔法の授業を受けております。」

「射格平均のマジック武装あるでしょ?あれ超強化されてるし、飛行や瞬間移動、エアみたいな分身とまさに魔法使い。なんちゃらネシスの類全部okらしいわ。」

「この力のおかげで料理や掃除がとても楽になりました。ところでこの図ですが、共鳴能力は考慮されているのでしょうか?」

「共鳴……あぁ、コア出力上げるアレのこと?」

「え、なにそれナニソレ!?そんな不思議パワーみんな持ってるの!?」

「いや、みんなじゃないと思う。人とエレクトリアの絆が強いとコア出力向上したり、口に出さなくても互いの思考が読めたりするんだけど、知り合いの研究者曰く報告例めっちゃ少ないらしいのよ。ちなみにエアが麟佳と直接会話できるのもその能力のおかげよ。華火は出来たっけ?」

「二人とも銃を持っている時という制限はあります。まるでセーフティが効いている様で、玩具の銃では発動しないのです。おかげで日常のバトルでは使えませんわ。」

「私は覚えが無いわね…。と言うかアマネが基本的にやる気ない娘だし、バトルの応援ものんびりなのよね。」

「妾にはそもそも相手がおらぬな。それを考慮すれば、華麟と妾の順位は入れ替わる。他の姉妹達はどうじゃ?凛音殿なら成しうると思うが。」

「白様……、翡翠のところの神様が見るに片鱗はあるらしいわ。実際、演奏してる時とかにそれっぽい繋がってる感覚あるし。」

「お姉ちゃん達が出来るってことはアタシも…。んー、でも相手いないし。っていうかパワーアップしても誰と戦うって話じゃね?」

『ある日突然怪獣や宇宙からの侵略者が、来るかもしれません。』

「お主がそれを言うのは洒落にならないのではないか?とは言え、人の手が及ばぬ超常、上位的な存在がいる事を妾達は知っておるからな。いざという時はタイタン殿に頼るしかあるまい。」

「そう言えば、こんなテーマも用意しててさ…。」

 

【やりたい事、やらせたい事】

 

「エレクトリアにあるまじき大怪獣バトルがちょっと見てみたいなーって…。」

「確かに大迫力とは思うけど、その余波は凄くないかしら?それに相手はいるの?」

「恐らくバーン様と伊吹様がご機嫌に手を挙げるかと…。ただ…。」

「あの手の人外の存在は妾達の常識に当てはまらぬ。弄ばれるであろうな。」

「ぐぬぬ…。でも本当にそんな奴が襲ってきたらアタシは街と人々を守る為に最後まで戦うし!一泡吹かせちゃんもんね!」

「はいこれバーン様ご機嫌ポイント100万点ね。伊吹様なら大樽の酒一気してる。」

「とは言え白様が一線を越えない様に面倒を見てくださいますし、ロンユウ様がおかわり禁止や品数制限を口にすれば止まってくださいます。」

「それが脅し文句として通用するあたり、しっかり胃袋掴んでるわね……。胃袋と言えば、このメンバーでレンタルキッチンとか借りてそれぞれのご主人に料理を振る舞ってみたいわね。」

「ふふふ…華火と華麟様の共同作業♥」

「他もいるから…。でもこの人数にヨトゥン達も合わせたらフルコースも余裕だし。マスター食事会の開催…ありね。というか向こうは向こうで話進んでそうなのよ。」

「アタシの所は円博士に行ってもらえば良いかな?っていうかこれ紅一点ならぬ男お一人様じゃね?」

『麟佳は多少人見知りな所はありますが、交流のある凛音もいるのであれば心配無用です。私としては一人学生のアマネが気になりますが。』

「大丈夫よ、あの娘も凛音さんと知り合いだから取り敢えずくっついてると思う。面倒になったらお昼寝するだろうし…。」

「子どもまで万全に受け入れるとは、凛音殿の懐の広さには感服するばかりじゃ。妾は主がおらぬが…後で話だけ聞こうかの。」

「なんなら野良達の保護者枠で出ちゃえば?」

「それを言うなら、登録は凛音殿だと言ったはずじゃ。」

「そうだったわ。ということは料理メンバーにちゃんと招集出来るってことね。パーティ開いて料理並べたりとかもね。」

「パーティ…。私はメイド服しか持っておらず、そういった格式高い場に赴く衣装は…」

「それ言うとアタシ作業着しかない…というか体デカすぎて服作るの手間過ぎ…。」

「いやいや、身内のパーティだから気にしなくて良いんじゃないかしら?」

「丁度良い話が出たので失礼しますが…。皆様、コチラを見て下さいませ。タイタン様には画像をお送りします。」

『これは衣装デザインでしょうか?ふわりと広がるロングスカートが素敵です。』

「このロングコート好きかも。内のドレスも綺麗だし。」

「む?もしや個別なのか?妾は着物のデザインじゃ。綺羅びやかな装飾もあるが、脚の丈やさり気ない防具を見るに戦闘も見越しておるのか?」

「私も着物です。私にはもったいないほど可愛いです。」

「私のはまるで王女様みたい。剣と旗もデザインされていて綺麗ね。」

「え、アタシもあるの!?このドレス、竣工式にでも着よっかな…。でもなんでこんなの出てきたの?」

「今回の会に先立ち、皆様の写真をヒナにお渡ししたところ。」

(あっ!ヤバい!モチベ来た!可愛い娘達の服作るぞぉー!!)

「と、急ピッチで書き上げた衣装ラフになります。お気に召したのであれば、こちらでオーダーメイドも承りますわ。」

「随分と商魂逞しい主じゃな…。」

「いやこれ趣味のファンアートの感じで描いてると思うわ…。この前お茶会した時に凛音のステージ衣装も描いて、そのまま採用したら卒倒したのよ…。」

『つまりここで皆揃ってokを出した場合…。』

「マジテンアゲ、キャパオーバーの天国行きじゃんね…。つーかアタシ受けたらどうすんの?この作業着、機能性と強度重視で材料費も加工費もマジヤバいけど?」

「差し支えなければ私から白様に仕立てをお伝えしましょうか?」

「もしや魔法でポンとか?」

「そう言えばバーン様がお土産気分でスルトに大剣作ってたわね…。巨大化した時も鎧纏ってたし。」

「その技術と同じ物になります。」

「うーん、どうしよっかなぁ…。」

「あれ?思ったより乗り気じゃないのね?」

『贈り物であれば素直に受け取るのが良いかと。』

「それはそうなんだけど、なんか…物作りに携わる者だからかな?そういうのなんかズルく感じちゃって…。この服も作るために沢山の人が頑張ってくれて、その想いを乗せて頑張ってるからさ。」

「これバーン様聞いてたら悶えて倒れない?」

「えっと、たった今ロンユウ様から連絡があり、既にバスタオルがビシャビシャとのことです。因みに盗聴疑惑で夕飯の品数減少のペナルティと…。」

「何やってるんだろ…。取り敢えずタイタンのやりたいようにすればいいんじゃない?なんだかんだ円博士やメビウスが解決してくれそうな感じもするし。」

「そうね。取り敢えず聞くだけはタダだし、GOサイン出たらアタシが稼げばいいだけだもんね!」

「開発者と距離が近いとスムーズね。このメンバーってたしか半数近くはその円博士にお世話になってるのよね?エアのボディにタイタン、スルトとお姉さんも。」

「過半数じゃ。妾もメビウス殿にメンテナンスを受けておる。」

「え?私も初耳なんだけど?しかも接点不明だし。」

「自警活動の為に近衛に都度訪れるのじゃが、そこで目に入ったようでな。『良いわね貴女、何か縁を感じるわ。』とそのままなす術なく拉致じゃ。蛇睨みとはまさにあれじゃな。」

「縁とは何か前世的なものでしょうか?それとも気質的な?」

『翡翠の神様に聞けば鑑定できるかもしれませんね。とは言えエレクトリアも心を持つ生命。そういった事象はあり得るかと。』

「もしかしたら優秀なエレクトリアのデータが欲しいだけかもしれないわよ?その点では華麟や華火も研究対象になるんじゃない?」

「あー、ぶっちゃけ私と凛音の共鳴現象には興味津々っぽい。というかヨトゥンと心を通わせた時点でもうターゲットよね。マジで蛇に巻き付かれてる…。」

「華火は華麟様との恋について研究してほしいです♪」

「多分それは後回しにされそう…。大型エレクトリアを作成したあたりロマンは追い求めてそうだけどね。」

「アタシもメンテ中にメビウスとよく話すけど、やりたいことが沢山あって楽しそうだし。また新機体とか作ってたり?」

「それ多分予想ついてる。多分ヨトゥン達に使ってる技術をエレクトリアに流用とかじゃない?通常よりちょい大きめボディなら詰め込めるかもだし。逆に100m超えの超弩級エレクトリアの可能性もあるけど…。というかエアの方がメンテの時とかに聞いてるんじゃない?特殊事例の塊だし。」

『そうですね。いくつかお話は聞いていますし、テストの手伝いもありました。守秘義務なので多くは話せませんが、時期が来れば皆様にお披露目する日も来るかと。』

「っていうかアタシよりデッカイ奴とかもう戦略兵器じゃん?もし戦うならアタシも武器欲しいなぁ〜!」

「じゃあ次これでどう?」

 

【欲しい武器、パーツ】

 

「はい!アタシはハンマー欲しい!この前バトル眺めてた時にデッカイ奴を見たのよ。」

「重力攻撃出来るハンマーあったわね。もしかしてそれで整地しようとしてない?」

「地面固めるのだって大変だよ?広ければアタシが踏み固めるけど、調整できるなら楽だし。あと振り回せるレンチも良いなぁ〜。」

「レンチ?ですがタイタン様の巨体に合わせた物ではボルトを締めるのは難しいのでは…?」

『もしや、あのアクションゲームの?』

「エアっち知ってるの!?そうそう迫る敵を殴り飛ばして、ブーメランみたいに投げて、力いっぱい地面を殴る!さっき話してた怪獣が現れてもあれならド派手に倒せるし!」

「ド派手ねぇ…。派手となると巨大エレクトリアって凄いと思うわ。私もスルトみたいな大きな体があればアマネを運んであげられるのにって思うことはあるわね。」

「ヒナも作業机で寝落ちしているのを時々見ますわ。そんな時には耳元で空砲を撃ってあげますが。」

『それは難聴の危険性があるので、非推奨です。私自身、大小2つのボディがあるのは利便性抜群と認めます。因みにカナザワ重工でエレクトリアからのワガママに応えて、支援ボディを試作した話があります。不具合で暴走したそうですが……。』

「円博士以外にもそういった研究者がおるなら、そう遠く無い話かもしれぬな。」

「っていうかヨトゥンとスルトが兵器運用考えてるトンデモスペックだから、一般人クラスにダウングレードしたらどうにかなるかもね。でもこのコンパクトサイズがエレクトリアの売りでもあるから絶妙な所…。」

「ビッグアーム付けて、重量も重めにしたらそこそこ色んな物を安定して持てるから割と何とかなるわよね。アマネの布団を引っ剥がすのにも重宝してる。たまに負けるけど…。後は料理道具持ったり、食材固定の補助にも使えるわ。」

「妾としてはあの巨腕に大太刀を持たせたく思うな。腕に着けるのではなく、手に持たせるのが肝心じゃ.」

「武神アームではありませんの?」

「アレは普通の刀じゃ。更に長く、更に太いバスターソードの様に無骨な刀にもロマンがあるであろう?」

『その意見に賛同します。自身も刀を持ちつつ、更に大きな剣を背後から振るう。創作でも人気のある表現です。』

「開発部ってバックパックは大型武器乗せ放題って思ってる節あるし、そのうち来るんじゃない?」

「そんなに種類があるのですか…?私はあまりパーツに感心がないもので…。」

「翡翠はそうよね。カタログデータ送信しといたから見てみて。」

「ページ数がこんなに……!?はわわ…。」

「武器もマイナーチェンジが様々ありますが、華火としては銃のカスタマイズに興味があります。」

「今も速度とか誘導あるけど、それ以外ってことかしら?」

「銃身、グリップ、照準器、マガジン、バランサー。それに重量、反動調整。トリガーにも…」

「やば……競技勢が拘り始めたら終わらない……。でもリボルバーのリローダーは欲しいかも。」

「そういった類であれば、妾は刀に属性を付与するパーツが望ましい。元々属性を持つ武器はあるが、手慣れた武器に付与できると嬉しいものじゃ。それと外回りが多い故、移動と運搬用のサポート機もあれば尚良い。」

「馬とかソリが出てきてるからどんどん増えそうな気がするわね。ペガサスは少し前に来たからドラゴンやグリフォンなんかに乗ってみたいわ。」

「大空からラグナの大砲が振り注いで、隙を見せたら急降下…。うわぁ……。」

『乗り物であれば常にバイクに跨り戦闘したいです。剣と銃を手にして戦場を駆け抜ける姿は素晴らしいものです。それと変形機構、合体機構のある武器も更に増えればと。大剣と二刀流を切り替えられる近接武器など。』

「ソルジャーですわね。その点、銃は既に2丁合体があるので満足していますわ。華麟様は何か希望はあるのですか?」

「私はそこそこ満足してるんだけど、クロヒメ用に色々作ってあげたいのよね。ヨトゥンとスルトは人と変わらない道具で大丈夫なんだけど、クロヒメって通常エレクトリアより数倍大きいからさ。」

「妹想いの姉君とは素晴らしい心掛けじゃ。円博士に懇意にせねばならぬな?」

「というか今回のリクエスト含めて全部円とメビウスに投げちゃお。お客様フォームから投稿するよりも直接伝えられるし。」

「研究者に直談判なんて、流石華麟様♪」

「そんな事を言ってたら私達全員データ取りに招集されるんじゃないかしら?翡翠とか特に…。」

「実は神様と手合わせした時に、ヨトゥン達の武器を倉庫から瞬間移動させて驚かせた事を謝罪したらしいのよ。だから上はもう面識あり…。因みにラグナとアマネもマークしてあるらしいわよ?」

「嘘…!?」

『場合により第2回の顔合わせは研究室になるかもしれませんね。メビウスや特務用のエレクトリアもいるので更に賑やかになるはずです。』

「なるほどね…。じゃあ次回の予定もできたし、そろそろお開きにしよっか。」

「うむ。陽も傾いておるからな。」

「あらそんなに経っていたのね。アマネがそろそろ昼寝から起きるかもしれないわ。」

「バーン様と伊吹様も夕飯を心待ちにしながら待っているかもしれません。」

『私は麟佳さんの元に向かいます。近くのショッピングモールで私と一緒にいますので。』

「私は華麟様と二次会に…。」

「はいはい、あんたも帰った帰った。それじゃまた今度ね〜。」

 

そうしてそれぞれの帰路に向かうエレクトリア達。後日、今度は主達の会合があったとか無かったとか…。

 

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