例えばこんなゲマトリアの日常   作:スカイブルーホワイトヘアー

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やっぱりホシヒナ書きたいなって


空崎ヒナは1番の友人と共に

ヒナ「徹夜明けだけど大丈夫?」

 

ホシノ「まあ1日くらいなら……ふわぁ……」

 

ヒナ「やっぱり眠いんだ」

 

ホシノ「それはそうだよぉ」

 

ヒナ「ちょっと話が出来ればそれでいいんだけど……」

 

ホシノ「まあまあ。他の皆は寝てるし気にしなくていいんだよ」

 

ヒナ「そう?なら遠慮しないよ」

 

ホシノ「うん。……それじゃあやっておきたい事もあるし旧校舎に行こっか」

 

ーーー

 

ヒナ「思っていたよりも遠い場所にあるんだね」

 

ホシノ「まあね。ここに誰かを連れて来るのは先生以外だと初めてだよ」

 

ヒナ「ボロボロの校舎だけど手入れがされてる。これはホシノがやってるの?」

 

ホシノ「うん。定期的に掃除しないと砂が積もって潰れちゃいそうになるんだ」

 

ヒナ「どうしてそんな面倒な事を」

 

ホシノ「まあ色々あるんだよ。でも今日は掃除じゃなくて……」

 

ヒナ「……中庭に小さな……墓?」

 

ホシノ「うん。私の先輩が眠ってるんだ」

 

ヒナ「……そういえば当時のアビドスに所属している生徒は2人だったね」

 

ホシノ「先輩って寂しがり屋だからさ、定期的に会わないと凹んじゃうんだー」

 

ヒナ「……そう」

 

ホシノ「先輩、おはよう。今日は紹介したい人を連れてきたよ」

 

ヒナ「……ヒナです。ホシノにはいつもお世話になっています」

 

ホシノ「実はヒナとは長い付き合いでね。ほら、お揃いのキーホルダーまで持ってるんだ」

 

ヒナ「うん。これは私の宝物」

 

ホシノ「私もだよー……あとね、私に娘が2人できたの」

 

ヒナ「アンドロイドだけどね」

 

ホシノ「周りからはホシノママーとか育児がんばれ!とか誤解されちゃって大変だよぉ……ヒナにもからかわれたしさ」

 

ヒナ「ふふ、ごめん。でもあの時のホシノ、面白い反応してくれてた」

 

ホシノ「ちょっとぉ、先輩に聞かれたら恥ずかしいじゃん」

 

ヒナ「せっかくだからホシノが話さなさそうな事を伝えてあげないとね」

 

ホシノ「うへぇ……酷いよー」

 

ヒナ「……あ、いい事思いついた。ねえホシノ、写真撮ろう」

 

ホシノ「いいけど、急だね」

 

ヒナ「2人で撮った写真をお供えしようかなって。ホシノは今こんなにも楽しそうに生きてるんだって伝えられそうじゃない?」

 

ホシノ「確かに。それじゃあ撮ろっか」

 

ヒナ「えっと……確か撮影する時の掛け声は……わ、わっぴー!」

 

ホシノ「……何その掛け声」

 

ヒナ「?マザーはいつもこうやって撮影してるけど……」

 

ホシノ「そうなんだ……まあそれでもいっか。もう1回掛け声頼んでいい?」

 

ヒナ「……後から恥ずかしくなってきた」

 

ホシノ「そうだよねぇ……あ、じゃあ一緒に言おうよ」

 

ヒナ「それなら……いいよ」

 

ホシノ「よーし、いっくよー。せーの……」

 

ホシノ・ヒナ「わっぴー!」

 

ーーー

 

ホシノ「へぇ、一瞬で現像出来るんだ」

 

ヒナ「便利だよね。あ、写真立てがない」

 

ホシノ「うーん……この封筒に入れて置いておけば見てくれるんじゃない?」

 

ヒナ「それでいいかな」

 

ホシノ「んじゃあ旧校舎に入ってお話しよっか」

 

ヒナ「……ちょっとホシノの先輩に伝えたい事があるから先に行ってて」

 

ホシノ「んー?しょうがないなぁ」

 

ヒナ「……ホシノの先輩、ありがとう。貴女がホシノを守ってくれたからこんなにも幸せな日々を過ごせています。……そして貴女の代わりにホシノを守らせてください。私にとってかけがえのない大切な……親友ですから」

 

そう告げると一礼をして旧校舎に向けて歩き出す。その刹那『ありがとう』と聞こえた気がした。

 

ヒナ「………」

 

ホシノ「ヒナ、こっちこっち」

 

ヒナ「うん、今行く」

 

ホシノ「それじゃあ何の話をしようか」

 

ヒナ「そうだね。こんな話はどうだろう……」

 

小鳥遊ホシノと空崎ヒナ。2人の物語はこれからも紡がれていくだろう。これはそんな長い歴史の中にあるちょっとした日常のお話。




「……いい笑顔だね」

「何の写真を見ているんです?」

「これは……うん、ホシノちゃんにはまだ見せるのは早いかな」

「は、はぁ……」

「(きっと貴女もこの写真のような未来を歩むのだから)」

「………」

「ホシノちゃん?」

「いえ、何というか……久しぶりに先輩のそんな表情を見たので……」

「あ、気づいちゃった?私に大人の色気があることに!」

「……まあ、貴女の年齢は××って設定ですし」

「それだけは言わないでー!」
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