ONE PIECE novel.DD “怪盗”ドンキホーテ・ドフラミンゴ 作:ladybug
ある青年の死、あるいは“ジョーカー”の誕生について。
それでも、どこかで少しは信じていた
全て嘘などと、そんなはずは
過去の病に根絶宣言が出された日。
その日も世界は変わらなかった。
『この病は感染しない』
『珀鉛を除去する方法は必ずある』
そう訴えた医師はこの世を去った。子ども達と患者を残し、愛する妻と共に銃殺された。
『救いの手は必ず差し伸べられます』
自身は死を逃れられないと知りながら、シスターはそう言って微笑んだ。子ども達が救われることこそが彼女に残された救いであり、救いを信じた彼らは平等に殺された。
駆除。
絶命した彼らに向けられたのは、毒虫を前にした人間の言葉。機械的に、ただ生きていると言うだけで向けられる殺意。
少年は眼前に広がる絶望を振り払い、逃げ出した。彼は泣かなかった。妹を連れていたため、そんな余裕がなかったのだ。
だが、父母の無念と地に転がる友や師の死体は脳裏に焼き付き、その後の人生において繰り返し思い出されることとなる。
まるで、今この瞬間に目の前で繰り広げられているかのような手触りと何も出来ない自分。
何度もその幻覚は現れた。彼は聡い人であったのでそれがフラッシュバックであることを理解している。だが、愚かにも適切な対処をとることはなかった。
亡骸の山に身を隠し国を脱した少年は、妹を連れ彷徨う。
病さえ治せば。兄妹だけでも治療に成功すれば、いずれ父母や皆の無念だけは晴らすことができる。生き延び、この病は治り感染しないのだとこの身を以て証明しさえすれば、きっと。
この後に及んで、彼はそう信じていた。
彼は心身で感じた彼自身の絶望より、その手で掴み引き連れて来た
その時の彼にはまだやるべきことがあり、心と思考の舵を希望にのみ切ることで、暗澹たる真実から目を背けるしかなかったのだろう。
隣国の病院に侵入し職員が怯える姿を覗き見ても、『ホワイトモンスター』という言葉が飛び交う町を忍び歩いても、いつかはきっと分かってもらえると信じ続けた。
未知の病だから。治療法が確立されていないから。感染すると思うから。だから、彼らは怖がっている。真実を知ればきっと受け入れてくれる。
世界は元に戻る。
そんなはずがない。
すでに取り返しのつかない状態であるとどこかで理解しながら、それでも彼は妹を救うために奔走した。
そうして、少年は病院や町で盗みを働くようになる。当然盗みは悪いことだと分かっていたのでその都度胸を痛めたが、病を治した後に損害を補填しようと心に決め、全てを記録していた。
暫くしてメモに武器が記載され始める。そしていつしか人名や外見的特徴が『損害欄』に記されるようになり、ある日の記録には悪魔の実と海軍将校の名が書き留められた。
三十年の時を経た今も、そのメモは続き、時折処理済みの二重線を加えられながら、彼の卓、鍵の付いた引出に保存されている。
悪魔の実。
殺人を犯してまで手に入れた力。
それは彼を救った。
妹の手術が成功したのだ。
父様、母様、シスター、みんな。
救いはある。
皆の汚名は、無念は晴らせる。
そう思った少年が安堵と共に感じたのは罪悪感。そして、不安だった。
人を殺して手に入れた力。そんな悪の力でしか治せない病だと言えば世間はどう動くか。彼は聡い子どもであったので、頭では理解してしまっていたのだ。
そして同時に、彼はまだ愚かな子どもでもあったので、感情と思考の分離がうまく出来ていなかった。
彼は思う。
善に生き、信じた皆は死んだのに。悪いことをした自分が生き残ってしまった。
さらに、彼は考える。
妹は。
ラミは。
そんな誹りを受ける謂れがない。
幸い、彼女は病の影響による意識の混濁からここ数ヶ月の記憶が曖昧だ。手術の直前は急性の脳症まで引き起こしており命も危ぶまれる状態であったが、ある意味幸いだった。
朧げに発症当時の記憶はあるかも知れない。しかし、まだ誤魔化せる。彼女は発症しなかった。そう教えればまだ。
或いは珀鉛病の治療法そのものを。
伏せて、しまえば。
それはつまり、父母の無念を晴らすという目的を捨てることに他ならない。
一瞬でも浮かんだ悪魔の発想を振り払い、彼は思考し続けることにした。
この場で答えが出なくともまだ時間があるはずだ。
妹も自分も生きているのだから。
そう、ラミは助かった。
今はそれでいい。
疲弊。幼い思考と莫大な知識。積み重なる心身の外傷体験と未発達の神経。少年は珀鉛病という病を克服するために他の病の要因を山ほど溜め込んでいたが、ぎりぎりのところで踏みとどまっている。
結果、妹という希望に縋る癖がついた。
そして、燃え盛る火のうちに
なぜ。
何故、こんなことになる。
答えを得られないまま一人生き延び、少年は青年へと姿形を変えてゆく。
この頃、彼を生かしていたのは恐らく怒りだった。
ぶつけようのない感情が穴の空いた胸から溢れ、憎悪を伴って悪事を為し、罪悪感がまた胸を焼いて穴を作る。
答えのない疑問と怒りに摩耗し、暴れ方だけが研ぎ澄まされていく。感覚が鈍く、遠くなっていく。
だからだろうか。
珀鉛病の根絶宣言。
その文字が踊る紙面を見た時。世界は変わらなかったと知った時、それでも彼の心は動かなかった。
もう、そんなものどうでも良かった。
病や故郷の無念、そして妹の死。それらから離れ、彼の怒りと憎悪は一人歩きを始めている。
どうだっていいと、思った。
否、そう思い込もうとしたのだ。
『根絶宣言? なんだお前知らねェのか』
ある日、忍び込んだ海兵の溜まり場。
下卑た笑いの満ちるそこで彼は聞いてしまった。
『感染らねェよ。だってあれ、中毒だぞ。そんなこと百年前から分かってる』
傷病で退役したという元将校が言う。
『政府のお偉方はみんな知ってた』
『周りの国の奴らは知らねェんじゃねェか? いや、それでも上の奴らは知ってたか。まァほら、裕福な隣人って目障りだろ』
『何で知ってるのかって? おれはほら、親がお偉方だから。奴らがああなる前から知ってた』
『しかし、あいつら、想定より粘ったよ。ホワイトモンスター、さすが
青年は物陰でしゃがみ込んだまま身動きすら出来ず、降り注ぐ言葉に打たれ続ける。
知っていた?
珀鉛病は鉛中毒に似た病だ。だが、鉛中毒と同じ方法では対処が不可能である。
珀鉛と結合する薬剤は見つかっておらず、キレート法の形では解決しない。
外科的手段では珀鉛のみを取り除く技術が確立されていない。珀鉛は鉛と同じく臓腑、肝臓や脳、骨などの造血器官へ分布する。影響は広範囲に拡散し、切除しなければならない部位が多すぎるのだ。
その多くは生命維持に重要な臓器であり、全てを取り除けば人体は機能を保てず、患者は死に至る。
かつて少年だった頃、悪魔の実の力を使い、この病が中毒であると確信を持った。そして、能力がなければ治療が不可能だと思い知ったのだ。
青年は理解していた。
世界中の人が怯えるのは仕方ないことだ。未知の病。感染するかもしれない。感染しないと解いたところで分かってもらえはしない。治療法は限定されており、知られていない。恐怖は人を愚かにさせる。
だから、仕方ない。経路や原因が分からないのだ。隣国が恐怖に負けて『駆除』に走ったのも頷ける。
迫害も戦争も死も仕方のないことだ。
そう思わざるを得なかった。
だが。
百年も前に分かっていたのならば。
百年もあれば、治療法も改善策も、きっと。
忍び込んだ階段下の狭い暗がりの中、何かが迫り上がってくるのを感じ、青年は自身の口を押さえつけた。冷や汗がひどい。
『ふざけるな!』
元将校を殴り飛ばし、店員が泣き崩れる。
響めき。
嘲りと歓声。
『おれの妹は、発症もしてねェのに政府に連行されて帰ってこなかった』
『あいつはここで生まれ育った! 関係ないんだ! 発症もしてない、国境が封鎖される前に逃げ出せた、それなのに……』
『あいつはただ、フレバンス出身の男と一緒になっただけなのに!』
床に倒れた元将校はやり返すでもなく、酒気を帯び緩んだ声のまま笑った。
『そりゃあまったくご愁傷様だ。だが、そんな男を選んだ馬鹿女が悪ィんだよ』
違う。
違うだろう。
誰も彼もが被害者だったはずだ。
愚かさは、知識のなさは、理解の薄さは仕方のないことで、それは全部どうしようもないことで。やりたくもない殺しを、迫害を、みんなやらされていて、生きるために仕方なく、だから、それで。
青年は左手を振るい、能力を使って逃げ出した。
人は優しい。
生きているだけで人には価値があって、困っている人を助けるのは当たり前で、誰もが平等で、幸せに生きる権利は皆にあって、守るべきものがある人は強くて、強い人は周りを守るべきで、悲しいことがあっても隣人と手を取り合って生きて。
両親やシスターからそう教えられた少年時代ですら、その全てが真実であるとは思っていなかった。
青年自身にも利己心はある。友と喧嘩もし、親に叱られることだってあった。
奪い合いによる戦争があるのも知っていた。生きるために殺し合うこともあった。
御伽話は終わり、ヒーローはフィクションで、救いを求めても救われない。
それでも、どこかで少しは信じていた。
全て嘘などと、そんなはずは。
気付けば、青年はふらふらと町を歩いていた。
つけてくる足音が四つ。
青年はそれが海兵だと気付いている。どこかで能力の使用に勘づかれたのだろう。自身の手落ちだった。
家には帰れない。
トレーボルに迷惑がかかる。利己心からとは言え、悪さばかりしている青年を側に置いてくれる男だ。
いつも迷惑をかけてはいるが、さすがに海兵を連れ帰るわけにはいかない。
どこかで撒いて、それで。
そこまで考え、青年は足を止める。
帰る?
どこに?
吐き気がした。
思えばいつもどこかが苦しかった。
最近、特に夜は骨身が痛む。
当初は珀鉛病の痛みと思い込んで内心ひどく狼狽した。
中毒と思っていたが再発する病なのだとしたらと、自身の見立を疑ったのだ。皮膚の病変はないが油断はできないと思った。
体内に珀鉛が蓄積する公害様の病ではなく、体内の組成そのものが珀鉛に変性する可能性に思い当たり調べるが異常はない。
ここでやっと要因が別にある可能性に気付くが、調べを進めるほどに痛みが増す。ストレス性の痛みの線を探ろうとした辺りで原因が判明した。
『急に伸びると成長痛が酷いだろう』
自分も経験した、と。
そう、ヴェルゴが笑ってくれなければ、己の視野狭窄に気付けなかったかもしれない。
壁に寄り掛かる。
立っていられず、しゃがみ込んだ。
気配が近い。
ここに来て、青年が感じたのは怒りでも絶望でも憎悪でもなく、恐怖だった。
危害を加えられること、仲間に害が及ぶことへの恐怖ではない。
それは初めて感じる感情。
未知のモノに対する恐怖だった。
だって、こいつらは。
こいつらは知っていて。
分かっていたのに。
こわい。
混乱の中、青年は再び左手を翻す。
気付けば気配は消えており、足元には血溜まりがあった。
「どうした、ロー。抜けてきたのか?」
ヴェルゴが笑う。
「派手にやったな。またどやされるぞ」
ディアマンテが笑う。
「本当に仕方ねェ奴だな」
ピーカが笑う。
死体を見下ろし、青年も笑う。
笑えているだろうか。
笑う意味があるだろうか。
「ロー。大丈夫だ。おれの言うことを聞いてればお前の望みは叶う」
覗き込むようにしてトレーボルが囁く。
望み。望みとは何だ。分からない。
眩暈のように世界が揺れる中、青年は呟いた。
「おれの望みがわかるのか?」
「さあなァ。だが、クソみてェな面して考えることはクソみてェなことに決まってる。復讐か? 略奪か? 何でも言ってみろ。何でも叶えさせてやる」
「何でも?」
「そうだ。お前の望むことなら、何でも」
「…………」
「ロー、お前は何をしたい?」
害されたなら復讐を。
奪われたなら奪還を。
それでも足りぬなら略奪を。
それは御伽話を終えた世の新たな理。
悪の師は自らの胸を押さえて言った。
「おれ達は満たされなければならない」
「満たす……?」
師につられ、胸に手を当てる。
そこにあるのは心臓。
冷たく脈打つ臓器が一つきり。
青年にとってそれはただの器官だが、他者はそこに違うものを見る。
心。
善悪を内包し乱れる曖昧な器。
青年はぼんやりと首を傾げ、考えた。
こんなものを満たして何になる。
己の心など何の価値もないというのに。
意味がない。
他の理由を考えなければ。
考えたくない。知りたくない。何も見たくない。何も聞きたくない。何も言いたくない。何にも触れたくない。何処にも行きたくない。何処にも居たくない。
それでも、考えなければ。
愚かでも、愚かなりに考えなければ。
そう。
人は皆愚かだ。
その集合体が世界だ。
それを整えるのが秩序だ。
例えば、これを生物とみた時、どこが病巣と言えるだろうか。
珀鉛と同じだ。
影響は広範囲。一つ一つ切除する前に個々は死に至る。間に合わない。対処する前に勝手に殺し合って死んでしまう。全てを取り除こうと思えば人全てを殺さなければならない。
そんな馬鹿なことは出来ない。
ならば、何が出来るだろうか。
人が愚かさという病と共に生き、これを克服するために、何が出来るだろうか。
今の秩序では駄目だ。
こんな世界では駄目だ。
方法そのものを変えなければならない。既存の概念を壊さなければならない。
綻んだ秩序を、壊死した臓腑を、腐敗した国を、働かない海軍を、世界政府を切除するのだ。
そして、人が自ら愚かさに気付けるように、そうでなくとも世界単位で自浄できる新しいシステムがなければ。
そうでなければ、そうしなければ。
そうだ。
壊そう。
世界を壊そう。
望みが、道が決まった。
心は凪いでいた。
もう怒りも憎悪も感じない。
視界が晴れ、思考は明瞭だ。
「決まったな?」
「決まった。世界を壊す。これがいい」
「世界を壊すゥ? べへ、べへへへ! ばかか、お前! おい! お前ら、ちょっと来い! ローが面白ェこといってるぞォ〜!」
集まり笑い殴り合う仲間を見つめ、青年は唇を歪めた。これは面白いことらしい。ならば、笑う必要があるはず。
並ぶヴェルゴが眉を顰める。
「大丈夫か」
「何がだ」
「何が、と言われると難しいな。強いて言えば、お前が、としか」
「おれが?」
「そう。ロー、お前だ」
「どうだっていいだろ、そんなこと」
珍しく肯定してくれず、かぶりを振るヴェルゴ。
何か間違っただろうか。
青年は首を傾げた。
方向性が決まってからというもの、青年は全力を投じて事にあたった。一つのことに集中するのは得意であり、暴力も意外に向いていた。
それもそのはず、身につけた医療知識はどこを殴り、どこを斬り、どこを潰せばいいか明瞭に教えてくれる。
悪は簡単だ。
ある日、新しく任に就いた付き人から、心底不思議そうに尋ねられた。
「何でまた、世界なんざ壊したいんだ?」
問いへの答えは持ち合わせていない。
自分も愚かだ。
「わからねェ。でも、やらなきゃ」
その力を有するのは自分だけだから。
その理由を持っていたのは自分だけだから。
生き残ったのは自分だけだから。
みんな、しんだのに。
本当は。
もし、望めというならば、これを。
心を捨ててしまいたい。
全部、壊して。
全部、捨てたい。
でも、まだ駄目だ。
許されない。許されてはいけない。
これは罰だ。愚かな自分への罰なのだ。
悪いことをしたから。
自分だけ生き残ったから。
今日も世界は平和だ。
見える部分は幸せで、綺麗で、美しくて、優しくて、それが人の姿なのだと変わらず謳っている。
それを壊すのは間違いなく悪だ。
反吐が出るほどの悪だ。
トラファルガー・ローは悪人だ。
一定の鼓動以外何も感じられない胸を押さえ、青年は目を閉じた。
出自が違う。思考が違う。将来性が違う。望みが違う。しかし、役に立つ。
青年を育てながら、男は思案する。
スラムの面々とは何かが違うこの青年。その何かとは恐らく善性だ。
いずれ邪魔になる。リスクを考えれば排除もあり得るが、悲しいかな非常に有能なのだ。何とか使い続けたい。ここまで目を掛けたのだから、尚更。
都合の悪い部分だけ削ぎ落とせたのならばどれだけ楽だろうか。
普通はこんな腐った目をしていれば、勝手に堕ちてくるものなのだが。
トレーボルは忌々しさに嘆息する。
人は堕ちるものだ。
本来人ほど堕落に向く生き物はいない。
道徳や規範に秩序。それらの頼りなく細い糸を編み上げ、下らない善性の網を作ってまで落下を防ごうとしなければならないほどに、人は堕ちやすい。
バカ共は網に引っ掛かり留まるのだ。善や社会性は人の証などと彼らは嘯く。だが、言わせてもらえば網に掛かり踠く様は獣に似て哀れだ。
トレーボルは違う。
堕ちることが自然だと知っている。
そこに得難い快楽があることも。
他の皆が愚かにも堕落を拒むなら、その快楽は堕ちた者だけの特権だ。
競合が少ない。
実に喜ばしいことである。
ある日、青年の様子が変わっていた。
何があったかは定かではない。
だが、揺らいでいる。
強固だった善性と心が、怒りや憎悪を煽っても壊れなかった網が綻びかけていた。
堕とせる。
そう確信し、笑ってみせた。
この子どもは聡く、トレーボルが利己心で以て彼を庇護下に置いていることを十全に理解している。だが、同時に愚かでもあるので、庇護されていることへの感謝を覚えてしまってもいるのだ。
だからトレーボルの声を聞いてしまう。実にやりやすい。実際、善性を保ちながらも暴力を振るえるようになっている。
しかし、これまでは殴ってもやり返すだけで、それ以上のことはしてこなかった。
自分から害を加えようとしない。必要がなければ奪おうとしない。それが間違いだと教えてやる。
勿論、害する相手はトレーボルではなく他だとも教え込ませる必要があるが。
「ロー、お前は何をしたい?」
胸に手を当てぼんやりと首を傾げる様はスラムに来た当初より幼く見えた。
それはそうだろう。
生まれ直すようなものなのだから。
はたして、青年が出した結論は訳の分からない破壊であった。世界の破壊。その過程で生まれる富や快楽など全く気にかけてはいないただの破壊。
尚更いい。世界なぞ壊れても痛くも痒くもなく、富はこちらが総取り。利害が一致している。
上手く使ってやればいい。
そう。
生きて、堕ちて。
それが人のあるべき姿。
生きるだけで人は堕ちる。
悪は簡単だ。