〖ブルーロックRPG〗実況プレイ   作:マルメロ

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VSスペイン

 

 

 ヤホ〜どもども、私でーす。ささ、今回も張り切って実況やっていきましょうか。

 

 

 と、その前におひとつお知らせなんですが、ありがたいことにこの実況シリーズもそこそこの視聴数を稼げるようになりまして、ちょいちょいファンアートなんかをいただくことが増えました! てことでこれからはXで#依桜アートでイラストを募集したいと思います。随時チェックして、できる限り動画で紹介したいと思いますのでよろしくお願いします! 

 

 

 じゃ、早速ゲームの方やっていきましょう。前回からネオエゴ編がスタート、とりあえず依桜くんにはスタメンを勝ち取ってもらいたいところですが……

 

 

 “第一試合までは10日間ある。だけどボクは2日後にはチームの数値上のランキングで二位にまできた。さすがボク! ……だけど、バカイザーを越えられなきゃ意味がないよね”

 

 

 てことで依桜くんはカイザーに次ぐ二位にまで順位を上げました。まぁ依桜くん程の数値があれば当然なんですが、やはり打倒カイザー。これを目標にこれからのトレーニングをこなしていきます。

 

 

「現状上位11人に入れてるのは俺と烏と姫宮か……ま、伊達に世界最強クラスのチームじゃないって訳だな」

 

 

 “タブレットでそれぞれの選手データを見るレオオ。ここ数日、チームのトレーニングが終わったら二人で自主練してる。今のレオオの実力知りたいし、敗者復活戦も気になる”

 

 

 はい、当面の間はこのように玲王くんとのトレーニングに時間を使います。今の依桜くんのステータスは既に完成に近く、ここからの伸び代は数値というより新しいスキルを身につけたり既存のスキルを強化したりするのが一番確実だと思います。そういった点で、器用で色々なスキルを覚える玲王くんとのトレーニングが最適な訳ですね。

 

 

「ねぇレオオ。敗者復活戦ってさ、具体的に何してたの?」

 

「あー、そうだな……ノエル・ノアと同じ肉体を持つ器を創るための実験……って感じだな」

 

「何それ? イマイチピンと来ないんだけど」

 

 

 お、敗者復活戦の内容自体は原作と変わらない感じ? でもきんに君でやってたことを玲王くんでそのままできるんすかね? 

 

 

「要するに一番ノアに近づけた人間だけが生き残るサバイバルだったんだよ……最初はな」

 

「最初は?」

 

「選考が進むにつれて絵心は俺のある才能に気がついた。俺も薄々わかってたことだけどな……んで最終的にその才能を伸ばし続けた俺が生き残った。絵心が最初に考えてたような結果じゃなかったみたいだけどな」

 

「ある才能って何?」

 

「気になるか?」

 

「そりゃまぁ当然」

 

「それは……秘密だ!」

 

「……ハァ!?」

 

 

 おー、いいとこで切るねぇ玲王くん。まぁ勘のいい視聴者諸君はわかってるだろうけど。

 

 

「お楽しみは取っとくもんだろ? どうせ次の試合でわかるんだから、そこで見せてやるよ」

 

「もったいぶるなぁ……もしかして焦らしプレイの才能?」

 

「んなわけあるか、サッカー関連に決まってるだろ!」

 

 

 んまぁ普通に考えればカメレオンなんだろうけどわざわざ敗者復活戦から這い上がってきて原作と同じ展開ってあるのか? まぁどのみちスペイン戦でわかるのかな、さすがに玲王くんの数値ならスタメン確定だろうし。

 

 

 “自主練終わったしお腹空いた……ご飯食べようと思って食堂に来たんだけど……”

 

「調子はどうだ依桜? この茶番が終わったあと俺はお前に負けて這いつくばってるらしいが……どうだ? 俺を倒せそうか? ん?」

 

 “なんでいるのバカイザー! さっきから無視してんのに話しかけてくるし……ああもう! ゴミカスマウント青薔薇! クソが死ね! ”

 

 

 いや食堂で食事するだけなのにバカイザーのせいでストレス値爆上げなんですが? せっかくカイザー避けてたのに向こうから来るんじゃ意味なじゃん。てか依桜くん口悪、いやブルーロックなら日常茶飯事なんだけどさ。

 

 

 “今すぐ水ぶっかけてやりたいけど……サッカー以外でやり返すのは負けを認めたみたいで嫌だし……! ”

 

 

 うん、偉いぞ。フィールド外でやらかすと全世界に晒されるからね。まぁ別に試合中でも晒されるんだけど、でも我慢できるのは偉い。

 

 

「おい返事しろよ依桜〜。クソ人見知りか?」

 

 

 おいおいおいおいバカイザー!! お前何依桜くんの頭撫でてんだよ! 私でもまだ撫でてないのに! 許すまじバカイザー!! 

 

 

「……ッッ!! 触んな」

 

 

 あ、依桜くん手を払い除けて出ていっちゃった。このカイザー、現時点だと嫌な奴すぎてね……世一にわからされてからは大人しかったから一回ぶちのめしてやるしかないか。

 

 

「なんなのアイツ!? ムカつくムカつくムカつく!! 死ね死ね死ね!!」

 

 

 おいやめろ依桜くん! そこら辺のロッカー蹴るな! なんか変形しちゃってんだけど!? あの細い足のどこにそんなパワーが!? あ、でもストレス値下がるから良き? いや最悪ロッカー弁償でストレス値上がる? ああもうめちゃくちゃだよ……

 

 

「あの姫宮くん、ちょっといいですか?」

 

「あ?」

 

 

 あ、アンリちゃんだ。つか依桜くん怖すぎ、血走った目でアンリちゃん睨むのやめて、縮こまっちゃってるよアンリちゃん。

 

 

「て、アンリちゃんか。どしたの?」

 

「えっと……絵心さんがお呼びです」

 

 

 ん〜? なんか絵心さんに呼び出されましたね、依桜くんなにかやらかした? 

 

 

「来たか姫宮依桜。まぁ座れ、この部屋には俺達以外誰もいない」

 

「……」

 

 

 ……ちょっとシリアスな空気。なんだなんだ、今度は一体何が始まるんだ。まさか依桜くん強くなりすぎてまたどっかに引き抜かれる展開? いやさすがにないか。

 

 

「単刀直入に聞く。先日のUー20日本代表戦、試合の途中からお前には周りの全ての動きがスローモーションに見えていた。違うか?」

 

「……! え? すご! よくわかったね」

 

「やはりか」

 

 

 おーこれはあれですね、クリア・ワールド? っていうアクティブスキルのことです。恐らくかなり希少なスキルなので絵心さん直々に説明してくれるようです。ありがたいですね。

 

 

「恐らくだが……それはタキサイキア現象と呼ばれるものだ」

 

「滝……サイ?」

 

「命の危険が迫るなど、極度の緊張状態に陥ると人間は周囲のものをスローモーションで認識して危険を回避しようとする。それがタキサイキア現象、お前はそれを意図的に使っているということだ」

 

 

 へ〜、今ググってみたんですけど本当に実在する現象みたいですね。さすがに自由に使いこなすとかはフィクションだろうけど夢広がるなこりゃ。

 

 

「ふ〜ん。すごいじゃんタキナンタラ、世界一のストライカーまで後ちょっとってカンジ?」

 

「そんなに単純なものじゃない、ここからが本題だ。確かにタキサイキア現象を自在に引き起こせれば大きなアドバンテージになるのは間違いない。だが考えてもみろ、本来命の危機に瀕してようやく発動する脳の最終手段のようなものだ、なんの代償もなくホイホイと使えると思うか?」

 

「え? 何? デメリットでもあるの? 界王拳的な?」

 

「過去に一人、お前と同じくタキサイキア現象を使うサッカー選手がいた。彼はその圧倒的実力でスターダムにのし上がり、世界一のストライカーまであと一歩だった」

 

「……だった?」

 

「彼が28歳の誕生日を迎えようとしていたある日の事だ、突然激しい頭痛と目眩を訴え、すぐに病院に運ばれたが……その後亡くなった。後の検査で彼は脳に常人では有り得ないほどのダメージを負っていたことが判明した」

 

 

 は……? 亡く……え? 何言ってんだこの眼鏡? は!? 

 

 

「わかるか? 火事場の馬鹿力を常に出し続けていたのと同じだったんだよ、その負荷に脳が耐えきれるはずもなかった、そしてそれは姫宮依桜……お前も同じだ」

 

「……てことはつまり」

 

「今のままその力を使い続ければ、お前も同じ末路を辿ることになるだろう。一概には言えないが……30歳まで生きられる可能性は低い」

 

 

 ……マジで? いやいやいや! おかしいでしょ! これサッカー漫画原作だよな!? なんで命に関わる能力出てくんのよ! 

 

 

「……だから、もう全力でサッカーするのはやめろってこと?」

 

「それはお前次第だ。俺に決める権利はないが……忠告はしなければならない」

 

 

 おいおいおい……どうすんのよこれ……さすがにストレス値えぐい事に……ってもはやそんなこと気にしている場合じゃないよ! 

 

 

「……Uー20の時にさ」

 

「ん?」

 

「思ったんだ。あの時って会場にいた全員ボクのこと知らなくて……多分馬鹿にしてたり、納得してなかったと思う。なんであんなぽっと出の奴がFWなんだとか……色々」

 

「……」

 

「でも、試合が終わったらみんなボクのこと認めてた。それで感じたんだよね、ここにいたボクのことを知らなかった奴ら全員……今ボクが殺してやったんだって」

 

 

 “そうだ……ボクはボクのことを認めない奴らを、まるでおもちゃ箱をひっくり返した時みたいにぐちゃぐちゃにできるから……それが気持ちよかったから……だからサッカーをやってた。それは今も変わらない……けど、もうボクのおもちゃ箱はフィールドの中だけじゃない、日本中……ううん、世界中全部がそうだ! ”

 

 

「まだ世界にはボクのことを知らない人が沢山いる。それをボクのプレーで殺してやりたい! ボクが世界一なんだって認めさせてやる! それなら、自分の命くらい賭けれなきゃ筋違いだよ!」

 

「……そうか、わかった。お前の意思を尊重しよう。だが見殺しにはできない、定期的に医療機関で診察を受けてもらう。それでいいな?」

 

「ちょっとめんどくさいけど……しょうがないね」

 

 

 ……丸く収まったのか? いや別に問題解決はしてないけど……まぁ依桜くんがやるって言うなら私は尊重したいし……てかもう私の操作とか関係ないレベルで依桜くんの覚悟がガンギマリすぎてんだよな。

 

 

「ああそれと、お前宛てのCM出演やら撮影やらのオファーが山のように来てるぞ。毎日トレーニング後はそっちをこなしてもらうからそのつもりで」

 

「……は!? ボク命の危機がどうとか言われたばっかなんですけど……手心とかないの?」

 

「自業自得だ。こっちもアンリちゃんが対応に追われて手一杯、まったくこの忙しい時に……」

 

 

 あ、絵心さんちょっとイラついてらっしゃる? まぁ依桜くんのせいで仕事増えてんなら仕方ない、アンリちゃんいないと家事とか絵心さんがやんなきゃだろうし。

 

 

 “さて……かっこよく啖呵切ったはいいけど、まずは試合に出てバカイザーをぶっ飛ばさないと始まらないよね! 頑張らないと! ”

 

 

 な〜んでぶっ飛ばす対象が味方なんすかね? まぁいいけど、それじゃ試合の日までトレーニングに勤しむとしましょう! 

 

 

 ♦♦♦♦♦

 

 

 

 

「ではこのチームの初戦となるVSスペイン、それに臨むレギュラーを発表する」

 

 

 集まったバスタード・ミュンヘン、そしてブルーロックのメンバー達。そこでマスターであるノエル・ノアがFCバルチャとの試合に出場するレギュラーメンバーを発表しようとしていた。

 

 

「まずはGKにバッハマン、そしてCBにメンサーとビルケンシュトック。右SBにンジャイ、左にザックス」

 

 

 ディフェンスラインはバスタード・ミュンヘンの選手で固まっていた。ブルーロックがFWだらけの人選なのでしょうがないと言えばそれまでなのだが、これで攻撃陣の奪い合いはより過激になった。

 

 

「そしてDMFに……烏旅人」

 

「……! チッ、またかいな」

 

「お前の能力は攻守において優秀だ、特にボールキープ力はチーム随一と言ってもいい。中盤の底でチームを支える柱としての役割を期待する」

 

 

 日本代表戦に続き、またもやDMFとして選出された烏。ストライカーとして思うところはあるが、今は試合に出ることが重要だ。文句は一言に、まずは試合に出られることに安堵した。

 

 

「中央トップ下にネス、そして左サイドの攻撃的MFにグリム」

 

「はい喜んで♪」

 

「そういう運命……」

 

「右のサイドハーフに……御影玲王」

 

「はい!」

 

 

 次々に攻撃陣が発表される。ここでも選ばれたのはワイルドカードを生き残った玲王のみ。残されたレギュラー枠はFW2名、ブルーロックメンバーの緊張感も高まっている。

 

 

「最後だ。CFにカイザー、そして2トップの右に姫宮依桜。以上これがフォーメーションだ」

 

 

 FWに選ばれたのはチーム内のランキングで一位、二位のカイザーと依桜。当然といえば当然、納得の人選だ。

 

 

「今回のフォーメーション、わかっている者もいるだろうがかなり実験的な意味合いが強い布陣だ。従来のカイザーを主軸としたシステムだけでなく、それを喰らう可能性のある御影玲王、姫宮依桜の青い監獄(ブルーロック)式システム。これらがぶつかり合った時、どのような化学反応が起きるか俺は見てみたい」

 

「……待てノア。まさか俺を試してんのか?」

 

「わかってるじゃないか。胡座をかいてると痛い目を見るぞ、堕ちるなよエース」

 

「クソお節介だよ。クソマスター」

 

 

 人によってはかなりの重圧であるだろうノアからのプレッシャーにもカイザーは平気で食ってかかる。

 

 

「だったら証明しろ。俺は結果を出す人間しか使わない。これまでの功績など関係なく……勝てる人間を起用するまでだ」

 

 

 ノアの言葉はカイザーだけでなく、ブルーロックにも向けた言葉だ。今は出場できない者も数値を上げれば出場機会は訪れると。

 

 

「よろしくな依桜、俺の前に散れクソお姫様(プリンセス)

 

「そっちこそ、ぐうの音も出ないくらいぶっ殺してやるから。覚悟しときなクソ王子様(プリンス)

 

 

 フィールドに向かう途中、二人は中指を立てあい挑発する。これはお互いがお互いに対する宣戦布告だ。このネオ・エゴイストリーグ、バスタード・ミュンヘンのエースはどちらか決着をつける戦いの。生き残りを賭けた決戦の第一ラウンド、開始の合図が鳴らされようとしていた。

 

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