三つ巴探偵社の神話録   作:ケイオスタイド

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第三話:風と水の都市伝説

翌日、昨日見た夢の事を頭の片隅に置き部屋を出る。

大広間につき時間を見るが朝の8時辺りだった。

折原:(もう出かけててるよな。)

置かれている朝食を温めなおして食べる。

うん、今日も美味しい。そう思いながら今日の予定をスマホで確認する。

10時にはこちらに着くと羽黒や有那から連絡が入っているのを確認して食器を片付け部屋の掃除をする。

準備も終わり暇を持て余したので屋敷の奥に行き『あいつら』の所在を確認する。

折原:おーい、お前達いるかー。

部屋の奥からゾロゾロと異形の怪物と言うに違えない生物達がやってきた。

種族名から言うと『ビヤーキー』、『ショゴス』、『アイホートの子』、『ミ=ゴ』である。

ビヤーキー:ご主人!おはよっっ!。

元気よく俺に挨拶をしたのはこの中でも古株であるビヤーキーことフェアン。

ショゴス:「「オ、ハ、ヨ、ウ」」

画用紙に習いたての言葉でおはようと掲げてきたのは2番目に古株のショゴスのゼルト。

ミ=ゴ:お前まさか今の今まで寝てたのか??。

このピンク色の甲殻類に似てるけど実は菌類のミ=ゴさん。名前はミナトで識別番号から取って語呂合わせで名付けた。

アイホート:キュ!キュ!。

俺の肩に乗りキュキュ鳴いてるのはアイホートの子でイギリスに母が仕事で行った際偶然怪我したところを見つけて看病し元の野に放ったと思ったらいつの間にかバックの中に入ってたやつ。名前は大福。

折原:そーだよ。この後友人が来るからパソコン貸せ。

ミナト:何について調べるおつもりで?。

折原:オカルト掲示板~…とかそのあたりだったり。

そんなこんな話あっていると玄関のチャイムが鳴り響く。

折原:はーい、よお。おはよ、お前ら。

宇山:おはよう、凪君。お邪魔します。

明日乃:おっはよ〜!!凪君早速調べ物しよ〜〜!!。あ、お邪魔しま〜す。

折原:その前にまず、手を洗え!。

明日乃:はーい!。

それから時間をおき大広間に集まり情報を探る事にした。

宇山:まあ、そういう話になるとまずはオカルト掲示板に載ってそうだよね。

折原:兄貴から貰った情報だと被害者が多数出ておりいずれも重症とは言わないが怪我人が出ているみたいだな。

明日乃:外傷の写真から見るに自然で出来た傷ではないよこれ。あと、精神疾患に陥ってる患者がここ最近多くて入院してる病院もそう多く無いみたい。

それから30分も経たないうちにそのビルについてのオカルトのスレを見つけた。

宇山:……あ、よし!ビンゴ!。凪君、明日乃さん、御目当てのサイトみつけたよ。

羽黒が操作しているパソコンを三人詰めて見る。

宇山:このスレを見るに入居者は毎日少しずつ溺れる夢を見たり得体の知れない正体不明の怪物を見たって話が上がってますね。

明日乃:もしかしてこれが原因?。

宇山:それだけじゃないところもあるみたいですよ。

折原:他にも何故か植木鉢が突然降ってきたり強い風が吹いて木々が倒れたりとかしてるみてーだな、ほら写真も掲示されてる。

このビルの入居者達はこれらに耐えかねああなったんだろうと容易に伺える。

折原:ここのビルの管理人って調べられるか、羽黒。

宇山:やってみるよ。……あ、出てきたんだけどこの会社って。

俺はその眼前に見える会社の名前に頭を抱える。

折原:あ"あ“…マジか母さんの運営してる会社じゃん……。

明日乃:凪君のお母さん色んな事業に手を出しては成功してるしなんか分かるかも〜。

折原:…母さん電話出るか?今の時期忙しそうだが……。

ピンポーンと門の方から呼び鈴が鳴る。この家には滅多に人は近付かないんだが…取り敢えず出るために席を外し門を開けると母が居た。もう一度言おう、母が居た。

凪ママ:ハァーイ!ただいま〜凪!ママが帰ってきたよ〜。

折原:母さん!?今の時間会社の方じゃねぇーの!?。

シャルロッテ:んも〜、野暮ったい事は良いからって、あら?誰か来てたりする?。

折原:ああ、それなら羽黒と有那が来てるけど…。

シャルロッテ:まあ!それならそうと早く言いなさいよ!。

大急ぎで大広間へ行くので後をついて行く。

シャルロッテ:久しぶりねー宇山君に明日乃ちゃん!。今お茶入れて上げるからゆっくりしていきなさいな。

宇山:あ、凪君のお母さんありがとうございます。じゃあ、お言葉に甘えて。

明日乃:わーい!。

~台所~

折原:なあ、母さん。少し良いか?。

シャルロッテ:なあ〜に?、凪。どうしたの?。

母さんの手伝いをしながら今回の件について聞いてみる。

折原:第3区のビルについてなんだが、現状は把握してるのか?。

シャルロッテ:…ビルのこと聞いたのね。勿論把握してます。総司から貴方達が鳴神からの依頼についても。

折原:(兄貴のやつ母さんに連絡してくれたんだ…。)

シャルロッテ:とりあえず、この話は居間の方で待ってる二人も交えて話すから、ほらこれ持って行って!

母さんから手渡された御茶菓子などを羽黒や有那のところに運ばされる。

明日乃:あ、この緑茶美味しいんだよね〜。ありがとう凪君!。

折原:礼なら母さんに言ってくれ。

シャルロッテ:ゆっくりしていいからね。

宇山: シャルロッテさんにお伺いしたいのですが、第三区の新居ビルの件についてはご存じでしょうか。

シャルロッテ:ええ、レオナルドから話は聞いているわ。『リンクス』ってビルよ。

宇山:なるほど。

シャルロッテ:そうね、丁度この件について手を焼いていた所なの。引き受けてくれるかしら?。宇山君。

宇山: 承知しました。その依頼を受けさせていただきます。

折原:よし、じゃあ早速現場向かうか!。

明日乃:おー!なんだかワクワクしてきたな〜!。

宇山:もー、明日乃さん遠足に行くんじゃ無いんですから!。

シャルロッテ:その前に、お昼食べていきなさいな!。腹が減っては戦は出来ぬ、よ。

 

To be continued...

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