例えばこんなゲマトリアの日常   作:スカイブルーホワイトヘアー

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フウカさんは可愛いですよね。


愛清フウカの多忙なる朝

給食部の朝は早い。朝の5時に起きて6時までに支度を済ませて厨房に立つ毎日。

 

フウカ「昨日のうちに仕込みは終わらせたから……今から開始すれば4000人分は作れるわね。材料は……」

 

ジュリ「あっフウカ先輩、おはようございます」

 

フウカ「おはよう。今日も頑張ろう」

 

ジュリ「既に行列が出来てましたね。まだオープンするまで1時間もあるのに……」

 

フウカ「それだけ今日の新メニューを楽しみにしてる人がいるのよ。さ、調理を始めるわよ」

 

ジュリ「分かりました〜」

 

愛用のフライパンとお玉を持ち食材を投入……

 

フウカ「あれ、昨日のうちに仕込みを終わらせた食材は?」

 

ジュリ「ああ、それなら冷蔵庫に……」

 

イズミ「モグモグ」

 

アカリ「あ、おはようございま〜す♪」

 

눈_눈「あんたらさぁ……」

 

ジュリ「……ほとんど残ってないですね」

 

フウカ「……まだ時間はある。間に合わせてみるわよ!」

 

ジュリ「先輩、どちらへ?」

 

フウカ「食材を買いに行くのよ!!ジュリ、あんたはそこの馬鹿達を出禁にしなさい!」

 

ジュリ「分かりました!」

 

ーーー

 

フウカ「なんとか食材は買えたけど……この量じゃ足りないわね。往復する時間もないし……」

 

ベアトリーチェ「おや、フウカ。朝早くにそんな買ってどうしたのです?」

 

フウカ「あ、マザー。実は……」

 

ベアトリーチェ「……何ですって?一大事ではありませんか。……分かりました、私も助力しましょう」

 

フウカ「そんな……悪いですよ」

 

ベアトリーチェ「遠慮しなくていいのですよ。必要な食材リストを貸していただけますか?」

 

フウカ「これです……結構な量が必要なのですが……」

 

ベアトリーチェ「私が往復をすればいいだけの話ですね。ひとまずフウカは買った分の食材を持って調理を始めていてください」

 

フウカ「……すみません。お願いします」

 

ヒナ「……また安請け合いしてる」

 

ベアトリーチェ「生徒が困っていたら手を差し伸べるのは教師として当然ですから」

 

ヒナ「そういう貴女だから好き」

 

ベアトリーチェ「ゴフッ」

 

ーーー

 

ジュリ「あ、先輩。あと10分でお客さんが来てしまいます!」

 

フウカ「大丈夫。必ず間に合わせるから」

 

毎日4000人の食事を作ってきているのだ。調理の速度には自信がある。迅速にかつ正確に。ただし火を通すのは時間を掛ける。

 

イズミ「わぁ〜美味しそ〜」

 

ジュリ「!?貴女は本日出禁です!!」

 

イズミ「そんなぁ〜……新メニューを楽しみにしていたのにぃ……」

 

フウカ「それならつまみ食いなんてするんじゃないわよ。……はい一人前出来上がり。ジュリ、並んでるお客さんは何人くらいいる?」

 

ジュリ「569人です」

 

フウカ「それくらいなら何とかなりそうね。食材も後で持ってきてもらえるから……うん、何とかなる」

 

ゲヘナの食堂は一度に大体100人入る。つまり開店前に100人前を用意出来れば待たせる事なくスムーズに提供ができるのだ。

 

フウカ「ジュリ、いつもみたいにレジと手渡し係を頼んでいい?」

 

ジュリ「はい、大丈夫です」

 

フウカ「ありがとう。……それじゃあ開店しましょうか」

 

ジュリ「分かりました。……食堂オープンします!」

 

ジュリの掛け声と同時に駆け込んでくる客。朝から元気だなぁと思いつつ調理を続けていく。

 

ベアトリーチェ「フウカ、食材はこちらに置いておきますね」

 

フウカ「ありがとうございます!風紀委員長も手伝っていただいて感謝します」

 

ヒナ「気にしなくていい。私はただの付き添いだから」

 

ベアトリーチェ「さあヒナ、あと数回往復しますよ」

 

ヒナ「うん」

 

フウカ「このまま面倒な事が起きなければなんとか……」

 

ハルナ「おはようございますわ」

 

눈_눈「あ、終わったわ」

 

ハルナ「そんな厄介者みたいに扱わないでくださる?」

 

눈_눈「あんたが1番厄介者なんだわ」

 

ハルナ「そんな……私は常連ですのよ!?」

 

눈_눈「いいからさっさと食べて帰って」

 

ハルナ「分かりましたわ。フウカさん、いつも以上に不機嫌ですわね……」

 

フウカ「はぁ……」

 

ジュリ「フウカ先輩、ひとまず100人に提供出来ました」

 

フウカ「了解。今のうちに仕込みをしないとね」

 

ジュリ「……ずっと思っていたのですが今のうちに作り置きをしておけば楽になるのでは?」

 

フウカ「……確かにただ提供するだけならそっちの方がいいわね。でもね、私はなるべく美味しい状態で食べて欲しいのよね。作り置きをしたら冷めちゃうじゃない」

 

ジュリ「先輩……」

 

フウカ「あまり言ってもらえないけれど……美味しいとかまた食べたいとかそう思ってもらえたら嬉しいのよ」

 

ジュリ「……フウカ先輩、一生ついていきます」

 

フウカ「ありがとう。……そろそろ第二陣が来そうね。ここからもっと忙しくなるわよ」

 

ジュリ「はいっ!」

 

ーーー2時間後

 

フウカ「……なんとか乗り切ったわね」

 

ジュリ「先輩、お疲れ様です」

 

フウカ「ジュリもね。ちょっと休んだらお昼の準備を……」

 

ベアトリーチェ「2人ともお疲れ様です。相変わらず見事でしたよ」

 

フウカ「あっ……マザーもありがとうございました。食材を運んでもらえなかったら全員に提供出来ませんでした」

 

ベアトリーチェ「いいのですよ。教師として当然の事をしたまでですので」

 

フウカ「委員長もありがとうございました。お仕事前に申し訳ありません」

 

ヒナ「いいの。ただの付き添いだから」

 

ベアトリーチェ「ではそろそろ私達も風紀委員の仕事に……」

 

フウカ「……あの、手伝っていただいたお礼として朝食を振る舞いたいのですが……」

 

ベアトリーチェ「是非頂きましょう。そういえば朝食を摂っていませんでしたね」

 

ヒナ「だからスーパーに食材を買いに行こうとしたんだよね」

 

フウカ「!でしたらすぐに作りますので数分お待ちください!」

 

2人の分は他の人よりも丁寧に調理する。感謝と労いを込めて。……想いを込めすぎて大盛りになってしまったけれど普段からお世話になっているのでむしろ足りないくらいだ。

 

フウカ「お待たせしました。冷めないうちにどうぞ」

 

ベア・ヒナ「いただきます」

 

フウカ「………」

 

ベアトリーチェ「……とても美味ですね」

 

フウカ「……!」

 

ヒナ「うん。マザーの作ってくれるものより美味しい」

 

ベアトリーチェ「……それは複雑ですね。ですがヒナがそう言うのも納得してしまう味ですよ。毎日食べたくなるほどに」

 

フウカ「……ありがとう、ございます」

 

ベアトリーチェ「……フウカ?どうして泣いて……」

 

ヒナ「……生徒を泣かせた」

 

ベアトリーチェ「ご、誤解です!!私は無実ですよ!!」

 

フウカ「……えへへ」

 

おいしい。また食べたい。そう言ってもらえるだけで嬉しい。だから私はこの場所にいる。これからもずっと。




こんな感じで書いていこうと思います。

本当は過去話にしようか迷いましたがやめました

尚投稿は不定期です
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