例えばこんなゲマトリアの日常 作:スカイブルーホワイトヘアー
暴風雨になりかねない少女が走って逃げた先にあったのはミレニアムサイエンススクール。セミナーが常時不在でお馴染みの学園だ。
ツキノ「巨大ロボット!なんか大きい蜘蛛!間違いない、ここがミレニアム!ああ、空気が近未来の味がする……」
彼女の口から発せられる言葉の8割は意味を持たないので特に気にしなくていい。それはそれとして彼女がここに訪れた目的は特にない。というのも、彼女は父の部屋にある箱庭のようなものを触ったらこの世界に存在していたので現在満喫しているものの帰り方が分からないので考えないようにしている。
ツキノ「……あれ、財布がない!?どうしよう、あれには大事なものが入ってるのに……」
アリス「!緊急クエストの予感です!」
ツキノ「うわっ!?驚かせないでよアリスお姉ちゃん!」
アリス「お姉……ちゃん?」
脳内に響くエラー音声。目の前の少女はこちらの事を『お姉ちゃん』と呼んだ。つまりアリスは姉でこの子は妹。……いや、幻聴かもしれない。念には念を入れておいた方がいい。
アリス「えっと……もう一度言ってもらえますか?」
ツキノ「だから……驚かせないでよ、アリスお姉ちゃん」
アリス「お姉ちゃん……お姉ちゃん……ふっふっふ、アリスはお姉ちゃんにジョブチェンジしました!!やりました!」
ツキノ「相変わらず大袈裟だね……って何でアリスお姉ちゃんが此処に?」
アリス「大丈夫ですよ、お姉ちゃんが必ず財布を見つけますから!」
ツキノ「おかしいな、話が噛み合ってないような気がするよ」
アリス「探してきますね!」
姉にジョブチェンジをしたアリスは困っている妹?の財布を見つける為にキヴォトス中を回るかの如く猛スピードで駆け出した。財布の見た目も妹?の名前も聞かずに。
ツキノ「……まあいっか。観光に戻ろっと」
ーーー
ベアトリーチェ『灰色ロングヘアーで154cmくらいで名前は小鳥遊ツキノ?とても叡智ですが知らない生徒ですね』
黒服「そうですか。ありがとうございます」
ベアトリーチェ『ところで黒服、名前が小鳥遊という事はまたやらかしたのですね?貴方死ぬ覚悟は出来ていま』
黒服「相変わらずマダムは使えないですね」
ホシノ「そっか。どうにか見つけられたら良いんだけど」
黒服「大丈夫ですよ。こういう時は大体厄介ごとになるので」
ホシノ「まっさかー。そんな都合よく厄介ごとになる筈が……」
アリス「ホシノママー!」
ホシノ「ぐえ」
高速で走ってくる力の加減を知らないアンドロイド少女ことアリスが全速力で体当たりしてくる。初期に比べればだいぶ慣れてきてはいるもののやはり痛い。
それにしても走ってアビドスに来るのは珍しい。他学園から走ってくる来訪者等ハルナ程度しか居ないと思っていたが。
しばらく抱きついて満足したのかホシノから離れこちらに向き直りアリスは一言「お姉ちゃんにジョブチェンジしました!」と告げてきた。
ホシノ「お姉ちゃんに?」
アリス「今は妹が落とした財布を探しています!」
黒服「その妹は髪色が灰色でしたか?」
アリス「はい!」
どうやらツキノと呼ばれる生徒はミレニアムに向かっていたようだ。
今の所大きな事件に発展する可能性はないが問題はそこではなく……
ホシノ「本当に私と……先生の娘かどうか確かめないとね!」
黒服(私は誰とも結婚する気はないので絶対にありえないとは思いますがね。それこそ未来から訪れてきたとかぶっ飛んだ話でもない限り)
とても張り切るホシノとそうでもない黒服。しかし結構な神秘を秘めていたので手元には置いておきたいような感じはするので接触はしてみようと思っている。そしてアリスを含め『ツキノ捜索隊』として動く事になった。
そしてその頃ツキノはと言うとミレニアム内で母と父が訪れたであろうデートスポットの聖地巡礼を行っていた。
何故か続きを書いてしまいました