……はい、てことでどうでした? いやはや、潔くんと関わると誰も彼も覚醒してくんだから参っちゃうね。てかメタビ持ち増えすぎてこれU-20戦楽勝なんじゃね? いや依桜くんいる時点でだいぶ原作よりは戦力上なんだけどさ。
“士道が点を決めてチームAが勝った、まぁどう見ても戦力差あったしね。あ……またりんりんと士道殴りあってるし”
てことで今、モニタールームで最終試合を観戦し終えたところです。依桜くんのレギュラー入はほぼ確実なんでどっしりと構えてましょう。レギュラー発表まで飯でも食って待ってましょうかね。
“そろそろご飯にしよう。誰を誘おうかな? “
お、誰と食堂に行くか選べますね。まぁここは無難に潔くんにしときますか。ていうか潔くんとご飯食べてると高確率で誰か来るし。
「世一、ご飯食べ行こ」
「ああ」
てなわけで食堂に移動します。みんなレギュラーに選ばれるかソワソワしてますね、でも依桜くんは3試合で8ゴール、1試合平均約2.7ゴールと凛ちゃん士道くんの2ゴールを大きく上回る成績です。まぁ彼らは4試合やって消耗してるし、パス出してくれる潔くんがチームメイトの依桜くんと、ボール奪い合ってる凛ちゃん士道くんを一緒にはできませんけどね。ま、でもレギュラー入りは確実でしょう!
「そういや姫宮。俺らの2試合目の最後のトラップ、アレ凪がやってたやつだよな? いつの間にできるようになったんだ?」
「あ〜アレ? あんなのひおりんのドンピシャパスがあったからできただけ。それでもシローのトラップに比べたら全然だし、もう一回やれって言われても多分できないかも。そーゆーのダメなんでしょ? 世一先生的には」
「ああ、おまけして60点ってとこだな」
「あはは、てきびしー」
すっかり仲良しですな、潔くんからの好感度上がるといいことしかないのでよきよき。てか依桜くん二段式フェイクボレーやってたんすけど、あれ私が操作ミスった結果たまたまできただけなんすよね。一応トラップ+のスキルはあるんで狙ってやれなくもないけど……まぁ可能性低すぎるんで実用的じゃないっす。
「おつかれおつかれ、ここいいか?」
「あ、くろなん! どーぞどーぞ」
お、黒名くんが来ましたね。依桜くんもだいぶ原作キャラと関わりが増えて食堂にいれば誰かしらと話せるようになりました。好感度上げやすいからかなり美味しいところであります。
「そうだ黒名、ありがとな。
「レギュラーに選ばれるためだからな、俺はお前達につくって決めてる」
ん? これは黒名くん選ばれるフラグか? まぁ能力値的には申し分ないだろうし順当ではありますか。相性のいい依桜くんと潔くんがレギュラーほぼ確定してるのもデカい。
「姫宮くん、ちょっといいですか?」
“女の人に声をかけられた。確か……最初に私物とか没収された時に会ったっけ? えっと……アンリちゃん? ”
ん? ……なんかアンリちゃんに声かけられてそのまま連れてかれたんすけど。なにコレ? TOP6招集とかそんな感じ……? でも潔くんは呼ばれてないっぽいしな……なんだ?
“ちょっと歩いた廊下の先の薄暗い部屋に通された。ボクなにかしたっけ……? ”
ンンン!? ちょっと待てよおい……! なんか流れ読めてきたぞ、おいおいまさか!?
「あ?」
“なんかめっちゃガチガチに拘束された士道がいた。何したらこんなことになるの? ”
ああ!? 確定やん! ミサミサみたく拘束された士道くん! おいおい嘘やろ!
「あー、ついに殺っちゃったか……りんりんのごめーふくをお祈りしなきゃ」
「まだ殺ってねぇよ! ぶち殺すぞゴラ!」
秒で矛盾するのやめてもろて……てかまだっていつか殺るつもりだったん? 依桜くんもサラッと凛ちゃん殺された扱いしてるし……ツッコミが追いつかん。
「で、なんでボクここに呼ばれてるの? コイツの処刑ボクにやらせてくれる感じ?」
依桜くんも中々殺意高いな……別に処刑されるほど悪いことしてないと思うんすけどね、士道くん。拘束も殺人やったんかレベルでガチガチだし、ある意味不憫だな。
「それは……あ、ちょっと!?」
お、アンリちゃんの静止を振り切って誰か入ってきたぞ。一体何師冴なんだ……(棒)
「よぉエゴイスト共」
「……誰だてめぇ?」
「糸師冴……!」
はい知ってました本当にありがとうございます! まさかの依桜くん日本代表ルート、いやオリキャラが冴に引き抜かれるルートがあるのは知ってたけど自分がそうなるとは夢にも思わなんだ。てか依桜くんさすがに冴くんのことは知ってんだね。
“りんりんのお兄ちゃん……だよね。昔透子が同年代ですごい選手がいるって教えてくれたから顔と名前は知ってたけど……”
「
はいてことで脱獄決定。いやはやまさかこうなるとは、日本代表戦のために頑張って潔くんとかと好感度上げたの全部無駄になったんだが……。士道くんとはお世辞にも仲良しとは言えない……つかバチバチだし……終わったかこれ?
「士道龍聖くん、姫宮依桜くん。糸師冴選手の指名により、あなた達2人はU-20日本代表として、
これさぁ……相手側めちゃくちゃ強化されちまってんだよな。潔くん凛ちゃん二子くんひおりんはメタビ持っちゃってるし、他のメンバーも大体原作より強いはず……敵が強すぎんよ(絶望)
「そんな番外戦術ありなの?
「外見だけのエセクソ
「はぁ!? 暴力振るうだけの一発レッド悪魔に言われたくないんだけど!」
こいつら扱うとかいくら兄ちゃでも無理じゃね? いやさすがに士道くんも依桜くんぶん殴ったりしないだろうけど……しないよね? その辺の線引きはさすがにあるよねってかあってくれ。
「てかこれ強制なの? 負けたらココ潰されるんだよね? ボクらが日本代表側につくメリットなくない?」
「お前らが拒否するなら俺は代表の招集には応じない。そうなれば試合自体がなくなって自動的に
「うわ、性格わる……さすがりんりんのお兄ちゃん」
ん、まぁ確かに兄ちゃいないと試合やる意味ないっすからね。依桜くん達が代表側いくのは確定として、ある程度手……というか足を抜いてわざと負けるのもあり? いやそんなことしたら大ブーイングだからやめといた方がいいか。……あれ? 詰んでね?
「ま、やるからには本気で……だね。そろそろ世一にリベンジしたかったしちょうどいいや」
はぁ……こうなっちまった以上しょうがないっすね。ここからの目標はU-20代表としてブルーロックに勝つことっすか。依桜くん乗り気みたいだしやるだけやってやるとしますか。
♦♦♦♦♦
「誰が選ばれるか……き、キンチョーしてきたべ」
「心臓飛び出してきたら食べたるわ」
「あれ、士道は?」
「まだ仕置室なんじゃね? つか姫宮もいねーし」
「アイツはどうせ寝坊だ。ねぼすけねぼすけ」
セントラルルームと呼ばれる五角形の広い部屋。そこに集められたのは選考を勝ち進んだ選ばれしエゴイスト33名。U-20日本代表と戦う11人の精鋭発表を目前に控え、緊張感はマックスまで高まっていた。
「やぁやぁおつかれ才能の原石共。こうやって直接会うのは二回目かな?」
「うわ本物……めっちゃ久しぶり!」
「生エゴ……」
彼らが絵心甚八と直接対面するのは初めてブルーロックに足を踏み入れた時以来、これまでずっとモニター越しだったので違和感はあって当然だろう。
「まずは再定義する。サッカーは点を奪るスポーツだ。ゴールこそがストライカーの存在価値の全て……だから俺はこの
モニターに三人の顔アイコンが映し出される。これまで戦ってきた彼らにとって決して無視できないブルーロックの精鋭、TOP3の面々だ。
「結果としては……平均ゴール数だけで見れば平均2.7ゴールの姫宮依桜がダントツトップだ。だがしかしそれに準ずる糸師凛、士道龍聖と比較した際に考慮しなければならない要素は多々ある。試合数が少ない故の疲労度の違い、そして何より殴り合いに発展するほどに相性の悪い
(俺は姫宮の手駒扱いかよ……!)
絵心の言うことは正しい。しかしそれはそれとして、自分があくまで依桜のサブ的存在であるかのような彼の発言に潔は内心心穏やかではなかった。
「諸々踏まえれば……この三人の得点能力はほぼ互角と言っていい。だから俺はこの三人を中心にチームを形成すると決めた」
「え!? 三人全員!?」
「凛くんと姫宮くんはともかく……士道くんはその二人とは合わないんやない?」
五十嵐や氷織が驚くのも無理はない。いくら能力が高くても、エゴイストを三人中心として起用すればどうなるか想像するのは難しくないだろう。凛と士道だけでもアレなのだ。
「ああその通りだ。だがただ一人、この三人の手綱を握り能力を引き出し、更に自身を高めることに利用できる人間がいると俺は考えた」
絵心がその人物を指さす。彼は凛・士道・姫宮に次ぐNo.4であり、適応能力の天才であるエゴイスト。
「潔世一、このチームはお前をトップ下に置き……そして糸師凛、士道龍聖、姫宮依桜の3トップを中心に全てを破壊する超攻撃型エゴイストチームだ」
「俺……」
確かに潔がTOP3を扱うことができればそれこそ最強のチームになれる。しかしあの悪魔……しかも凛や姫宮も同時に扱えると100%言える自信は潔には無い。
「……の、つもりだったんだがな」
「え?」
「……つもり?」
絵心が呟くように言った。ざわめく一同の前で絵心は数秒時間を開けたあと再び口を開く。
「俺がちょうどメンバーを決定した直後だ、JFU会長の不乱蔦から一本の電話が入った。内容は糸師冴がU-20代表のFWに不満を持っているというモノだった」
糸師冴という名前に凛の瞳が揺れる。倒すべき敵であり、憎い存在であり、そして彼の実の兄だ。
「糸師冴の言う条件が呑めなければ試合は中止、自動的に
「……!? じゃあここに士道と姫宮がいないってことは……!」
「士道龍聖、そして姫宮依桜……糸師冴はここにいるお前らではなく、アイツらを選んだ」
「アイツらが敵になるってコトか……」
士道と2戦やり合い、依桜とは何試合も共に戦ってきた潔だからこそあの二人が敵に回ることに危機感を覚えた。ただでさえこっちはストライカーだらけの急造チームなのだ。条件的にかなり厳しいのは明白だろう。
「まぁだからといって試合を投げるつもりは毛頭ない。当初の形とはだいぶ異なるが、この中でもっとも優秀なエゴイストを中心としてチームを創るプランに変わりはないからな。覚悟して聞け、これよりU-20日本代表戦に挑む11人を発表する」
ついに運命の時が来た。全員が固唾を飲んで絵心の言葉に耳を傾ける。自分が選ばれるはずだ、選ばれたいという強い思いを胸に。
「まずは……2トップ。左に糸師凛、右に潔世一」
左
右
「……」
「……はい!」
「このチームはお前達を中心とした超攻撃特化型布陣だ。5点奪われようが6点決めて勝つチーム。ストライカーだらけの人選で勝つにはこれしかない。破壊に次ぐ破壊……そのチームを先頭で体現するのはお前達だ。そして残り9人は破壊を助長する銃弾となる存在。まずは……」
「! おー……俺?」
「突発的なボール反応と全身のバネ。GK適正数値最高を叩き出した、お前がこのチームの守護神だ」
「そーゆー基準ね。うっしゃ」
「次は二枚のCB……」
左
右
「高さと手足のリーチで他を圧倒する右CBとボール奪取と空間読解に長けた頭脳を持つ左CB。そしてそのサイドをアップダウンする速さを持つスピードスター2枚……」
「はい!」
「来た……スタメンスタメン」
「サイドを駆け抜ける
「
「チッ……! そんな気したわボケ」
「さぁここからは攻撃陣。まずは敵の壁を外から切り裂く両ウィング……」
「ちゅーす」
「にゃるほどね♪」
「敵の裏を抜けるスピードとシャドウの左翼と奇想天外なドリブルで敵を圧倒しながらも、右サイドにおいて潔世一と高いシナジーを生み出せる唯一無二の右翼。左サイドを糸師凛を中心としたスピードと個人技の攻撃とすれば……右サイドは潔世一を中心とし、空間を支配する選手同士の化学反応の攻撃。そして全く別の両サイドの起点となるのは中心に陣取るトップ下……」
「うっし」
「これが現時点で俺が考えうる最適解。U-20代表を破壊する戦闘集団……
新英雄大戦 依桜君に選んで欲しい国は?
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