〖ブルーロックRPG〗実況プレイ   作:マルメロ

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VS TEAM・WHITE

 

 

「ねぇ、ボクとやらない?」

 

「⋯⋯はぁ!?」

 

 

 てなわけで始まりました男の娘と一緒にお風呂に入れる神ゲー実況です。

 

 

 前回は依桜君が潔君に色仕掛けをかましたところで終了しましたね。いや多分試合しようって提案してるだけなんだけど状況と言葉的に別の意味にしか聞こえねぇ。湯気で隠れてる世一の世一は立ち上がリーヨしてることでしょう。

 

 

 “潔に試合の申し込みをしたけど、何故か顔を赤くして固まっちゃった。のぼせたのかな? ”

 

 

 この子小悪魔ムーヴしてた癖に変なところで天然というか鈍いというか、まぁ可愛いからなんでもいいけど。とにかく誰か世一の世一を沈めてやれ、主人公の存続が危ぶまれるぞ。

 

 

「姫宮、何やってんだ?」

 

「くろなん、なんか話しかけたらこの調子でさ」

 

「あ〜⋯⋯」

 

 

 黒名きゅんお風呂モード可愛ええ!! 髪下ろして濡らしてるとエロいね!! ⋯⋯ゲフンゲフン。黒名君は察してくれたようです。どうでもいいけどここからどうやって試合に持ってくんでしょうね。

 

 

「なぁ、あんまり近づかない方がいいんじゃないか? ⋯⋯ほら、色々やばそうだし。ユーワクユーワク」

 

「⋯⋯え? ああ、そういうこと。……ふふ〜ん♪ ねぇ、潔……ボクのここ、気になるの?」

 

「ブハッ!!」

 

 

 依桜君のおもむろに世一の手をひっぱって自分の胸に当てる攻撃!! 世一に効果は抜群だ!! 世一は鼻血を吹いて倒れた!! 

 

 

 いやそれは反則ですやん依桜君。それ効かないのはブラコン下まつ毛とサッカーに発情悪魔だけなんよ。後は面倒クサオとか潔大好キング、ブルーロックが産んだ天才キーパー野生児も効かなそう? ていうか通常世一ならともかく試合中世一にやったらすっこんでろクソビッチくらいは言うやろ。⋯⋯こう考えると効かなそうな奴結構いるな。大丈夫かブルーロック。

 

 

 “あらら……やりすぎちゃったみたい。しょうがないからくろなんと二人で潔を脱衣所に運んだ”

 

 

 まぁ現状の潔君はヘタクソ前なことも相まって純粋無垢な可愛い男の子なんでね。色仕掛けは面白いくらい効きます。少年漫画の主人公ならこれくらい耐性持ってて欲しいっすね。

 

 

「何やってんだ? お前ら」

 

「レオオ、潔見つけたけどボクがやっつけちゃったみたい」

 

「小悪魔小悪魔」

 

「……!? 潔……世一……!」

 

 

 あ、レオオの顔が曇った。そうっすね、潔君がここにいるってことは十中八九奴もいますわ。でも今来ると話ややこしくなるから湯船に浮いといてくれ。

 

 

「なぁ潔、身体拭くのめんどくさいから拭いて……玲王!」

 

 

 終わった(迫真) いやマッチングするならこの二人会わせないとダメなんだけどさ。んでこの赤ちゃん玲王が病んでるなんて一ミリも考えてないっすからね。

 

 

「聞いてよ玲王! 俺あれからいっぱい練習してさ!」

 

「やめろよ、俺とお前はもう敵だ……凪」

 

 

 “凪の手をレオオが跳ね除けた。あ〜あ、また暗い顔しちゃってるよ”

 

 

 ほらややこしくなる。お前ら一回話し合えって、とりあえず赤ちゃんは人間の言葉でレオオに思ってること全部伝えようね。

 

 

「おいお前ら!! 濡れたまま脱衣所に来るんじゃねぇ!! 床がびしょ濡れだろうが!!」

 

 

 あ、メイドさんだ。しかしあのガタイでママみたいなこと言うの面白いな。まぁこの後潔世一大好きマンになるんですけどね、初見さん。

 

 

 “なんかゴリラみたいな人も来た。この人が潔と凪のチームメイトかな? ちょうど潔も目を覚ましたみたいだし、もう一回言ってみようかな”

 

 

「ねぇ、ボクらとやろうよ。まさか逃げないよね?」

 

「あ?」

 

「覚悟しろよ凪。俺を選ばなかったお前を……俺はここで叩き潰す」

 

「……玲王」

 

「成立だな、勝負勝負」

 

「いや、俺了承してないんだけど」

 

 

 なんかわからんけどとりあえずマッチング成立したみたいですね。そしてまたしても何も知らない潔世一さん、寝ている間に試合が決定してしまう。哀れ、主人公とはそういう運命なのだよ。

 

 

 てことで明日、チームヘタクソとの試合です。やはり対策すべきは潔君ですかね。前も言いましたけど馬狼喰った後の彼はめちゃんこ強いですから。当然凪君の超絶トラップも侮れないし、キングの覚醒も警戒しないといけません。

 

 

 とりま現状の依桜君のステータス見ときましょうか。ブルーロックマンの部屋とトレーニングを経て多少ステータスも上がってるはずですからね。

 

 

 〖姫宮依桜〗

 

 攻撃力A 87 +1

 シュートA 83 +2

 ドリブルB 73 +0

 パスB 71 +1

 守備力S 91 +1

 速さS 90 +1

 

 総合評価A 89 +1

 

 

 固有スキル

 

 〖アクロバティック〗〖マンマーク〗〖俊敏〗〖無回転〗〖スタミナ+Ⅱ〗〖裏抜け〗〖ブロック〗〖トラウマ〗 NEW〖ダイレクトシュート〗

 

 

 アクティブスキル

 

 〖覚醒の兆し〗

 

 

 単純なステータスupはそこまでですね。地味に速さがS行きましたけど、それより〖ダイレクトシュート〗はブルーロックマンの部屋で鍛えた時に身につけたのかな? なんにせよかなりお強い感じになりましたね。これなら潔君ともやり合えるはず! 

 

 

 後はレオオとくろなんのステータスも見ておきましょうかね。有用そうなスキルあったら依桜君に覚えてもらいたいし。

 

 

 〖御影玲王〗

 

 攻撃力B 79

 シュートB 78

 ドリブルB 75

 パスA 82

 守備力B 76

 速さB 74

 

 総合評価B 79

 

 固有スキル

 

 〖ドリブル+〗 〖パス+〗 〖シュート+〗〖ディフェンス+〗〖戦術眼〗

 

 

 はぁはぁなるほど、玲王君らしいバランスの取れたステータスをしてますね。特に固有スキルは汎用的なやつが揃ってます。+系のスキルは実質的なステータスを高めてくれるので表示されてる能力値より実数値は高くなりますね。そんなにレアなスキルじゃないのでそろそろ依桜君も獲得してくれるかな? 

 

 

 さてさて、次は黒名きゅんを見ていきましょう。

 

 

 〖黒名蘭世〗

 

 攻撃力B 78

 シュートC 66

 ドリブルB 76

 パスB 75

 守備力C 63

 速さS 91

 

総合評価B 76

 

 固有スキル

 

 〖俊敏〗〖パス+〗〖判断力〗

 

 

 ほほう、やっぱり黒名君の速さは天下一品ですな。現時点で依桜君より上とは大したモンです。加えて協調性もあるので仲間に出来てまじでよかったっすわ。

 

 

 “試合当日、なんだか早く目が覚めてしまった。少し身体を動かそうと思ってトレーニングルームに行くとレオオとくろなんが練習をしていた。電気消してたからわからなかったけどボクより先に起きてたみたいだ”

 

 

「おはよ二人とも、めっちゃ早起きじゃん」

 

「はっ、お前もな」

 

「全員考えることは同じだな」

 

 

 みんな努力家で可愛いね! いやぁしかしそんくらいしないと彼らには勝てませんからねぇ。そんくらい強敵ですよチームヘタクソは。

 

 

「絶対勝つんだよね、レオオ」

 

「ああ⋯⋯潔世一は俺が叩き潰す!」

 

「で、勝ったら誰を取るんだ? やっぱりあの凪って奴か?」

 

 

 “くろなんの質問にボクは頭を捻った。レオオの希望はもちろん凪なんだろうけど、潔も少し気になるんだよね。ブルーロックに来たばっかの時、絵心の演説を聞いた後最初に走り出したのは潔だ。あの時の目、どこか透子に……”

 

 

「いや、凪を蹴落として俺と同じ気持ちを味合わせるってのも……ありだな」

 

「……まぁ、試合の結果を見てからでも遅くはないか」

 

「だね、結局ボクらと一番やりあえてた人が欲しい訳だし」

 

 

 色々話し合ってるところ申し訳ないけど勝ったら潔君を取る一択なんですな。彼がいれば獲得経験値が増えるってのもありますが、ここらで友好度を上げときたいってのが一番です。将来的に〖超越視界(メタ・ビジョン)〗を獲得できる確率が大幅に上がりますからね。

 

 

 まぁそのためには試合で最も活躍して選択権を貰わなきゃいけません。レオオが一番活躍したら恐らく凪を取ってくだろうし、くろなんが現時点で潔君を選ぶとも限りません。

 

 

 ちなみに潔君と友好度を上げるメリットは他にもあります。Uー20戦でパスを積極的に出してくれるようになるんですね。やっぱりあの試合の中核は潔君と後は烏君です。中盤を担う彼らと友好度を上げることで得点確率が上がるんですね。

 

 

 烏君とはこのパターンだとよっぽどの事がない限り、奪敵決戦(ライバルリー)終了後にしか出会わないでしょう。なのでここで潔君となるべく友好度を上げたいわけですね。

 

 

 なんでそんなにUー20戦に固執してるの? と思う視聴者ニキもいるでしょう。このゲームにおいてあの試合はターニングポイント、日本全国どころが世界が注目するあの試合でいかに活躍できるかが大きな分岐点なんですね。

 

 

 私としては依桜君には世界中から愛されるストライカーになって欲しいので、何としてもあの試合で名前を売っておきたいんですな。

 

 

 “試合まで一時間、ボクらは控え室で作戦会議をしている。髪の毛を結びたかったので、くろなんに頼んで三つ編みにしてもらった”

 

 

 作戦会議です、というか三つ編み依桜君可愛いなおい! くろなんとの並び可愛すぎて尊死ぬわい! 

 

 

「俺がアンカーでバランスを取る。姫宮への縦パスを主軸に黒名は周りを動き回って撹乱してくれ」

 

「りょ、守備の時は俺が前に残って姫宮が最後尾だな」

 

「まぁこっちはレオオから相手の武器とか聞いてるし、逆に向こうはボクとくろなんの武器を試合中に見極めるしかないからね。後はディフェンスで誰が誰につくかだけど……レオオはやっぱり?」

 

「ああ、潔世一は俺が潰す」

 

 

 う〜ん、玲王君のメンタル原作よりはマシなんすかねぇ。一応作戦会議のまとめ役はやってくれてるし。潔殺すマンになってるのは変わらないけど。

 

 

「ボクはあのゴリラ君ね。武器は確か突進力とミドルシュートでしょ? ボクが潰さないとやばそうだし」

 

「てことは俺は凪か。スーパートラッパー、警戒警戒」

 

 

 “試合の時間になった。ボクらは準備を完了させてフィールドに出る。負けたら誰かが奪われる戦い。正直今のチームが好きだから、絶対に負けたくない”

 

 

 いいっすねぇ。チーム姫宮の絆、過ごした時間は短くても確かに友好度を積み上げているはずです。いいよ依桜君、相手は手強いけど絶対勝てるように私も頑張る! 

 

 

 ♦♦♦♦♦

 

 

 

 

TEAMRED 姫宮・玲王・黒名 VS TEAMWHITE 潔・凪・馬狼

 

 

 負けられない戦い、その開始を告げるホイッスルが鳴り響く。ボールはTEAMWHITEから、潔世一は馬狼照英との化学反応を起こすため、彼にボールを預けた。

 

 

「はいストップ。ここから先は行かせないよ王様(キング)

 

「なら止めてみろよピンク頭」

 

 

 馬狼の前に立ち塞がったのは姫宮依桜。持ち前の突進力を生かしたドリブルで抜き去ろうとする。体格差は歴然、多少のフェイントを交えたドリブルで抜けると誰もが考えただろう。

 

 

「そんなもん? 全然止めれるよ」

 

「チッ……! チョロチョロ動き回りやがって」

 

 

(馬狼が1VS1で抜けない!? なんつー守備力だよ!?)

 

 

 姫宮を引き離せず、イラつく馬狼。その様子を見て潔は分析し、驚く。姫宮の守備力はFWばかり集めているブルーロック内どころか、全国的に見てもずば抜けているだろう。単独で突破するのはリスクが高い。そう判断しすぐに馬狼のサポートに入る。

 

 

「馬狼! こっちだ、俺に出せ!」

 

「うるせぇヘタクソ……こんなチビ俺一人でぶち抜く!」

 

「おい馬狼!?」

 

「もうアイツ自分勝手すぎるだろ! どーする潔!?」

 

「凪、お前は相手陣で張ってろ! 馬狼は何とか俺がフォローする!」

 

「残念、もう遅いよ!」

 

 

 パスを出さない馬狼。フォローしようとパスを受けれる場所で声をかける潔だが、馬狼は無視して突き進もうとする。その隙を姫宮は見逃さなかった。足元から離れたボールを見事にかっさらう。

 

 

「レオオ! 作戦通りね!」

 

 

 そしてすかさず玲王にパスを出す。前線の黒名がパスを受けようと動き出したのに合わせ、玲王も瞬時にパスコースを見極めようとする。

 

 

「ああもう……潔! 俺が時間稼ぐから守備固めろ!」

 

「……おう!」

 

 

 玲王のパスコースを塞ぐように凪が立った。目の前に来た凪に玲王は一瞬迷いを見せるが、すぐに思考を切りかえ凪を睨みつける。

 

 

「行かせないよ、玲王」

 

「凪……この試合でわからせてやるよ。(アイツ)より玲王(オレ)の方が優秀だってな!」

 

「……マジか、めっちゃ細いとこ通すパス!」

 

 

 凪の横をすり抜ける、数cmズレればカットされるだろう精密パスだ。カーブのかかったボールは左サイドの黒名の元へと通された。

 

 

「カウンターだな、反撃反撃!」

 

「行かせるかよ、三つ編み2号が!」

 

「俺が元祖だぞ暴走キング」

 

 

 自陣に戻り黒名を止める馬狼。ドリブルで完全突破するのは難しいだろう、だが黒名のスピードなら一瞬の隙を生み出すのは容易だ。そしてそれだけの隙があれば、ゴール前のど真ん中にボールを放り込むことが出来る。

 

 

「ど真ん中、ブッチ抜きだ」

 

「チッ!」

 

 

 ゴール前にシュート性の強烈パス、そこに姫宮が走り込んでいた。だが潔も一連の流れを読んで姫宮に付いている。

 

 

(シュート並のパス……奪えなくていい、弾けば一撃反撃(カウンター)好機(チャンス)!)

 

 

 ゴール前に敵は集中している。最低でも弾けば前線の凪を起点に反撃に転じることが出来る。回転のかかったシュート性のパスだ、コースも甘く、トラップしている隙を狙えば奪取も難しくない。

 

 

「うん、ナイスパスだよくろなん」

 

「……!? オーバーヘッド!?」

 

 

 しかし潔の策は崩された。黒名の出したシュート性の強烈パス、それを姫宮は身をひるがえし、オーバーヘッドで無理やりゴールにねじ込んだ。トラップしてる間に追いつけたはずの潔を置き去りにし、ボールはキーパーの横を掻い潜りゴール右隅にぶち込まれた。

 

 

「よっし、まずは一点♪」

 

「ナイシューナイシュー!」

 

「チッ……クソが……」

 

 

(馬狼を止める守備力に俺の裏に抜け出す速さ、しかもシュート並のパスを直接ぶち込んだあのオーバーヘッドを可能にする身体能力!! 姫宮依桜(アイツ)……下手すれば凛並の総合力か……!)

 

 

 潔は思考する。一連のプレーを鑑みると、姫宮の実力は糸師凛にも匹敵するかもしれない。もしもそうだとすれば、必ず越えなければならない壁ということになる。

 

 

「やばいね、あのお姫さんもそうだけど玲王の戦術眼とチビ助の速さも噛み合ってる。欠点のないめっちゃいいチームじゃん」

 

「ああ……だけどこのままじゃ終わらねぇよ」

 

「うん、俄然燃えてきた」

 

「俄然……ぶっ潰す!」

 

 

 決められたのなら決め返せばいい、ここはブルーロックだ。勝利に向け、潔と凪は己の身に執念という名の炎を完全着火させるのだった。

 

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