例えばこんなゲマトリアの日常   作:スカイブルーホワイトヘアー

103 / 213
早瀬ユウカは計算を狂わされる

ユウカ「おはようございま……えぇ……」

 

「"あっユウカ。おはよう"」

 

ユウカ「……何をしているんです?」

 

「"この角度ならユウカのスカート覗けるかなって。あっ白……"」

 

先生は朝からボコボコに殴られた。それはもう顔面が腫れるほどに。

 

ーーー

 

ユウカ「反省してください」

 

「"ごめんなさい。ユウカなら許してくれると思ってました"」

 

ユウカ「……いいですか?こういう事には順序があるんです。まずは仕事を終わらせて自由な時間を確保してから……」

 

「"えっ仕事を終わらせたら見せてくれるの?"」

 

ユウカ「いやそういう訳じゃ……」

 

「"よし、仕事頑張ろう。今日はよろしくね"」

 

ユウカ「……まあ、先生もやる気になってるしいっか」

 

ーーー2時間後

 

ユウカ「……おかしくないですか?」

 

「"何が?"」

 

ユウカ「仕事が終わる速度ですよ。普段の10倍早いじゃないですか!」

 

「"だってユウカがパンツ見せてくれるって言うから……"」

 

ユウカ「言ってません!!」

 

「"………"」

 

ユウカ「……なんですかその顔。見せませんからね」

 

「"………"」

 

ユウカ「……分かりましたよ。他の子にはこういう事をやらないでくださいね?」

 

「"うん。ユウカにしかやらないよ"」

 

ユウカ「……これで満足ですか?」

 

「"……恥じらいが足りない"」

 

ユウカ「は?」

 

ーーー

 

「"ごべんなざい"」

 

ユウカ「次セクハラしたら許しませんから」

 

「"今日はもうやりません"」

 

ユウカ「今日だけの話じゃないです!さっきも言いましたけどムードってものが……」

 

また説教を始めようとしたがいきなり壁ドンをされる。さっきまでとは打って変わって真面目な顔でこちらを見てくる先生。

 

ユウカ「……えっと……///」

 

「"ユウカ"」

 

ユウカ「た、確かにムードを大事にとは言いましたがいきなりされるとその……///」

 

先生が唇に人差し指を当ててくる。そして互いの顔が近くなっていきこれから起こる事を想像してしまう。

 

ユウカ「(先生の顔が近づいて……えっ嘘、ここでファーストキスを迎えるの?というか先生ってこんなカッコいい人だったっけ!?計算外なんだけど……あっ)」

 

頭をフル回転させている間に触れる唇と唇。その直後まるで時が止まったかのような感覚に襲われる。突如訪れた甘美な時間に思考は追いつかずこの甘い感覚を堪能するしか出来なかった。

 

ユウカ「………」

 

男女が2人きりで部屋にいる以上こうなる事は運命だったのかもしれない。気がついたら彼の背中に手を回して離れないようにしている自分がいる。1回、2回と何度も唇を重ねていくうちに何も考えられなくなっていく。湿った水音とシャッター音しか聞こえない程鼓動が早く……

 

ユウカ「……シャッター音?」

 

ノア「………」ニコニコ

 

ユウカ「うわっ!?ノア!?」

 

ノア「あ、私の事はお構いなく。続きをどうぞ♪」

 

「"……えっと……"」

 

ユウカ「……ノ〜ア!!せっかくいい雰囲気だったのに台無しじゃない!!」

 

ノア「ほら先生見てください。この乙女な表情のユウカちゃん、可愛いですよね」

 

「"あっほんとだ。後で私の端末に送って"」

 

ノア「分かりました♪」

 

ユウカ「……消しなさい!!」




悲報 シャーレの先生遂に生徒に襲いかかる
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。